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湘南でゆるゆら暮らしココロ赴く先へガシガシ出かけるライター山秋真が更新。updated by Shin Yamaaki

福島原発で再臨界の疑いが濃厚に(京大原子炉実験所助教・小出裕章さん)

2011-04-12 11:58:57 | 原子力緊急事態宣言の下で(2011年3月~)

今週の『ニュースコメンタリー』が、
4月9日15時より無料で公開されている。
福島原発で再臨界の可能性が濃厚とのことなどから、
通常の更新時間を早めたという。

以下のURLからご視聴いただけるので、どうぞ
小出さんの解説をご自分で聞いてみてください。
http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php

ちなみに、番組内容の要約文は以下のとおり。

*** *** ***
福島原発で再臨界の疑いが濃厚に
解説:小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)

原子力安全・保安院は、8日、福島第一原発一号機の
原子炉格納容器内の放射線濃度が、毎時100シーベルトに
上昇したことを明らかにした。
これは前日に比べて、3倍以上も高い放射線濃度にあたり、
同炉内の温度と圧力も上昇しているという。

京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、
放射濃度の急上昇に加え、
原子炉の温度や圧力の急上昇していること、更に
塩素が中性子に反応して生まれるクロル 38という塩素が
原子炉内で発見されたことなどから、
炉内で再臨界が起きている可能性が高いと指摘する。
中性子は核分裂が起きたときに発生する。

臨界とは放射性ウラン燃料などが
核分裂連鎖反応を起こす状態のことを言う。
「再臨界」は、
臨界状態にあった原子炉が一旦停止して核分裂が止まった後、
燃料棒の露出などでウラン燃料が溶け出して、
圧力容器の下部に蓄積するなどして、
制御されない状態で核分裂連鎖反応が起きる状態を指す。

再臨界が起きると核分裂反応の制御が困難になり、
大規模なエネルギーが発生するため、
原子炉内の温度があがり水蒸気爆発の可能性が高くなる。

小出氏は、水蒸気爆発が発生し、圧力容器や格納容器が吹き飛び、
今とは桁違いの放射性物質が流出する最悪のシナリオにも
今後警戒していくべきだと述べ、その場合、風向き次第では
東京も避難対象となる可能性にも言及している。
神保哲生と宮台真司が小出氏に、福島原発の現状を聞いた。

*** *** ***

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