ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

楽しい映画の始まり~♪

2012年06月09日 | 映画

 昨日久しぶりにイオンの中にあるMOVIXへ映画を見に行った。

目指す映画は9時40分からのウディ・アレン監督作「ミッドナイト・イン・パリ」だ。

あまりにも久しぶりすぎて、いつも行ったら車を停める4階屋上の駐車場への通路がなぜか通行止めになっていて、あわてて一つ下の3階駐車場へ移動する。

まあ私は心配性なので15分前には着いていたので余裕なのだ。

10分もあればここから歩いて2階の劇場に行って、ネットで予約したチケットを自動発券機で出しても大丈夫だと思い、9時30分に車から出て、ビルの入口へと向かう。

???、入り口自動ドアの前に立ったが、ドアは開く気配がない。

そういえばイオン自体の開店時間は10時からなので、入れる入り口が限られていたことを思い出す。

そこで周りを見渡すと、女性が一人30m程離れた入り口に向かっているのを発見、急いでそちらに向かう。

何も問題なく開く自動ドア。

やれやれと思い2階への階段を下りる。

 ???、目の前に大きなシャッターが立ちふさがるように降ろされ、中に入れない。

あわてて時計を見ると9時35分。

とりあえず1階まで駆け下り、いったん外へ出て別の入口を探そうと思い、すぐ目の前にあったドアから外へ出る。

見覚えのある場所だったが入り口は近くには全くない。

おまけに自分が覚えてるMOVIXへ外から入る階段のある場所は、ここからだとビルの真反対の場所だと確信する。

慌ててまたビルの中に戻り、出ていくときにちらっと見えたある店舗の中の店員を目指す。

「すいません、ここから2階の映画館へ行こうと思ったらどう行けばいいんですか?」

店員が意外そうな表情で、

「すぐ横の階段を上がればいけますけど」

と答える。

そこでシャッターが閉まっていることを説明すると、

「ああ~、シャッターが閉まってたらグルッとビルの反対側に回って行くしかないかもしれませんねえ」

とのんきに答える。

今からビルをぐるっと回ってると絶対間に合わないと思い、別の入口があったかもと思いながら、もう一度階段で2階へ向かう。

なんという奇跡、シャッターは魔法のように消え失せ、目の前にMOVIXが現れていた。

助かった・・・。

んん?窓口の方に大行列が見えるけど、みんなネットで予約してないのかね、なんて思いながら自動発券機へ向かい、チケットを取り出す。

今日は昼から「メン・イン・ブラック3」も見ることにしてたので、予約番号を間違えて出してないか確認しようとチケットをよく見る。

開始時間9時45分。

確かに予約時間は9時40分だったが、上映時間は9時45分だったんだなあ。

すでに9時40分を回った時計を見ながら、自分の慌て振りが可笑しくなってくる。

なんとか間に合ったよ。

入り口に立つもぎりの若い男にチケットを渡す。

???、「ちょっとお待ちください」なんて言いながら、男は耳にかけたイヤホフォンマイクで7番シアターに入るお客さんが来ているが通していいか、などと確認している。

さっき見たあの大行列が何か関係してるのか?あと5分で始まることを説明する。

「最初の方は予告編ですから」と思わぬ答えが返ってくる。

「いやいや、どう見てもあの行列とは関係ない映画だし、時間過ぎても入れないっておかしいでしょ」

と諦めずに説明する。

またマイクに何やら入れていいかどうか確認するもぎりのあんちゃん。

「お待たせしました、7番シアター通路右側方向へお進みください」

今日は散々だと思い、時間切れでコーヒーが買えなかったことを悔やむ。

 やっと劇場の中に入ると、客席100席ほどの小さなホールに客は一人もいない。

おお!これはラッキーかもと思い、予約した中央少し後ろの6列目の真ん中に座る。

そしてすぐに場内に流れていた音楽が止み、スクリーンにはコマーシャルが流れ出す。

このまま誰も来なかったら貸切だよ、なんて思った瞬間に、大きな女性の喋り声が近づいてきた。

前方の通路から現れる二人の年配の女性と一人のおじいちゃん。

瞬間嫌な予感がする。

尚もしゃべり続ける女性二人は、私の席を通り越し、二つ後ろの列斜め右側に座る。

一方のおじいちゃんはどうやら連れではないらしく、一人前から3列目の真ん中に座る。

ウディ・アレンのおしゃれなパリの映画ってわかってるんだろうか、なんて偉そうに思う私の後ろでひたすらしゃべり続ける女性二人組。

人が少ないせいもあるのだろうか、普通であれば少なからず遠慮して、声を抑えて喋るんだろうが、二人はお構いなしに道端で普通に喋ってるようなトーンで喋り続ける。

んん~、まだ予告編だからいいけど、始まったら静かにしてくれるんだろうかと徐々に心配になってくる。

そしてスクリーンにはいよいよ上映開始寸前に流れるお馴染みのMOVIXのテーマソングと、カバさんと人間が映画を見てるアニメが映し出される。

「映画って楽しいねえ~、みんな一つになれるよ~♪」

 いよいよ調子に乗ってしゃべり続ける2人。

ここで私が声を出して注意すれば、相手もせっかっく映画を見に来てるのに不愉快な気分にもなるだろうし、自分も言ってしまったらしばらく集中できないだろうなあ、なんてこの期に及んで考えていた。

が、そこへ場違いな大きな笑い声がこだまする。

「すいません、もうちょっと静かにしてもらえませんか!」

気が付いたら大きな声を出していた。

「すいません・・」

という小さな声が返ってくる。

 その瞬間に映画が始まる。

次々と映し出されるパリの美しい街並み。

予想してた通り、興奮状態で全く映画に集中できず。

まあそんな気分は開始5分くらいですぐに消えてしまい、なんとか普通に映画を楽しむことはできた、ッホ。

そして無事映画は終わると、まだエンドロールの流れている暗い場内を、こそこそと出ていく二人の女性を見てしまい、すぐに現実に引き戻され複雑な気分になる。

たぶん始まったら静かにしてくれたんだろうになあ~、言っちゃったなあ~・・・。

それにしても騒々しい朝だったなあ。

場内が明るくなってもしばらく席に座り続けていた・・・。


『借りぐらしのアリエッティ』

2011年07月23日 | 映画

 イギリスの児童文学「床下の小人たち」を、宮崎駿が企画・脚本で映画化した、スタジオ・ジブリのファンタジー作品『借りぐらしのアリエッティ』を観る。
ただ監督が宮崎駿ではないという事で一抹の不安が残ったが、予告編からジブリらしい見事な映像美で見せてくれた。

 心臓の手術を数日後に控えた少年・翔は、郊外のはずれにひっそりとたたずむ母の実家に、療養にやってくる。そこで翔は、小人の少女アリエッティに出会う・・・。

 ある一軒の家の周りだけで繰り広げられる、なんともこじんまりとした物語。
まず前半の、人間の家の中にある日用品やら食料をちょっとづつ借りてつつましく生活している、小人の家族の日常を描いたシーンがとっても素敵だった。
古い洋風の屋敷の床下や壁の間など、迷路のように張り巡らされた通り道は、もしかしたら自分の家の壁にも、なんていう想像を掻き立てられ、そういう子供じみた発想がまた楽しく、不思議な味わいを感じさせる。
アリエッティと翔が出会って、ほのかに相手を想い合う展開も微笑ましく、可愛らしい。

 ただねえ、やはり内容があまりにも薄く、演出も雑で、完成度についてかなり問題があったんじゃないかなあ。
まず冒頭「ぼくはあの年の夏・・・」という、翔の語りから始まるんだけど、なぜか作品の中心となる目線は翔ではなく、アリエッティなんだよねえ。
このストーリー展開ならまず「私はあの夏・・・」であり、オープニングは彼女のシーンから始まらなくちゃあおかしいんだよね。

そして始まってすぐいきなり少年に目撃されるアリエッティをはじめ、人間に目撃されたら引越ししなくてはいけないという掟があるにもかかわらず、最初っからそれほど人間から距離を取っているように見えなかったし、緊張感もないので、作品全体にメリハリがないんだなあ。

それと肝心のアニメーションについても、目を見張るようなシーンも特になく、ただ美しいだけではジブリファンを満足させられなかったんじゃないかなあ。
細かいところだけど、雨に濡れても服の色が変わらないっていうところも私は不満だった。

父をはじめ、人間をまったく相容れないものとする小人達。
そして人間の少年と心を通わせるアリエッティ。
少年はアリエッティに出会い、自分達の周りでも、たくさんの命が息づき、健気にそして力強く生き抜いていることを知る。

テーマはそういう命についてなんだろうけど、それを翔にいきなり「君達は滅び行く種族なんだ」なんて語らせるセンスには、ちょっと辟易してしまった。

過度にドラマチックにしないという演出も、嫌いではないけど、少年とアリエッティのエピソードがあまりにも少なく、滅び行く運命に逆らえないように静かに遠ざかっていくラストも、切ないというより暗雲を感じさせるものだった。

雰囲気は良かったんだけど、ドラマ的にはこれからが面白くなるってところで終わってしまい、なんだか連続テレビアニメの、第一話を見たような気分にさせられる作品だった。


映画ベスト500!

2010年03月28日 | 映画

 映画雑誌『Cut』の4月号に絶対に見逃せない特集が組まれていたことを、anupamさんのブログ「シネマトリックス」で知り、さっそく購入した。

その特集が、
“世界の映画オタクが選んだ史上最高の映画ベスト500!”


元はイギリスの「EMPIRE」という有名な映画誌が定期的にやってるアンケートの特集みたいなんだけど、参加者は世界中の映画人と過半数を占める読者。

前置きとしてハリウッド映画とイギリス映画がかなりひいきされてるとあるが、やっぱりこういうランキングは見逃せないよなあ(^^)

 栄えある第1位はなんと「ゴッドファーザー」だった。

ランキングは結構好きなんで色々みてるけど、この1位は珍しいんじゃないかなあ。

以降のランキングは本を見て欲しいんだけど、実際にランキングを細かく見ていくと、やっぱりかなり偏ってる(笑)

一番感じたのがアンケートの参加者が男性が多かったのか、ジャンルでいうとギャングものとか戦争や西部劇が多い感じ。

それからホラーが多いっていうのも特徴的。


なんといっても自分のランキングを考えた時、絶対にベスト10では外せない「ローマの休日」が200位を超え、「死霊のはらわたⅡ」が50位以内っていうんだから、かなりの偏りでしょう。

それからオタクらしくこだわりの監督、例えばコーエン兄弟とかリンチやタランティーノ作品も上位にランキングされている。

まあこういうとこは私もまったくの同感で、自分のオタク度を再確認できたかなって感じ(笑)



 それとランキングをみての楽しみの一つである、あの作品が入ってないではないか!探し。

え~とまず常連の「駅馬車」がランキングされてないのが驚き。

それから「刑事ジョン・ブック」に「ギルバート・グレイプ」、なんと私のイチオシの「デッドゾーン」までないとは。

フランス映画も少なかったり、まあだからどうしたってだけなんだけど、ランキングされなかった作品が多ければ多いほど、これは押さえてないとだめでしょう~って気分になって、反対に嬉しくなってくるんだけどね(^^)

 あと初めて聞くタイトルもちらほらあったんだけど、一番気になったのが「ハロルドとモード/少年は虹を渡る」っていう作品。

大きなバイクにばあちゃんがハンドルを握ってまたがっている後ろに少年が座っているという写真が掲載されてて、このシーンだけでもういい感じなんだよねえ。

さっそくTSUTAYAをチェックしたんだけど、こういう作品に限ってないんだよなあ。

本にも書いてたけどかなり深いカルト作品らしくて、これは要チェック作品発見!って感じ。

それからこの特集で一番感心したことが、作品それぞれに付いてるレビューがどれも見事だったこと。

短い文章の中で的確にその映画の魅力を捉え、意外な切り口で読者を楽しませる上手さといったら、流石ですろ~。

(自分もこれくらい書けたらなあ~・・・)


今年初の劇場へ

2010年01月16日 | 映画

 この映画を劇場で観ないと、今年も始まらないでしょう!っと久しぶりのキャメロンの新作『アバター』を観に行った。

劇場の入り口で渡された3Dのメガネを持ち、視界に余計なものが入らないようになるべく前の席に座った方が臨場感が得られるとの書き込みを参考に、ちょっと前側のど真ん中に座る。

公開してちょっと経っているので席はがらがらだったが、私の座った列には私の両脇に男が二人張り付き、あと全部開いているという状態。

考えることは同じだったんだろうが、あんたたちも始まれば1つずつ空けて座っても良かったんじゃないの(^^;)

おまけに前の席は私の前に一人いるだけで、後は誰もいない状態だって(笑)

 3Dということで、昔見た「13日の金曜日PratⅢ」の時のように、目の前にいろんなものが手が届くぐらい飛び出してくる映像を想像していたが、この3Dは画面の奥へ向かっていく広がりだった。

ただ思いの他立体感は得られず、ためしに途中ではずして見たが、映像はかえってはずした方が遥かに美しいという状態。

おまけに目が慣れるまで、最初の方は映画より見え方が気になってちょっと集中できなかった。

さらに席は前のほうが良いということでいつもより前側に座ったことで、ちょっと上を向く感じとなり首が無性に凝ってきた。

これはどうなることか・・・。

 いやいや、そんなことはあっという間に忘れるほど夢中になり、2時間42分まったく飽きることなく一気に見ることが出来た。

見終わった後は、3Dのメガネをはずし、いかにも目が凝ったかのように目を擦る振りをして、途中で流した涙の後をぬぐっていた・・・。

今年一発目、最高のスタートじゃない(^^)


『ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD』

2009年12月14日 | 映画

 劇場版ワンピースの第10弾『ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD』を久しぶりの劇場で観る。

原作の大ファンであり週刊ジャンプも毎週買っている私だけど、この歳で久しぶりの劇場がなんでアニメかっていうと、もちろん劇場でもらえる「ワンピース 0巻」の争奪戦というか、あまりな盛り上がりにつられて行っちゃいました。

結局あっさりゲットできたんだけど、いざ映画が始まると隣の席に小学生が座ってるって状況には、ちょっとへこみましたね(^^;)
どんだけ私はワンピースが好きなんだか(笑)

劇場版も大10作目ともなると、マンネリ化してしまうもんだけど、今回は製作総指揮を原作者の尾田栄一郎が務めていたということもあり、原作に近い絵柄にアクションのかっこよさと、たぶん歴代一位のクオリティだったと思う。

お約束の笑いも原作そのままで、終始クスクス笑ってた。

ただねえ、肝心のストーリーが期待してたより、かなり原作から離れてて意外だったのと、なによりワンピースの一番の魅力である、泣けるところがなかったんだよねえ。
私は原作を読んで何度涙したことか(^^;)

それと肝心の敵役の金獅子のシキの魅力がないんだよなあ。
ちょっとふざけすぎてたって感じで、伝説のわりにはあまりにも軽かった(笑)

そして一番興奮したのは、意外にもエンディングのシーンだった。
なんとそのエンドロールのバックに映し出されたのは白ひげ・エース・シャンクスの姿。
カ~ッコいい!!
もう思わず心の中で「おおっ!」って言ってたよ。

しかしどんだけ私はワンピースが好きなんだか(笑)
さあ、最近めちゃめちゃ盛り上がってる、今週の「ワンピース」はどうなってるんだろう。
んん~、早く読みたい・・・。


『東宝特撮映画DVDコレクション』

2009年10月10日 | 映画

136 今テレビで頻繁に流れている“ゴジラ”のCM。

またあのデアゴスティーニがやってくれた。この私のコレクション癖をグラグラと揺する、絶妙なチョイス、ック~~!

 私はほんにこのデアゴスティーニの定期購読シリーズに弱い。

「X-ファイル」に始まり「24」やらガンダムにスタートレック、仮面ライダーにも手を出してしまった。

そして定期購読を申し込み、その度にもういいんじゃないかなって飽きて解約を繰り返してきた。

今もCMを見るたびにお城を作りたいとか、フェラーリを作りたいとか思ってしまう。

定期購読ってなにか昔買っていた雑誌の付録のような、楽しさといかがわしさが混ざった魅力というのか、普通では手に入らないものが簡単に送られてくる安直さから無性に手に入れたくなってしまう。

ついこないだは、デアゴスティーニではなかったけど、鉄オタでもないのに無性に鉄道模型が欲しくなってしまい、本屋で買う寸前だったけど、あんなもの出来上がってどこに置いておくんだっちゅうことで、なんとか踏みとどまった(笑)

この東宝特撮映画もたぶん今見たらたいしたことないとか、デジタルリマスターとかしてなくて画像もそんなに綺麗じゃないとか思いながらも、1週間ほど悩んだ末に見事撃沈、やっぱり定期購読を申し込んじゃった(^^;)

まあ前回定期購読を申し込んだ「刑事コロンボ」の時のように、倍ぐらい高くついてしまうってことはないだろうから・・・。

さあ、早く『ゴジラ』を送って来るのだ、デアゴスティーニよ!

 


『淀川長治 究極の映画ベスト100』

2009年04月19日 | 映画


 通勤の途中に読む本で、なんか映画に関連した本がないかと探していたところ、この『淀川長治 究極の映画ベスト100』という文庫本を見つけ購入。

淀川さんといえば、どんなにつまらない作品でも、その中にある素敵なものを独自の目で見い出し、限りない映画への愛情をその独特の語り口で私たちに伝えてくれた、私にとって大いに映画を見る参考にさせていただいた評論家の一人。

その淀川さんのベスト100ってどの作品だろうか、私が見てレビューした作品にはどんな風に書かれているんだろうかと、急いでページをめくる。

100作品の中の20作品程は見ていたが、中でも「霧の中の風景」という作品の解説に思わず唸ってしまった。

この作品はアンゲロプロス監督の傑作ロードムービーということで、TSUTAYAとかいろいろ探したけど見つからず、私の中でずっと幻の作品だった。

それがamazonで「テオ・アンゲロプロス全集DVD-BOXⅢ」の三作品の中のひとつにあることを見つけ、思い切って買って見たのはいいけど、その難しさにまったくレビューがかけなかった。

海に大きな手が浮いている・・・???。

そんな作品をこの本で淀川さんは、この作品は分かりやすいと書かれており、素晴らしい言葉でこの作品を絶賛されていた。

この本の最初に出てくる淀川さんの言葉、

“映画を頭で見たら、つまらないね。

もっと感覚的に見て欲しい。”

まだまだそんな域にまで達してないけど、ちょっとでも近づいていけたらなと思う。

この100本、全部見れるかなあ~(^^)


ニューリリースDVD

2007年10月14日 | 映画

 今月の17日に発売される『スパイダーマン3』をかわきりに、年末にかけて今年の春から夏にかけて公開されたビッグ・タイトルのDVDが次々とリリース予定となっている。

今からもう楽しくて仕方がない。

ちょっとそのタイトルを挙げてみると、

11/17 ダイ・ハード4

11/14 レミーのおいしいレストラン

11/21 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

12/5     パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

12/19 トランスフォーマー(こないだ見たような気がするがもう発売!)

他にも『起動戦士ガンダム 劇場版メモリアルBOX』なんてものもあるけど、まだまだすごいタイトルが控えているのだ。

10/26 ガメラ 大怪獣空中決戦 他シリーズ3部作

11/9   黒澤明DVDコレクション<普及版> 黒澤作品は『七人の侍』や『用心棒』とかはすでに持ってるが、『赤ひげ』とか『隠し砦の三悪人』とかまだまだ見たい作品が目白押し(^^)。

今なぜこの時期に普及版が発売されるのかわからないが、なぜか黒澤明がコーヒーのCMに出てたり、織田裕二が『椿三十郎』をリメイクするとかの話題もあり、改めて注目されてる感じ。

だったら是非これを機会に過去の作品を劇場でリバイバル上映して欲しいね(^^)

そしてこれらの作品を超えて、今私を一番熱くしているDVDが『刑事コロンボ』。

私も過去『24』など度々購入しているデアゴスティーニから、『刑事コロンボ DVDコレクション』が創刊された。

懐かしい~♪。

一番好きだった作品は『二枚のドガの絵』。もうラストが最高に素晴らしかったのを覚えてる。

すぐに定期購読を申し込んでしまったんだけど、よく見ると全45話が、DVDに一話ずつしか収録されておらず、全部そろえるとえらいスペースをとってしまうんじゃないか、これは(笑)せめて2話ぐらい収録してくれよ~(^^;)

いやあ~、小遣いが心配だが、楽しみだねえ~♪


映画『スチームボーイ』

2005年04月10日 | 映画

  『AKIRA』から16年、待望の大友克洋監督の長編アニメ作品『スチームボーイ』を観ました。

舞台は19世紀のロンドン、世紀の大発明「スチームボール」を巡る冒険活劇。

ストーリーや設定がやや似ているせいもあり、観ていてジブリの「天空のラピュタ」をかなり意識するというか較べてしまいます。

とにかくメカニックの駆動する様や重量感、英国ロケによるパリ市街地の背景、どれをとってもその細部にわたる描き込みは「ラピュタ」よりは上ですね。

製作期間が9年もかかっているのもうなずけます。

でも肝心のアニメーションとしての動きはどうだろうか?

「ラピュタ」にみられる個性的なキャラクターたちが生き生きと動き回る躍動感、同じように周りをぶっ壊しながら走るメカの疾走感。

極めつけはこれはジブリにはどこも勝てないだろう、空をほんとに飛んでるかのような浮遊感。

対する大友克洋、かなりのメカオタクとみた。

キャラクターよりメカの方が好きなのか、これをいろんなアングルから描き込むことに力が入っており、今回はこれが災いしたようですね。

 さらに最近のアニメではよくあるけど、なぜに芸能人を声優に使うのか?

話題づくりのためだけだったらもうやめて欲しい。

せっかくの作品が台無しになってるよ。

「スチームボーイ」もかなりもったいないです。

ただひとりスカーレット役の小西真奈美さんはプロの声優にまったく引けをとらない上手さでした、お見事!

キャラとしてもスカーレットが一番おいしい役でしたよね(笑

「スチームボーイ」の続編としてスカーレットを主人公にしたOVA作品も企画されてるそうですよ。

また、「スチームボーイ」は全米でも公開中だそうです。

こちらの吹き替えも非常に豪華で、レイ役がアンナ・パキン、祖父のロイド役がパトリック・スチュアートです。

なぜかロイドが出てくると、アメリカ人大爆笑とか(爆


フランス映画って

2005年04月03日 | 映画

 人と映画の話をしている時、「フランス映画っていいよね」なんて言うと、それだけで自分だけちょっと上行く映画通って気分になる。

でも実際のフランス映画って、なかなか難しいんだこれが。

ハリウッド映画のような派手な作品を見慣れていると、フランス映画はとにかく盛り上がりの起伏が少ない!

ヘタをすると始まりから終わりまで何の盛り上がりもなく、知らない間に眠っていたってことも稀じゃない。
さらに、なぜか主人公がさしてかっこよくもないオジサンという作品が多い。

そんなオジサンのラブストーリー『ムッシュ・カステラの恋』などなど・・・。

その代わり女優さんの演技や醸し出す雰囲気は、ハリウッド女優の華やかさを凌ぐものがあります。・・・救いです。

自分もそんな数観ている訳じゃないけど、フランス映画を観るためのアドバイスを二つ。

まずオープニングはかなり地味だけど、それを乗り越えるとわりと一気に最後まで観れます。

ハリウッド映画のド派手な演出で、まずつかみはOKってことはまずないので、後から盛り上がってくるのだと信じて観ましょう。

見終わった後の気分は、ハリウッド映画とまったく違うものを味わうことができるでしょう。

とにかくオトナ気分です。

 次にストーリーがアクションより会話を中心で進んでいくため退屈であり、字幕だと必死で読んでいかないといけません。

結構くたびれます。

でも吹き替えにするのはもってのほかです。

フランス映画はフランス語で観なければなりません、絶対に!。

フランス語が世界で一番美しい言葉だと思って観ていると、なんでもないシーンでもとてもお洒落な会話に聞こえてきます。

不思議です。

この辺を押さえておくだけで、かなりフランス映画も抵抗なく観れる・・・かも・・・・・。

 私の数少ないオススメのフランス映画も、ちょっとづつ小出しにしながらこれから紹介していこうかな。

ほんとに数少ないけど・・・(笑