ヴァイオリン日記

オーストラリア・メルボルンでヴァイオリン弾きをしてます。日常生活で感じたこと、経験した事、きままに更新しています。

発表会無事終了

2014年08月27日 | 教えること

更新が遅くなりすみませんでした

生徒の発表会、無事、終わりました

メルボルンに来て本格的に教え始めて、5年。

当初は、頑固で、変な自尊心があり、しかもつたない英語。

無理やり生徒を自分の形にはめようとしてましたが、

今、考えると若かったな~と反省します

 

オーストラリアにはたくさんの移民がいて、

私が教えている生徒たちのバックグラウンドも様々です。

とにかく、それを理解、リスペクトした上で、

接していく事が大切だな~とつくづく思います。

 

一番長い生徒で約5年。彼女は5歳から教えていますが、

先日、とあるコンクールで優勝できました。

なんだか私が、教師として認められたようで本当に嬉しかったです。

 

これからも、いろいろ生徒に教えてもらいながら成長できたらなと思います。

 

 

 

 


練習とは。。。

2014年08月04日 | 教えること

練習というのは、できない事をできるように訓練するという事で、

まずできない事を把握し、意識できていないと、

練習として時間を使っても、それは無駄という事になります。

そうして、練習してもいっこうに成果がでない、

結果がでないという不幸を生むわけです。

さらには、変な癖がついて、悪くなる可能性も。。

ただ、本人は今の自分がマックスなわけで、それ以上が見えるという事は

誰かから指摘されたりしない限り気づかない場合が多いのです。

そしてそれを受け止められる能力が必要になってくるわけです。

敵を知り、己を知れば百戦危うからず。

 

 


2014 発表会

2014年07月25日 | 教えること

来月23日(土曜日)に、私の生徒たちの演奏会があります。

私は、ひとりの演奏家として、そして教師として、

自分の生徒には、できるだけ多くの舞台を踏んでほしいと思っています。

音楽は本人が楽しむものでもありますが、

愛する家族や、大切な人、友人を幸せな気持ちにさせる場でもあると思うのです。

そういった人を巻き込みながら、感情を共にする事は、演奏する側には、大変心にのこる事だからです。

多少は大変な事もあるかもしれませんが、

だからこそ手に入るものもあると信じています。

お問い合わせは、下記のフライヤーまで。。

 

 

 

 

 

 

 


かけがえのないもの

2014年07月02日 | 教えること

ただいま、スクールホリデー

オーストラリアは移民の国ということもあって

お休み中には国に帰る人や旅行に出る人がかなりいて、

スケジュールを立て直すのが大変なのです。

ということで、私も、レッスンはお休みさせていただいてます

そして、そんなお休み中に、考える事。

散歩しながら、自分の練習の合間のコーヒーを飲みながら、

考えること。。 

 実は。。。なんと。。 結構、生徒のことが大半。

 

やっぱり、教える、育てるのが好きなのであります。

 

はい。。 時々、いらいら、ヒステリックになりながら教えておりますが。。

すみません。。。

オーストラリアに来て、本格的に教え始めて5年ほど。。

私を好いて着いて来てくれてる生徒や

私を信頼してくださってるご両親への想いは、かけがえのないものです。

私の大切な、ひとつの夢は、、、

20年後、大人になった生徒からランチ(もしくは、お酒でもよい)のお誘いをいただくことです

しかも、こんな感じで。。。

電話で。

「 あ、 先生?  今、 近くまで来てるんだけど、お昼、一緒にいかがでしょうか?」

みたいな感じでね。。。(笑

 

私も、恩師とランチしたい!

ちょっと遠いけど、 メールでもしてみよっかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


たからもの

2014年03月12日 | 教えること

教える事とは、与えること。

私が経験してきた事や、その中で感じた事、

それを巻き込む環境にいる大切な人々の意見や、

時にはその結果を。

まだまだ未熟な半人生だけど、

それを生徒たちに、伝えている真っ最中です。

 

「手に入れたものは残らない。

与えたものだけがが残る。」

 

与える事を中心に考えれば、きっとすべては残るはず。

 

私の中に残ってるものはすべていただいたものばかりだから。

 

 

 

 


初仕事

2013年10月27日 | 教えること

先日、初めての試験官を務めました。

今まで、ジャッジされる事が多かったのに、

自分がそういう立場になるとは。。。

とにかく、仕方のないことですが、演奏に成績をつける事は、難しいことです。

自分が好きな演奏と、判断基準とは、時には、違いますから。

葛藤もあるわけです

他の試験官と、口論になることもしばしば。。

 

とにかく、大事なお仕事だったので、その準備には何ヶ月も要しました。

一人ひとりの演奏コメントを書くのが大変でした。

終わった頃には右手がぐったり、頭もがんがん。

かなり、長い時間、集中してました。 

オーストラリアのヴァイオリンレベルは年々上がってきています。

数年前に、エリザベス王妃国際コンクールで優勝したレイチェンをはじめ、

若い世代がどんどん、のびてきています。

これからが、楽しみです

 

 

 

 


子供の才能

2013年06月20日 | 教えること

才能とは育てるものだと私は、信じきっている。

どんな子でも、育て方ひとつと、思っている。

特に音楽の場合は。

私なんて、まだまだ教師としては、新米だけど、今まで生徒を見てきて、

本当に才能があると思ったのは、2,3人です。

それよりも、教師の質や、環境や、

ちょっとの本質的性格のバランスが、能力を大きく分けていると断言します。

 

そして、そのバランスをコントロールするのは、まず教師だと思っています。

教師が、親を教育し、それから、親が子供を教育する。

もし、教師が親の教育に失敗したら、その子の親は、自分の子供は出来が悪いと錯覚する。

そう思っている親も出来が悪くなってしまっているのです。→ 教師の責任。

これは、ちょっと残念な結果。。。

とにかく、私のこの年代で親を教育するには、結構な勇気がいります。

ほとんどが年上ですから。。

それでも、私を信じてくれる親御さんには、120%の力を注いで、二人三脚をしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2月21日

2013年02月21日 | 教えること

今日からちょっとだけお仕事、再開。

どうしても見ておかないといけない生徒を3人呼び出してみました。

呼び出して、すぐ来てくれる生徒がいるって事になんか感動。

教えてる時、なんかすごく久しぶりにヴァイオリンさわった感じ・・・・

ビラランの演奏会あるし、あとは、リサイタルもやりたい。

もうそろそろ、また、モチベーション、コントロールしなきゃ。

元気なことに感謝。

 

 

 

 

 


理想の教師

2012年11月09日 | 教えること

情熱的で生徒を引き込む先生、

オーラがあって生徒に緊張感を持たせる先生、

愛情がたっぷりでお母さんのような先生、

理性的に的確に生徒の欠点をおさえる先生、

かけ離れてる能力があって、生徒を魅了する先生、

友達のように生徒の精神力を理解している先生、

そして、今日の私は、いったい。。。。 どんな先生だったのだろう。

理想は。。。

一番強く思うのは、自分も一生懸命になること。

欲も持たずに、生徒のために。。。。

 

 

 


30年後の自分

2012年11月06日 | 教えること

ありがたいことに、週75人くらい(?)の生徒をヴァイオリンレッスンをさせていただいてますが、

いろいろな生徒やご家族がいらっしゃいます。

性格も、生活レベルも、ヴァイオリンに対しての価値観もそれぞれ。

 

 

でも、私は、自分の価値観を変えません。

ヴァイオリンを通して育てたい性格も、教えたいことも、私のヴァイオリンに対する価値観も。

(変えられそうな強烈な出来事もありますが。。。。)

 

 

はじめて、問い合わせてくる生徒さんや、親御さんにそんなことを、まず確認するのが、重要だと思ってます。

そこで、縁がないこともありますが、ずっとこれからも続いていくであろうご家族に恵まれることもあります。

 

目標は30年後。 立派に成長した生徒たちとともに、自分も成長していたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最小ヴァイオリン

2012年06月28日 | 教えること

ヴァイオリンにはサイズがあって、このヴァイオリンは、なんと64/1という大きさ。

直径たぶん30cmくらいでしょうか。なかなかないサイズです。

私の指では、一本の線を押さえるのでも苦労します><

生徒さんのものをお借りしました。

ちなみに、この楽器のオーナーは数ヶ月前までは、さらに小さい74/1を使用されてました

こんな小さなヴァイオリンでも、立派に音は奏でられています

 

 

 


子供の未来

2012年04月09日 | 教えること

日のないところに芽はでてきません。

正しい環境がなかれば、才能も開花されないということです。

 

水をあげなければ、枯れてしまうし、 

あげすぎれば、腐ってしまう。

日がなければ育たないし、

照りすぎても枯れてしまう。

 

その種は、無限の未来を持っているはずで、

その未来は、あなたが作っているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ピンク

2011年12月15日 | 教えること

生徒のお葬式に出席してきました。

家の近くのカトリック教会で行われました。

家族の意向で、黒の服や正装ではなく、

特に彼女の好きだったピンクを服装に入れてほしいとのことで、

集まった約300人の服装はとっても晴れやかでした。

皆、悲しみをこらえて、旅立ちをお祝いする、そんな雰囲気でした。

そして、私は、心をこめて演奏してきました。 

本当に心を込めました。

彼女に届きますように。。

 

 

 

 


残酷な運命

2011年12月07日 | 教えること

今朝、知らされた悲しい事実。

私の生徒の一人が

昨日の夜に突然、喘息の発作によって、他界したとのこと。。。。

昨日、会った最後のレッスンの時にはぜんぜん元気だったのに。。。

私の今日は、一日時間がとまったまま。。。。。

怖さで震えて、涙が止まらず。

まだまだ幸せな人生がこれから待ち受けてだろうに、まだ13歳。

なんて運命とは残酷なんだろう。

 

 

 

 

 


感謝

2011年12月06日 | 教えること

学校では、弦楽室内楽の授業も受け持ってるのですが、

今年最後のレッスンが先日ありました。

私の下手な英語の授業に皆、よく耳を傾け、立派についてきてくれたと思い、

その旨を伝えると。。。。。

ある生徒(ビオラ担当の15歳)が私の横に来て、

なんと手作りの色紙(皆のメッセージが書いてあるもの)とチョコレート

生徒達の拍手とともに手渡されました

 

私は涙がでそうでしたが、こらえて、こらえて。。。。。

 

そこには、「すばらしい先生でいてくれてありがとう」 と約20人の生徒達のメッセージが

私は、自分にあるものすべてをできるだけ与えて、吸収してもらいたいという一心で、

時にはかなり厳しく教えてきましたが、

でも、子供達の感性や文化、習慣などをまず自分が吸収することにも努力しました。

その気持ちが生徒達に伝わってた気がし感無量でした。

 

そして、感謝すること、それを伝えること、そんなかんたんな事に、時間をかける重要さを、

まだ10代半ばの子供達に教わりました。