4/11(日)は東横線学芸大学駅徒歩1分にある珈琲美学にて、【今井亮太郎〜オルガネオン・ボッサ〜】LIVEでした!
ハモンド・オルガン&ピアノ今井亮太郎、バンドネオン早川純、ドラム黒田清高というTrioでのLIVE!
今回も本当に素晴らしいLIVEになりました\(^o^)/
お越しくださったみなさま、配信でご視聴いただいたみなさま、ありがとうございました!!
このLIVE、これからでも配信でご視聴いただけます♪
素晴らしいサウンドなので、この週末にでもぜひぜひ聴いて欲しいです!
↓LIVE配信チケットはコチラから(4/25までご視聴できます)↓
LIVEレビューいきます!
ハモンド・オルガンに、
80年前のアンティークな楽器、そしてピアノ型の鍵盤はなく右も左も全てボタンで奏でる蛇腹楽器というバンドネオン、
そして、ドラムによるボッサ・トリオ。
大好評だった昨年12月の初演に続く、このユニット2度目のLIVEでした!
青空いっぱいの心地よい春の休日となったこの日、サウンドチェックから魅惑の心地よいサウンド!!
絶対にここにしかない唯一無二のサウンドが広がって、開演がますます楽しみになります♪
この日のLIVEのコンセプトは「出航、春の船の旅」。
花が咲き誇る、春の新たなるスタートの季節を、このトリオのサウンドで彩ってみたい!そんな気持ちで選曲・構成してみました(^^)
1曲目は「スカイブルーの肖像」からスタート。
春の青空に哀愁漂うバンドネオンと、どことなく懐かしいハモンド・オルガンの音色が絡み、ドラムの刻むBossaグルーヴはその音色の中を淡々と時間を刻むように。
スローテンポでお届けした「Olha Pro Céu(空を見上げて)」は、船の上で波に揺られながら夕景の星たちを眺めるように。
オルガンとバンドネオンの相性、驚くほど本当に良くて、奏でていてもついニンマリしちゃいます♪
3曲目はピアノに移り、クールなアレンジの「Água de Beber(おいしい水)」。
黒田さんのシャープなドラムがファンク風に刻み、そこに情熱的にピアノとオルガンが絡む。
アバンギャルドな雰囲気が奏でていて心地よかった!
この日初演となった「メストリ・ジョヴァンニ」!
この曲は、横浜マリンFMで4月からスタートした番組『白石清裕のやかんマンデー』のテーマソング♪
”…ジョバンニじいさんという絵描きがいて、時間があると彼は子供たちに絵を教えていた。ジョバンニじいさんの描く絵は、海や港や船ばかり。延々と喋るお話も大海原のこと、船での旅のことばかり。絵には興味なくても、その話を聞きたくて子供たちが集まってくる。
でも不思議と、ジョバンニじいさんの描く絵を見てると、遠いまだ見ない世界へ冒険をした気分になる。
…ジョバンニじいさんの父親は、船乗りで世界中を旅する人だった。ジョバンニじいさんは小さな頃から絵を描くのが大好きで、父に連れられて船に乗ってイタリアからはるばる来た。船の上でも絵ばかり描いていたそう"
というイメージで作曲したのだけど、実はこれ半分実話で、イタリアからリオデジャネイロに渡ったジョヴァンニ・バティスタ・カスタニェートという、100年ほど前のブラジルの画家をモデルにしているです^ ^
カスタニェートの絵は海や港や船ばかりなんですよ〜!
バンドネオン入りの「メストリ・ジョヴァンニ」もめっちゃ良かった\(^o^)/
「Chovendo na Roseira(バラに降る雨)」は、僕はピアノで。
バンドネオンで奏でると、どこかフランスの街中のようになって、アントニオ・カルロス・ジョビンがラヴェルやドビュッシーの影響を受けた音楽家であることがより一層浮き立ちます。
黒田さんのドラムソロもさすが!カッコ良かった♪
今井亮太郎の代表曲「月の光満ちて」もピアノを使って。
満開の桜の上に輝く満月を想像しながら。
バンドネオンの切ない音色が、月明かりの下で散る桜の雰囲気をより醸し出してたな〜^ ^
オルガンに戻り「月面ブランコ」。
"あの果てしない月へ旅して、不思議な無重力の中で楽しくふわふわと遊ぼう。縦も横も奥行きも自由な、無限な世界。可能性は無限"
という、ちょっぴり不思議な雰囲気の楽曲。
この曲はこのトリオにピッタリ!
黒田さんのフィルインも痺れた!!
1st Stageラストは「青い瞳のアドリアーナ」。
春の季節に奏でるこの曲、なんとも切なく情熱的で好きなんですよね(^^)
オルガンとドラムで奏でるSambaのグルーヴに、バンドネオンの音色が加わって、まるで心に秘めた切ない情熱を描き出すような演奏に♪
ラストはコーラスでボルテージもMaxに!
あっという間の1st Stageでした\(^o^)/
2nd Stageは、今井亮太郎の切ない3拍子の楽曲「Miucha(ミウシャ)」。
1stコーラスは早川さんの独奏で。
いや〜素晴らしかった〜!!
間奏部分からオルガンとドラムが入り、2コーラス目はオルガンがメロディを歌い上げる。
このトリオでしか出せないサウンド。
会心の演奏でした!
続いて、僕の不思議な雰囲気のBossaNova楽曲「ストームグラス」。
19世紀ごろ、船の今後の航路の天気予報に使われたという不思議な道具・ストームグラスをモチーフに、
”明日の天気なんて必然のような偶然のようなものだけど、ひょうひょうと航海していこう”という、イメージで作った楽曲。
オルガン&バンドネオン&バンドネオンというここにしかないサウンドが、この楽曲の不思議な雰囲気をより引き立たせていた!
MCを挟んで、この日LIVEに遊びに来てくださったSambaのボーカリスト沙邏さんがゲストで登場!
Sambaの名曲「Faceira」を。
沙邏さんの素晴らしい歌!さすがです\(^o^)/
LIVEに華を添えていただきました!
沙邏さん、Obrigado!!!!!
ピアノに移動して、映画『黒いオルフェ』の中の名曲「Manha de Carnaval(カーニバルの朝)」。
最初はバンドネオンの独奏から。
いや〜コレ、たまらなかった〜!!めっちゃカッコよかった!!
2ndコーラスからピアノとドラムが加わり、サンバのバラードSamba Canção(サンバ・カンサォン)に。
とっても美しいサウンドになったと思う♪
オルガンに戻り、昨年リリースの『シネマ・ボッサ』にも収録した「男と女」。
この曲はね、やっぱりオルガンで奏でたい^ ^
少年の頃、ワルター・ワンダレイのこの曲の音源を聴いたことがブラジル音楽を好きになったきっかけだったしね!
ゴキゲンなサウンドになりました♪
深い海の中をただただ漂う、そんなイメージで作った楽曲「Aquário(水族館)」。
スローテンポなBossaNovaのリズムに乗って、淡いオルガンの音色と哀愁溢れるバンドネオンの音色がゆるやかなに泳ぐ。
ゆっくりと刻むドラムは、長く大きな時間の流れのように。
ここで一気にLIVEもクライマックスへ!
クールで熱い楽曲「Pressentimento(予感)」。
ピアノ、バンドネオン、ドラムで奏でるこの世界観!たまらない!
早川さんのバンドネオン、今回もボタン鍵盤であんな早弾きもできるのか〜!!と驚愕のプレイ!!
そして、黒田さんのドラムソロもさすが!圧巻のプレイ!!カッコよかったー!!
もちろんピアノも熱くいきましたよ〜ψ(`∇´)ψ
会場も手拍子いっぱいの大盛り上がりに!!
最高潮のボルテージになったところで、ラスト楽曲「Ao Céu(空へ)」。
軽快なSamba Exaltação(サンバ・エザルタサォン)のグルーヴの上をオルガンとバンドネオンで歌い上げる!
大海原を眼下に、大空を羽ばたくように!
会場は自然に手拍子に包まれて、最後はコーラス!!
とっても盛り上がりました\(^o^)/
ありがたいアンコールは、
”指輪は誓いや継承を象徴するもの。しかし長い年月をかけた時間こそ、本当の誓いや継承を表す。時こそ永遠のアクセサリー”という思いを込めた僕のショーロ楽曲「時の指輪」。
春の新しいスタートの季節に、大切なものをあらためて確認するように、想いを込めて奏でました♪
とっても素晴らしいLIVEになりました!!
楽しかった〜〜〜\(^o^)/
来てくださったみなさま、
配信でご視聴いただたみなさま、
素晴らしいサウンド&配信にしてくださった音響のオアシスのみなさま、
珈琲美学のマスター&ママ、
本当にありがとうございました\(^o^)/
このトリオ、これからの展開が本当に楽しみです!!
このトリオの次回は同じく珈琲美学にて、7/17(土)の昼間に決定しました!
乞うご期待♪
ちなみに珈琲美学での次回LIVEは6/26(土)!
今井亮太郎、Bass亀山アキラ、Drums黒田清高のTrioでのLIVEデス!
このTrioも他にはないカッコいいサウンド!!
ぜひぜひお楽しみに\(^o^)/
【2020.12.20@珈琲美学 オルガネオン・ボッサ 演奏曲目】
〈1st Stage〉
・スカイブルーの肖像 - Retrato em Céu Azul - / Composed by Ryotaro Imai, 2015
・Olha Pro Céu - 空を見上げて - / Written by Antônio Carlos Jobim
・Água de Beber - おいしい水 - / Words by Vinícius de Moraes / Composed by Antônio Carlos Jobim
・メストリ・ジョヴァンニ - Mestre Giovanni - / Composed by Ryotaro Imai, 2021 [本日初演]
・Chovendo na Roseira - バラに降る雨 - / Written by Antônio Carlos Jobim
・月の光満ちて - Lua Cheia Iluminando - / Composed by Ryotaro Imai, 2003
・月面ブランコ / Composed by Ryotaro Imai, 2017
・青い瞳のアドリアーナ - Adriana - / Composed by Ryotaro Imai, 2014
〈2nd Stage〉
・Miucha - ミウシャ - / Composed by Ryotaro Imai, 2010
・ストームグラス - Storm Grass - / Composed by Ryotaro Imai, 2017
・Faceira - ファセイラ - / Written by Ary Barroso
・Manha de Carnaval - カーニバルの朝(黒いオルフェ)- / Words by Antônio Maria / Composed by Luiz Bonfa
・男と女- Un Homme et une Femme - / Words by Pierre Barouh / Composed by Francis Lai
・Aquário - 水族館 - / Composed by Ryotaro Imai, 2017
・Pressentimento - 予感 - / Composed by Ryotaro Imai, 2010
・Ao Céu - 空へ - / Composed by Ryotaro Imai, 2003
En:
・時の指輪 - Tempo, O Verdadeiro Anel - / Composed by Ryotaro Imai, 2015