さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

今朝のトイレでさっちゃんと揉み合いました。そして、さっちゃんが出血・・・・

2021-01-31 23:59:09 | 今日のビックリ
僕はもう自分の朝食は済ませていましたが、さっちゃんが起き出して来ました。
手で股の辺りを押さえています。
僕はさっちゃんをトイレに連れて行きました。
ここまで明らかにおしっこが出そうな身振りを示すことは、最近ほとんどありません。

トイレのドアを開け、僕は低い椅子(牛乳パックで自分で作った椅子)に座ります。
そして、さっちゃんのズボンから脱がそうとしました。
(少し前に寝巻きを室内着に着替えていました)
ところが、さっちゃんはズボンを掴んで、僕に下ろさせてくれません。
すぐには下ろさせてくれないのはよくあることなんですが、今回はさっちゃんのズボンを掴んでいる力がいつもより強く感じます。
とはいえ、僕の引き下ろす力の方が圧倒的に強いですから、ズボンは下ろすことが出来ました。
続いて、ズボン下とリハパンを一緒に下ろすのですが、同時にさっちゃんを便器の前、座る場所まで50cmほど移動させるんです。

この時、さっちゃんは左手をトイレの入り口に掛けて動こうとしません。
その左手を外そうとするのですが、簡単には外れません。
さっちゃんの空いている右手で、僕を邪魔します。
早く便座に座ってもらいたいですから、ごくごく短い時間なんですが、こんな攻防が繰り返されます。

そんな揉み合いの中で、僕は自分の右手を上に向けて振り上げるように動かしました。
僕は自分の右手の薬指が何かに触れた感触がありました。
さっちゃんが「あっ!」と叫びます。
どうやら僕の右手がさっちゃんの顔に当たったようです。
さっちゃんが猛烈に怒っています。
僕に厳しい怒りの表情を向けています。
「ご免、ご免」と、すぐに僕は謝りましたけれど、そんな言葉の効果はありません。
さっちゃんは僕の頭をポカポカと叩きます。
そんな揉み合いの中でも、僕はさっちゃんを便座に座らせました。
僕も叩かれっ放しは嫌なので防いだりはするのですが、悪かったなと思ったりもしますから、無防備に叩かれたりもしました。

少し落ち着いて来たさっちゃんの顔を見ました。
上唇の中央部のすぐ上と下唇の左部分から2ヶ所血が出ていました。
米粒大の血の塊りです。
流血はしていませんから、僕の右手薬指の爪の縁が皮膚を切ったのでしょう。
でも、あれだけさっちゃんが怒るんですから、瞬間的に凄く痛かったんでしょうね。

そんなショックがあったせいか、便座に座ってもすぐにはおしっこは出ません。
パッドを見ると、ずっしりと重くなっていました。
便座に座る前に、おしっこを漏らしてしまっていたのかもしれませんね。
パッドを外しましたが、新しいパッドに替えることはしませんでした。
リハパンは金曜日に替えていますから、もう替えてもいいですし、それよりも何よりも、今はそれどころではありません。
さっちゃんの怒りは収まりそうになく、便座から立ち上がろうとしています。
それを押さえて、トレペで拭きます。
ちょっとだけ濡れていました。
僕は急いでリハパンやズボンを上げて、さっちゃんを布団まで連れ戻しました。

こんな事件もあったので、今日は争いごとだらけでした。
でも、朝食(ブランチと言うよりほとんど昼食でしたが)も夕食もきちんと食べてくれました。
さっちゃんの心理状態が悪い時間帯を避けたので、食事できた面もあるのでしょうね。
散歩もいつものように出来ました
散歩から帰って来てからは、また朝レベルのひと悶着があって、玄関で僕とぶつかったさっちゃんが尻もちをつく場面もありました。
頭を打ったかな? と一瞬ヒヤッとしましたが、大丈夫でした。

さっちゃんは怒りの感情を意味の分からない、でも感情は伝わってくる、言葉を僕のすぐ横で浴びせ続けるのです。
それが僕にとっては精神的にとても苦痛なんです。
テレビを観ていても、新聞を読んでいても、パソコン画面を観ていても、ずう~~~っと横で僕への怒りを喋り続けるのですよ。
たまったものではありません。
我慢するしかありません。
我慢できなくなって、さっちゃんを布団の中に追いやって、寝室の戸を閉めても、すぐに再び僕の横にやって来ます。
その前よりもっと怒りのパワーを増して。

さっちゃんの怒りの感情は喜びの感情などよりも長くしつこく続くように感じます。
でも、認知症のいいところでもありますが、時間が経てばケロッと忘れてしまいます。
確かに、今日のさっちゃんの底辺に流れる心理状態には、明らかに僕への怒りがありました。
それが時々噴出していたのですが、忘れてしまう時間帯もあったのです。
僕が「さっきはご免ね」と謝ると、優しい雰囲気で赦してくれていると分かる時もあったりしました。

散歩にも3時ころ、まだ暖かい時間帯に出かけようとしたのですが、理由は忘れましたが、怒り始めていました。
それで、しばらく待って4時ころから散歩に出かけたのですが、散歩中は穏やかで楽しそうでした。

夕食の準備もいつもより早く出来ていたのですが、さっちゃんの機嫌が悪く、いつもより遅い8時過ぎからの夕食になりました。
夕食が終わってからは、僕がさっちゃんを布団に寝かせると、すぐに起き出して来る、そんなことを夜中近くまで繰り返しています。
10回近くも繰り返すと、僕も無力感に包まれてしまって、もうさっちゃんの好きなようにさせよう、となってしまいます。
今、11時半ですが、さっちゃんは食卓の椅子に座って何やら僕に喋り続けています。
僕はそれを無視して、ブログを書いています。
でも、時々無視できないことをやらかしたりもしますから、そんな時は自分がやっていることを中断せざるを得ません。

実は僕は昨日からちょっと具合が悪いんです。
熱もありませんし(いま計ったら36.5度でした)、頭痛も大したことはありません。
倦怠感と言っても、さほどではありません。
昨晩は夕食を作りませんでした。
さっちゃんには食べてもらえませんでしたが、僕は夜遅くレンジで焼き芋を作って食べました。
何故かやる気が減退しているというか、ストレスの影響なんでしょうかね。
昨晩もですが、今晩もアルコールは飲みませんでした。
体調が良くないということもありますが、何よりそんな気分になれないからです。
さっちゃんとの衝突も僕の余裕のなさに起因しているのかもしれませんね。
まずは自分の体調を戻すことを優先した方がいいかもしれません。

それにしても、さっちゃんは何時まで僕の目の前で喋り続けるつもりなんでしょうかね?
でも、今は喋りの中に僕への怒気は含まれていません。
それだけでも心理的重圧はすごく軽くなりますね。
ただ、すごく煩わしいのには違いありませんが。
いま夜中の12時です。
さっちゃんは目の前に座っていますけれど、喋ることがなくなったのか、今は無言です。
そろそろ布団の中に連れて行ったら寝てくれるかな?
その後、布団へ連れて行くと、それ以降は起き出て来ません。
ようやく眠りに就いたようですね。
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今回のさっちゃんの便秘は4日前の月曜日に解決されています。戦いもなく、穏やかに終了しました

2021-01-29 23:57:33 | トイレ・排泄
毎回の記録&報告記事、それはさっちゃんの便秘との戦いです。
でも、今回は戦いらしい戦いもなく、平穏に始まり、平穏に終了しました。
嬉しいことです。

前回の便秘の記録は1月17日のこのブログです。
またまた10日間も空いてしまいました。さっちゃんの便秘との戦いは今日で3日目でしたが、もう終了かな?
もう終了かな? と考えていたようでしたが、、実は翌日18日の夜に便が1本パッドに着いていたんです。
4cmほどの普通の硬さの便でした。
ですから、正式な終了日は18日ですね。

便秘終了日から5日目の23日土曜日、まだ夜が明けていない4時20分に起き出して、僕とトイレに向かいました。
おしっこは出なかったんですが、パッドには56gの尿がすでに出ていました。
さらに、ほんの少しですがパッドが便で汚れていたんです。
これは排便期間が始まる予兆であることが多いサインですね。
その日の夜、8時15分にトイレに入ると、パッドに1粒便が付いていました。

翌24日の日曜日、夜の7時35分から45分までトイレに入っていました。
パッドはたくさんのおしっこでずっしり重くなっていました。
加えて、5cmほどの長さの太めの便が1本。

25日の月曜日は7時15分にさっちゃんは起き出して、トイレに行くとおしっこだけをしました。
パッドには少しだけ便の汚れが付いていました。
さっちゃんは布団に戻って寝たのですが、8時50分、再度起きて来て、僕とトイレに行ったんです。
パッドは汚れておらず、おしっこをするわけでもありません。
息んだりするのでもないのですが、何となく排便の雰囲気。
ほとんど苦しそうな様子もなく、途中で水音はしなかったんですが、「あっ、出たな」と分かりました。
最後にトレペで拭いてあげる際に、腰を浮かしてもらって水の中を覗きこみましたが、はっきりとは見えませんでした。
でも、結構たくさん出たと思います。

この時のさっちゃんですが、寝ていたのに自分から目が覚めて、起き上がったわけです。
トイレへ行くと、おしっこではなくウンチだけをしたわけですよね。
ということは、この時は明らかに便意を感じていたのでしょう。
僕はさっちゃんが便意を感じなくなっていると思っていましたが、便意を感じることもまだあるようです。

月曜以降、今日金曜日までさっちゃんには排便もありませんし、パッドに便の汚れも付きません。
今回は3日間で終了、25日に終了したんですね。
前回の便秘終了日から5日目で始まり、7日目で終了したことになります。
この1週間周期が今後も保たれればいいのですがね。
11月ごろから排便周期がそれ以前よりも短くなり、平均すると1週間周期になってきたような気がします。
もちろんまだ、2週間周期くらいな時も混ざるのですが、それ以前には3週間周期のこともありましたから、現在はいい傾向だと思います。
今後もこのペースが維持されることを願っています。
更にはもっと短い周期になって欲しいですね。
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穏やかな日常は長くは続きません。さっちゃんは朝から不機嫌で、僕も一日じゅう心冷たく過ごしてしまいました

2021-01-28 23:47:54 | 今日一日の暮らしぶり
今朝、僕が目を覚ましたのは7時36分でした。
何も用事がない日でも7時半には起きようと決めましたから、アラームを7時31分にセットしているのです。
最初にアラームが鳴った時に止めたはずなんですが、それは記憶からは消えてしまっています。
5分おきに何度か鳴るタイプですから、2度目に鳴って目が覚めたんですね。

でも、すぐには起きずうつらうつらしていました。
僕がちゃんと起きたのはさっちゃんが起き出したからです。
8時過ぎのこと、さっちゃんが布団から立ち上がりました。
僕も仕方なく布団から出て、さっちゃんをトイレに連れて行きました。
さっちゃんのおしっこは出ず、再び布団の中に戻ります。
僕はこれをきっかけに起きて、自分の朝食を作って食べたりしていました。

10時ころ、さっちゃんが再び起き出して来ました。
僕はさっちゃんにソファに座ってもらって、寝巻きから室内着に着替えてもらいました。
さっちゃんは表情が暗くて不機嫌そうです。
僕が寝巻きのズボンを脱がそうとすると、僕を蹴ろうとします。
何が嫌なのかは分かりませんが、脱がされるのを嫌がっているんです。
フリースを着せようとした時には、僕の両肩を押して、後ろへひっくり返そうとします。
わざと大袈裟にひっくり返って見せてもよかったんですが、僕自身もそんな風にお道化てみせる心の余裕はありませんでした。
理由は分かりませんが、僕の心も疲れていたみたいで、不機嫌なさっちゃんに対しては僕も事務的にしか応対しなかったんです。
こういうやりとりの間じゅう、さっちゃんは寂しそうな辛そうな口調で、何やら僕への文句を喋り続けているのです。
僕自身の心に大らかさが失われている時、さっちゃんのこんな喋りを聞かされ続けると、僕の心は益々閉ざされてしまいます。

さっちゃんの飲み物を作って、レンジで温めました。
アルコールタイプのウェットティッシュで両手を拭いてあげます。
飲んでくれません。
オートミールもふた口食べてくれただけで、それ以上は口に入れてくれません。
さっちゃんは拒絶の態度を示し、不機嫌です。
僕もさっちゃんに食べる気がないのならと、早々にさっちゃんを布団の中へ戻してしまいました。

その後、僕も少し眠たくなって、布団の中へもぐりました。
横で寝ていたさっちゃんが起きて、何やらダイニングでごそごそしています。
そのうち、カチャ~~ンという高音が鳴り響いたので、何事かと起き出しました。
ちょうど正午でした。
玄関で僕愛用のコーヒーカップが割れていました。
「な~んで、こんな所に持って来るの」
「割れちゃってるじゃないの」

僕は怒りの大声を上げ続けました。
このコーヒーカップは昔さっちゃんが僕に買ってくれたものなんです。
怒ってる僕はさっちゃんを無理矢理布団の中へ押し込んでしまいました。

そして、2時。
さっちゃんが布団から出て来ました。
僕はさっちゃんの手をウェットティッシュで拭き、さっちゃん用飲み物を温め直して出しました。
今度は飲んでくれています。
オートミールも食べてくれました。
薬も飲みました。
でも、二人とも不機嫌なままです。

今日は曇りから雨になり、暗くて寒い一日でした。
散歩も出来ません。
不機嫌な二人が顔を突き合わせて暮らしていますから、さっちゃんが起きている時はぶつかってばかり。
さっちゃんは起き出して来ては、しばらくするとテーブルに突っ伏して寝ようとします。
僕は「寝るんなら布団で寝なさい」と言って、布団に連れて行くんですが、またすぐに起き出して来ます。
起きていると、僕への文句を喋り続けていますし、僕の周りに置いてあるものを触ったり掴んだりしたがるんです。
何かを掴んでは別の場所に置いたりしますから、僕は掴む前に阻止します。
今日の僕は不機嫌でしたから、その阻止には拒絶や敵意が感じられたはずです。

さっちゃんは寝室から僕のを持って来たりします。
僕の寝巻きとかも持って来ます。
僕が台所仕事をしていると、掛け布団を片手でずるずると引きずって台所まで持って来ました。
以前の僕ならこんな時には怒りまくって叫びまくっていたでしょう。
でも、今日は違います。
今日の僕は不機嫌で、心も冷ややかです。
何も言わずに布団を戻し、その上にさっちゃんを押し倒しました。

夕食の準備が出来て、さっちゃんが椅子に座ると、僕は今日初めてさっちゃんを軽くハグしました。
「今日はご免ね」
そう言いました。
さっちゃんも今日の僕の悪印象は少し薄らいで来ているようでした。
でもまだ、今日のさっちゃんの不機嫌な心を、オブラートみたいな薄っぺらな優しい表情で包んでるだけです。

夕食は半分ほどしか食べてくれませんでした。
寝巻きには着替えてくれましたが、口腔ケアは拒否。

僕が悪いんだということは分かっています。
でも、僕だってこういう日があります。
もちろん、僕が努力するしかないことも理解しています。
ただ、今日一日、さっちゃんに優しい言葉を掛けてあげてないなと、それは反省しなくちゃですね。
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今日は穏やかな一日で、僕の心も平穏でした。2往復の会話も記録できました

2021-01-27 23:53:20 | 今日一日の暮らしぶり
水曜日はいつもなら言語リハビリの日なんですが、今日はSTのT田先生のご都合でお休みでした。
病院通いは実に疲れますから、それがないだけでもなんですが、逆に二人だけで過ごすことで、さっちゃんが不穏になることもあるんです。
でも今日は、何事もなく、さっちゃんも終始ご機嫌で笑顔を時折り浮かべるほどでした。
朝食(ブランチ)も夕食もさっちゃんとしてはしっかりと食べてくれました。
4時ころには散歩に出かけましたが、風もなく暖かな散歩道でした。
夕食後もすぐに寝てくれて、僕はゆっくりと自分の夕食タイムを過ごし、録画した番組も2本も観ることが出来ました。
願わくば、1度だけは目覚めてくれて、口腔ケアをしたり、寝巻きに着替えたりしたかったんですがね。

お昼すぎの1時20分、ケアマネさんに電話して、さっちゃんのリハパンとパッドの購入をお願いしました。
昨日のブログにも書いた「在宅紙おむつ等購入費給付事業」制度の利用です。
購入申し込みはケアマネさんを通してということになっているんです。

最近のさっちゃんですが、家の中でも以前よりは笑顔が多くなっている気がします。
もともと笑顔をよく浮かべてくれていたのですが、昨年の何時くらいからだったでしょうか、笑顔が本当に乏しくなりました。
コロナ禍の影響もあるんでしょうかね?
それは分かりませんが。

笑顔と同時にコミュニケーションもほんの僅かなんでしょうが、豊かになったような気がします。
これは僕の心の錯覚なのかもしれません。
定量的に調べたわけでもありませんから、あくまでも気分的な印象に過ぎません。
当然のことながら、年単位でみると、年々確実にコミュニケーションレベルは明らかに低下していっています。
半年前なのか、3ヶ月前なのか、先月なのか、意識的に記憶しようとはしていませんでしたから分からないのですが、
そのある時期と比較すると、さっちゃんのコミュニケーションレベルが上がったように感じるんです。
そんな僕の印象(錯覚?)が事実ならいいのですがね。

別にそれを裏付けるつもりではないのですが、今日のさっちゃんとの会話の中で2往復の会話がありました。
前回、2往復の会話があった際には、すぐに内容を忘れてしまうので、あったままの会話は記録できませんでした。
その時のブログがこれです。
今日のさっちゃんはいつになく快調な言語リハビリでした
そんなことがありましたから、今日はすぐにメモを取ったんです。
では、その2往復の会話をどうぞ。

まずはその会話のあったシチュエーションの説明から。
今日は午前中は陽も差していたんですが、午後は曇りがちになって来たんです。
そんな今日の午後、ベランダ側の大きな窓(戸?)の外に見える空を指差しながら、

僕「雲が多くなったね」
さ「どこ?」
僕「外」
さ「ほんとだ」

意味ある言葉を正しく使って、2往復の会話が成立しています。
今日はこの会話を記録できただけで僕は嬉しくてたまりません。

このブログを書き終えた後、夜中の12時10分に、さっちゃんがふらっと起きて来ました。
念のためトイレに連れて行きましたが、ほんの少しだけおしっこを。
口腔ケアは拒否されてしまいましたが、寝巻きには着替えてくれました。
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さっちゃんは完全にオムツ生活になってしまったようです

2021-01-26 23:55:22 | トイレ・排泄
今月9日の僕のブログ さっちゃんは昨日から尿意が感じられなくなってしまったように思われます の中に前日のデイサービスでの出来事が記されています。
リハパンを普通のパンツに戻すタイミングがよく分からない、といった僕の悩みが書かれています。
デイサービスでは普通のパンツに戻したところ、いきなり散歩中に失禁してしまった件も書かれています。

これ以前にはさっちゃんが便意を感じていないようだとは思っていましたが、上記ブログを境目に尿意も感じないことが増えたと認識し始めました。
実際、それからはトイレに入るとすでにパッドがおしっこでずっしりと重くなっていることが繰り返されました。
尿漏れが1回もない日もありますが、2回ある日も結構ありました。

排便期間に入ると当然、リハパン+パッドは外せません。
それ以外の日でも、失禁が繰り返されますから、自然な流れでリハパン+パッドが外せなくなったのです。
1月8日のデイサービスで、一瞬だけだったようですが普通のパンツを穿いた以外は、1ヶ月間ほど普通のパンツを穿いていません。
便意は感じないようですし、尿意も感じないことが多いようですから、普通のパンツを穿くことはもうないでしょう。
つまり、さっちゃんは完全にオムツ生活になってしまったのです。

昨年まではさっちゃんに出来るだけ長く普通のパンツの生活をさせてあげたいと思っていました。
思いの外早くオムツ生活になってしまったなと、驚いています。
でも、オムツ生活になっても悪いことばかりではありません。
慌ててトイレに連れて行く必要性は小さくなりましたし、何よりも外出時の心配が減りました。
今は僕がさっちゃんと外出すると言っても、病院か買い物か散歩くらいなんですが、最悪途中で漏らしても、後でトイレに入ってパッドを替えればいいだけです。
僕自身が精神的に楽になりますし、外出することに積極的になれるような気もします。

先週の土曜日にケアマネさんと話しをした際に、リハパンやパッドについても話しました。
僕たちの住んでいる市に「在宅紙おむつ等購入費給付事業」というのがあるからです。
そのリストをもらうことにしたんです。
この制度は在宅で要介護3~5の人が対象で、負担額は1割なのです。
この制度はケアマネさんに以前から知らされていました。
でも、まだ僕に商品知識がありませんでしたから、店で実物を見て、個数の少ないものを購入して、使ってみていたんです。
いま使っているリハパンと同じ製品、パッドはほぼ同じ製品がこの制度の対象になっているようですから、安心しました。
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2月から木曜日もデイサービスに通うことになりました

2021-01-25 23:58:44 | デイサービスや介護
今日の正午過ぎ、ケアマネージャーさんから電話が入りました。
土曜日に僕からお願いしていた、デイサービスを週3日にする件でした。
さっちゃんが今通所しているデイサービスの木曜日に空きがあるので、「週3日にすることが可能です」とのことでした。

「今週の木曜日からにしますか?」とケアマネさんに言われましたが、望んでいたこととは言え、急に言われると戸惑うものですね。
ちょっと返事に躊躇したのち、「切りよく2月からということでお願いします」と答えました。
という訳で、来週からさっちゃんはデイサービスに週3日間通うことになりました。

コロナ禍で緊急事態宣言も発令されているこんな時期に、さっちゃんの外出を増やすことに一抹の不安もあります。
でも、Stay With Community という観点から考えれば、さっちゃんにとっての Community が増えたわけではありません。
もちろん、スタッフさんに少しの顔ぶれの違いはあるのかもしれません。
通所者の方々の顔ぶれも変化しているでしょう。
ただ、通所者は共通点の多い方々ですし、新型コロナウイルスに対する対応もしっかりされているでしょう。
諸々考慮しても、まあ同じ Community と考えていいのではないでしょうか。


今日は3時ころから散歩に出かけました。
昨日は一日中雨が降り続いて、寒かったですから、家から一歩も出ませんでした。
今日の散歩は3時からですし、とっても暖かくて、風もありませんでした。
この時間帯の多摩川土手は歩いている人は夕方よりは少ないのですが、自転車が多かったですね。
コンビニへの寄り道も含めて、いつもの倍くらい1時間15分の散歩でした。


今日の夕食ですが、ご飯は冷凍したのがありますし、お味噌汁は昨日作ったのが残っています。
ですから、おかずを一品作りました。

タマネギ1個を薄切りにして、フライパンにオリーブオイルとクミンシードを入れて弱火でかけておき
ます。
クミンがチリチリし始めたらタマネギを入れて、時間をかけて狐色(途中でターメリックを入れるので黄色くなりますが)になるまで炒めます。
タマネギ炒めの後半にはチューブに入ったニンニクとショウガを加えました。
チューブ容器にあとわずか残っていたので、よく見ると、チューブは二重になってるんですね。
ハサミで外側の容器を切ると、内側の薄い容器に残っていたのを全部使い切ることが出来ました。
さらにターメリック、クローブ、コリアンダー、カルダモンをパウダーで加えます。
その後、中火にして炒めました。

ひと口サイズのさらに半分に細かく切った鶏のモモ肉を加えて炒めます。
(さっちゃんのひと口サイズに合わせたんです)
同時に粗挽きの黒胡椒と塩はほんの少し加えました。
鶏肉に火が通り始めたころ、冷蔵庫の野菜室に残っていたセロリを加えます。
さらに、ジャガイモ(メイクイーン)1個も加えました。

鶏肉にほぼ火が通ったら、トマト缶を半分入れました。
トマトは煮崩すのでホールを使っています。
蓋をして、ジャガイモが軟らかくなるまで煮ます。
出来上がりかけたころに、ガラムマサラを入れました。
これには唐辛子も入っているので、辛いのが苦手になって来たさっちゃんには辛過ぎるかもしれません。
ですから、チャツネも加えて、甘辛くしました。
そして最後は、蓋を取って汁気を飛ばしました。

スパイスを使った料理は時々作るんですが、今日も有り物で適当に作ってみました。
さっちゃんはもちろん量は食べませんが、パクパクと美味しそうに食べてくれていましたね。
自己採点でも、まずまず美味しく出来たと思います。
本来なら、最初のクミンと一緒に唐辛子も1本は入れて、鶏肉もセロリもジャガイモももっとゴロゴロさせて食べたいですね。

さっちゃんはお味噌汁をお椀に4分の1ほど、上記の鶏肉料理は小鉢に半分ほど、玉子じゃぶじゃぶの玉子かけご飯は半分、
パックに入った一人分のポテトサラダは半分(残りの半分は僕の)を食べました。
相変わらず小食です。

夕食後、さっちゃんはなかなか眠ってくれませんでしたから、最終手段として、僕も横に入ることにしました。
寝るつもりはなかったんですが、寝てしまって、目が覚めたら11時。
それから食器を洗ったり、残ったおかずを冷凍したりして、このブログを書いています。
今日も穏やかな一日でした。
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ケアマネージャーさんにデイサービスを一日増やして週3日にしたいと告げました

2021-01-24 23:54:06 | デイサービスや介護
昨日の土曜日ケアマネさんが我が家に来られました。
毎月1回の恒例の家庭訪問です。
来月分のサービス利用票の提出と確認をする日でもあります。

毎回、ケアマネさんは事務的な必要事項だけでなく、さっちゃんの最近の様子、家での暮らしぶりなどを聞いてくださいます。
さっちゃんもケアマネさんのことが好きみたいで、笑顔を浮かべながらいろいろと喋り始めます。
昨日も玄関でケアマネさんの姿を確認すると、すぐに笑顔になりました。
ケアマネさんとさっちゃんが椅子に座ると同時に、さっちゃんは楽しそうに喋り始めます。
僕には喋ることはあまりないのに、ケアマネさんには喋りたいことがたくさんあるんですね。
ちょっと癪ですが、さっちゃんが楽しそうなので良しとしましょう。

ところで、いつもならさっちゃんはケアマネさんに20分、30分と喋り続けるのですが、今回は違いました。
緊急事態宣言が発令されている中だからでしょうが、事務的要件を済ませて、さっちゃんとのお喋りはわずかに数分程度。
ケアマネさんは「用事を済ませたら、すぐお邪魔しますからね。申し訳ありませんね」と、やたら低姿勢。
事務所からの指導もあるのでしょうし、通所者のご家族の中には訪問を断るところもあるのだそうです。
何日か前に電話があった時も「訪問を断っても構いませんから」とおっしゃっていました。

確かに、ケアマネさんからの感染リスク、ケアマネさんへの感染リスクがないとは言えません。
僕も念のために、ケアマネさんが帰られた後、二つの窓と玄関を開けて、空気の入れ替えを思いっ切りしました。
世の中がピリピリと神経質になっていると、僕もちょっとは右にならえする気にもなりますよね。

こんなご時世ですから、簡単に終わったケアマネさんの家庭訪問でしたが、その場で大事なことを僕は伝えました。
デイサービスに通う日数を週にもう1日増やしたいと思っていると、伝えたのです。
今は火曜日と金曜日にデイサービス、水曜日は言語リハビリ、木曜日に月1回のグループリハビリ(今はコロナ禍なので休止)となっています。
掛かり付けのお医者さんへは月に1回くらいは行くのですが、木曜日は休診日なので月曜日に行かなければなりません。
このような状況なので、デイサービスに行く日をもう1日増やすのならば、木曜日にお願いしたいと、曜日の希望も伝えました。
もちろん、木曜日の場合、グループリハビリが開かれるようになったら、その日のデイサービスはお休みにさせてもらいます。

木曜日を希望する理由は他にもあります。
以前はデイサービスに行かなくても、ハイキングや遠くまでの散歩を兼ねた買い物などで、さっちゃんはそれなりの活動を頻繁に行なえていたのです。
さっちゃんも朝食でイギリスパンを食べていた頃は、8日おきくらいにお気に入りのパン屋さんまで歩いて買いに行っていたものです。
往復で3時間くらい歩いていました。
秋川ファーマーズセンターにもよく野菜を買いに出かけていましたが、そこへも往復で3時間ほど歩いていたのです。
散歩ばかりでなく、映画を観に行ったり、音楽会へ行ったり、外食をしたり、さっちゃんにとって刺激のある活動をしていたのです。
ところが、コロナ禍ということもありますが、活動は低調になりました。
しかも、さっちゃんは長い距離を歩くことが苦手になり、外食することも僕はちょっと不安に感じます。

あまり活動的でない過ごし方が多くなってしまいましたから、デイサービスで刺激のある活動をした方がさっちゃんのためにもなるのでは、と思うようになった次第です。
以上のようなことを極々簡単にケアマネさんに説明したのです。
これが実現すると、
火曜日:デイサービス
水曜日:言語リハビリ
木曜日:デイサービス、月に1回はグループリハビリ
金曜日:デイサービス
土・日・月曜日:自由
こんな感じになりますね。
普通の勤労者なら、週4日勤務の週休3日制でメリハリがあって良さそうですよね。
ケアマネさんも賛成してくれています。
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さっちゃんは久し振りにダイニングでお漏らしをし、僕も久し振りに大声を上げて怒りまくってしまいました

2021-01-23 23:55:37 | トイレ・排泄
今日のさっちゃんは笑顔が絶えませんでした。
ケアマネさんが訪れるとずっと笑顔を向けていました。
夕食中も笑顔が絶えず、珍しくテレビに目をやっては笑っていました。
朝食(ブランチ)もですが、夕食も出したものを全部食べてくれました。

夕食を食べ終わったさっちゃんはすぐに布団の中に入りたがります。
僕は上着を一枚だけ脱いでもらって、布団の中へ導きました。

しばらくして、さっちゃんは起きて来て、僕が「おしっこ?」と聞くと、頷くような感じだったので、僕はさっちゃんをトイレに連れて行きました。
8時15分でした。
ズボン(ジャージです)、ズボン下、リハパン&パッドを脱がすと、パッドに便が付いていました。
小さな粒がひとつ。
昨晩あたりからほんの少し便の汚れが付き始めていましたから、さっちゃんの排便期間がスタートしたようです。
トイレの中では排便はありませんでしたが、おしっこも出ませんでした。
「何で、起き出て来たんだろう?」
さっちゃんの行動には理解困難なことが多くあります。

布団の中に戻ったさっちゃんですが、またすぐに起き出して来ました。
おしっこはさっき出ませんでしたから、トイレの用で起きた訳ではないはずです。
さっちゃんは何の用もなくて、布団から出たり、僕によって戻されたりを幾度も繰り返すことが多いんです。
今回もそうだと思い、僕は布団の端に跪き、さっちゃんに布団の中に入るよう促しました。
でも、さっちゃんは布団には入らず、ダイニングへ行ってしまいました。
「なんなんだよ」と僕はがっかりして、布団にゴロンと寝そべってしまいました。
まだ、僕は自分の夕食の準備も出来ていませんでしたから、さっちゃんが起きてダイニングに居てもらっては、さらに夕食が遅れてしまいそうだからです。

僕が布団にゴロリと横たわっていたのは、ほんの一瞬です。
僕は起き上がってダイニングを見ると、さっちゃんが自分の椅子あたりでズボン下とかを脱いでいるようなんです。
近づいて行くと、ズボン下もリハパンまでも脱ごうとしています。
さっちゃんがこの場でおしっこをしようとしているんだ、僕はすぐにそう思いました。
ですから、さっちゃんの腕を掴んでリハパンを脱がすのを止めて、トイレへ連れて行こうとしたんです。
僕はリハパンを上げようとしましたから、右膝を床について、腰を落としたんです。
右膝が冷たく濡れました。
床に目をやると新聞紙1面分ほどの広さに液体(おしっこなのは当然です)が溜まっていました。

その瞬間、僕の中で何かが外れてしまいました。
「何で、こんなところでするの!」
「じっとしてなさい!」
「それ(リハパン)を下ろしちゃ駄目でしょ!」
「んも~っ」
「何でだよ」

僕は続けざまに大声を上げ、怒りを発散しまくります。
さっちゃんは溜まったおしっこのちょうどその場に立っていますから、とにかくさっちゃんに動かれると収拾がつかなくなるんです。

僕は雑巾を洗面所から持って来て、さっちゃんの足元のおしっこを吸い取ろうとしました。
でも、長くかかりそうですし、何枚も必要になりそうですから、さっちゃんをトイレに連れて行くことを優先したんです。
トイレまでの床も雑巾を取りに行った際に、僕のスリッパの裏に付いていたおしっこで濡れています。
さっちゃんが歩くとさらに濡れますが、このくらいは致し方ありません。

さっちゃんも気が立っています。
僕は大きな声を上げ続けていますし、強い力でトイレに引っ張られていきますから、緊迫感やら、反抗心やらを感じて当然でしょうね。
便座に座らせようとしますが、さっちゃんは抵抗して座ろうとしません。
結局、僕は力ずくで座らせることになってしまいます。
おしっこで濡れた靴下を脱がせ、ズボン下も脱がせて、洗濯籠へ。
不思議なことに、リハパンもパッドもまったく濡れていません。
どうやってあの場でおしっこをしたのか、謎です。
椅子の座布団も濡れていませんでしたから、あの場所で普通に腰を屈めておしっこしたんでしょうね。

そんな合間にも、さっちゃんは立ち上がろうとします。
僕はそれを阻止します。
トレペでお尻を拭いてあげます。
さっちゃんはトレペを持った僕の手首を掴んで離しません。
僕は力いっぱい振りほどきます。
そんなことが何回も繰り返されます。

そのたびに、僕は大きな声を上げ続けます。
「なんで手を掴むの!」
「拭いてるんでしょ! じっとしててよ!」

僕の手首を掴んでいるさっちゃんの手を僕はビシッと叩きます。
大声を上げながら、僕はさっちゃんを睨み付けます。
さっちゃんも負けじと僕を睨み返します。

トレペには便の汚れも付きました。
パッドは汚れていませんでしたけれどね。

リハパン&パッドはそのまま穿き続けてもらうことにしました。
足裏メインで消毒用のウェットティッシュで拭いてあげました。
フローリングの床の濡れていないところを歩いて、寝室までさっちゃんを連れて行きました。
さっちゃんはまだ怒っています。
新しいズボン下を穿いてもらい、寝巻きも着てもらいました。
そして、布団の中に入ってもらいます。

それから僕は床の掃除をしなければなりません。
洗濯籠の中のタオルを数枚とって来て、まずはそれで出来るだけ吸い取りました。
その後、ウェットタイプのフロア用シートで濡れている可能性がある場所を広範囲で拭きました。

僕がそんな作業をしている最中に、さっちゃんが寝室から出て来ようとします。
僕はすぐに行って、布団に寝かせます。
しばらくするとまた、さっちゃんは起き出して来ますから、僕はさっちゃんを布団の上に突き倒してしまいました。
(もちろん、優しい力で、布団のいちばん軟らかい箇所に)
そのたびに僕は大声を発しています。
またさっちゃんが出て来たので、僕は2度目の突き倒しをさっちゃんに食らわします。

作業がやっと終わりました。
時刻は9時になっていました。
僕は寝室の戸を開け、布団の上に突き倒されたままで寝ているさっちゃんを起こします。
「起きて。ちゃんと寝ようね」
先ほどとは打って変わって優しい口調です。
さっちゃんを後ろから抱きかかえて立ち上がらせ、ソファに座っていてもらいます。
さっちゃんがちゃんと寝られるように布団を整え、さっちゃんに寝てもらいました。
何度も、「さっきはご免ね」「ご免なさいね」と繰り返しました。

今晩、さっちゃんがお漏らしをしてしまいましたから、僕は大声を上げてしまいました。
でも、さっちゃんに対して怒りの感情とか腹立たしさとかは全然ありませんでしたね。
もちろん、怒りの言葉を発し続けているわけですが、怒っているわけじゃあないんですよね。
大声の上げ方にせよ、突き倒したり、さっちゃんの手をビシッと叩いたり、まさに怒りの行動ですよね。
でも、不思議と本当に怒りの感情は湧き出して来ませんでした。
むしろ、この件の処理にかかる手間の大変さを思って、自分に気合を入れているような感じさえしますね。
もちろん、トイレの中では僕がしていることにいちいち邪魔をして来るさっちゃんに実際怒っています。
でも、それくらいは仕方ありませんよね。
だって、お尻を拭こうとトレペを僕が手にしているのに、その手首をさっちゃんは力いっぱい掴んで、僕に何もさせないようにするんですから。

作業が終了して落ち着いた時、僕の心の中のそんな様子を確認して、自分自身少し驚きました。
今回だけの一過性のものだったのかもしれません。
でも、これが僕の心の成長の結果であって欲しいものですね。
まあ、心の成長なんてそう簡単には獲得できないことは重々承知ですけどね。

その後、僕はゆっくりと夕食をいただきました。
9時20分になっていました。
さっちゃんは熟睡しているようです。
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さっちゃんは歌をしっかり唄っていましたし、カードもまずまず。でも、僕には反抗的で困りものです

2021-01-22 23:51:29 | 言語リハビリ
普通の人でも、お腹が空いていたり、物事がうまく運ばなかったり、体が疲れていたりすると、イライラもしますし、腹も立ち易くなります。
さっちゃんもおそらく同様でしょう。
さっちゃんの体力は低下していってるようですから、昔に比べると長く歩くことで疲れることは多いようです。
しかも、今は冬ですから、痩せっぽちのさっちゃんには寒さが他人よりも何倍も堪えるんでしょう。

何が理由だかはよく分からないのですが、言語リハビリに通っていると、病院に着くまでに不穏気味になることが多いように感じます。
家から駅まで今のさっちゃんの足で30分弱、電車に8分乗って、さらに病院まで20分歩きます。
歩くことによる疲労、そして寒さ、さっちゃんにとってのストレスになっているのは確かだと思います。
でも、それだけで不穏気味になるんでしょうか?
僕にはよく分かりません。

さっちゃんとしては外に出て歩きたい気分でもなかったのに、うまく丸め込まれて外に出て、駅まで歩くだけで気分を害しているのかもしれません。
駅に着くと、マスクを無理やり付けられ、息もし辛いし邪魔なので外してしまうと、また付けられてしまう。
なんで嫌なことを強いられてるんだろうと、さっちゃんは感じているはず。
電車を降りると、再び歩かされる。
一体どこまでいつまで歩けばいいのだろう、さっちゃんはそんな風に思っているのかもしれません。

一昨日、水曜日の言語リハビリの日もこんな感じでした。
病院の手前200mくらいのところで、さっちゃんは「帰る」と言って、来た道を戻ろうとします。
僕は何を言ったかは忘れましたが、上手く説得して(丸め込んで)、ちょっとは力も使って、病院へと向かわせました。

先週からギリギリの時間で病院に着く電車で来ることにしています。
余裕を持ってその1本前の電車で来ると、病院で30分も待たなければならないのです。
最近は、その30分間の間にさっちゃんは不穏になってしまいそうなんです。
さっちゃんは知らない場所で長い時間じっとしていることが出来ません。
おそらくそれが大きなストレスにもなるんでしょうね。
予約の時間は13時です。
病院には13時に到着し、リハビリ開始は13時10分くらいでしょうか。

この日のリハビリはちょっと暗い雰囲気で始まりました。
さっちゃんは僕と手を繋いでくれなくなっていましたし、ちょっと辛くて寂し気なさっちゃんだったのです。
STのT田先生もスタートこそいつもと同様でしたが、暗い雰囲気のさっちゃんでしたから、とにかくまずは心を開いてもらおうと思ったようです。
いつもより早く、歌を唄うことになりました。
しかも、最初は歌を流してまずは聞くだけから始めたのです。
『ふじのやま』を流すと、聞くだけなのに、さっちゃんは一人口ずさんでいました。
先生も僕も聞いていただけなんですが、さっちゃんが一人で唄っていました。

その後、みんなで唄ったり、『春が来た』も唄ったりしました。
さっちゃんははっきりと聞き取れる大きな(さっちゃんにしては)声で唄っていました。
もちろん歌詞は不明瞭で、鼻歌っぽい音声を口を開けて唄っている、そんな感じですね。

続いては、いつものカードです。
前の週ほどではないですが、まあまあの出来でしょうかね。
でも、だんだんと疲れが溜まって来たのか、ほんの少し不穏気味になって来ました。
T田先生が最近のさっちゃんの様子を聞いたり、次回の予約について相談したりするころには、椅子から立ち上がるようになりました。
でも、なんとかギリギリセーフ!

とは言え、言語リハビリは無事終了しても、さっちゃんと僕との時間は続いています。
不穏気味のさっちゃんは僕と隣り合わせに座ってもくれません。
ファイルを渡されて、階下の会計へ行かなければならないのですが、さっちゃんは待合室の椅子から立ち上がってくれません。
でもこの日は、しばらく待ってからさっちゃんに立ってもらうことが出来ました。
手も繋いで、会計窓口にファイルを提出することが出来ました。
ところが、会計待合室の椅子に一緒には座らせてくれません。
自分の(さっちゃんの)番号が掲示板に出るまでも結構時間がかかります。
掲示板に番号が出たので、さっちゃんと一緒に会計の機械へ行こうとしたんですが、椅子から立ち上がってはくれませんでした。
機械で会計を済ませ、急いで戻って来ると、さっちゃんはまだ同じ椅子に座っていてくれました。
ホッとしますね。

「家に帰るよ」と手を引いて、立ち上がらせようとしますが、さっちゃんは動きません。
こうなったらもう長期戦ですね。
隣りには座らせてくれませんから、ちょっと離れたところの椅子に僕は座って待つことにしました。
さっちゃんは僕の姿が見えない時間が長く続くと、次第に心細くなってくるはずです。
そうだと思いたいです。
さっちゃんの僕に対する頑なな感情が融解するまで、待とうと思いました。

こんな時、僕は時間つぶしに新聞を読むことが多いんですが、この日はその新聞を忘れてしまいました。
時間つぶしのネタがないので、僕はスマホで自分のこのブログを読み始めました。
読むと言っても、最近のブログを読むのではなく、昔のを久し振りに読んでみたのです。
僕はこのブログを3年半ほど前から書き始めています。
この言語リハビリが1月20日でしたから、3年前の1月のブログを読んでみたのです。

2018年1月21日のブログのタイトルは「さっちゃんも日和田へ行って、岩登りを楽しみました」でした。
https://blog.goo.ne.jp/sacchan1025/e/ab1eef56be04ea3bf2656bab73f59791
3年前はまだ岩をこの程度は登れていたんですね。
今は岩場にも行きませんが、1年ほど前くらいから岩を登ろうとしなくなりました。

同じく3年前のこんなタイトルのブログ記事も気になったので、読んでみました。
そのタイトルは「食器洗いをめぐって、さっちゃんとちょっとだけギクシャク」。
2018年1月13日のブログです。
https://blog.goo.ne.jp/sacchan1025/e/5f33f5a37bf82c3396849055757b3b7a
このころはやり方はともかく、食器洗いをしてくれていたんですね。
それに、言葉も今とは比べ物にならないほど使えていたんですね。

たった3年間でこれほどまでに変わっていくんですね。
変化のスピードの速さに驚きます。

こんな風に時間を潰していましたが、そろそろさっちゃんの気分も変わったかもと思い、さっちゃんの元に行きました。
「さっちゃん、家に帰ろ」と、さっちゃんの手を取ります。
もう、僕の手を振り払うことはしなくなりました。
両手を取って、立ち上がらせます。
まだまだ嫌々ながらですし、あんまり強く手を引くと、僕の手を振り解いてどこかへ歩いて行ってしまいそうな雰囲気すらあります。
実際、途中で立ち止まって、「どこに行くの」みたいなことを聞いたりします。
ここで機嫌を損ねると、また10分や20分動かなくなるかもしれません。

なんとか病院の外へ出て、駅まで歩き、ホームを往復して歩き、電車に乗って、家まで歩きました。
僕にとっては、家に帰るという一連の行動なんですが、さっちゃんにとっては、何のためにしているのか分からない面倒で疲れる作業なんでしょうね。
機嫌が悪くなるのも分かるような気がします。
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まだ明るさの残る青空のほぼ天頂を指差して、「月だよ」と言うと、さっちゃんは月を探そうともしません

2021-01-21 23:27:10 | 散歩
昨日の病院通いで疲れたのか、さっちゃんは今日の昼間もほとんど布団の中でした。
あまり横になってばかりいても良くないでしょうから、ソファに座らせたりもしたんですが、やっぱり布団の方がいいようです。

3時ころ、「散歩に行こか?」とさっちゃんを誘いました。
でも、さっちゃんは何やら喋って返事をしているようですが、どうも行きたくなさそうな感じです。
「あ、そう」と、僕はあっさり引いて、それ以上は誘わないことにしました。
しつこく誘っても、ますます嫌がるだけのような雰囲気だったからです。
それにまだ3時ですから、しばらく待てばさっちゃんの気分も変わるかもしれませんしね。

4時ちょっと前だったでしょうか。
僕は再度、「散歩に行こか?」とさっちゃんを誘います。
でも、さっちゃんはまだ行きたくなさそうな雰囲気。
「一緒に行こうよ」となおも誘いますが、さっちゃんは気がのらない様子。
とはいえ、先ほどよりは拒絶感は小さくなっていると感じられます。
「どこに行くの?」とかも聞いて来ます。
「いつも行くところだよ。散歩」

僕はソファに座っているさっちゃんの両手を掴んで、立ち上がらせました。
ブツブツと何やら文句を言ってはいますが、立ってくれました。
さっきは立ち上がってもくれませんでした。
一番上にライトダウンを羽織ってもらいます。
これもブツブツ言いながらも、嫌がっている様子でしたが着てくれました。
これだって本当に嫌なら、絶対に着てもらうことなんて出来ませんからね。
毛糸の帽子も被って、あとは僕が準備をするだけ。

玄関に揃えて置いたさっちゃんの靴もすぐには履いてくれません。
でも、気長に待っていたら、履いてくれました。
階段を降りて歩き始めても、まだブツブツなにやら行きたくなさそうな雰囲気。
歩き始めてから300mほどはそんな感じで歩いていましたね。

そのうち、あからさまに嫌がっている雰囲気は無くなりましたけれど、歩いているのが楽しいといった感じは全然ありません。
左足の運動靴が気になるようなので、途中のベンチに座ってもらって中を見ましたけれど、特に何もありませんでした。

空を見上げると、一昨日よりもより高い位置に、ほぼ半月、上弦の月が白く浮かんでいました。
「月だよ」と指差して、さっちゃんに言いました。
でも、今日のさっちゃんは視線を上空に向けてくれません。

さっちゃんは歩くこと自体は好きですから、散歩を辛かったり嫌がったりはしません。
とはいえ、今日のさっちゃんは散歩を楽しんでいるようには見えません。
何やら僕への不満なのか文句なのか、時々喋っています。
ただ、目に入って来ること、とりわけ人々、歩いていたり、走っていたり、自転車に乗っていたり、そんな人を指差しては何やら喋っています。

僕は再度「月だよ」と指差しました。
さっちゃんが見上げようとしないので、顔を寄せて「月だよ」と指差しました。
さっちゃんは月を見たような風に何やら僕に返事しますが、実のところ、さっちゃんは少しだけ視線を上げただけです。
月を見たとは思えません。

水辺の道で最後にもう一度「月だよ」と指差しました。
さっちゃんは面倒くさそうに無視します。
今日のさっちゃんでは仕方ありませんね。
今日は散歩することにあまり気が向かなかったみたいです。

水辺の道の流れには今日は11羽いました。
建物の屋上にアオサギもとまっていました。
そんな鳥たちを指差しても、今日のさっちゃんは目を向けてはくれません。

今日は運動だけの散歩になってしまいましたが、まあこんな日もあるでしょう。
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