前に紹介したサム・クックの『Twistin’ the Night Away』のように、映画を観ていると突然素敵な曲に巡り会うことが出来る。
今回も映画を観て大好きになった曲を紹介(^^)
アメリカのジャズ・ピアニストのキース・ジャレットが、北欧出身のジャズ・ミュージシャン3人と組んだ通称「ヨーロピアン・カルテット」と呼ばれるバンドで発表し、大ヒットを記録したアルバム『マイ・ソング』のなかの一曲『Country』。
2001年に公開されたドイツの「マーサの幸せレシピ」っていう作品で、この曲はオープニングの厨房で高級感溢れる料理を作っているシーンでいきなり流れてくる。
この『Country』を聞いていると、その料理シーンも含めとにかくエレガントで美しい調べにウットリしてしまった。
すぐにiTuneでダウンロードし、今でも聞いている。
ジャズにはそんなに詳しくないけど、キース・ジャレットの繊細なピアノの旋律に、ノルウェー出身のヤン・ガルバレクの澄み切ったサックスの音色が重なると、もう気分はメロメロなのだ(^^)
こんな素敵な曲を私は聞いているんだという優越感に浸り、薄っぺらい大人気分を味わっている(笑)
こんな素晴らしい曲に出会えたことに感謝!
また、キース・ジャレットでいうと、もう一曲大好きな曲がある。
キース・ジャレットが完全即興で演奏したピアノ・ソロ・コンサートを収録し、世界中で大絶賛されたアルバム『ケルン・コンサート』の中の一曲、『The Köln Concert (Pt. IIc)』。
即興だったということでタイトルが「パート2C」とか味気ないものになっているが、即興という緊張感のなかで奏でられる研ぎ澄まされたピアノの調べはもはや神がかり的で、一音も聞き漏らさないように耳を澄まし、いつしかうっとりと聞いている。
こちらも素晴らしい曲です。
ジャズの世界では超有名曲で、いまさら私のような素人が改めて紹介するのも恥ずかしいんだけど、ぜひたくさんの方に聞いて欲しいなあ(^^)