湘南マランドロのブラジルピアノと、オルガン♪

ブラジル音楽専門のピアニスト/オルガニスト今井亮太郎のゴキゲンblog!!

Muito Obrigado!!! 今井亮太郎 真夏のブラジルピアノ at 渋谷JZ Brat

2011-08-25 07:00:00 | Weblog

Ola!!!


更新が遅くなりました!
大盛況となった8/17JZ Bratでの今井亮太郎Liveのレポートです





先日8/17は渋谷のセルリアンタワー東急ホテル内にある素晴らしいLiveスペースJZ Brat Sound of Tokyoにて「今井亮太郎 "真夏のブラジルピアノ"~湘南とリオデジャネイロをつなぐ華麗な一夜~」Liveでした


このLiveは5/20にリリースされたおれ今井亮太郎のソロアルバム『湘南-リオデジャネイロ』の発売を記念したLiveイベントだったのだけれども、嬉しいことにLiveよりも10日早い段階でご予約だけで満席Sold Outとなり本当に期待の高さを実感しあらためて身を引き締めてのぞんだよ
(せっかく予定をあけてくださったのに入れなかった多くのみなさま、ごめんなさい)



おれにとってもある意味節目のLive。
このLiveのコンセプトも、演奏メンバーもステージ構成もアレンジも、当日の企画やプログラム、会場のコーディネートも、みなさまに最高の熱い夜をお届けしようと、メンバー・スタッフと一緒にいろいろかなり気合を入れてこの日までに準備してきたよ


このLiveが今井亮太郎の、そして日本のブラジル音楽シーンのあらたな章の始まりになるように




会場は超満席
キャンセル待ちのために当日会場まで来て待っていくれていた人も多数
(入れなかった人、ホントごめんなさい)
本当におれ今井亮太郎を応援してくれている人がたくさんいることを心から実感し、本当に感謝でいっぱい
たくさんの方々に支えられておれがこの素晴らしいステージに立てる。このキャストボードを見るだけでも胸アツでした





さあ、今井亮太郎 "真夏のブラジルピアノ"~湘南とリオデジャネイロをつなぐ華麗な一夜~の始まりです



Liveの始まりはもちろん『湘南-リオデジャネイロ』
おれ、ブラジル人DrumerのAlex、ブラジル人Sax奏者Gustavoのトリオに、CDにも参加してくれた信州のFlute奏者&Vocalist赤羽泉美ちゃんがまさにCDのようにコーラスで参加、そしてDancerのSaraさん、megさんが踊り会場のボルテージは最初からアゲアゲ





そして2曲目『青と青の間』から3曲はグッと大人に熱くゴキゲンにおれ、Alex、Gustavoのトリオで
『青と青の間』は、空と海とを隔てる水平線が夕闇に消えていく寸前のような静かで淡いイメージで
『Batida Deferente(バチーダ・ヂフェレンチ)』はゴキゲンに3人で音で遊びながら
『Chovendo na Roseira(バラに降る雨)』は神秘的にモザイクがかかったような演奏を






再び信州のFlute奏者 赤羽泉美ちゃんに登場してもらって『Chega de Saudade(想いあふれて)』。
Gustavoと泉美ちゃんの管楽器のアンサンブル、めっちゃカッコよかった




PraiaPraia時代に人気のあった今井亮太郎作曲の『空の色』
Gustavoの故郷Recife(ヘシーフェ。ブラジルの北東部にある素敵な街)のリズムFrevo(フレヴォ)で書いた『空の色』。
Gustavoやっぱさすがだわー泉美ちゃんとのアドリブバトルもめっちゃ熱くてゴキゲン
saraさん、megさんのDanceも入って、まさにお祭りモードお客さんは手拍子大盛り上がり






がっちり盛り上がったところでブラジル音楽界の大御所ギタリスト加々美淳さんに登場してもらい『月の光満ちて。』
この曲は、3/11の大震災による津波の被害の大きかった宮城県の南三陸町にて先日演奏してきた曲。
南三陸町の方々、3/11の大震災で亡くなられたたくさんの尊い方々、目の前にいるお客さま、仲間たち、世界にいるすべての人たちに想いをこめて演奏させていただきました。
月の光が全ての人に届きますように。





Piano、Guitar、Drums、Sax、そしてコーラスでの『月の光満ちて』。
会場全てが祈りに包まれて、演奏していてとても神聖な時間だと感じだよ。





そのまま淳さんとDUOで『橙』。
大切な人、大切な人を思う時の色。大切で、あたたかくて、だからゆえに切なくて…。

 


1stステージ最後の曲は『湘南マランドロ』
マランドロ(malandro)はもともとは「ならず者」の意味だけど、それが転じて「遊び人」って意味。
湘南のマランドロ
…そう、おれのことです(笑)





おれの幼馴染で複音ハーモニカの国際コンテストの優勝者でもあるヒロくん(片倉広義)もここで参加
普段は気まじめ好青年でマランドロでは決してないヒロくんもこの日はマランドロ(笑)




んでおれもPiano弾くのやめてsaraさん、megさんとダンス!
おれもこの日のこのためにダンスがんばったんですよ~~~

このあと、リズムを刻んでいるAlexをステージに置いておれは鍵盤ハーモニカを持って、GustavoもヒロもDancer二人も客席に乱入しちゃいました


最後は、この曲には登場予定ではなかった淳さんまでステージに来てDance!!!
そしてハンドマイクでスキャット


ボルテージMaxで1stステージが終了します




休憩をはさんで2ndステージ



2ndステージ1曲目は『大磯の小さなイタリアン』。
鍵盤ハーモニカで前に出てゆる~く演奏
淳さん、Alex、そして泉美ちゃんのコーラス(CDの声の主)



Alexも相変わらずのゴキゲンサウンド





2曲目はショーロの名曲『Doce de Côco(甘いココナッツ)』。
淡く可愛いくPiano&GuitarのDUOで
リオデジャネイロに、そしてジョゼ・ダ・シウヴァ家に敬意を表して。




そのまま3曲目はSambaの名曲『Alvorecer(夜明け)』。
おれ&淳さんにAlexが加わったTrioで
Pianoから始まり最後のコーラスは淳さんの歌甘い歌声はさすが



4曲目からは淳さんが一度お休みし場面が転じてGustavo、泉美ちゃん、ヒロくんが登場
CDでこの曲を演奏したヒロくんをフューチャーして『雨の日曜日』、
そしてクールに熱く盛り上がる『Pressentimento(予感)』
この2曲で会場はかなりイケイケに









ステージ上も盛り上がりすぎて、写真家泣かせ(笑) 写真はブレるブレる(写真とってくれたくみさん、ゴメンね~笑)



会場がまだ大盛り上がら覚めやらぬ中、一転してPiano独奏での『Miucha(ミウシャ)』。



『Miucha』は、自分の大切な愛する人を想う、その自分の透明でガラス張りな心にスポットを当てた曲。
「あなたを想うこの切ないほどにはかない透明な心こそ、あなたの美しさを映した鏡なのかもしれない。」



『Miucha』の2コーラス目からはダンサーsaraさんのDanceとPianoのDUOに。
おれが想いをこめて『Miucha』を心からPianoで歌い上げる。
そのPianoに乗せた想いをsaraさんがDanceで映像化する。



ものすごく神秘的な時間。まさに釘づけ
『Miucha』 終演後、たくさんのお客さまから大絶賛でした







そしてAlexの歌を中心にサビは全員大合唱の『Fato Consumado(ファト・コンスマド)』
Alexの歌もらしくゴキゲンsaraさん、megさんのDanceもめちゃカッコいい
(っていうかsaraさんいつの間に着替えたの?!曲つながってたのに!)
『Miucha』でものすごく神秘的になった空間が一気に解き放たれて会場はさらなる盛り上がりに
後ろの方のお席ではお客様もみんな踊っていたね~



そして今日この日こそ演奏したかった『Lápis de Cor(色えんぴつ)』。
Piano、GuitarにFlute2本というこの日のためのスペシャルな編成での『Lápis de Cor』
この日8/17は亡き母の誕生日。生きていればちょうど節目の60回目のバースデーだね



この日はJZ Bratの会場いたるところに母の水彩色えんぴつ画をたくさん飾ったよ。
母の絵とたくさんの素晴らしい大切な方々、大切な仲間とスタッフたちに囲まれて、素晴らしいスペースで演奏できたこと、心から感謝いっぱいに演奏したよ







母さん、おめでとう そしてありがとう





感謝を胸一杯に込めながら『この空の向こうで』
サビの「♪la la ia la ia~」、ステージも会場のお客さまも大合唱
ステージとお客さま、スタッフの皆さま…すべてが一体になって本当に最高の空間



ボルテージも最高潮!一体となった熱くあたたかい空間で最後の曲『Ao Céu(空へ)』へ













実はこの日のプログラム、これだけの豪華メンバーがいてこの『Ao Céu(空へ)』が唯一のメンバー全員フル参加曲だったのだ
来て下さったみなさま気がつきました?
これだけの超豪華メンバー、どの曲に参加してもめっちゃカッコ良くなるのだけど、そこをあえてめっちゃ贅沢な構成に
最後の曲『Ao Céu(空へ)』で、すべての人…メンバーも、お客さまも、スタッフの方々も、来れなかったけど応援して下さっている方々も…すべての人の熱が集まって最高のものを創る。そしてその大きなエネルギーが次へ続いてさらに大きなエネルギーになるように。
そんな想いを込めたこの構成だったんだ




『Ao Céu(空へ)』で本当に最高潮の盛り上がりに
手拍子が会場に響き渡りたくさんのお客様が踊る
ステージではすべての楽器の熱演はもちちろん、歌あり踊りありでクライマックスへ
最高に幸せな時間に感謝をいっぱいこめながら、ラストの曲『Ao Céu(空へ)』を心いっぱい楽しんで演奏したよ




本当にありがとう



鳴りやまぬ拍手



アンコールは感謝を込めてPianoだけの独奏で『Nossos Traços (二人のあしあと)』。
湘南とリオデジャネイロをつなぐ夜の最後は、おれを育ててくれた湘南の海岸と、大好きで自分の大切な街になったリオデジャネイロの海岸に想いを馳せて、おれ自身が今まで歩んできた道と環境にいっぱいの感謝を込めてPianoを奏でたよ。









傍らには母の絵。たくさんの仲間、たくさんの大切な方々、スタッフのみなさま、本当にありがとう
Muito Obrigado!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!








ちなみにこの日8/17のJZ Brat今井亮太郎LiveでふるまわれたToday'sスペシャルカクテルは、おれの地元・平塚が誇る「Bar Scotch Cat」のオーナーバーテンダーの高橋妙子さんがこの日のためだけに監修したのだ
その名も「マランドロ」とノンアルコールカクテルの「マランドリーニョ」。この日にふさわしい(笑)
高橋妙子さんは数々のカクテルコンテストで賞を取っている一流の名バーテンダーさんなんですよ
http://blog.goo.ne.jp/bar_scotch_cat
平塚のBar Scotch Catに行けば「マランドロ」飲めますよ!この日JZ Bratに来られなかった人はぜひ
これであなたもマランドロ



終演後、そのスペシャルカクテル「マランドロ」と「マランドリーニョ」にて、この日のメンバーみんな、スタッフみなさん、そしてJZ Bratのマスターで乾杯





おかげさまで本当に素晴らしい一夜になりました
素晴らしいお客さま、素晴らしい仲間、素晴らしい、スタッフに囲まれて本当に素晴らしいスペースで演奏させていただきとっても幸せで最高に楽しかったよ
この日に予定を合わせてくれたのに満席Sold Outで来られなかった方々の応援もいっぱいに感じながら心いっぱい身体いっぱいにPianoを奏でさせていただきました


心から
Muito Obrigado!!!!!!




このLiveは本当に今井亮太郎の新たな章、新たなステージのスタートです
これからますます盛り上げていきますよ
さらに熱いブラジルピアノをお贈りします


Sold Outで来られなかった方、次回も早めに告知しますので、その時はぜひぜひ
お楽しみに!!



みなさま、今後ともますますの応援、どうぞよろしくお願いします





最後に…8/17という亡き母の誕生日に「その日にぜひなんとしてもやりましょう!お母さんは絶対に来てくれますよ!」と言って8/17に今井亮太郎のLiveを企画して下さったJZ Bratのマスター、本当にありがとうございました!!大感謝です!!!
そして母の絵に素敵なお花を下さったみなさま、絵を熱心に観てくださったみなさま、心より感謝申し上げます!!!





8/17のプログラムです

<1st>
湘南-リオデジャネイロ / 今井亮太郎
青と青の間 / 今井亮太郎
Batida Deferente(バチーダ・ヂフェレンチ) / Durval Ferreira
Chovendo na Roseira(バラに降る雨)/ Antônio Carlos Jobim
Chega de Saudade(想いあふれて) / Antônio Carlos Jobim
空の色 / 今井亮太郎
月の光満ちて / 今井亮太郎
橙 / 今井亮太郎
湘南マランドロ / 今井亮太郎


<2nd>
大磯の小さなイタリアン / 今井亮太郎
Doce de Côco(甘いココナッツ) / Jacob do Bamdolim
Alvorecer(夜明け) / Delcio Carvalho - D. Ivonne Lara
雨の日曜日 / 今井亮太郎
Pressentimento(予感) / 今井亮太郎
Miucha(ミウシャ) / 今井亮太郎
Fato Consumado(ファト・コンスマド) / Djavan
Lápis de Cor(色えんぴつ)/ 今井亮太郎
この空の向こうで / 今井亮太郎
Ao Céu(空へ)/ 今井亮太郎

En:
Nossos Traços (二人のあしあと)/ 今井亮太郎


-------------------------------

さて、今度の今井亮太郎ソロプロジェクトは湘南に戻って9/8(木) INTERPLAY at 藤沢
8/17もとっても好評だった巨匠・加々美淳と今井亮太郎のDUO Liveです
PianoとGuitarだけで奏でるやわらかくて熱いブラジル音楽をお届けします。
「これもブラジル音楽なの?」って感じの究極のノスタルジックブラジリアンサウンドをお送りしたいと思います
時には切なく時には楽しく時には熱く…。
心地よいブラジリアングルーヴに身体を揺らせながら楽しい夜を

ぜひ遊びに来てくださいね
お待ちしてます


♪9. 8(木) / INTERPLAY (藤沢)
今井亮太郎ソロプロジェクト Vol. 28

‐ Ryotaro × Jun -

ステージ * 19:30~
チャージ * 3,000
メンバー *
今井亮太郎 (Piano / Melodion)
加々美淳(Guitar/Vocal)
ご予約・お問い合わせ
mail : ryotaro_pianista@yahoo.co.jp
tel : 0466-24-4450INTERPLAY/営業時間内のみ)
http://www.h4.dion.ne.jp/~interp/
神奈川県藤沢市鵠沼石上1-7 ケインズタワー5F
0466-24-4450



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いよいよ明日!JZ Brat 今井亮太郎 "真夏のブラジルピアノ"Live!!

2011-08-16 04:30:55 | Weblog

いよいよ明日、渋谷のセルリアンタワー東急ホテル内にあるLiveスペースJZ Bratでの今井亮太郎"真夏のブラジルピアノ"~湘南とリオデジャネイロをつなぐ華麗な一夜~Liveです


おかげさまでお席もご予約だけで満席Sold Outとなりました
本当にありがたい限り
(ご予約できなかった方、ホントに申し訳ございません。次回も企画しますのでその時はぜひぜひ


このLiveの準備もばっちりです



メンバーもとても豪華
素晴らしいトップアーティストたちがこの日のために集まってくれます
最高のBossaNova、Samba、Choroを音とダンスで彩ります!
聴いてよし、観てよし、踊ってよし!の楽しいLiveになりますよ~
8/17が伝説の一夜になるべく、熱く熱くブラジルピアノを、今井亮太郎の世界をたっぷりお贈りしたいと思います



企画も盛りだくさん!!


おれの地元・平塚が誇る「Bar Scotch Cat」のオーナーバーテンダーの高橋妙子さんがこの日のためだけに監修したスペシャルカクテルも楽しめます!高橋妙子さんは数々のカクテルコンテストで賞を取っている一流の名バーテンダーさんなんですよ
アルコール入りのカクテルが「マランドロ」、ノンアルコールカクテルが「マランドリーニョ」!
マランドロは「遊び人」の意味だけど、まさにこの夜にはもってこいのおれのテーマみたいなカクテル
刺激的でおいしいですよ~~
http://blog.goo.ne.jp/bar_scotch_cat


そして、おれの亡き母で色えんぴつ画家 今井美智子の作品も会場に展示します!
http://blog.goo.ne.jp/ryotaro_pianista/e/635b8843d89c46e62c6f164f864284e1
実は8/17は母の誕生日でもあるのです 
もちろんCDにも収録されている「Lapis de Cor(色えんぴつ)」もこの日の特別バージョンでお贈りします



メンバー一同、心をこめて熱いLive、素晴らしい一夜をお贈りします
お楽しみに





たくさんの感謝をこめて。

今井亮太郎





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8/5 南三陸町にて演奏してきます!

2011-08-03 14:31:28 | Weblog

こんにちは!


twitterなどでいろいろ情報交換したりつぶやいたり、Liveでもお話ししているので知っている方もいると思うけど、あさって8/5に南三陸町歌津避難所にて演奏してきます。平塚市の暮らしと耐震協議会・平塚南口有志会などが主催する南三陸町歌津避難所での「心の唄と落語と晩餐会」にて演奏してきます!



先日、今回の打ち合わせに南三陸町まで行ってきました。
震災からたくさんの報道で実情を情報として知っているわけで、かなり覚悟して行ったけど、実際行ってみて本当に言葉にならないほどにあまりに大変な状況がそこには横たわっていました。
復興の前の復旧すらまだまだ遠い厳しい現状…。津波の被害は本当にあまりにすごすぎて人間の想像をはるかに超えていて、あまりに恐ろしく悲しいことが起こったことを現地で改めて再認識し茫然としたよ。


南三陸町では600人ほどの方が亡くなり、600ほどの人がまだ行方不明だそうです。



大変な現状と深い深い悲しみ…でも被災された方たちにとってはもう起こったことであり、もうそこで生活をしている、現状が非日常ではなく、すでにもう日常なんだよね。




7/1に現地に行き打ち合わせや視察をしてきて、今日まであらためてこの大きな悲しみと大変な状況を背負った南三陸町でおれがどう演奏し何をできるのかずっと考えてきた。


「音楽は癒しのエネルギーがある」
もちろんそう思う。


でも同時に音楽は、恋愛、大切な人、家族、大切な時間、故郷、大切な場所、大切な想い、生きること、生と死、自然…などを歌っていたりイメージしたりモチーフになっていたりする曲がほとんどだ。
ブラジルの曲も、日本の曲も、Jazzや映画音楽などのスタンダードな曲も、もちろんおれの曲も。


3/11の震災と津波…そして原発の現状も…、そういった音楽のもとになっている大切なものすべてを奪っていったのだろう。


そんなあまりにも途方もなく深く悲しく辛い体験をされた方々の前でおれは大切なものを歌う「音楽」を奏でられるのか?
一生懸命一生縣命自分に問いてきた。






あさって南三陸町歌津地区で演奏させていただくにあたり、おれは真正面から真摯にPianoを奏でようと思う。
いろいろな状況、深い深い悲しみ、起こったこと、それはもう変えられることではない。


音楽は癒しのエネルギーがある…
もちろんそうだが、現実を直視しないでただその場だけ寄り添うような音楽はおれにはたぶんできない。
ただ耳に心地の良い演奏とか、ただ喜んでもらう演奏はおれじゃなくてもよいと思う。



起こったこと、辛い思いをされている方々…この現実におれ自身がしっかり真正面から向き合って、その上で、
…恋愛、大切な人、家族、大切な時間、故郷、大切な場所、大切な想い、生きること、生と死、自然…、
「音楽」を大切に大切に熱く心から奏でてきたいと思う。
音楽を通して時にはこの震災や津波や大切な人や場所を思い出させてしまうかもしれない。
それでもそこから逃げずにまっすぐ演奏して、その悲しみも含めて心から沁みわたるような音楽を奏でる。
大変な経験、深く悲い体験をされた方々の前でおれがプロフェッショナルなピアニストとしてできること。
つたないしおこがましいかもしれないけど真正面から真摯に熱く熱く演奏してくるよ!



そしてそれは日々の演奏でも全く同じこと。
寄り添うのではなく本当の意味で一人一人の心に沁みわたるように。



今回こういう機会をいただけること、たくさんの方が後方支援、応援してくださること、本当に感謝でいっぱいです。
みなさまの想いもおれのPianoにしっかり乗せて奏でてきます!




全ての方に心から
Muito Obrigado!!!!!









P.S.
今回のご縁のあった南三陸町歌津地区への支援活動はほんと始まりでしかありません。まだ同じ現状がとてつもなく広範囲で起こっているし本当に広く長い長い支援が必要。今回がそのきっかけのひとつになるように。。。




 

 

コメント (2)
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