昨日は馬車道KAMOMEにて【今井亮太郎ソロプロジェクトVol.58 - Ryotaro Trio Brasil - 】でした!
たくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございました\(^o^)/
新緑の季節の5月ということで、「Musica Verde(緑の音楽)」をテーマにお贈りした今回のLIVEは、
~夜が明けて、森林に淡い雨が降り注ぐ。
雨が上がって濡れた木々たちは、光りが射してキラキラ輝き、大地は潤い大きなエネルギーを僕たちに与えてくれる。~
こんなイメージで物語のように構成して奏でました(*^^*)
1stは「森林と雨」stage。
新緑は雨が降ったあとが一番美しいと思う。緑が生き生きする。
Sambaの名曲「Alvorecer(夜明け)」からLIVEは始まります。
「夜明けとともに花が開くのを見てみて。苦しみは希望に変わる…。」
そんな歌詞から始る楽曲。
夜が明けて、Musica Verdeの物語のスタートです。
続く「藍の葉」は一見雑草のような藍の葉っぱを見て、この誰も知らないような草から世界の人々が愛する藍染めが生まれることにインスピレーションをもらって作曲した楽曲。
そして、今が旬の美しいバラにも雨が降り注ぐ。Antônio Carlos Jobimの名曲「Chovendo na Roseira(バラに降る雨)」。
僕のLIVEで演奏するのは初めてかな。大好きな楽曲「Chuva(雨)」。
僕が最も影響を受けた音楽家の一人、オルガン奏者のWarter Wanderleyの『Rain Forest』というアルバムに収録させれていて、雨の日に必ず聴きたくなる楽曲だ。
いつかピアノトリオで奏でたいと思っていたけど、まさにそれが昨日叶った♪
「雨の日曜日」。
続いて、名曲「Chove Chuva(ショヴィ・シュヴァ)」。
ただただ降り続く雨が、気持ちをさえぎるように。。。
そうそう、「Chove Chuva」では、「Chove chuva~ Chove sem parar」のところをAlexと僕だけでなく大森輝作もコーラスに参加。珍しい光景でしょ(*^^*)
高原から見る空とそこに吹き込む風をイメージして作曲した「限りなく青いブルー」。
新緑の季節に奏でたかった♪
そして1st stage最後は、「紫陽花」。
これから来る、紫陽花が待ちに待った梅雨の季節。
紫陽花は雨に濡れるといっそう美しさを増し、雨は紫陽花が咲き誇っていると優しく感じる。
一年に一度、必ず会えると約束しているように。。。
昨日身につけていた大きなペンダントは、グラスや瓶などのガラスの破片が長い年月海に流れて浜辺たどり着いたシーグラスの作品。
僕の「紫陽花」を聴いてそのインスピレーションからシーグラス作家sea-遊さんの制作してくださったものだったんだ(*^^*)
そうそう、休憩中にはお客様にこんなことをお願いしちゃいました!
今年もやります!七夕飾りψ(`∇´)ψ
湘南の夏の風物詩「湘南ひらつか七夕まつり」(今年は7/8~10に開催)に今井亮太郎チーム“湘南マランドロ”で毎年出している七夕飾りのお花制作。
みなさま、めっちゃくちゃ仕事が早い!あっと言う間に終わっちゃいました(*^^*)
2ndは「森林に射す光と大地」stage。
雨が降ったあとはの森は、陽が射し込んでキラキラ光り輝く。木々は根を張り大地を作る。
「Olha Pro Céu(空を見上げて)」は、Antônio Carlos Jobimの名盤『Wave』に収録されていた楽曲で、中学生くらいのころこのアルバム『Wave』の中で「Olha Pro Céu」ばかり聴いていたんだよね。
そんな話をMCでしたら、LIVE後、KAMOMEのマスター佐々木さんも「そうなんだよ~!あの曲ばかりオレも聞いてた!」なんておっしゃってくれて、嬉しかったな~♪
「雨上がりの午後」。
“まだ雨がパラパラ降っているけど、もうすぐ雨は止むから、雲の切れ間から見える光の向こうまで傘を閉じて歩いていこう”
雨が止んで光が射す。
自然の大きい躍動を歌ったCaetano Velosoの名曲「Luz do Sol(陽の光)」。
とても美しい楽曲で、久しぶりに奏でたよ。
続いて、Djavanの「Flor de Lis(ユリの花)」。
軽快で華やかなメロディーに乗る歌詞は実は失恋の内容。
AlexのバニラVoiceが光りました(*^^*)
「O Morro Não Tem Vez(ファヴェーラにチャンスはない)」は大地のエネルギー、生きる力を強く感じる楽曲。
AlexのBatucada、そして大森輝作のBassソロがカッコ良かった\(^o^)/
コーラスマイクがあることもあり、昨日はMCもしゃべりまくっていた大森輝ちゃん。茨城弁全開!(笑)
そして、ピアノトリオでは初めて奏でた僕の作品「色えんぴつ(Lápis de Cor)」。
毎日の中にある「ささやかな幸せ、生命の躍動」を表現したかったんだ。
「月の光満ちて」、そして昨年作曲した「パブロの横顔」。
僕たちは大地のエネルギーをもらって、心の奥底から想いを叫ぶ。生きている。
地に足をつけてるからこそ、太陽から、森から、水から、月から…たくさんのエネルギーをもらえる。
大きな感謝を感じて、そのエネルギーを音にして奏でたい。
そんな想いを抱きながら奏でたよ。
ラストは「Sepia Rosa(セピア・ホーザ)」。
「薔薇は色褪せても輝きを失わない」
僕がこの日身につけていたストールは、バラ染め。服飾デザイナーいさらあんどさんの染物作品だ。
最初はこのストールはバラの花のピンク色だったんだ。
数年の時間を経て、この色になった。
今だからこそ、今の自分だからこそ、身につけたい美しい色。
まさにセピア・ホーザのイメージだよね。
みなさまの中にあるセピア・ホーザがいつまでも輝き続けるように…。
そして、アンコール!
今夏はリオデジャネイロ・オリンピックというのとで、華やかに「リオデジャネイロー東京」を演奏!
会場は大きな手拍子!嬉しいね\(^o^)/
そしてこの日最後に奏でた楽曲は「Vento Suave(穏やかな風)」。
僕がリーダーだったバンド“プライアプライア”の2ndアルバムにかつて収録した楽曲。
「100年経っても1000年経っても同じ季節には同じ風が吹き、同じ花の香りがする。時間を超えても感じるものは変わらない。」
そんな想いを込めた楽曲を、このLIVEでこそ奏でたかった。
久しぶりに奏でる楽曲があったり今井亮太郎のイメージの海とはまた違ったイメージで構成してみたり、とても心地よく奏でさせていただきました!
そして僕自身にも新たな発見の多いLIVEにもなったよ♪
Alexのナチュラルなグルーヴと歌、大森輝作の大きな大地を思わせるやわらかいBassの音色。
素晴らしい仲間とともに気持ちを込めて、音の森林浴をいっぱいに楽しみながらPianoを奏でました!
まさにピアノトリオでしか出せないサウンドで、いつもはあまり演奏しない久しぶりの楽曲もたくさんあり、奏でていて楽しかったな~(*^^*)
またこんな音の森林浴LIVEも企画したいと思います!
いつもあたたかく応援してくださるみなさまがいて楽しく奏でさせていただいています!
感謝でいっぱい!!
Muito obrigado!!!!!
【5.26 今井亮太郎ソロプロジェクト at KAMOMEプログラム】
〈1st stage〉
♪Alvorecer - 夜明け - / Written by Delcio Crvalho, D.Ivonne Lara
♪藍の葉 - Folhas do Indigo - / Composed by Ryotaro Imai
♪Chovendo na Roseira - バラに降る雨 - / Written by Antônio Carlos Jobim
♪Chuva - 雨 - / Written by Durval Ferreira, Pedro Camargo
♪雨の日曜日 - Domingo com Chuva - / Composed by Ryotaro Imai
♪Chove Chuva - ショビ・シュヴァ- / Written by Jorge Ben
♪限りなく青いブルー - Mais Que Azul - / Composed by Ryotaro Imai
♪紫陽花 - Ajisai - / Composed by Ryotaro Imai
〈2nd stage〉
♪Olha Pro Céu - 空を見上げて - / Written by Antônio Carlos Jobim
♪雨上がりの午後 - Tarde após a Chuva - / Composed by Ryotaro Imai
♪Luz do Sol - 陽の光 - / Written by Caetano Veloso
♪Flor de Lis - ユリの花 - / Written by Djavan
♪O Morro Não Tem Vez - ファヴェーラにチャンスはない - / Words by Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
♪色えんぴつ - Lápis de Cor - / Composed by Ryotaro Imai
♪月の光満ちて - Lua Cheia Iluminando - / Composed by Ryotaro Imai
♪パブロの横顔 / Composed by Ryotaro Imai
♪セピア・ホーザ - Sepia Rosa - / Composed by Ryotaro Imai
En:
♪リオデジャネイロー東京 - Rio de JaneiroーTokyo - / Composed by Ryotaro Imai
♪Vento Suave - 穏やかな風 - / Composed by Ryotaro Imai
* * * * *
さてさて、次の今井亮太郎LIVEはいよいよ7.4(月)の赤レンガ倉庫Motion Blue YOKOHAMAでの
【今井亮太郎グループ 深海魚のサウダージ-エキセントリックな夜-】です!
誰も知らない今井亮太郎のマイワールド。深海魚のように海底に潜み、いつか太陽の光を見てみたいと願う。渇望感を音楽に変えて、一夜限りの深いグルーヴを奏でる。
自分自身がとっても楽しみなLIVE!!
みなさま、ぜひぜひお聴き逃しなく(*^^*)
♪7. 4(月) / Motion Blue Yokohama(横浜)
【今井亮太郎グループ 深海魚のサウダージ-エキセントリックな夜-】
メンバー *
今井亮太郎 (Piano)
赤羽泉美(Flute)
Gustavo Anacleto(Sax/Flute)
助川太郎(Guitar)
外園健彦(Guitar)
大森輝作(Bass)
“Alex”Alexandre Ozaki(Drums)
Francis Silva(Percussion)
ゲスト *
山下伶(Chromatic Harmonica)
Open * 18:00
Show Time * Start 19:30~
※ステージの長さは約100分を予定しております。
※ステージの間に30分程度の休憩を挟みます。
Live System * 自由席 ¥5,000(税込)
BOX席 ¥20,000+シート・チャージ¥5,000(4名様までご利用可能、お店へのご予約のみ)
※ご予約・お問い合わせ
tel : 045-226-1919(11:00~22:00)
Motion Blueのwebにて24時間予約受付中!!
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Motion Blue Yokohama -
神奈川県横浜市中区新港一丁目1番2号 横浜赤レンガ倉庫2号館3F
[フライヤー紹介文]
今井亮太郎が初めて見せる心の裏側。
それは静かに海の底に降り積もった、喜びや悲しみ。
それらの感情が、時を経て、成熟したとき、一斉に浮上して、輝く光の結晶になる……。
過去のライブやアルバムでは見せなかった、剥き出しのブラジル音楽を、えげつないほどリアルに奏でます。
まるで深海にいるような仄暗い青の世界、そして突然、強烈な太陽の陽射しに晒される五感。
記憶に灼きつくエキセントリックな空間を、ぜひ体感してください。