ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

フランス映画って

2005年04月03日 | 映画

 人と映画の話をしている時、「フランス映画っていいよね」なんて言うと、それだけで自分だけちょっと上行く映画通って気分になる。

でも実際のフランス映画って、なかなか難しいんだこれが。

ハリウッド映画のような派手な作品を見慣れていると、フランス映画はとにかく盛り上がりの起伏が少ない!

ヘタをすると始まりから終わりまで何の盛り上がりもなく、知らない間に眠っていたってことも稀じゃない。
さらに、なぜか主人公がさしてかっこよくもないオジサンという作品が多い。

そんなオジサンのラブストーリー『ムッシュ・カステラの恋』などなど・・・。

その代わり女優さんの演技や醸し出す雰囲気は、ハリウッド女優の華やかさを凌ぐものがあります。・・・救いです。

自分もそんな数観ている訳じゃないけど、フランス映画を観るためのアドバイスを二つ。

まずオープニングはかなり地味だけど、それを乗り越えるとわりと一気に最後まで観れます。

ハリウッド映画のド派手な演出で、まずつかみはOKってことはまずないので、後から盛り上がってくるのだと信じて観ましょう。

見終わった後の気分は、ハリウッド映画とまったく違うものを味わうことができるでしょう。

とにかくオトナ気分です。

 次にストーリーがアクションより会話を中心で進んでいくため退屈であり、字幕だと必死で読んでいかないといけません。

結構くたびれます。

でも吹き替えにするのはもってのほかです。

フランス映画はフランス語で観なければなりません、絶対に!。

フランス語が世界で一番美しい言葉だと思って観ていると、なんでもないシーンでもとてもお洒落な会話に聞こえてきます。

不思議です。

この辺を押さえておくだけで、かなりフランス映画も抵抗なく観れる・・・かも・・・・・。

 私の数少ないオススメのフランス映画も、ちょっとづつ小出しにしながらこれから紹介していこうかな。

ほんとに数少ないけど・・・(笑


『スウィングガールズ』

2005年04月03日 | 映画

01  なんかいぐね?いぐね?
いがったさぁ~。

 おもっきりスウィングさせてもらいました。
ビデオで見た後に速攻でAmazonにDVD注文しちゃったよ。

劇中で演奏されてる音楽は、すべて実際に彼女たちが演奏してるんだよね。

相当練習したはずなのに、あんまりそういう場面はなかったけど、わざと汗臭い場面をカットしたせいで、とても爽やかな仕上がりになってる。

なにより出演者がとってもフレッシュです。

でも一生懸命練習してる彼女たちの姿もちょっとは観たいなって、メイキングが入った特典ディスク付きの『スウィングガールズ スペシャル・エディション』を注文したのだ。

で、今日発送したってメールが来たのでまだ観てなかったりして・・・。

特典ディスクの感想については後日紹介ということで。

これはいろんな掲示板でも書かれてるけど、結構ベタなストーリー展開です。

ほとんど『ウォーター・ボーイズ』と一緒です(笑

竹中直人も出てるし・・・。

それぞれの登場人物たちが演奏している以外のエピソードがほとんどなく、キャラとしての魅力を半減させているなどの惜しい点もあるけど、そんなものはどこかへ吹っ飛んじゃうほど、観終わった後のあの爽快感は最高です。

で、次にサックスっていくらぐらいするのかなあ~、なんてきっと調べると思うよ。

なんが「スウィングすっぞ~!!」て気に絶対なるがよ(って、これ山形弁じゃない?)

ちなみにYahoo!で初心者入門版のテナーサックスが3万円ぐらいで売ってた(笑

セーラー服姿の女子高生たちが大舞台でジャズを演奏し、客席が総立ちで一緒にスウィングする。

やっぱこの監督目の付け所がいいね。

昔の伊丹映画のように、そういうイメージを発想した時点でヒット間違いなし!みたいな。

とっても魅力的な青春映画です。お見事!