さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

デイサービスのスタッフさんを見送っても、さっちゃんの不機嫌は続きました

2019-02-28 13:48:47 | デイサービスや介護
デイサービスが終わって、我が家の玄関までスタッフさんが見送ってくれます。
さっちゃんは僕がそのスタッフさんをちゃんと見送らないからと言って(多分)、
僕に対してずうっと小言のような文句の言葉をグチグチと言い続けてきました。
1時間ぐらいとはいえ、デイサービスから帰って来るたび、何ヶ月も続いたんです。

それで、今日は初めてスタッフさんと1階の玄関ロビーまで一緒に降りました。
デイサービスでのさっちゃんのトイレのこととかを聞いてみました。
何故、僕も一緒に来たのかの説明もしました。
スタッフさんは「さっちゃんは優しいからね~ぇ」と言ってくださいます。

部屋に戻ると、さっちゃんはベランダに。
デイサービスの送迎車を見ようとしていたんでしょう。
(ベランダからは見えないんですけどね)
「送ってきたの?」と、さっちゃん。(そう言ってるんだと思います)
「送ってきたよ」と僕。

今日はそれで何事もなく終了かと思いましたが、さっちゃん、何やら喋り続けます。
見送らないことへの愚痴ではなさそうですが、誰それがどうだこうだと、僕に聞きます。
喋ってる内容がまったく見当つかないので、適当に相槌を打つしかないんですが、
さっちゃんはだんだんと愚痴っぽい小言っぽい口調に変わっていきました。

僕は何を怒られているのかが、さっぱり分かりません。
テレビで朝ドラの今朝の録画分を観ようとセットしましたが、
見ようともせず、席を立ち、布団の部屋へ行ってしまいます。
間の襖もさっちゃん自ら閉めてしまいました。

僕は何が何だか理解不能です。
とっても哀しくて、少し腹立たしくて、寂しい!
僕の言語理解能力やさっちゃんへの感情の共感能力が欠けているのでしょうか?


さっちゃんが隣りの部屋に閉じこもって小一時間経過しました。
目を覚まして、再び僕と顔を合わせる時には、先ほどのことを忘れていて欲しいですね。
ただ、不公平なことに僕の方と言えば記憶が留まったままなんです。
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今朝で3回目の排便後処理を体験。おしりふき用ウェットティッシュも購入してみました

2019-02-27 21:59:07 | トイレ・排泄
デイサービスや言語リハビリの日は6:30に起床します。
以前は7:00だったんですが、何かと手間がかかるようになりましたから。
でも、さっちゃんは今まで通り7:00起床。
実際は7:20とか7:40ころですけれどね。

今日も言語リハビリの日なので6:30にふたつのアラームが1分差で鳴ります。
一発目で目は覚ましますが、実際に布団から起き上がるのは6:45ころが多いかな?
前の晩の洗わずに浸けておいただけの食器を洗い、お湯を沸かします。
そのあたりで7時は過ぎていますけれど、さっちゃんはまだよく寝ています。
コーヒー豆を挽き終わったあたりが、さっちゃんを起こす最初のころあい。
最終のころあいは、朝食すべてが出来上がり、
パンはまだトースターの中、ベーコンエッグはまだフライパンの中にある、そんなタイミングです。

さっちゃんは声をかけるとすぐに起きてくれます。
そして、着替え。
朝食後にすぐ出かけますから、外出着を最初から着てもらいます。
順調に着替えが進んだら、朝食。
さっちゃんにはコーヒーポットからふたりのコップに注いでもらう役割だけをやってもらっています。
「この(ポットの)コーヒーをこれとこれのふたつのコップに入れといてね」と指差しながら頼みます。
一度で出来るのは極々稀ですね。

今朝もいつものパターンで進行しました。
トイレにも入っておしっこをしました。
最近は排尿後に僕がトレペで拭くのが当り前のようになっています。
幼児がトイレ訓練して身に付けていく習慣の逆行パターンですね。
ひとつひとつ習慣を失っていくのでしょうね。

今朝がいつもと違ったのは、もう1回トイレに入ったこと。
同様にトレペで拭くと、少し便も付いてきました。
これで僕は3回目の排便後処理の体験です。
19日が最初ですから、やっぱりちょっと便秘気味なんですかね。

言語リハビリが終わり、病院内で「トイレに行く?」と聞きました。
電車に乗る際も「トイレに行く?」と聞きました。
なんだか行きたいんだか行かなくてもいいんだか、言葉だけからは判断しかねます。
電車を降りて聞いても、やっぱり「行かない」と言ってるよう。
でも、「トイレに行ってもいい」ような雰囲気も漂っています。
駅舎の下の多機能トイレに二人で入りました。
さっちゃんはすぐにズボンとかを脱ごうとします。
したかったんだね、さっちゃん。

病院の売店では「トイレに流せる パッとおしりふき」を買ってみました。
72枚入りで432円(税別)。
便秘気味が続けば、半年以上もってしまいそうです。
乾燥しちゃうんじゃないかな?
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日和田での岩トレ、最初はさっちゃんの参加を見送っていましたが、山仲間の優しさで参加させてもらえました

2019-02-25 21:17:25 | クライミング
2016年のシーズンはまだ、さっちゃんは4級+のルートを
トップロープで、強烈な張り気味でなら、完登出来ていました。
核心部ではほぼぶら下がり状態でしたが、それでも上まで来ることが出来ました。
そんなさっちゃんの姿を見て、まだ登れない初心者が(主に男性ですが)
強烈に負けん気を刺激され、その後の頑張りのきっかけになったりしていたようです。

それから2年半、今のさっちゃんは3級の岩場もなかなか登れません。
岩登りは岩場の形状の認識や、それに自分の肉体をどのように対応させるかの判断力が重要なんです。
さっちゃんのそんな能力はみるみる低下していきました。

さっちゃんにルートを登ってもらうには、多くのことを犠牲にしなければなりません。
確保者は長時間拘束されてしまいます。
僕は最初から最後まであらゆる状況に対応できるようにしておかねばなりません。
10m以上の高さの岩場では、途中でにっちもさっちも行かなくなったさっちゃんに対応しにくいんです。
ザイルにぶら下がって降りて来るロワーダウンも、すぐに忘れてしまっていますから。
さっちゃんのことを知らない他所のパーティーの人たちの中には
そんな状況のさっちゃんに酷い言葉を浴びせることだってありました。

昨日は当初、僕とK野さんの他はT橋さんと岩登り初めての青年でした。
しかも、男性ばかりでしたからさっちゃんと同行できるとは思えませんでした。
K野さんと青年が組み、僕とT橋さんが組むでしょうから、
さっちゃんが僕と一緒の組に参加しても、岩場の下で一人で過ごすことが増えてしまいます。
T橋さんだって十分なトレーニングが必要ですし。
さっちゃんはすぐに「帰ろうよ」と言い始めるでしょう。

ですから、さっちゃんには「留守番しててね」と言うしかありませんでした。
ここ最近、留守番することがありませんでしたから、僕にも不安がありました。
部屋の鍵が開かないように細工しておこうかとも考えていました。

そんな中、K野さんとSS木さんが連絡を取り合ってくれたみたいなんです。
二人が気を遣ってくださったおかげで、さっちゃんは一緒に日和田へ行くことが出来ました。
SS木さんが参加してくれ、岩場の下でさっちゃんと女子会したり、
二人で日和田山へハイキングしに行ってくれると言うんです。
なんて優しい人たちなんでしょう!
感謝しかありません。
でも、あんまり無理もして欲しくはありませんけど。


▲女岩の3級ルートを登るさっちゃんです。SS木さんがリードし、上で確保してくれています。僕がザイルの末端を結び、さっちゃんにはその1.5mほど前で結んで登りました。スタンス(足場)選びがあまり出来なくなっていますから、教えてあげながら登ります。


▲途中、SS木さんがさっちゃんを連れてハイキングにスタート。


▲日和田山山頂でさっちゃんは最高の笑顔! SS木さんから送られてきた写真です。


▲帰りの準備をする僕たちのパーティー。単独のクライマーだけがまだ熱心に登ってましたが、僕たちも最後まで充実した練習をしました。
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寝不足、僕への不満と怒り、ちょっとのお漏らし、入浴

2019-02-21 23:13:42 | デイサービスや介護
今日はデイサービスの日なんですが、前夜、例会に参加しましたから寝不足気味。
夜中の1時過ぎに帰宅して、さっちゃんはすぐに寝ましたけれど、それでも1時半くらい。
今朝もさっちゃんは眠たそうでした。
僕はと言えば、日本酒3合程度だったのに、ほんのちょっと頭が痛くて重い感じ。

それでも、さっちゃんは順調にスタッフの方と一緒に出かけました。

12:50ころ、さっちゃんが帰宅。
玄関先で送ってくださったスタッフの方に「有難うございました」と声をかけて別れます。
しばらくすると、いつものようにさっちゃんが僕にブツブツと文句を言い始めます。
どうやら僕がスタッフの方と一緒に下まで降りて、送迎用の車のところまで行かないのが不満のよう。
さっちゃんの想いの中では、僕がきちんと車まで見送って
礼を尽くさなければならないと考えてるらしいんです。

あまりにもいつまでもクドクドとさっちゃんが僕に文句を言い続けるので、
面倒くさくなった僕は外に出て、見送りに行く振りをします。
車が停まる場所まで行き、もちろんすでにいないんですが、日向に座ってしばし日向ぼっこ。
そうやってから戻ると、さっちゃんはもう何にも言いません。

眠たいんでしょうね、布団の上でぐっすり眠りこけています。
タオルケットを掛けてあげました。

4時過ぎて、寝ているさっちゃんに声掛けをして、買い物に出かけました。
道半ば付近で何やら普段とは違う雰囲気で喋っています。
どこか違うということだけは分かるんですが、何故だかは分かりません。
でも、考えられるのはトイレに行きたいんだろう、ということ。
まだコンビニのトイレまでは300mほどはありますから、
「トイレに行きたいの?」とは聞きません。
聞いて、「うん」と言われたら怖いからです。
人はおしっこをしたいと思うと、尿意も強くなるはずですから。
トイレが近づくのに反比例して尿意が増しますよね。

でも、さすがに200mほどになったとき、さっちゃんに聞きました。
「おしっこしたいの?」
返事は「うん」
「あと5分我慢してね」

5分はかかりませんでしたけれど、コンビニのトイレへ突入。
ちょっと遅かった!
パンツが濡れてました。
残りのおしっこもトイレでしました。
トレペでパンツのおしっこを何度も何度も拭いてあげます。
パンツの中に重ねたトレペを敷いてあげます。
「ちょっと冷たい」とさっちゃん。
これから買い物もしなければなりませんが、帰宅までは気持ち悪さをしばしの辛抱ですね。

帰宅すると、お風呂を沸かして入浴。
その前に、紅茶とケーキも食べましたけどね。
入浴中のさっちゃんは実に気持ち良さそうです。

今晩の夕食は遅くなりましたから、アジの開きとブロッコリーとモッツァレラチーズのサラダ。
お味噌汁は手抜きをしてインスタントで済ませました。
ご飯は今日で最後の栗ご飯、冷凍しておいたのを温めました。
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さっちゃん、ご免なさい。でも、とっても大事な排尿・排便事情

2019-02-19 09:47:13 | トイレ・排泄
さっちゃんにとってはとってもプライベートな内容の暴露になってしまいますが、
生活の中では大切なことですので記録しておきます。

今でも、トイレのことはさっちゃん任せにしても何とかなることはなるんです。
ただ、今は冬ですから着ているものが多くて、僕が手伝ってあげないときちんと着るのが大変。

おしっこもさっちゃん自身ではトレペをパンツの中に敷いたり、ズボン下の中に敷いたりしていましたが、
家のトイレや一緒に入れる多機能式トイレなどでは、排尿後トレペで拭いてあげることにしています。
トレペで拭くということをしてないらしいことは以前から予測はしていたのですが、
一緒に入るようになって実際にそうだということを確認できていました。

これまで不明だったのは、さっちゃんの排便事情。
昔から便秘気味ではあるのですが、ここのところずうっとその辺は快調みたいでしたし。
パンツもズボン下も毎日取り換えるようにはしてるんですが、
そのパンツが2週間に1度くらい便で汚れていることがありました。
おしっこも拭かないのですから、うんちも、と予想はしていました。
それにしては、パンツが汚れるのが少ないなと。

今朝、デイサービスに出かける前、さっちゃんはトイレへ。
終わったころを見計らって僕も行ってみます。
トレペでおしっこを拭き、パンツを上げようとしました。
ふと、便器の中を見てみると、うんちが。
「うんちもしたんだ」と聞くと、「うん」
「じゃあ、ちょっと待ってね。パンツも下ろしといて」
僕はさっちゃんのお尻を初めてトレペで拭きました。

ついでにパンツもズボン下も脱いでもらって洗濯カゴに。
新しいパンツとズボン下に履き替えました。

以前から、認知症とは一人の大人の女性が少女となり、幼女となり、赤ん坊になっていくようなものだ。
そう思っていましたが、トイレ事情はそれがいちばん顕著に現れますね。
今朝は、さっちゃんもですが僕自身も新しい局面に入ったように感じた瞬間でした。
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今日のご報告 ――― ごく軽い目まいが1回あっただけでした

2019-02-18 21:54:50 | 病気やら体調やら
このまま明日は全快していて欲しいな~ぁ!

朝、起き出したときに体が左側に傾くようにフラフラしていました。
あれれれれ? これまで見たことのない症状だ! って少し驚きました。
でも、すぐにいつも通りに。

午前中に1回、布団の上で座り込んでいたので、「グルグル回るの?」と聞くと「うん」。
これも大したことなく、いつも通りに戻りました。
今日は表情も普通です。
目まいの酷かったころの暗さはありません。

まだまだ昼間も布団の中に入ってしまうことが多いんですが、
ただ寝てるだけ、呻いたりはありませんでした。

4時すぎには一緒に買い物に出かけました。
片道25~30分くらいですが、いつもと変わらぬ歩くスピード。
スーパーでは買い物カゴも持ってもらいました。
何の心配なことも起きませんでした。

いま、さっちゃんは布団の中。
ちょっと声かけて無理なく起きるようなら、歯を磨いて、寝巻に着替えさせようと思います。
難しいようなら、そのままでも仕方ありません。
鷹揚に考えたいと思います。
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今日の体調は、雨のち曇り少し晴れ間あり

2019-02-17 22:57:56 | 病気やら体調やら
毎朝そうですが、前触れなしの快復を期待してます。
少なくとも、前日までよりは少しでも良くなってることを期待しています。
でも、世の中そんなに甘くはありませんね。

今日も目まいを繰り返しました。
立ったり座ったりの動作に応じて目まいを起こすことがあります。
そればかりか、横になっているときにも頭を動かしたりしてないのに目まいを起こしました。

昨日までに引き続き、表情も暗く重く辛そうです。

遅い朝食をとり、お菓子を食べたり、バナナを食べたり。
たくさんは食べないので、少しでも食べてもらおうとします。

昨日から考えていたんですが、11日に入ったきりのお風呂にも入らせたいもの。
夜は眠たくなって嫌がることが多いので、暖かい昼に入らせようと思っていました。
2時ころにお風呂を沸かします。
入れるか入れないかはともかく、準備だけはしておこうと。

さっちゃんに「お風呂に入ろうか?」と聞きます。
そう聞く前にも目まいに襲われてましたから、無理なのは分かっていました。
「入らない」とさっちゃん。
でも、入りたそうです。

結局、せっかく沸かしたのだからと、僕一人で入りました。
僕が超超のんびりとお風呂に入っていると、
さっちゃんがお風呂場のそばに来ます。
僕のことを探して、布団から出て来たんです。
「お風呂に入ってるよ」とさっちゃんに言います。
しばらくすると、またさっちゃんがやって来ます。
また「お風呂に入ってるよ」と言います。

お風呂から上がると、さっちゃんがテーブルの椅子に座っていました。
あれっ? 
表情が明るい!
顔つきが暗くない!

目まいの影響を全然受けてない普段のさっちゃん。

「お風呂入る?」と聞くと、
「入りたい」と、さっちゃん。
この様子なら大丈夫そうです。

もう4時過ぎで少しずつひんやりとして来ましたが、入ることにします。
今日はさっちゃんに大サービス。
体も髪の毛も僕が洗ってあげました。
まあ、いつも半分くらいは洗ってあげてるんですがね。

さっちゃんの表情もいつも通り。
表情も明るく笑顔も見えます。
入浴できて気持ち良さそう。

でも、お風呂から上がって、体を拭いて、服を着て、
しばらくすると、また目まいが。
ただ、軽い目まいでした。
布団の中に入りました。

2度3度と目まいが起こりましたが、軽いものでした。
夕食を食べ、歯を磨き、久し振りに寝巻に着替えて、さっちゃんは就寝。

明日の朝、前触れなしに快復してますように、とお祈りしました。
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さっちゃん、目まいが酷くなって救急車で搬送されました

2019-02-15 21:44:29 | 病気やら体調やら
11日の建国記念日、朝起きるとさっちゃんは数回目まいを起こしました。
その日は天覧山へ岩トレしに行く予定になっていましたから、
取り止めも考えたのですが、何とか行くことが出来ました。
天覧山でお昼ころに1回ちょっと吐きました。

翌日の火曜日、この日はデイサービス。
特に問題なく朝出発して、お昼過ぎに帰って来ました。
その日は二人で立川へ出て、買い物をするつもりでした。
2時ころ、出かけようと、さっちゃんは玄関へ出て靴を履こうとします。
その時、目まいに襲われました。
あ~あ~あ~ と言いながら、玄関に崩れるように座り込んでしまいました。
立川行きは中止です。
さっちゃんは布団の中で静養。

トイレに行ったり、少し食べたりで、布団からは時々出入りがあります。
そんな17:30ころ。
布団に入った途端、風景がグルグル回り始めたようです。
僕は一緒に横になってあげます。

18時過ぎ、僕は布団から出ました。
すると、さっちゃんも出て来ます。
さっちゃんを布団に戻らせたんですが、再び目まい。

13日の水曜日言語リハビリの日。
朝起きたんですが、さっちゃんの体調が悪そう。
病院に電話して、今日の予約をキャンセルしました。

朝の10時前、さっちゃんがうなるような、僕を呼ぶ声を上げました。
布団の中にいて、目がグルグル回っているようです。
おそらく、寝る姿勢を変えようとして、頭を動かしたんでしょう。

11時ころに遅い朝食を採りました。
その後、12時ころ布団に戻ると、またグルグル。

そして、この日の3時ころ、さっちゃんは布団の中で苦しそうに呻き始めました。
僕はそばに居てあげることしかできません。
しばらくすると収まると思っていたのですが、なかなか収まりません。
僕はちょっと慌て始めます。

ネットで目まいについて調べると、脳梗塞の前兆として目まいがあったりする、と書いてあります。
さっちゃんは脳の動脈が経過観察中ですから、もしもそうだったら出来るだけ早い処置が必要です。

ともかく、掛かり付け医のようなクリニックに電話してみました。
あ~ぁ! なんと今日の午後から明日までお休みです。
次は今日行くはずだった病院。
脳外科や神経内科にも2~3ヶ月おきに通っています。
対応してくれた女性は、「目まいでしたら耳鼻科ですね」と言います。
でも、「今日は先生方がもう対応できませんから、明日外来でおいでください」とのこと。

さっちゃんはあれからず~うっとうんうんうなってます。
収まればいいんですが、どんどんと悪い方へ変わっていく可能性もぬぐえません。
最悪の場合は・・・・

こうなるともう、最後の手段です。
119番。
それが15:46。
15:51に救急車から電話が入ると、もう窓の外からサイレンの音が聞こえてきました。
僕は外へ出て、救急車に手を振ります。
近づいて来て、名前の確認をされ、部屋へ。
さっちゃんの寝る布団の部屋へ3人の救急隊員が来ました。
女性の隊員がさっちゃんの脈をとったり、聴診器を当てたり。
男の隊員はさっちゃんにいろいろと質問します。
「認知症なんで、ちゃんと言葉が出ないんです」と、僕。
ほとんど僕が答えることになりました。

担架の上に敷かれた毛布にくるまれ、救急車に入ったのが16:18。
車内でも、いくつかの質問を受けました。

搬送先の病院は最初から決まっていましたから、そこへ直行。
さっちゃんは処置室へ。
僕は救急待合室。
2度3度、医療スタッフがちょっとした事の確認に待合室に来ました。

ところで、救急車に乗った際のさっちゃんの表情ですが、
それまでと違って、シャキッとした表情でしたね。
おそらく緊張して、しっかり心を保とうとしてたんでしょうね。
このままの状態でお医者さんと対面したら、「どっこも悪くないよ」と言われそうです。

30分くらいたったでしょうか?
スタッフが僕を処置室のさっちゃんの元へ連れて行ってくれました。
そして、お医者さんの説明。
後で診療明細書を見ると、ソリューゲンFの点滴や、血液検査、CTスキャンなどをした模様。
結果、「どこも悪いところはありませんでした」とのこと。
「目まいというのは何が原因かよく分からないんですよ」
「今はもう、大丈夫そうなので、今日はこのまま帰られていいですよ」

「まあ、やれやれ」と言うか、「いったいどこが悪かったんだよ」と言うか、
さっちゃんも救急車ショックで治ってしまったみたいですし・・・・
とりあえずは良かったということでしょうね。

さっちゃんと薄暗い中、徒歩で家路につきました。
途中、翌日のデイサービスを休む旨を電話連絡しました。
まだもう少しは様子を見なければと思ったから。

そして14日。
今日はバレンタインデーですけど、それどころではありませんね。
さっちゃんからチョコレートを貰わなくなって、何年たつでしょう?
考えてみれば、認知症の初期症状が出始めたころからチョコレートをくれなくなったようです。

この日も時々目まいがありました。
昨日のように苦しむことはありませんでしたけれど、
夕方「買い物に一緒に行く?」と聞くと、「行かない」との答え。
大好きな外歩きを断るくらいですから、やっぱりまだまだ本調子からは程遠いんですね。

今日は15日。
ときおり目まいを起こしましたけれど、心持ち軽い症状になった気がします。
今日も昨日のように「買い物に一緒に行く?」と聞きました。
すると、「行く」との返事。
いつもよりゆっくり歩き、片道30分ほどの道を往復しました。
途中、コンビニでトイレに入った際に軽い目まいを起こしましたけれど、
問題なく無事に帰って来ました。

でも、まだまだ体調は悪そうですね。

ネットで調べてみましたが、寒暖差が体調に影響しているのかもと思いました。
東京では今月の4日と7日は最高気温が20度に迫る勢いでした。
でも、その直後はそれぞれに平年以下の気温。
9日は最高気温が1~2度で、11日の朝は氷点下に冷え込んだんです。
この11日に最初の目まいが起きました。

今週末から少しずつ暖かくなるようです。
体調も良くなっていけばいいのですが・・・・
期待したいですね。
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さっちゃんの優しさが慕われているようですね

2019-02-12 23:22:36 | デイサービスや介護
今日はデイサービスの日。
いつものように昼過ぎ、スタッフの方に送られて玄関に帰って来ました。
すると、スタッフの方が息せき切って僕に話してくださいます。
その時、1回聞いたっきりですし、さっちゃんには確認しようもありませんから、
間違っているかもしれませんが、だいたいこんな内容。

火曜日の半日午前コース(さっちゃんも同じ)に通っておられた方が、
今日がデイサービスに通える最後の日だったのだそうです。
その挨拶の内容が・・・・

さっちゃんのこれまでの優しかったいろいろなエピソードを語ってくれたんだとか。
聞いているさっちゃんも感極まって、泣いてしまったんだそうです。
例えば、午前の半日コースは最後に昼食を食べるんですが、
テーブルに料理を並べていく際に、
さっちゃんは自分の前に置かれた料理を、まだ置かれていない席に必ず回すんだそうです。
そして、みんなが揃って食べ始めるまでは絶対に自分からは食べないんだそうですね。


確かに、普段からそういったことはあるかと思います。
僕から見ても笑顔はとっても魅力的だと感じますしね。
同じ通所者の方々から好かれているんだとすれば、嬉しいことです。
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天覧山へ山仲間たちと岩登りの練習。さっちゃんも3回だけですが、登りました

2019-02-12 11:57:05 | クライミング
建国記念日、天覧山へ岩トレしに行くので、いつもより少し早く起きました。
でも、さっちゃんがちょっと変。
様子を見て、さっちゃんに聞くと、目まいがするよう。
3度、4度と目まいを繰り返します。

今日は出かけない方がいいかな~ぁ? と思いました。
ただ、一人で留守番させるのも心配。
じゃあ、僕も取り止めようか?
そうすると、今日の岩トレで他のメンバーに迷惑をかけてしまいます。

しばらく様子を見ていたんですが、落ち着いてきました。
とりあえず、様子を見ながら一緒に出かけることに。

天覧山最下部の岩場に到着するまで、大丈夫でした。
さっちゃんは「寒い、寒い」と言いながらじっと座り込んだまま。
温かいコーヒーを作って、すすめます。
ちょっとだけ飲みます。
ここで朝食を僕は食べたんですが、さっちゃんは食べません。
いくらすすめても食べませんでした。

しばらくすると、立ち上がって少し吐きました。
お腹の中には何も入っていないので、ほんの少しだけですが吐きました。
何が原因なんでしょう? 今朝は調子が悪いですね。

その後、熱もないし、気分も悪くはないようなので、ハーネスを装着して、易しいルートを登りました。
体を動かすと、ポカポカと温まってきます。


▲「しない、しない」と言ってたさっちゃんも、ハーネス付けてヘルメットをかぶったら自然に登り始めます。

その後、ときおり登ってもらいました。
全部で3回。
登る能力は1年1年目に見えて衰えて行ってます。
天覧山のような小さな岩場では登らせられますが、そうではない岩場では・・・・

お昼時、僕は天覧山中腹のトイレへ。
さっちゃんにも「トイレ行く?」と聞きますが、「行かない」と。
でも、少しは歩いた方が体も温まるので、一緒に連れて行きます。
トイレへ着くと、それまで「おしっこは出ない」と繰り返していたさっちゃんが慌て始めます。
「え? おしっこするの?」と聞くまでもなく、明らか。
女子トイレに僕も一緒に入って、洋式トイレを見つけて、さっちゃんを誘導。
ズボン、ズボン下、パンツを脱がせます。
間に合いました。

4時前にはすべてを終了して、飯能駅へ。
いつもの蕎麦屋さんはお休み。居酒屋さんもまだ準備中。
もう開いていた居酒屋さんを見つけて入りました。
5人で打ち上げ。
さっちゃんも少しは食べました。
体調も戻ってきたようです。
でも、時間が長くなってくると、いつものことですが退屈してきます。
もぞもぞとし始め、僕に「帰ろうよ」とブツブツ言います。

打ち上げも終了し、僕とさっちゃんは東飯能駅から帰ります。
帰宅すると、あまり食べなかったので、さっちゃんに「焼き芋食べる?」と聞きました。
さっちゃんは「食べる」と。
さっちゃんは遠慮してるんだか、気分が乗らないんだか、
ああいった打ち上げの場ではさほど食べないんです。
レンジで焼き芋を作って半分っこし、続いてリンゴ1個を剥いて食べました。

それから入浴してさっちゃんはすぐに就寝。
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