さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

いろんなことを忘れます

2017-07-31 19:12:49 | 忘れる
たくさんのことを忘れる場面に遭遇しますから、あんまりビックリすることはありません。
先ほどの出来事もそれほど驚くことはありませんでした。

「ちょっと、ちょっと」と僕を呼ぶので、何だろうと行ってみると、
トイレを開けて、何か言いたげです。トイレが暗いので灯りを点けると、
「あれっ? 今どうした?」と。
どうやらトイレの灯りの点け方が分からなかったようです。

今日のさっちゃんはタンスの中の僕の引き出しをひとつ整理してくれました。
「でも、この服は誰の?」と僕に聞きます。
「僕以外の誰のなの? 僕しかいないんだから、僕のに決まってるじゃん」
さっちゃんはどうも納得いかないようで、「※▲◆さんのかな?」などと言います。
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二人でネパール料理を食べに行きました

2017-07-30 22:17:55 | 食事・食器
新しく購入したプリンターの設定がなかなかうまく行かなくて、今日の夕食は外食となりました。
どこへ行ったかと言うと、『ネパールキッチン』。
ネパール料理のお店です。素朴でいい加減な雰囲気に纏わりつかれている、どこかしら場末なお店。
インド料理店は高級感を出そうとしているようですが、このお店は決してそんなことにはこだわりません。
赤ワインをボトルで頼んだのですが、「ない」のひと言。「赤はグラスならあるが、ボトルは白しかない」と。
白ワインをボトルで頼みましたが、スクリューキャップはすでに開いていました。
インド産のワインですが、正統派の白ワインでした。
まあ、そんなことはどうでもいいのです。
さっちゃんは「美味しいよね」「この店、美味しいよね」と繰り返します。
「私たち、ここにはよく来るよね」「でも、久し振りだよね」とも。
確かにネパールっぽい素朴な味わいが僕も大好きです。


▲右はモモ、左はアール ク― アチャル。さっちゃんはモモも大好きです。左のは初めてでしたが、ジャガイモがとっても美味しいです。


▲ナンはプレーンとチーズナン。料理の追加はバターチキンカレーです。みんな美味しかったですけれど、チーズナンは立川のフルバリに軍配!
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夏なのに「寒い!」

2017-07-30 22:05:43 | 言葉
さっちゃんはただでさえ言葉をだんだん忘れていっています。
そんな例のひとつに、気温の感じ方の表現があります。

「暑い」と「寒い」しかありません。
ですから、今日など曇りですから、あまり気温は上がりませんでした。
風通しを良くし、扇風機など付けておいたのですが、
「寒い、寒い」と言うのです。
僕なんか、涼しくもなく、当然、暑いのですが、さっちゃんにとっては「涼しい」んでしょうね。

こんなことがあるたびに、「涼しいんでしょ」と言いますが、また「寒い」と言うんです。
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夕食は二人で作ります

2017-07-27 22:21:58 | 食事・食器
我が家の夕食の基本は一汁一菜。
一汁はお味噌汁でさっちゃん担当。一菜は僕担当です
もちろん他にも漬物とか、納豆とか、解凍した枝豆とか、何かちょこっとしたものが付くことが多いです。

今日のお味噌汁は夏野菜のツルムラサキ主体に、ニンジンとアゲとじゃこ天(ジャコとタラとコノシロ)。
最近は冷蔵庫に眠っているものをどんどん入れてしまいます。

一菜になるメインのおかずはバターチキン。NHKの番組で見たのをHPで調べたのです。
チリパウダーは使いませんでしたし、無塩バターも使いませんでしたから、正確にはバターチキンではありませんが、似たようなものを作りました。
ターメリック、ガラムマサラ、クミン、コリアンダー、コショウ、ショウガ、ニンニク、ヨーグルト、塩こうじを混ぜたものに鶏肉を漬けて、3時間ほど冷蔵庫で眠らせておきます。
本当は野菜は入れないようなんですが、レシピ通りなんかはしません。
ジャガイモ、タマネギ、万願寺甘とうを入れました。京野菜の万願寺甘とうは昨日デパ地下にあったので買って来ていたのです。大きなシシトウのようで、辛くはありません。
さっちゃんにはジャガイモを洗って皮を剥いてもらいました。

冷蔵庫に寝かしておいた鶏肉を黄色いドロドロのものと一緒にフライパンで炒めます。
炒めるといっても汁気がありますから、半分は煮ている感じですね。
同時にタマネギ、ジャガイモ、万願寺甘とうも入れ、炒めます。
そうそう、ジャガイモは1分30秒だけチンしておきました。
予想以上に塩こうじの塩気が効いていましたから、和らげるためにトマト1個をぶつ切りにして投入。

昨晩作って冷凍しておいたひじきとレンコンの炊き込みご飯(普段は白飯)を温め、さっちゃんは味噌汁をよそおい、ご飯をお茶碗に盛ります。
テーブルには炊き込みご飯、お味噌汁、バターチキンもどき、が並びます。他にも今日が賞味期限のじゃこせんべい、解凍した枝豆、ショウガの甘酢漬け、が並びました。
そして、いちばん大切な焼酎のオンザロック。
今月は黒糖焼酎の『朝日』です。
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今ごろ衣替え?

2017-07-26 22:52:22 | 衣服
これまではさっちゃんが僕の服も含めて管理してくれていました。
少~しルースにはなってきつつありましたけれど、なんとか大丈夫でした。
でも、この夏はもう僕がやるしかありませんね。
僕のTシャツもたくさんあるはずなのに、外出用は2枚くらいしかないのです。それを交互に着ていたというわけ。
さっちゃんもこれまでは丸一日かけて衣替えをしていたようでしたから、その大変さは想像つきます。
なので、少しずつ片付けることにしました。ほとんど開けることのなかった衣装ケースを今日はふたつ片付けました。
二人の夏用寝間着とさっちゃんのTシャツ類がたくさんありました。
今晩から二人とも夏の寝間着を着ています。
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立川へ出かけ、買い物のついでにネパール料理のランチをいただきました

2017-07-25 22:45:24 | 食事・食器
僕も20数年前にネパール旅行をしたことがあります。
さっちゃんは僕よりもっと前から何度もネパールへ行っています。
ですから、二人ともインド料理、そして素朴なネパール料理が大好き。

二人が立川でいつも行くお店は「フルバリ Ful Bari」です。
インド・ネパール料理のお店。もう、僕たちは顔馴染みになっているようですね。

最近ではさっちゃんはメニューを決めるのを全部僕に任せっきりです。
「僕はこれにするけど、さっちゃんはこれでいい?」てな具合で全部決まってしまいます。
とは言え、二人のカレーを交換して、必ず2種類のカレーを味わうのですけれどね。

今年のGWにネパール人の山仲間と春山へ行きました。
雪洞の中で彼が温めてくれたチーズナンがとっても美味しくて、その後、2、3度別のお店で食べました。
今日はフルバリで食べたのですが、ここのチーズナンがいちばん美味しかったですね。
さっちゃんもたくさん食べていました。

山仲間のネパール人が教えてくれたのですが、Ful Bari というのは「お花畑」という意味なのだそうです。
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あったりまえでしょ~っ!

2017-07-23 21:39:47 | 留守番
昔は一緒に行っていたのですが、さっちゃんの体力の衰えにつれ、沢登りには同行出来なくなりました。

で、僕だけ他の仲間と出かけて、さっちゃんはお留守番。
どこへ行くのか、いつ帰宅するのか、当日の朝にも説明しておくのですが、すぐに忘れてしまいます。
忘れてもいいように、紙にも大きな字で書いておくのですが、あまり効果はないようです。

テレビを見たり、ときには部屋の掃除やら衣類の片づけやらすることもあります。
ただ、外出するわけでもありませんから、退屈なようですね。

半分冗談のつもりで、
「僕がいないから、寂しかったんでしょ?」
と聞いてみました。
すると、
「あったりまえでしょ~っ!」
嬉しくもあり、不安でもあり、ちょっと複雑な気分ですね。
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下山後、入浴して汗を流すのは気持ちいいんだけど・・・・

2017-07-21 17:20:54 | 風呂
一昨日下山した時のこと、バス停のすぐ前に入浴できるところがありました。
バスまでの時間もたっぷりありましたから、当然入浴して、さっぱりと汗を流しました。

さっちゃんにも着替えを持たせていましたから、二度三度と言い渡して、これとこれを着替えるんだよ、と言っておきます。

蛇口を見ると、「あちゃ~! こりゃ駄目だ~!」と思ってしまいます。
お湯が出る栓と水が出る栓が別にあって、それぞれの量を自分で調節して、適温にするタイプの蛇口なんです。「さっちゃんにはこの調節は難しいだろうな~ぁ」と思ってしまいます。まあ、大きな湯船から直接お湯が汲めるし・・・・

洗剤もボディーソープ、シャンプー、コンディショナーの表示。これじゃあさっちゃんには分からない。近くの文字が見えにくいというのもあるのですが、見えても理解できないでしょう。
泡がたちさえすれば、どれを使っても綺麗にはなるから、いいか、と思うことに。

さっちゃんが僕の後にお風呂から上がって来ました。あ~あ! 長袖のTシャツに着替えていません。何とパンツも着替えていません。パンツは再度穿いてはいないのですが、CWXをじかに穿いてしまっています。CWXも汗びっしょりなのに。

バスの乗客は7、8人しかいませんでしたから、最後尾の席でロングTシャツは着替えることに成功。でも、パンツまでは無理です。

汗臭くもありませんし、髪も洗ったようですから、気持ちはよくなってるんじゃないかな?
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どこから来たの? 今どこ? どこへ行くの? 繰り返すのは強い関心の証拠

2017-07-20 13:00:32 | 山登り
17日の海の日に出発して、昨日19日まで八ヶ岳の2泊3日のテント泊の縦走に出かけていました。

3日間を通してですが、登山道を歩いていて、かなりしょっちゅう
「今日はどこから来たの?」
「今のここは何というところ?」
「これからどこへ行くの?」
と繰り返し聞いて来ます。

なかなか何を言っているのか最初は分からなかったのですが、だんだんと現在地の確認だったり、その日の行動日程の確認だったりするのだということが、僕にも分かって来ました。

さっちゃんもかつてはそれなりレベルの登山者として活躍していましたから、一般の登山者なら当然把握しておくべき現在位置やらその日の行動計画に対して強い関心があるはずなんですね。
でも、一度聞いてもしばらくすると聞いたこと自体を忘れてしまっていますから、やっぱり気になってまた質問するわけです。

八ヶ岳のどこのコースを歩くかということ自体を聞いていなかったとも言うのですが、まあそれは「何度もさっちゃんには説明はしたんだよ」と言います。
「そうかな~?」といった表情になりますけどね。
そんなことが何度も繰り返されます。

何度も繰り返す質問は強い関心の表われなんだということが分かりました。

同じようなことは行きの電車や帰りの電車の中でも。
どこから乗ったのか? 今停車しているこの駅はどこなのか? これからどこへ行くのか?
のような質問をとても言葉足らずな表現で繰り返し聞いて来ます。
誰しも、行先を告げられずに電車に乗せられたりすると「どこからどこへ行くのか? いまどこなのか?」が絶対気になりますよね。

忘れてしまっている状況は、行先を告げられずに電車に乗せられている状況と同じなんでしょうね。

でも、山歩き自体はとっても楽しかったと言ってくれました。
僕もさっちゃんと一緒に歩くのは大好きですし、楽しいですね。
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さっちゃんの山の準備をしました

2017-07-16 23:03:45 | 山登り
明日からさっちゃんと二人で八ヶ岳に行って来ます。
テントに泊まって二泊三日です。
テント、シュラフ、調理用具などは、二人分を僕が簡単に用意できます。

でも、さっちゃんが着ていく服を探すのがひと苦労。
山の服は一ヶ所にまとめてあったはずなんですが、あちこちに散らばっていて探すのが大変!
なかでもCWXが見つかりません。それこそ全部の衣装ケースや箪笥の引き出しを探しまくってやっと発見!

下着類もいろいろな場所から発見されます。たくさんあるタオルも。

帰ってきたら、衣服の整理を本格的にしなければなりませんね。
これまですべてをさっちゃんに任せて来ました。
だんだん任せっきりでは駄目な状態になってきていたのですが、そろそろ本当に僕自身も把握しておかねば・・・・  そう思うようになりました。
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