みなさま、2020年の年の瀬、いかがお過ごしでしょうか?
後の歴史に絶対に刻まれるであろう、未曾有のコロナ禍に全世界が飲み込まれたこの一年、みなさまにとっても本当に大変な状況の中を耐えて駆け抜けた年だったと思います。
なんだかあっという間だったような、とても長い時間だったような、不思議な感覚の一年でしたね。
僕にとっては、本当に大変な中でしたが、
『シネマ・ボッサ』『独奏〜at Hall〜』という2枚のアルバムのリリース、
カルッツかわさきホールでの今井亮太郎グループwith小野リサコンサートの開催、
JZ Brat Sound of TokyoやMotion Blue YokohamaでのLIVE、
好調なラジオ番組『Bossa da Comaedade』と番組から生まれた『海辺のカフェの水曜日』の配信限定シングルリリースと、
おかげさまで間違いなく大きな飛躍となる、実りある一年となりました!
2020年の年の瀬に、激動の一年を振り返りつつ綴っておこうと思います!
長文で恐縮です(笑)
今年の初め、この一年を「今年はとっても躍動できるんじゃないかな〜なんて自分に楽しみなんですよね」と綴っていて、間違いなく自分にとって大きな一年になる、と確信を持って2020年をスタート。
満員御礼となった1月のJZ Brat Sound of TokyoでのバースデーLIVEは、大きな手ごたえもあり、新たなる挑戦、さらなる飛躍、そして新たなる覚悟を胸に誓った夜でした!
この一夜がかなり前だと感じるほどの、そのあとの劇的な状況。
少しずつ日本にも足音が忍び寄っていた新型コロナウィルスの影は、春頃から日本全体をも巻き込むこととなりました。
そんな中で、日本コロムビアから”映画音楽をBossaNovaに”というアルバム制作の依頼を受けて制作したのが『シネマ・ボッサ』でした!
僕にとっては日本コロムビアからの5年ぶりの新作アルバム。そして、ハモンド・オルガンをメインにした初のアルバム。
コロナ禍で何度も話がストップしてしまうのでは、と不安になりながら、スタッフのみなさまがGoサインを出してくださり、強い気持ちで制作にのぞみました。
アルバム制作は緊急事態宣言の真っ只中。
世界中のすべてが止まってしまっている歴史的状況の中で、音楽家が音を残す意味があると考えて、”聴いていただいた方の心に虹がかかるような作品を”という想いのもと、総勢15名ものアーティスト仲間に声をかけ、アーティスト、エンジニア成田浩一郎さん、スタッフのみなさま、関係者の方…この作品に関わる全ての方が本当に強い情熱をもってこのアルバム制作に力を注いでくださいました!
そのレコーディング時期のことを今振り返ってみると、決して楽しい感情だけではない、いろいろな感情を思い出します。
それだけプレッシャーと、不安と、強い決意との中で制作したアルバムでした。
7月1日に晴れてリリースとなった『シネマ・ボッサ』は、僕にとってかげかえのない、そして世界にこの作品しかない、本当に素晴らしい自信作が生まれたと思っています!
8月には『シネマ・ボッサ』リリース記念LIVEとして、JZ Brat Sound of Tokyoで2daysのLIVEを開催。
席数を制限し、ソーシャルディスタンスを取っての開催。この頃はまた新型コロナ感染者が増えはじめてしまって、当然今までのように満席にできるほどにはお客様も集まらずでしたが、それでも会場に一生懸命足を運んでくださるみなさまがたくさんいらっしゃって、涙の出るような思いでした。
また、このLIVEでは、新たに有料LIVE配信も試みて、全国各地の方に僕たちの音楽をお届けして楽しんでいただきました!
配信の向こう側からもたくさんの応援の想いを感じて、とても嬉しかったなぁ。
初日は僕1人の独奏で、2日目はバンドスタイルでお届けしたこのLIVE。
仲間たち、素晴らしいスタッフのみなさま、応援してくださるたくさんのみなさま…音楽を奏でていく上で本当に大切な感情をあらためて再確認した、大切な2daysとなりました!
9月には、パーソナリティをつとめさせていただいているコマラジの番組『Bossa da Comaedade』のテーマソング「海辺のカフェの水曜日」の日本語版を、配信限定シングルとしてKaren Tokitaさんとの共同名義でリリース!
今年作ったカップリング楽曲「流星ピアス」は、会心の出来で、僕にとっても新たなる境地に進めた、そんな一曲になったと思います♪
ラジオ番組を通して生まれた楽曲を、しっかり作品としてみなさまにお届けできたことも本当に感慨深いです。
『Bossa da Comaedade』はおかげさまで11月に番組スタートから一年を迎えることができました!
コロナ禍の中でも、番組だけは止まらず、いつも楽しくお届けさせていただきました♪
ラジオを通して、たくさんのみなさまと繋がることができた一年でもありました!
番組にメッセージをいただいたり「ラジオ聴いてるよ!」と各地でお声かけいただいたり。
ラジオを通して、たくさんのエネルギーを僕もいただいて、リスナーのみなさまに心から助けられたなぁと感じていて、心から感謝です!
10月28日には、2年前の二俣川サンハート音楽ホールでのピアノのソロコンサート”独奏”を収録したLIVEアルバム『独奏〜at Hall〜』をリリース。
名器スタンウェイのピアノに一人で向き合って奏でた時間を収めたアルバムを満を持してお届けできたことも、この一年の大きなニュースでした!
このアルバムは、僕をメジャーデビューへと導いてくださったディレクター早川さんとともに制作したのですが、早川さんはじめスタッフのみなさまが今井亮太郎の音楽を心から大切にしてくださっているのがひしひしと伝わってきて、この作品を世の中に送り出せたことがとっても嬉しい!
2年前のあの独奏コンサートの臨場感、ピアノに向き合う感情、会場のお客様の雰囲気、全てが詰まったこのアルバムも、僕にとってとても大切な作品です。
11月3日には、カルッツかわさきホールにて今井亮太郎グループwith小野リサのコンサートが開催されました!
5月から一度は延期になったこのコンサートでしたが、スタッフのみなさまはじめ多くのみなさまが、「この状況の中だからこそ、このコンサートをなんとか開催して絶対に成功させよう!」という、とても強い情熱でご尽力くださり、開催することができました!
2,000名収容の大きなホールでの久しぶりのコンサート、大編成の今井亮太郎グループでの演奏、そしてなんといってもBossaNovaの歌姫・小野リサさんとの初共演。
本当にたくさんのみなさまにお越しいただき、ソーシャルディスタンスを施した客席はいっぱいに!
おかげさまで、本当に素晴らしいコンサートとなりました!
これからの今井亮太郎にとって大きなターニングポイントとなる、最高の、そして宝物のような一日でした♪
12月には、赤レンガ倉庫Motion Blue YokohamaにてピアノソロLIVE”独奏”を開催。
急遽決まったLIVEにも関わらず、たくさんのみなさまにお集まりいただきました。
リニューアルされたMotion Blue Yokohamaのステージに、グランドピアノと僕だけで奏でる時間。
「原点」をテーマに、歩んできた自分の道のりを、LIVEの中で少しずつ振り返りながら大切に奏でる、そんな時間でした。
とても感慨深い、とても幸せな気持ちで、ピアノに向き合って奏でさせていただきました。
素晴らしい仲間やスタッフ、僕を応援してくださる大切なたくさんのみなさま…素晴らしい環境の中で、奏でられる幸せ、音がそこにある幸せを実感して、本当に大切な一夜となりました♪
珈琲美学、Strings、KANAFU、ピアノフォルテ…。
北陸のもっきりややMock…。
他にも上げればキリがないほど、今年もいろいろなところで演奏させていただきました!
大変な状況の中、どこにいっても素敵な笑顔があり、スタッフのみなさまが僕らアーティストが安心して奏でられるように、そしてお客様が安心して音楽を楽しめるように、一生懸命感染予防対策を施していて、LIVE配信がある会場では配信を観てくださる方が楽しめるようにと時間ギリギリまで全力で音と映像のセッティングをしてくださって、本当に毎回毎回涙がでるような思いに触れました。
来てくださるみなさまも、僕の音楽を一生懸命大切にしてくださり、心から楽しもう!という気持ちで足を運んでくださっていること、毎回心の深いところまで伝わってきました。
配信で視聴してくださっている方も、なんとか応援しよう!という想いに溢れていて、遠いところにいてもその想いが伝わってきて、どれだけ大きな励みになったことか。
そして、大切な仲間たちとも素敵なステージを創ることが出来、さらに新しく一緒に奏で始めた素晴らしい仲間たちにもたくさん出会えて、これからの展開がさらに楽しくなるという確信も得た一年。
感謝してもし尽くせない、本当にみなさまの大きなあたたかさにたくさん触れた一年でした!
この一年の経験は、本当にかけがえのないものです。
たくさんの想いに溢れた一年に、心から感謝です!!
幸せも、嬉しさも、苦しみも、自信も、挫折も…たくさんの感情を感じることのできたこの一年は、本当に本当に大きい。
結果的に大きな飛躍となった一年となりましたが、僕はまだまだここがスタートだと思っています。
本当にかけがえのない大きなものを掴んだ一年だからこそ、次へ繋げて、さらなる高みへ羽ばたきたいと考えています!
来年もどうぞよろしくお願いします!
素敵な新年を\(^o^)/
Muito obrigado!!!!!!
今井亮太郎