さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

I老健での面会は最頻でも週1回です

2024-06-21 14:43:07 | 面会

5月6日から26日間の誤嚥性肺炎による入院でした。

肺炎自体はなって欲しくない事ですけれど、悪いことばかりではありませんでした。

病院では毎日15分間は病室で直接面会できたのです。

19回の面会が出来ました。

入院と退院の日にも会えていますから、それも入れると21回ですね。

さっちゃんと会うのが日課のようになっていました。

ある意味、嬉しい日々でした。

コロナやインフルエンザなどへの対応がしっかりしている病院ならではなのでしょうね。

 

ところが、老健へ復帰するとそうはいきません。

病院ほどの強固な対応力はないでしょうから、致し方ありません。

最頻でも、週1回のペースでしか面会できません。

しかも、直接ではなく窓越しです。

I老健へ再入所してからは2回の面会が実現しています。

 

6月14日(金)14:33。顔が少し上向きの姿勢でした。僕もガラスの前で立ち上がってさっちゃんと目を合わせます。

 

6月19日(水)14:35。テレビで認知症患者の音楽記憶について放送がありました。普通の言葉を含めての記憶のあり方と音楽記憶が異なっているそうです。音楽記憶は残り易いそうです。ですから、この日は何曲かを口ずさんでみました。「夏が来れば思い出す~♫(曲名は忘れました)」「故郷」「海は広いな~♫(これも曲名は忘れました)」を歌いました。でも、歌詞を準備していませんでしたから、ちゃんとは唄えてません。さっちゃんにとっては歌詞は関係ないのかもしれませんが、やっぱりちゃんと唄いたいですよね。さっちゃんも僕の歌に少し反応したように感じます。僕の勝手な思い込みかもしれませんけれどね。

 

次回の面会申込みを電話で行ないました。

電話でするのがルールなんです。

でも、何と何と! 翌週は予約で全部埋まっていました。

次回は7月になってしまいます。

これからは次週分を予約するのではなく、翌々週分を予約しなければなりませんね。

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無事退院し、I老健に戻りました

2024-06-03 22:47:26 | 肺炎

病院と老健の対応力の違いなんでしょうが、病院では毎日さっちゃんに直接面会できるのが嬉しかったですね。

老健に戻ると、さっちゃんに対してのキメ細かな介護があって、僕もより安心ですし、さっちゃんも心地よいのではと思います。

ただ、老健に戻ると、直接面会は出来なくなります。

窓越しの通話機を使った面会です。

 

5月30日16:21。病院での最後の面会です。いつも通り、僕がさっちゃんの目の前に顔を出すと、「あ~う~」と何やら小声で少し喋ります。僕の顔の印象、記憶が少しでも残っているのなら嬉しいですね。

 

この日はその後で『オッペンハイマー』を観るので、面会は15分で切り上げました。

さっちゃん、ご免ね。

『オッペンハイマー』は3時間もの大作で、アカデミー賞も受賞しています。

しかし、感動作とは思えませんでした。

扱っているテーマが重いばかりで、映画としては失敗作ではないかと感じてしまいました。

映画として観せるのではなくて、書籍として読ませるべき作品だと思いました。

 

5月31日6時半にアラームで目を覚ましました。

この日はです。

バタバタと準備をし、前日の食器を洗い、朝食を作りました。

自転車でなく、歩いて病院まで行くので、早めに家を出ます。

病院に着くと、入退院受付で入院費を精算しました。

そして病室へ行き、さっちゃんの荷物を背負って来たザックに詰めます。

介護タクシーの会社が用意してくれたストレッチャーにさっちゃんは移されています。

で、介護タクシーの運転手さんと病院を出ました。

病院の玄関を出ると、いきなりの強風でさっちゃんに掛けられていた薄手の羽毛布団が飛ばされてしまいました。

地面に落ちて少し濡れた面を上にして、さっちゃんに掛け戻します。

そのストレッチャーは介護タクシーにしっかりと固定できるようになっていますね。

 

5月31日9:43。介護タクシーの中です。僕はさっちゃんの横の席に座ることが出来ました。さっちゃんは真上の天井を見つめ続けていました。よく揺れますし、右や左に移動しますから、さっちゃんはどんな気分なんでしょうね?

 

I老健に到着すると、さっちゃんはしばらく玄関ロビーで待たされます。

ストレッチャーから老健のリクライニング車椅子に移されました。

羽毛布団もなくなったので、さっちゃんの荷物からミニ毛布2枚と肩掛けを掛けてあげました。

コロナの抗体検査(だったかな?)の陰性結果待ちです。

陰性が分かると、僕もさっちゃんも面談室へ。

さっちゃんは体重を計ると、3階へ行ってしまいました。

これで、しばらくは姿を見ることが出来なくなります。

 

その後、さっちゃんの荷物を老健の人に渡し、医師の説明を受けます。

再入所になりますから、入所手続きの幾つかの書類にサインしました。

次回面談予定が決まり、この日やることの全てが終了しました。

 

雨は止んでいて、買い物をしてからシティバスで帰宅しました。

疲れました。

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