さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

8月27日のことです。S介護医療院を見学・面談させていただきました

2024-10-06 22:35:16 | 介護医療院

8月27日(火)14時S介護医療院へ行きました。

I老健の医療レベルではさっちゃんに責任を持ち続けることが出来ないと言われています。

軽度の誤嚥性肺炎を患っていましたから、今の病院へ入院した訳です。

その誤嚥性肺炎もすでに快復していますから、病院には長く入院し続けることは出来ません。

相談員さんとの話し合いで、紹介していただいた介護医療院を見に行くことになったのです。

老健ょりは医療レベルの高い介護医療院を紹介してもらったのです。

 

遠い場所だと面会するのに時間がかかってしまいます。

僕は車を持っていませんから、自転車で行くことになります。

紹介していただいたS介護医療院は我が家からの直線距離がI老健よりも少し遠いだけです。

I老健へは苦なく自転車で行けていましたし、最悪、歩きでも何とか行けていました。

ですから、この日も僕は自転車で行ったのです。

地図を見て分かっていたことではありますが、途中でを2回渡らなくてはなりません。

更には、ひと山越える必要もあります。

 

川は橋で渡りますから、橋まで遠回りになります。

まあ、それは大して大回りでもなかったのですが、山越えが大変でした。

その山越えの坂道は自転車に乗り続けるには急で、降りて押して行く始末。

車の通行量も多く、一番の急坂には歩道もありませんでした。

車の通過に注意を払いながら押して歩くのです。

当然、予想よりもずっと時間がかかりました。

 

S介護医療院の施設自体はとっても充実していて、良さそうでした。

ただ、あくまでも介護施設ですから、医療的対応が充実しているといっても限界はあります。

いろいろとここでは出来ない医療行為を具体的に教えてくださいました。

まあ、その点は構わないのですが、どれほど介護が充実していても、さっちゃんとは関係のない事項も多いのです。

さっちゃんは四六時中寝たきりですし、食事も胃瘻経由です。

意志の疎通も出来ません。

S介護医療院の充実した介護態勢もさっちゃんにとっては「宝の持ち腐れ」のような気もします。

 

毎月のさっちゃんの入所(入院)費用はほとんどがさっちゃんの年金で支払っています。

厚生年金なのですが、これまではトントンでした。

男性社員と同じ(以上でも)仕事をしていても女性の給与は男性よりも驚くほど安い時代でした。

その厚生年金よりも大幅に多くを支払うことは出来ません。

介護医療院はそれなりに高額となるのです。

僕は国民年金ですしね。

 

「ちょっと無理そうだな。施設はいいんだけどな」と思いながら、帰路に付きました。

雨が本降りになっていました。

車道を走るにはちょっと危なっかしいので、ガードレールの内側を走るのですが、それが狭い!

山越えの坂道に来ると尚更で、歩道はなく、車道に大きくはみ出している木の枝や草に行く手を阻まれます。

そんな幾つもの障害物を避けるには道路の中心部に近づかなければなりません。

障害物の草や木の手前で車の通過を待ち、次の車が来るまでの短時間で障害物を越さなければならないのです。

 

当初の予測では余裕でさっちゃんの面会に間に合うはずだったのですが、帰宅した時間は予想より1時間も遅くなりました。

なので、その日はさっちゃんと面会できませんでした。

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病院の相談員さんとお話しをしました

2024-08-14 20:59:50 | 介護医療院

先週の8月5日(月)の正午前、病院の相談員さんから電話がありました。

そして、その日のさっちゃんとの面会後に相談員さんと会うことになりました。

夕方5時を過ぎて、相談員さんとお話をしましたが、内容は予想通りでした。

 

さっちゃんが退院できるようになってから、どこへ行くか?です。

その相談員さんは女性で、わりと物事をはっきりとおっしゃる方でした。

会話の流れの中で、延命措置をどのレベルでとるのかという、お決まりの話が出ます。

心臓マッサージはしません。

相談員さんは「高齢なので肋骨が折れちゃいますしね」と言います。

それは分かっていますけれど、「しなくていいです」と僕は言っているのですから、そこまで具体的に表現しなくてもね。

人工呼吸器は使いません。

それで生きながらえても、植物人間のような状態になり易い、と言うような感じをおっしゃったかな?

これも「使わないで」と僕は言っているのですから、「使ってもこうですよ」とまでは言わなくてもね。

 

心マや人工呼吸器ほどには言っていませんでしたけれど、胃瘻や中心静脈栄養についても、似たような印象を漂わせました。

さっちゃんが咀嚼や嚥下能力をほとんど失った時に、経管栄養に移りました。

最初は経鼻経管でしたが、それでは苦しそうなので、胃瘻を造設しました。

意思疎通はほとんど出来なくなっていましたが、まだ素敵な笑顔を浮かべることもありました。

そんな胃瘻を僕は単なる延命措置だとは思いません。

胃瘻を拒否して、まだ笑顔を浮かべてくれる妻に緩慢な死を与えることなんて出来ません。

それは中心静脈栄養に関しても同様です。

 

中心静脈栄養に関しては、まだ造設しなくて済んでいます。

胃瘻を使えています。

胃瘻を使った方が胃腸機能も活かせますから、いいのです。

もちろん、胃から逆流して誤嚥性肺炎を引き起こす危険性はあるのですが。

 

さてさて、さっちゃんの今後の身の振り方です。

I老健に戻ることが出来れば、それがいちばんいいと僕は今でも思っています。

でも、I老健としては誤嚥性肺炎を繰り返すさっちゃんに対して、自信・確信が持てないようなのです。

医師も一人だけですし、看護師も少数です。

相談員さんは言います。

「点滴にしても、病院なら看護師も多く、上手に点滴をセットできる看護師がいたりするんです」

確かに、I老健では点滴の針を打つ困難ゆえに、中心静脈栄養を提案する雰囲気がありましたからね。

 

相談員さんはI老健さんとは意見交換していることでしょうから、I老健の意向は承知しているはずです。

相談員さんはI老健に戻る選択肢は最初に外しているようです。

 

それで他の選択肢ですが、病院の療養病棟です。

以前はこの病院にも療養病棟があって、さっちゃんもお世話になっていたことがありました。

基本は長くても6ヶ月の入院期間なのですが、今のご時世、長期療養入院が必要な患者さんが多いので、6ヶ月とは言っておれないのだそうです。

同じ市内で2つの病院を教えてくれました。

ただ、病院は病気を治す場所なので、キメ細かな介護はありません。

必要最小限なだけ看護師が訪れ、拘縮などへのケアとしてPTが来てくれる、その程度です。

刺激の乏しい生活になってしまいそうです。

 

介護も充実してもらおうとすれば、介護医療院になります。

介護も医療も充実した施設です。

僕が住む市内にはないみたいです。

隣りの市にあるようですね。

以前、さっちゃんがこの同じ病院に誤嚥性肺炎で長期間入院していた際も、別の相談員さんから紹介されていた介護医療院がありました。

その介護医療院で詳しい話を聞く手前まで来ていたのですが、I老健に再入所が叶って、その話は立ち消えになったのです。

ただ、介護医療院は費用が高くつきます。

 

いろいろと話した結果、病院の療養病棟と介護医療院でお話しを聞く機会を作ってくれることになりました。

1週間以上経ちましたが、相談員さんからは連絡が来ません。

急ぐ必要はないことではありますが、入院してから2週間ほど経ちます。

入院予定日数は10日間だと聞いていましたから、あまりのんびりとは出来ないと思うのですが。

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相談員さんと今後のさっちゃんの方向性について話し合いました

2023-09-05 22:01:32 | 介護医療院

9月5日はさっちゃんが今の病院に誤嚥性肺炎で入院してから6ヶ月目です。

6ヶ月で入院生活にもひと区切りつけなければなりません。

ですから、1日の午後3時37分から20分間、相談員の黒Nさんと電話で話しました。

 

まず最初に、聞いておいてくれることになっていたI老健のことを聞きました。

I老健としては現状の痰の吸引の頻度では受け入れることは困難だそうですね。

2時間おきくらいだそうですから。

痰の吸引の頻度が減って来たならば、受け入れは可能だそうです。

 

I老健へ移るということは将来的に自宅介護を考慮してのことですから、そうなると自宅と老健間の移動方法が問題になります。

車椅子に座っての移動が難しい可能性がありますから、ストレッチャーや車椅子をほぼ水平に倒した状態で乗れる車があるかどうかが問題です。

それも黒Nさんは聞いてくださったようで、「大丈夫だろう」とおっしゃいました。

 

続いて、介護医療院のことについても聞いてみました。

現状では、このT病院に入院していた方がいいのか、介護医療院でもいいのか、どうなのでしょうね?

黒Nさんがおっしゃるには「今のこの病院の方が安心でしょう」と言います。

医療面では今のT病院は大きな病院ですから、それは当然安心なんでしょうね。

何かしら急変があった場合でも、対応がしっかりと出来ます。

介護医療院は介護も医療も充実しているとは言え、いま入院しているT病院と比較するのは酷でしょう。

でも、「介護面では優れていますよ」と黒Nさんは言います。

さっちゃんは安定した体調を保っていますから、介護医療院なら現状でも移ることはまったく問題ないそうです。

ただ、担当医師としては、もう少し良好な状態になるまで診たいようなんですね。

痰の吸引頻度のこととかなんでしょうかね。

 

介護医療院に移ることにした場合、当然のことながら順番待ちがあります。

でも、S介護医療院の場合、それほど長く待つことはないそうです。

「1~2ヶ月かなぁ」と黒Nさんは言います。

S介護医療院なら我が家から近いですし、面会も予約なしに毎日でも可能になっています。

もちろん、面会時間は短いですし、様々な制約はありますけれど、会いたい時に会えるのは嬉しいですよね。

 

さっちゃんの現状を思うと、医療面でのバックアップが充実していないととても心配です。

6ヶ月前、さっちゃんが自宅で暮らしていた頃と比べると、状況がかなり悪化していることは一目瞭然です。

一人で自宅介護することがどれほど困難なことか想像できてしまいます。

同居家族がいて、2人か3人で介護するのなら何とか頑張れそうですけれどね。

僕なりに出した方向性を黒Nさんに伝えました。

介護医療院に移る。

もう少し状態が改善される可能性もあるので、もうしばらくはT病院に入院しておく。

黒Nさんもその方向で担当医師と相談してみてくれるそうです。

S介護医療院とも連絡を取ってくれるそうです。

S介護医療院に入所する順番待ちをすると決める前でも、面談してくださるそうですから、そのセッティングをしてくださるとのこと。

 

何が最善策なのかはなかなか分かるものではありません。

でも、確実に一歩ずつ進めていかなければならないことだけは確かだと思います。

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相談員さんと話をし、介護医療院のことを知りました

2023-07-28 22:49:25 | 介護医療院

今日は1時半にさっちゃんが入院している病院の相談員さんと面談の場を持ちました。

暑い盛りの時間帯に、僕は自転車で病院へ向かいます。

暑いのは暑いのですが、風を受けながらですから、意外と心地よいものですね。

病院への道の途中には長~い登り坂があります。

その坂をのんびりペースで漕ぎ登っていると、後ろから「あっ、○○さん、こんにちは!」と声を掛けながら抜き去って行く自転車が現われました。

ケアマネのT口さんのようです。

自転車を停めて僕に話しかけないということは、次の訪問先に向かって急いでいるからなんでしょうね。

T口さんの自転車は電動アシストですから、速い! 速い!

そんなT口さんを僕は立漕ぎにチェンジして追いかけました。

何とか追い付くと、T口さんは「速いわね。病院へ行くんですか?」と聞きます。

「ええ、相談員さんと面談があるんです。必死で漕ぎましたよ」と僕。

T口さんのスピードは変わりませんから、やっぱり急いでいるみたいです。

 

そんなことがあって、療養病棟のナースステーションに行きます。

相談員の黒Nさんとデイルームで面談しました。

黒Nさんは僕が何のために来ているかは当然察していますから、いきなりその話題から話してくれます。

 

要約すると、以下のような感じです。

さっちゃんは痰の吸引を1日に数回行なっているので、老健に戻るのは難しいと思う。

なので、介護医療院に移るのがいいでしょう。

この病院の療養病棟は6ヶ月間がひと区切りで、6ヶ月以内に移動もしくは移動先の決定をしなければなりません。

 

介護医療院という施設名を初めて知りました。

容態が急変する可能性があるなど、医療を受ける必要のある介護保険施設入所者のニーズに対応できる施設が以前は無かったのだそうです。

そこで、2017年に法改正が行なわれ介護医療院が創設されたんだとか。

さっちゃんのように胃瘻での経管栄養や痰の吸引を常時行なう必要のある要介護者にはぴったしフィットした施設ですね。

近隣の介護医療院を2ヶ所教えていただきました。

すぐ近くにはまだないんですね。

 

さっちゃんは今現在、帯状疱疹を発症しているようですね。

さっちゃんは1995年5月に帯状疱疹で入院したことがあります。

相当痛かったようですね。

僕もその後、帯状疱疹になったことがありますが、さっちゃんの様子を見ていましたから、すぐに気が付き軽くて済みました。

 

黒Nさんはさっちゃんの移る先として、老健は無理だろうとおっしゃっていたのですが、念のためにI老健に聞いてみようと言ってくださいました。

I老健は夜も看護師さんがいるはずですから、吸引も可能かもしれません。

I老健が受け入れていただけるのなら、さっちゃんのことをよく知るスタッフさんも多いですから、僕としては安心ですね。

I老健入所中に、次の方向性を探ることが出来ます。

再び自宅介護が出来そうなら嬉しいですしね。

 

その自宅介護ですが、それが可能か否かの問題点はさっちゃんの移動方法にもあります。

以前のように車椅子を車に搭載して移動できればいいのですが、それが無理なら大変です。

病院から出るケースではストレッチャーのまま乗せて運べる車があるそうなのですが、I老健にはそのような車は無かったように思います。

リクライニングの車椅子を長く伸ばした状態のまま載せられる車もI老健には無かったと思います。

さっちゃんは普通の座った姿勢のままでいると、血液が脚の下部に滞ったままになってしまいます。

上半身、恐らくは脳が低血圧状態になってしまうと予想できます。

車椅子での移動が出来なければ、自宅介護になった場合、デイケアやショートステイが利用できなくなるかもしれません。

 

I老健が受け入れ可能かどうか、黒Nさんが聞いてくれるそうです。

そして、僕に連絡してくださるそうです。

その結果をみて、考えようと思います。

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