11/3(祝)の平塚KANAFUでの【今井亮太郎ソロプロジェクトVol.60 〜独 奏〜】LIVEレポート、いきます\(^o^)/
久々の開催となった今井亮太郎の地元・平塚KANAFUでの“独奏”LIVE。
この日はご予約で超満席!!
嬉しい限りです!!
本当にありがとうございます\(^o^)/
KANAFUでの“独奏”LIVEは、亡き母・今井美智子の水彩色えんぴつ画を展示する中でピアノだけで綴っていくという趣向でお届けしています。
「今井亮太郎のルーツを辿る」というイメージが大きなテーマのひとつなんだよね。
KANAFUのピアノはとてもよく響く。
弾いていて楽しいピアノなんだよね(*^^*)♪
超満員のお客様。
素晴らしいピアノ。
秋の昼下がり。
そんな最高の雰囲気・最高の環境の中でピアノ一本で奏でる。
いよいよLIVEスタートです!
Antônio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン)とVinícius de Moraes(ヴィニシウス・ジ・モライス)のコンビによる、愛を美しく歌い上げる楽曲「Amor em Paz(平和な愛)」からLIVEはスタート。
2曲目、3曲目は、「Pra Você(あなたへ)」「大磯の小さなイタリアン」。
僕がこの街に生まれ、ブラジル音楽に魅せられ、そして湘南とリオに育まれながら制作したアルバム『湘南-リオデジャネイロ』からの楽曲をピアノだけで♪
『湘南-リオデジャネイロ』はメジャーデビューに繋がった、僕にとってとても大切な作品なんだよね(*^^*)
「Folhas Secas(枯葉のサンバ)」は、“自分が老いていってもSambaは受け継がれ次の世代にも継承されていくこと”を歌った美しい楽曲。
一般にはまだまだ知られてないけど、Sambaは本来はとてもたくさん美しい楽曲がある。その代表的な楽曲だね。
ブラジル音楽を奏でる僕にとって、この曲は本当に深く、意味のある楽曲だ。
この季節にふさわしいようにゆるやかなテンポで淡く奏でたよ。
続いて「Desafinado(ジサフィナード)」。
“キミは僕のことを音痴というけれど…”と始まるこの楽曲は、自分の中にある愛を伝える楽曲。
亡き母がBossaNovaの曲の中でもDesafinadoが好きだったんだよね。
母の絵に囲まれてのLIVEということで選曲したよ。
「ムーンライト・セレナーデ」は、『ピアノ・カフェ〜ヒーリング・ボッサ〜』Ver.♪
Samba Canção(サンバ・カンサォン)というSambaのバラードにアレンジしてるんだよね。
「月の光の中であなたに愛を歌う」。
かわいらしい楽曲だよね♪
今月はスーパームーンもあるけれど、秋は月の綺麗な時期。
15:00〜16:00くらいの青空の中に浮かぶ大きな月がけっこう好きなんだよね。
こちらも『ピアノ・カフェ〜ヒーリング・ボッサ〜』から「美女と野獣」。
この日はお子様のお客様も多数(*^^*)
「美女と野獣」はわかったかな〜?笑
「美女と野獣」の物語に、母の絵手紙作品にも少し重ねたんだよね♪
そして「月の光満ちて」。
この日この楽曲を選曲したのは、熊本に先日演奏に行き熊本の生きる力強さを感じたのと同時に、まだ震災の爪痕の深く残る街を目の当たりにして、いろいろ感じてきたからだ。
月は世界どこでもすべてのもの、すべての人を平等に照らす。
月の光がたくさんの人々に注ぎますように。
世界の全ての人に月の光が届くように祈りを込めて。
ピアノだけの世界に没頭して奏でていたら、あっという間に1st stage最後の楽曲に!
1st stageラストは、「限りなく青いブルー」。
「限りなく青いブルー」は、長野県にある車山高原や霧ヶ峰高原で見た真っ青な空がモチーフなんだ。
小さな頃に亡き両親がよく車山や霧ヶ峰に連れて行ってくれた。
高原の上の青空は、湘南の海で見る空よりもはるかに濃くて深くて吸い込まれるようなんだよね。
秋に車山や霧ヶ峰のあたりへ行くと、途中にカラマツがたくさんある。
カラマツは針葉樹で針のような葉が黄色く紅葉するんだけど、落葉する時に金色の吹雪みたいになるんだよね。
この日の「限りなく青いブルー」は、そんなイメージで奏でたよ♪
休憩中には、お客様たちがみなさま母の絵を熱心に観てくださいました。
展示したのは母・今井美智子が亡くなるまでの2ヶ月半の間に描いた絵手紙作品たち。
水彩色えんぴつで描き綴ったたくさんの色えんぴつ作品たちは、「生きてるって、ささやかな幸せにいっぱい溢れてて、本当に素敵なことだよね!」と、いつも語りかけてくれるんだよね。
生命の躍動と感動、愛に溢れている母の作品たちを心から誇りに思う。
そして、たくさんのみなさまがこうして亡き母の作品を大切に観てくださること、感謝でいっぱいです。
ありがとうございます!
さぁ、2nd stage♪
最初の楽曲は「Rosa(薔薇)」。
ブラジルの伝統音楽Choro(ショーロ)の中でも、とても美しいワルツの楽曲。
およそ100年前のPixinguinha(ピシンギーニャ)というFlute奏者の人の楽曲だ。
この曲をピアノだけで奏でると、自分の中にあるブラジル音楽の最も大切にしている深いところが解放される。
Jorginho do Pandeiro(ジョルジーニョ・ド・パンデイロ)、Celsinho Silva(セウシーニョ・シルバ)のChoroの大巨匠親子にずっとお世話になっている僕にとって、本当に特別な楽曲のひとつだ。
平塚はかつてバラの生産地として名を馳せた街。
ということで、「Rosa」に続いてバラの楽曲特集を♪
平塚のプロモーションCMの楽曲にもなった僕の楽曲「セピア・ホーザ」。
セピア色の薔薇。
“薔薇は、色褪せても輝きを失わない。記憶の中で永遠に咲き誇り続ける。”
そんな想いを込めて作曲した楽曲だ。
そしてJobimのアンニュイな名曲「Chovendo na Roseira(バラに降る雨)」。
今、再びバラの街として復興しようとしている平塚の街。
僕の生まれ育った街の美しいバラたちが雨に濡れながら輝く様をイメージして奏でたよ。
そのままJobimの愛の楽曲「Dindi」。
“空よ、流れる雲はどこへ行くのかわからない。とりとめのない話を葉っぱに呟く風。それは僕たちの愛の物語。”
真実の愛とはどういうものなのか。
そんな人間の永遠のテーマを直視したこの楽曲は、奏でるほどに深い真実を語りかけてくれる。
「雨上がりの午後」。
そう、先日コンビニのローソンに寄ったら流れてた僕の楽曲!!
この曲を聴いたのだ(笑)
せっかくだから、やらないとね♪
雨予報だったけど、晴れたし!
お客様も手拍子で大盛り上がり!!
続いて「透明な砂」。
“深い悲しみは消えることはないけれど、外に出てみると風は優しくて、今はもういない人もずっと背中を押してくれる気がする。”
この楽曲は、実は母が亡くなった後に1人になった父の想いをイメージして作曲した楽曲なんだ。
結局、父も母が亡くなった2年後に亡くなってしまったけど、両親が僕の音楽を何よりも大切にしてくれたからこそ、今の自分がある。
本当に感謝しかない。
この楽曲は、この日に絶対に演奏したかったんだ。
そして「透明な砂」に続いて、母の絵手紙作品からインスピレーションを受けて作曲した「色えんぴつ」♪
この楽曲を母の作品に囲まれてたくさんのみなさまの前で演奏できること、本当に幸せを感じるよ。
大切に大切に、想いを込めて奏でさせていただきました。
芸術家や音楽家の作品を生み出していく苦悩を描いて作った楽曲「パブロの横顔」。
パブロはパブロ・ピカソのことで、この楽曲はピカソをモデルにしたんだ。
“華やかな作品たちを生み出していくその内側は実は孤独で、戦っている。その姿を横で見ていた人だけが本当の素顔を知っている。”
情熱的に歌い上げるように奏でたよ。
楽曲のラストでは会場はたくさんの手拍子!
最高のボルテージに!!
プログラムのラストは、「橙」。
“大切な人、大切な場所を想ったら、日本には橙色という美しい色がある。大切だからこそ暖かく優しくて、大切がゆえにちょっぴり切なくて。”
この日たくさんお集まりいただいたすべての人と、すべての人の大切な人たちへ心から贈ろうと思って奏でました♪
大きな拍手!!
ありがとうございます\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
アンコール!!!
アンコール1曲目は、「時の指輪」。
“アクセサリーは誓いや継承の象徴だけど、実は時間こそが誓いや継承を表す掛け替えのないアクセサリー。”
そんな想いで作曲したChoroの楽曲。
亡き両親、たくさんの大切な仲間たち、大切な人たち、目の前のたくさんの大切なみなさま。
すべてに心から感謝いっぱいに奏でたよ♪
ありがとう!!!
そして、この日最後に奏でた楽曲は、やっぱり「浜辺の歌」。
母の絵を飾りながらの独奏LIVEで必ず奏でる楽曲。
“…だから、息子のつくる曲の中に「浜辺のうた」がなっているような気がするのです”
母の水彩色えんぴつ絵手紙作品の一枚にある一節だ。
今、自分がここにいられるのは、素晴らしい母、素晴らしい父、そしてたくさんの大切な方々が僕にたくさんの愛を注ぎ、一生懸命支えてくれているからこそ、だ。
その本当に大きな大きな愛が、この絵手紙「浜辺のうた」一枚におさめられている。
実は、この絵手紙「浜辺のうた」は、僕は母が亡くなってから存在を知った一枚なんだ。
僕に送ろうとしたのか、そうでないのか、今ではもうわからないけど、でも間違いなく母から僕へのメッセージだ。
本当に感謝しかない。
母へ、父へ、そしてたくさんのみなさまへ、大きな感謝を込めて奏でさせていただいたよ。
昼下がりから夕暮れ刻の深まる秋を感じながら、ピアノ一本で心を込めて奏できった、今回の独奏LIVE。
LIVEでは、みなさま一生懸命聴き入ってくださったり、笑顔いっぱいに手拍子してくださったり。そして、中には涙してくださる方も…。
僕自身が今井亮太郎のルーツを辿っていくLIVE。
僕にとってとても深く、そしてとても大切なLIVEとなりました!
来てくださったみなさま、ありがとうございました!!!
素晴らしいピアノコンディションと雰囲気を創ってくださいましたKANAFUのみなさま、ありがとうございました!!
本当に感謝でいっぱいです!!
本当に、本当に、ありがとうございました!!!
また、ぜひ母の絵とのコラボレーション独奏LIVE、企画したいと思います!!
Muito obrigado!!!!!
【11.3(祝)KANAFUプログラム】
<1st Stage>
・Amor em Paz - 平和な愛 - / Words by Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
・Pra Você - あなたへ - / Composed by Ryotaro Imai
・大磯の小さなイタリアン - Uma Trattoria em Oiso - / Composed by Ryotaro Imai
- MC -
・Folhas Secas -枯葉のサンバ- / Written by Nelson Cavaquinho, Guilherme de Brito
・Desafinado - ジサフィナード - / Words by Newton Mendonça / Composed by Antônio Carlos Jobim
・ムーンライト・セレナーデ - Moonlight Serenade - / Words by Mitchell Parish / Composed by Glenn Miller
・美女と野獣 - Beauty and the Beast- / Words by Howard Ashman / Composed by Alan Menken
・月の光満ちて- Lua Cheia Iluminando - / Composed by Ryotaro Imai
- MC -
・限りなく青いブルー - Mais Que Azul - / Composed by Ryotaro Imai
<2nd Stage>
・Rosa - ホーザ(薔薇) - / Composed by Pixinguinha
- MC -
・Sepia Rosa - セピア・ホーザ - - あなたへ - / Composed by Ryotaro Imai
・Chovendo na Roseira - バラに降る雨 - / Written by Antônio Carlos Jobim
・Dindi - ジンジ - / Words by Aloysio de Oliveira / Composed by Antônio Carlos Jobim
・雨上がりの午後 - Tarde após a Chuva - / Composed by Ryotaro Imai
- MC -
・透明な砂 - Areia Transparente - / Composed by Ryotaro Imai
・色えんぴつ - Lápis de Cor - / Composed by Ryotaro Imai
・パブロの横顔 / Composed by Ryotaro Imai
- MC -
・橙 / Composed by Ryotaro Imai
En:
・時の指輪 / Composed by Ryotaro Imai
・浜辺の歌 / Words by Kokei Hayashi/Composed by Tamezo Narita
* * *
さてさて、今井亮太郎ソロプロジェクト“独奏”LIVEは、11.16(水)19:30〜 吉祥寺Stringsでも開催されます♪
独奏LIVEは東京では初開催!!
この日とはまた一味もふた味も違った“独奏”をお届けしますよ〜!
ぜひぜひお楽しみに(*^^*)
♪11.16(水) / Strings(吉祥寺)
【今井亮太郎ソロプロジェクトVol.61~ 独 奏 in Tokyo ~】
今井亮太郎(Piano)
オ-プン * 18:30~
ステージ * 19:30~, 21:00〜
チャージ * 2,900yen
※ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel : 0422-28-5035
-
Strings -
東京都武蔵野市吉祥寺本町 2-12-13 (TNコラムビル地階)
0422-28-5035
[フライヤー紹介文]
– 情熱的でクールなブラジルピアノ。-
ピアノ一本だけで奏でる晩秋に、より深みを増す名曲の数々-。
ブラジルピアノを極め続ける今井亮太郎がお贈りする、
人気のソロライブシリーズ「独奏」が初の東京開催。
東京公演を記念して、この日初演の新楽曲を披露!
指先から生み出される最高のグルーヴと、は、溢れる曲への想い、
そして、この夜限りのサウンドにどっぷり浸れる特別な時間をご堪能ください。
* * *
☆その他の今井亮太郎LIVE info☆
♪12. 19(月) / KAMOME(横浜 馬車道)
【今井亮太郎ソロプロジェクトVol.62 - Ryotaro Trio Brasil Christmas -】
メンバー *
今井亮太郎(Piano)
“Alex”Alexandre Ozaki(Drums)
大森輝作(Bass)
ステージ * 20:00~
チャージ * ¥3,500
※ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel : 045-662-5357 (KAMOME : 営業時間のみ)
-
KAMOME -
神奈川県横浜市中区住吉町6-76
JR 関内駅 徒歩5 分、市営地下鉄 関内駅 徒歩3 分 みなとみらい線 馬車道駅 徒歩5 分
045-662-5357
[フライヤー紹介文]
– 今年のクリスマスを特別にするのは、キンと冷えたボサノバ。 –
クリスマスの季節に聴きたい、クールで情熱的なブラジルピアノ。
今井亮太郎が1年に1度しか演奏しない名曲の数々。
特別なこの夜のためにドレッシーに着飾った楽曲たちと、幸せな時間をお過ごしください。
☆ ☆ ☆
♪2017. 1.16.(月) / JZ Brat Sound of Tokyo (渋谷)
今井亮太郎グループ 〜ヘンデル・メンデル・ブラジルピアノ〜
Ryotaro Imai Birthday Live
メンバー *
今井亮太郎(Piano)
赤羽泉美(Flute)
露木達也(Guitar)
外園健彦(Guitar)
大森輝作(Bass)
“Alex”Alexandre Ozaki(Drums)
Francis Silva(Percussion)
Open * 17:30
Show Time * 1st:Start 19:30 2nd:Start 21:00
Live System * 予約¥5,000 当日¥5,500
*ご予約・お問い合わせ
tel : 03-5728-0168(平日15:00~21:00)
JZ Bratのwebにて24時間予約受付中!!
-
JZ Brat -
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2F
03-5728-0168
[フライヤー紹介文]
〜一番戻りたい、あの時代へタイムスリップ。〜
とびきりヘンテコで、一番自由だったあの頃。
戻りたいけど戻れない。もし戻っちゃったら帰れない!?
今井亮太郎が誕生日にお贈りする、やんちゃだった時代の“ピアノ遊び”。
宝物が詰まったおもちゃ箱をひっくり返したような、何でもありのカラフルなブラジルピアノで、
渋谷の街を縦横無尽に遊びませんか?