こんにちは!!
11~12日と能登へ行ってきました!!
今回は、「能登ふるさと博」という能登半島のイベントの中の「蔵コンサート」という企画で、お招きいただき楽しく演奏してきました!
蔵コンサートは、名前のとおり能登の伝統ある蔵の中でコンサートを開くというもので、輪島などの多くの蔵が記憶に新しい昨年春の能登半島地震で倒壊してしまい、その復興のプログラムの一環として修復した伝統ある蔵の中でコンサートを、という企画でした。
おれが演奏してきた古窪邸の蔵も倒壊し修復して甦った蔵なんだよね。
古窪邸の蔵は、倒壊したことが全く考えられないくらい素晴らしく修復してあって、もともとは輪島塗の工房だったこの蔵の百年以上の歴史が素敵な空間と雰囲気をつくっている。
そこにグランドピアノが一台置いてある。
こんな素敵な空間で演奏できること、本当に幸せでした!
今回は、いつも一緒に演奏している日本のブラジル音楽界の大御所・加々美淳さんをお誘いしてDuoで行ってきました♪
BossaNova、Samba、ショーロの名曲や、おれのオリジナル曲…。
おれと淳さんが奏でる音が伝統ある甦った蔵の中に響きわたる。
熱心に楽しそうに聴いて下さるお客さまやスタッフの方々。
蔵という空間で、お客さまとの距離もとても近くて、
演奏するおれたちもお客さまもスタッフも、
本当に会場が一体となった素敵なコンサートになりました!!
いや~、いい時間でした!!
聴いて下さったみなさま、本当にありがとう!!
今回は本当にたくさんの素敵な出会いがあったよ。
輪島はなにしろ人々が明るく情が厚くエネルギーがある!
輪島は人口が三万人くらいしかいない小さな街で過疎が進んでいるらしいんだけど、
「まちづくり輪島」という第三セクターの会社が中心となって、すごく街の再興に力を入れている。(今回のコンサートもまちづくり輪島が運営してくれた!)
まちづくり輪島のスタッフの方が輪島について本当に楽しそうに熱心に説明してくれるのを聞いていて、街を愛している人たちが輪島の伝統をこわさずしっかり守るカタチでのこの街の再開発、これから本当に楽しみだなぁと思ったよ。
それから今まで知らなくて恐縮だけど、
若い塗師たちが漆塗りを勉強しにたくさん輪島に来ているんだよね。
彼らともいろいろ話せたんだけど、
本当に漆塗に情熱と夢を持っていて、
漆塗という日本には絶対かかせない伝統工芸の道を、同世代やもっと若い人たちが一生懸命志していることが本当にうれしく、とても刺激になった!!
帰りには、演奏した古窪邸の前にある酒蔵「白藤酒造」に寄って銘酒「白菊」をお土産に買ったんだけど(演奏後に白菊を飲ませてもらったら、あまりに美味しいんだもの!!)、
せっかくってことでおかみさんが酒蔵の中を特別に見せてくれた!!
白藤酒造の蔵も震災で大きく倒壊したらしく、それを建て直したんだって。
酒造所が続けられるかどうかくらいの被害だった大変な震災を乗り越えて今あの美味しいお酒があるんだね。
素晴らしいことだと思う!
震災は本当に大変な出来事だったけど、
それ以上の街の人々のエネルギーが新しい歴史を創っていくんだね。
最後に…、
今回はたまに演奏させていただいている藤沢善行のカフェバー音ノ杜さんとそこでのお客さまからの紹介という縁で今回蔵コンサートに出演することになったのです。
ありがとうございました!!
それから、
なんといっても演奏した古窪邸の古窪さん、そして地域の方々とスタッフの方々。
おれたちが来るということで本当にいろいろともてなして下さってもうホント感謝感謝感謝です!!!
本当に素敵な時間と貴重な体験が出来たよ。
なんか演奏に行ったのにエネルギーをもらったなぁ(笑)
今回のコンサートに関わった全ての方々と、能登に…
本当にありがとう!!!!!
古窪邸の2階。こんな雰囲気良すぎな場所が控室(笑)
伝統ある日本家屋で、
数年前には映画「釣りバカ日誌17」の舞台にもなりました。
輪島から見た日本海。
湘南の海とはやっぱり全然違うなぁ(笑)
Ryotaro