先日読んだ『淀川長治 究極の映画ベスト100』をとっても面白く読めたことに味をしめ、次に淀川氏と双璧の映画評論家といわれる双葉十三朗の『外国映画ぼくの500本』を読む。
まあ500本ともなると相当なものなんだけど、一つ一つが実にシンプルで的確に評論されており、そのすべてに☆印の評価がされていて、今後の特にヨーロッパ系の映画を見る上でおおいに参考になった。
淀川氏の本もそうだったけど、一番気になったのは自分がレビューを書いた作品を、どんな風にレビューされているのか。
そこで気がついたことは、双葉氏は好みの俳優に左右されず、かなり冷静に評価されているというところ。
この女優が出てるから☆半分アップという感じがないんですね。
たぶん掲載されていた雑誌のスペースの制限があり、コンパクトにレビューするしかなかったためと思われるが、淀川氏と比べてその辺の思い入れ的なものが少なかったかな。
それから自分の評価基準と若干違いを感じてしまった。
私の中では満点の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ダイ・ハード」より「ネバーエンディング・ストーリー」の方が点数がよかったっていうところは、おや?って思っちゃいました。
ただ名作と呼ばれる作品でも、必ずしも高得点とは限らず、容赦ないところは好きですねえ(^^)
連休に突入し、最高のタイミングで風邪を引き、こんな昼間からこうして記事を書く羽目に・・・。
日頃の行いが悪かったのか、早くも最悪のGWとなりそうな予感がしている(;;)