7.5(水)は横浜 馬車道KAMOMEにて、【今井亮太郎ソロプロジェクトVol.68 Ryotaro Trio Brasil “Bossa da Estrela”】でした!
たくさんのみなさまのご来場、本当にありがとうございました\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
もうね、このLIVEは一言でいうと、会心のLIVE!!
会場の雰囲気も、Trio3人のサウンドのシンクロ具合も、グルーヴも、LIVEコンセプトも構成も、本当にすべてがバシッと決まった感じ(o^^o)
手応えのものすごくある夜でした!!
来てくださったみなさま、この夜はいつにも増してよかったでしょ?(●´艸`)
このLIVEは「七夕の願いをボサノバに乗せて」ということで、七夕物語の織姫と彦星の一年に一度きり出会える恋愛をテーマに構成しました!
七夕まつりの街である神奈川県平塚市に出身・在住の僕にとっては、七夕物語は小さな頃から親しんだとても大切な物語だったりします。
この日は一曲ごとに楽曲のイメージや歌詞の内容から七夕物語と絡めた短いストーリーを作って、お配りしたプログラムに掲載したんだよね。
(プログラムに掲載したストーリーを、演奏楽曲とともに下記しますね〜☆)
織姫と彦星が一年に一度だけ出会えた喜びと愛を語り合う時間、それぞれの孤独だった1年間の時間…。
七夕物語の切ない恋愛をイメージした楽曲たちを奏でたよ。
この日のスタートは「赤と黒のイスピラル」から。
織姫と彦星は、一年ぶりに会った瞬間にきっと止まっていた時間が嘘のように愛を語り合うのかな〜という想いで選曲。
この日2曲目に奏でたCarlos Lyraの名曲「Coisa Mais Linda」は、ずっと演奏したかった楽曲。
「あなたはどんなものよりも最も美しい」
きっと一年に一度の時間、彦星は織姫にそう伝えるのではないかな。
映画「黒いオルフェ」は、ギリシャ神話のオルフェウスの話を題材に舞台をリオに置き換えての作品。
オルフェウスの神話は、恋愛の悲劇なんだよね。そのオルフェウスは琴の名手。
そう、こと座の琴だ。
こと座にある光り輝く星がベガ。
そのベガこそが、織姫星でもある。
ギリシャ神話と七夕物語。
西洋と東洋で、夜空の同じ星を見て、同じように切ない恋愛を思い浮かべたなんて、なんとも不思議だし神秘的だと思う。
僕の楽曲「A Lira」は、こと座のこと。
織姫と彦星が一年に一度だけ出会えた喜びの舞いを、輝く星空の上で踊る。
溢れる喜びと刹那な時間への切なさと…。
そんなイメージの楽曲なんだ。
そして、もちろん「黒いオルフェ」の楽曲たちも奏でたよ。
オルフェウスは琴の名手だけど「黒いオルフェ」では、主人公オルフェはギターの名手。オルフェが愛するユーリディスに愛の歌を弾き語ったのが「Manha de Carnaval(カーニバルの朝)」だ。
この日はとてもスローテンポなSamba Canção(サンバ・カンサォン/サンバのバラード)で想いを込めて奏でたよ。
「A Felicidade」は、2人の儚い幸せと深い悲しみを歌った楽曲だ。
幸せは羽のようで風が吹くとどこかへ行ってしまう…。
幸せは花の上のひとしずくの朝露のようですぐ流れ落ちてしまう…。
ピアノトリオで奏でるA Felicidadeは、そのサウンドのクールさがこの楽曲のなんとも言えない切なさを表現できる。
そして、この日1st Stageで奏でた「Lamento no Morro」は、「黒いオルフェ」の脚本家ヴィニシウス・ジ・モライスが映画化される前に同内容の戯曲を作っていて、ジョビンがその戯曲に当てて書いた楽曲だ。
切なく情熱的で大好きなこの楽曲は、このピアノトリオでやるためにすぐアレンジが浮かんだんだよね。
Antônio Carlos Jobimの「Estrada Branca」。
あまりに美しいメロディのこの楽曲は、白い月明かりや夜の静寂が恋人に会えない切なさをより浮き立たせる、という楽曲。
1年間の彦星の気持ちをイメージして選曲したよ。
ピアノソロでずっと奏でて、楽曲の後半からDrums、Bassが入った展開、とても心地よかった。
「月明かりのエンジェル」は、逆に織姫が待った1年間をイメージして。
織姫はきっと、彦星を想い愛の舞を踊ったのではないかな〜と感じて。
「月明かりのエンジェル」は、まさにこのトリオが演奏するサウンドをイメージして作曲したからやっぱりめっちゃカッコ良くなる!
盛り上がりました!!
わからない未来を乗り越えて2人が歩いていくイメージで奏でた「Aquarela」では、Alexの素敵なバニラvoiceに会場もうっとり。
ピアノだけではなくメンバーみんなのキャラも演奏も自然に立つのがこのトリオのひとつの魅力でもある♪
Jobimの不思議な楽曲「Antigua」はJobimの名盤「WAVE」に入っている楽曲だけど、実は以前、KAMOMEのマスター佐々木さんとこの名盤「WAVE」の話になって「変な曲だよね〜。でも耳に残っちゃうんだよね。さすがJobim」なんて会話をしてたんだよね。
未知の世界へ旅するようなこの楽曲は、織姫と彦星が二人でいればなんでもできる気がする、なんて思う気持ちみたいな雰囲気だな〜なんて思って今回選曲したよ!
Trioで奏でるAntiguaもいいね^ ^
星たちが2人の再会を祝福する時間をイメージしてお贈りした、僕の代表曲のひとつ「星踊る夜に」もこのピアノトリオ用のSamba Canção(サンバ・カンサォン)アレンジで、とても美しく決まった!!
そして、また来年まで会えなくなる別れの時間を前に少しでも愛を伝え合うイメージで選曲した「Pressentimento」では、お客様も手拍子で立って踊って大盛り上がり!
Bass大森輝作のソロでは新調ワイヤレスピックアップで、会場を後ろまで練り歩いてボルテージは最高潮に!
ラストは、また1年間会えない織姫への愛の彦星の気持ちをイメージしての「青い瞳のアドリアーナ」。
こちらも手拍子いっぱい、ララヤラの大合唱で、最高の雰囲気の中でフィナーレとなりました!!
Alex、大森こうちゃんとのピアノトリオは、本格的なブラジル音楽専門のピアノトリオというだけでなく、本当に兄弟のように仲が良くて気兼ねしない大切な仲間。
もうAlexとは一番長く一緒に奏でてる仲だし、こうちゃんともたくさんの作品を一緒に作ってきた。
だから気も使わなくていいと同時にシビアなことを言い合える仲間なんだよね。
なにしろ、このトリオでしか出せないサウンドがあって、僕にとっては家みたいな、一番奏でて自分らしい編成なんだ。
この日もこのトリオで、たくさんのみなさまに囲まれながら、ホームのようなKAMOMEで奏でられて、本当に幸せと感謝をいっぱいに感じてたよ!
七夕物語に想いを寄せて、ピアノトリオの音色とグルーヴに浸った夜。
本当に会心のLIVEだったと自負してます!!
あらためて、
本当に本当に本当に、
Muito obrigado\(^o^)/
さてさて、明日からわが街 平塚は、湘南の夏の風物詩“湘南ひらつか七夕まつり”の真っ最中デス!!
素晴らしいメンバーと、そしてみなさまと共にお作りしてきたチーム“湘南マランドロ”の飾りも、ばっちり夜空に上げっています!
今年の湘南マランドロ飾りは、蛍光ピンクと蛍光グリーンのピアノやバラの描かれた飾り。
ビジネスホテルTHE HOURS前付近デス。
ひらつか七夕まつりは明日7/9(日)まで!!
こちらもぜひ観に来てね\(^o^)/
* * *
【7.5 今井亮太郎ソロプロジェクト@KAMOME プログラム】
〈1st Stage〉
1. 赤と黒のイスピラル - Espiral de Vermelho e Preto -
Composed by Ryotaro Imai
一年に一度だけの奇跡に、心は情熱色に染まって。
2. Coisa Mais Linda - 最も美しいもの -
Written by Carlos Lyra
やっと再会できた。花よりも春の訪れよりも美しいあなたに。
3. Lamento no Morro - ファヴェーラの嘆き -
Words by Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
決して忘れることができないあなたの眼差しが、今ここに。
4. A Lira - ア・リラ -
Composed by Ryotaro Imai
再会した二人は、星たちが輝く夜空で時を忘れて愛の舞を踊る。
5. Wave - 波 -
Written by Antônio Carlos Jobim
波音は優しく響き、星たちは夜空に光輝く。二人を包みながら。
6. Estrada Branca - 白い道 -
Words by Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
遠くにいるあなたをいつも想っていた。静寂の夜と白い月が孤独を照らす。
7. 月明かりのエンジェル - Anjo Dançando ao Luar -
Composed by Ryotaro Imai
月明かりを浴びて舞う。どこかにいるあなたに届くように。
8. 紫陽花 - Ajisai -
Composed by Ryotaro Imai
来年も、再来年も、また会うことを誓って。ずっと…。
〈2nd Stage〉
1. 月の光満ちて - Lua Cheia Iluminando -
Composed by Ryotaro Imai
月も星も光輝いて、不可能なことが可能になる夜。
2. Manha de Carnaval - カーニバルの朝 -
Words by Antônio Maria / Composed by Luiz Bonfa
限られた時だからこそ、愛の歌をあなたに贈りたい。
3. A Felicidade - ア・フェリシダージ -
Words by Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
ひとときの刹那な幸せは、まるで花の中のひと粒の露のように。
4. Aquarela - 水彩 -
Words by Vinícius de Moraes / Composed by Toquinho
未来はどこに行くかどうなるかわからないけど、一緒に歩いていこう。
5. Antigua - アンチグア -
Composed by Antônio Carlos Jobim
広く深い星空への旅。あなたとなら、どこへでも行ける気がする。
6. 星踊る夜に - Dança das Estrelas -
Composed by Ryotaro Imai
星たちが祝福する夜。群青色の空に光が降り注ぐ。
7. Pressentimento - 予感 -
Composed by Ryotaro Imai
夜明けはもうすぐ。心に秘めた想いを残り一秒まで伝えたい。
8. 青い瞳のアドリアーナ - Adriana -
Composed by Ryotaro Imai
また一年。心を捕らえて離さないあなたの瞳は永遠に輝いて。
En :
・湘南マランドロ - Malandrinho do Shonan -
Composed by Ryotaro Imai
* * *
さて、今井亮太郎の次のLIVEもこのピアノトリオで!!!
8.2(水)、吉祥寺ストリングスにて♪
この日は昨夜とは打って変わって、テーマは“ただひたすらに、夏を奏でる夜。”!!
今井亮太郎セレクトの夏にピッタリなブラジル音楽をたっぷりお届けします♪
抜けるような空、青い海。
まぶしく照らす太陽。
暑さから逃れた木陰での涼しい風。
情熱的な夏。
切ない夏。
2017年の夏を、ぜひ今井亮太郎ピアノトリオが奏でるブラジルのグルーヴで!
そして、8.16(水)には学芸大学駅 徒歩1分の珈琲美学にて、毎回大盛況の「譜面なし」LIVE!
今井亮太郎、Gustavo Anacleto、Alexのマランドロ3人衆が今回も弾けます\(^o^)/
お配りするMusic Menuの中からお客様に選曲してもらうというシステムのこのLIVE。
譜面なし、予定調和なし。
何を奏でるか、どう進むか、本人たちもわからない!?
極上のゴキゲンLIVEをぜひ体感しにいらしてくださいませ٩( ᐛ )و
どちらのLIVEもお楽しみに☆
♪8. 2(水) / Strings(吉祥寺)
今井亮太郎ソロプロジェクトVol.69
Ryotaro Trio Brasil
〜真夏のボッサピアノトリオ〜
メンバー *
今井亮太郎(Piano)
Alexandre Ozaki(Drums)
大森輝作(Bass)
オ-プン * 18:30~
ステージ * 19:30~, 21:00〜
チャージ * 3,500yen
※ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel : 0422-28-5035
-
Strings -
東京都武蔵野市吉祥寺本町 2-12-13 (TNコラムビル地階)
0422-28-5035
[フライヤー紹介文]
〜ただひたすらに、夏を奏でる夜。〜
吉祥寺・ストリングスに、今井亮太郎率いるピアノトリオ「Ryotaro Trio Brasil」が初登場!
この特別な夜にお贈りするのは、今井亮太郎セレクトの「最も夏らしい」ブラジル音楽チャート。夏をテーマに厳選したサンバ・ボサノバの楽曲を、たっぷりとお届けします。
情熱的な夏も、切ない夏も、上質のグルーヴで仕立て上げる、殊玉のステージ!
☆ ☆ ☆
♪8.16(水) / 珈琲美学(学芸大学)
今井亮太郎ソロプロジェクトVol.70- Ryotaro Trio Malandrinho -
メンバー *
今井亮太郎(Piano)
Gustavo Anacleto(Sax/Flute)
Alexandre Ozaki(Drums)
オープン * 18:30
ステージ * 19:30〜
チャージ * ¥3,800
※ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel : 03-3710-1695 (珈琲美学 : 営業時間のみ)
-
珈琲美学 -
東京都目黒区鷹番2-19-20-B1
東急東横線学芸大学駅 徒歩1分
03-3710-1695
[フライヤー紹介文]
〜譜面なし、予定調和なし〜
ブラジル音楽に必要なのは、心地よいグルーヴと阿吽の呼吸だけ!?
ブラジル音楽のトップアーティスト3人がお贈りする、とびきりブラジルらしい自由な時間。
事前の打ち合わせも、譜面もないから、予定調和は一切なし!
何を演奏するのか、どの楽器を演奏するのか、本人達にもわからない!?
ここでしか聞けないディープなブラジル音楽の解説も話題を呼ぶ、今井亮太郎の「譜面なしライブ」。“2017真夏のブラジルピアノ”シリーズ最終章をお見逃しなく!
☆ ☆ ☆
♪9.14(木) / JZ Brat Sound of Tokyo (渋谷)
今井亮太郎 月クインテット
ーシャンパンボッサな晩餐会ー
メンバー *
今井亮太郎(Piano)
赤羽泉美(Flute)
Gustavo Anacleto(Sax)
大森輝作(Bass)
“Alex”Alexandre Ozaki(Drums)
Open * 17:30
Show Time * 1st:Start 19:30 2nd:Start 21:00
Live System * 予約¥5,000 当日¥5,500
Live System * 予約¥5,000 当日¥5,500
*ご予約・お問い合わせ
tel : 03-5728-0168(平日15:00~21:00)
JZ Bratのwebにて24時間予約受付中!!
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JZ Brat -
東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル2F
03-5728-0168
9月は長月とも申しますが、いにしえから美しい月を愛でる季節でございます。
月明かりの下でドレッシーな装いのクインテットが、初のボサノバ五重奏をお届けするそうで。
金色の泡のように煌めきながら弾ける音の粒……ブラジルピアノの伝道師・今井亮太郎様のお家に長年仕える私にとっても貴重な一夜となりそうです。
とりあえずお支度も整ったようですし、さあ、参りましょう。(執事A)