さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

令和3年分の確定申告をしてきました。え~っ!? 今ごろ?

2022-06-23 23:46:44 | 社会生活

遅ればせながら、今日やっと税務署へ行って、確定申告書を提出して来ました。

今年は本当に忘れてしまっていたんです。

2週間ほど前にそのことに気付き、すぐに作成しなければならなかったのですが、ウダウダと先延ばしにしてたんです。

さっちゃんの大腿骨骨折による入院に始まり、肺炎による緊急搬送、老健への入所と、心落ち着かない日々が続きました。

 

と言っても、僕は毎年確定申告書の提出は遅いんです。

国民としては怠惰のそしりは免れませんが、いい加減で自堕落な僕にはそれが普通だったんです。

一度(たった一度かい!)、3月に税務署へ行って提出したことがあったんです。

でも、その人混みを嫌に感じて、二度と3月には行きたくなくなりました。

それを過ぎると、人も少ないですしね。

でも、悪いことだという自覚はあるんですよ。

決められた日時は守らなければなりません。

 

書類を提出できてホッとしたので、この10年間の提出日を調べてみました。

2013年:5月31日    2014年:5月27日    2015年:5月20日

2016年:5月16日    2017年:5月1日    2018年:6月7日

2019年:6月6日    2020年:6月2日    2021年:5月28日

2022年:6月23日

今年はやっぱりダントツで遅いですね。

失念していましたからね。

そして、2016年からさっちゃんの確定申告書も僕が書いていますね。

さっちゃんが認知症との診断を受けた年からですね。

それ以前のさっちゃんの書類は僕の手元にはありません。

さっちゃんが自分で管理していたのでしょうから、どこかに仕舞っているのでしょうね。

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さっちゃんの妹弟さん達がさっちゃんの誕生日祝いをしてくれました

2021-10-18 22:53:29 | 社会生活
10月16日の土曜日、さっちゃんの妹弟さん達がさっちゃんの誕生日のお祝いをしてくれました。
本当の誕生日はまだ来ていないのですが、みんなが集まり易い土曜日に催してくれたんです。
さっちゃんは長女で、九州に住んでいる三女の他は皆東京に居るんです。
隣りの市に住んでいる次女の妹さん宅に集まりました。

出かける日のさっちゃんの状態がどうなっているかが心配でした。
あまり良くはありません。
不穏と言うほどではないのですが、朝食のオートミールも3分の1ほどしか食べてくれませんでした。
でも、出かけることには抵抗せず、普通に駅まで歩いてくれましたから、助かりました。
最長90秒も待たなければならない信号の場所では、ちょっと小走りになるほど一瞬急いでもらったのですが、元気に速く歩いてくれました。

でも、乗ろうと思った電車には間に合わず、それまでは10分間隔だった電車も、次は20分後。
待ってじっとしているのが超苦手なさっちゃんですから、10分後にはホームをうろうろし始めます。
ただ、乗る電車がすぐに入線してくれたので(始発駅なんです)、電車内に乗り込むとさっちゃんは落ち着きましたね。

2駅目で下車し、そこから20分ほど歩きます。
弟さんは到着していました。
四女さんは車なんですが、渋滞に掴まってしまっているとのこと。
さっちゃんと僕も予定時刻を30分ほど遅れましたけど、ほどなく全員が集合。
四女の娘さん(さっちゃんの姪っ子)も来てくれました。

テーブルには妹さん達の手作り料理が並びます。
さっちゃんはその料理が気になるようで手をしきりに伸ばします。
むやみやたらと触るでしょうし、こぼしたり落としたりしそうなので、僕はその手を伸ばさせないようにします。

すると今度は、テーブルの上を片付けて、さっちゃんのバースデイケーキが置かれました。


▲13:54。ケーキの左手前が少し崩れていますけれど、さっちゃんが無造作に掴もうとした痕です。


▲13:56。写真を撮ろうとしていた時、さっちゃんの両瞼は閉まりっぱなしでした。たまに開いた時を狙って妹さんが写真を撮ってくれました。

さっちゃんは眠たそうです。
歩いたり電車に乗ったりしましたから、疲れてもいるでしょう。
さっちゃんには寝室の布団でしばらく寝てもらうことにしました。

妹さん達による食事の準備が終了し、ビールやワインも注がれて、いよいよお祝いのスタートというタイミングで、さっちゃんが起き出して来ました。
さっちゃんも席に着いて、「さっちゃん、お誕生日おめでとう!」と声がかかります。
81歳のお誕生日祝いです。
さっちゃんが食べられそうな、軟らかいものをちょっとずつさっちゃんの口元に運びます。
お刺身もありましたから、小さく切ってお醤油だけ付けて(ワサビ抜きで)食べてもらいました。
食べるんですね。
さっちゃんは刺身なんか食べられないと、先入観を持っていたんですが、そんなことはないようです。

さっちゃんも人がたくさんいるこの雰囲気が好きなのか、ちょっとずつなんですが、いろんなおかずを食べ続けてくれます。
眠たくなったりすることもありますから、途中2度ほど寝室に連れて行くこともありました。
でも、すぐに目が覚めて、羽毛の軽い掛け布団をズルズル引きずって皆のいるリビングに戻って来ます。
さっちゃんの姪っ子が「スヌーピーのライナスみたいだね」と笑っていました。

会話は続き、食事も続き、ケーキも食べました。
いつのまにか陽も沈み、お開きの時間も迫って来ました。
何時ころだったのでしょうか?
多分、8時くらいだったんだと思います。
3人はバスに乗ってJRの駅へ向かいました。

さっちゃんと僕はタクシーを呼んでもらいました。
今のさっちゃんには夜遅く駅まで20分歩いて、電車が来るのを待ち、また駅から25分歩いて家に向かうのは大変なストレスです。
家に帰り着いたのは9時前だったでしょうか?
さっちゃんはすぐ眠りに就きました。
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さっちゃんは東京在住の妹弟たちに傘寿の祝いをしてもらいました

2020-11-07 23:58:35 | 社会生活
さっちゃんは少し前の誕生日で80歳になりました。
さっちゃんには怒られちゃうかもしれませんが、年齢をカミングアウトしてしまいます。

僕がさっちゃんと知り合ったころから、女性ですから年齢に関しては明らかにはしていませんでした。
さっちゃんとの交際が始まると、僕との年齢差を気にしてそれまで以上に年齢を明らかにしなくなりました。
もちろん僕は知っていましたが、さっちゃんの乙女心に配慮して今までオープンにはしてきませんでした。
でも、今のさっちゃんならそんなことは気にしないと確信できます。
誕生日からはちょっと遅れましたが、今日、東京在住のさっちゃんの妹弟が傘寿の祝いをしてくれたのです。

三女のKa子さんは九州なので来れませんが、次女、四女、長男は東京に住んでいるのです。
次女のN子さんのお宅に、今日土曜日の1時に集まりました。
長男のT男さん、四女のK子さんと彼女の娘さんが来てくれました。
今日食べるみんなの食事はK子さんが用意してくれました。

まずは乾杯でスタートなんですが、さっちゃんは乾杯が何だか分かりませんし、お茶の入った湯呑を持たせようとしても持ってくれません。
まあ、そこらへんは適当に「さっちゃん、誕生日おめでとう!」と言うことで宴会がスタートしました。

さっちゃんはみんなの名前は分かりません。
自分の名前も言えないくらいですからね。
でも、妹弟というか、自分にとって近しい人、大切な人だということは分かっているようなんです。
その証拠に今日のさっちゃんはいつもと比べてとってもハイテンション!
よく喋りますし、喋る言葉の中の意味ある言葉の割合も高いように感じました。

何よりも顕著なのは笑顔が驚くほど多いことです。
二度や三度の笑顔ではありません。
10度とか20度も笑顔を浮かべるんです!
これには僕も驚きました。
前回、同じ場所でN子さんとK子さんで集まった時はこれほどではありませんでした。
今日はさっちゃんの弟のT男さんと姪っ子のMちゃんも来ていることが影響しているんでしょうか?

そんな笑顔の反動で、僕には徹底的に邪険に接するさっちゃんでした。
食事の介助も僕からのは拒絶。
姪っ子のMちゃんに食事介助してもらっていました。
それでも、たまに僕が食べさせようとすると、僕の手を押し退けます。
僕を叩いたりもします。
もちろん、全然痛くはないのですけどね。
「あらあら、大事なHさんをぶったりしちゃぁ駄目よ」と、妹さんは言ってくれます。
それほどに妹弟たちと一緒に居るのが嬉しいんでしょうね。

さっちゃんは高揚した気分を長く保ち続けることは出来ません。
途中、眠くなったりもして、畳の間で横になったり、ソファで休んだりもしました。
突然、「帰る!」と言い出して、玄関へ向かったこともあります。
Mちゃんに散歩に連れて行ってもらって、部屋から出たこともあります。
まあ、それでもさっちゃんとしては妹弟との楽しい気分を長く持ち続けていましたね。


バースデーケーキも用意してくれました。ロウソクを1本立てて火も灯したのですが、さっちゃんはフッと息を吹きかけてロウソクの火を消すことは出来ません。その後、さっちゃんはK子さんにそのケーキを食べさせてもらっていました。

美味しい食事をたくさん食べました。
さっちゃんも少しずつしか食べませんが、ずっと食べていました。
ワインも2本空けました。
もちろん、さっちゃんは飲みませんが、僕は1本分くらい飲んだでしょうね。
さっちゃんの笑顔も最後まで途切れることはありませんでした。


▲座っているさっちゃんの後ろに、左からT男さん、K子さん、N子さん、Mちゃん。さっちゃんもこういう時に笑顔を浮かべられればいいのですがね。

7時近くになって、傘寿の祝いの宴会もお開きとなりました。
さっちゃんと僕が最初に帰路につきました。
そのころには、僕を邪険に扱うこともなく、いつものように手を繋いで駅へ向かって歩いていました。
僕にとってはちょっとショックなことでしたけれど、認知症患者にとっての肉親の威力は凄いんだなと感じた1日でした。
今後もこんな集いの機会をたくさん作って欲しいと思いましたね。
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十数名とお墓参りのあと、新宿で飲み会でした

2017-11-20 21:47:32 | 社会生活
一昨日の土曜日、山の大先輩のお墓詣りに誘われました。
安藤さんと言うのですが、彼に可愛いがられた若者たちが十人以上集まったんです。
それで安藤さんと同じ山岳会で親しくしてもらっていた僕とさっちゃんとあと女性二名も誘われたと言うわけ。

世田谷区にあるお寺のお墓にお参りし、そのあと新宿へ行って、飲み会をしました。
さっちゃんのことは女性二名と若者たちの中でも特に親しくしていたメンバーには伝えておきました。
さっちゃんはずうっと静かにあまりしゃべることもなく一緒にいました。

家路について、さっちゃんに「今日は楽しかった?」と聞くと、
「楽しかったよ」
「たくさんとこんなにするのも好きよ」

と言ってました。
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さっちゃんの妹さんが入院して、二人でお見舞いに行きました

2017-11-02 22:04:22 | 社会生活
昨日の晩、連絡が入って、さっちゃんの妹さんが入院していることを知りました。

で、今日の午後、さっちゃんと僕はお見舞いに。
急性の肺炎だったそうで、10日ほど前の朝、目覚めても起き上がることが出来なかったそうです。
足腰に力が入らず、立ち上がれなかったんだとか。

結局は救急車で運ばれて入院。
体温も40度超!
それが数日も続いたのだとか。

レントゲンに映る肺も真っ白だったそうですが、それも回復。
熱も下がって、明後日には退院が正式決定しました。
よかった! よかった!

さっちゃんは昨晩から、今朝、そして昼、出発直前、電車の中、病院に向かっている途中。
そのたびに、今日の午後、何をしに行くのか忘れてしまいます。
「どこに行くの?」
「誰に会うの?」
「何をしに行くの?」
と、僕に繰り返し聞きます。
僕もほんのたまにですが、悪戯心を起こして、
「じゃあ、行かないことにする?」と聞くと、
「いや、行くよ」としっかり答えます。
今日行くことは大切なことだということだけは理解してるんですね。

病室で妹さんに会ってからは、何度も何度も言葉は違いますが、
「いつ入院したの?」
「いつ退院するの?」
の意味の質問を投げかけます。
多い時には1分に1回くらいの割で。
妹さんも繰り返される同じ質問に一回一回丁寧に返事してくれました。

帰りは少しだけ遅い時間だったので、地元のインドカレー屋さんで夕食を。
さっちゃんは安心して疲れたんでしょう。
歯も磨かず、風呂にも入らず、着たきり雀で、布団の中にもぐり込んでしまいました。
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衆議院選挙に行って来ました

2017-10-22 17:20:31 | 社会生活
今日は衆議院議員選挙の日。
台風の影響で一日中雨が降り続いてます。
いつもなら期日前投票をすることの方が多いのですが、今回は登山の予定もなく、今日投票しました。

前々回くらいまでは、さっちゃんと少しくらいは選挙のことを話し合ったりしてました。
だいたいの傾向は似ていたのですが、違うこともよくありました。
ですが今回は、さっちゃんはまったく意見も持たず関心もないみたい。
「僕と同じでいい?」と聞いたら「いいよ」と。

それで今回、僕がさっちゃんにしてもらったことは書く練習です。
候補者氏名と政党名。

前回の都議会議員選挙で期日前投票に行った際のこと。
さっちゃんは誰に入れたらいいのか、どう書いたらいいのか、分かりません。
だから、僕はさっちゃんに話しかけ説明しました。
すると、投票所の係の人が来て、僕に注意するのです。
「話しかけたら駄目」ですって。
そんなことを言われたって!
前回はメガネを持っていき忘れたこともあって、目の前の候補者名の表も見えなかったようです。

ですから今回は、選ぶ候補者も決め、政党名も決めて、その書く練習もしてから出かけました。
投票所で少しは戸惑ったようですが、前回と比べると順調!

さっちゃんのような人には少しくらい話しかけて説明してもいいと思うんですけどね。
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