僕はもう自分の朝食は済ませていましたが、さっちゃんが起き出して来ました。
手で股の辺りを押さえています。
僕はさっちゃんをトイレに連れて行きました。
ここまで明らかにおしっこが出そうな身振りを示すことは、最近ほとんどありません。
トイレのドアを開け、僕は低い椅子(牛乳パックで自分で作った椅子)に座ります。
そして、さっちゃんのズボンから脱がそうとしました。
(少し前に寝巻きを室内着に着替えていました)
ところが、さっちゃんはズボンを掴んで、僕に下ろさせてくれません。
すぐには下ろさせてくれないのはよくあることなんですが、今回はさっちゃんのズボンを掴んでいる力がいつもより強く感じます。
とはいえ、僕の引き下ろす力の方が圧倒的に強いですから、ズボンは下ろすことが出来ました。
続いて、ズボン下とリハパンを一緒に下ろすのですが、同時にさっちゃんを便器の前、座る場所まで50cmほど移動させるんです。
この時、さっちゃんは左手をトイレの入り口に掛けて動こうとしません。
その左手を外そうとするのですが、簡単には外れません。
さっちゃんの空いている右手で、僕を邪魔します。
早く便座に座ってもらいたいですから、ごくごく短い時間なんですが、こんな攻防が繰り返されます。
そんな揉み合いの中で、僕は自分の右手を上に向けて振り上げるように動かしました。
僕は自分の右手の薬指が何かに触れた感触がありました。
さっちゃんが「あっ!」と叫びます。
どうやら僕の右手がさっちゃんの顔に当たったようです。
さっちゃんが猛烈に怒っています。
僕に厳しい怒りの表情を向けています。
「ご免、ご免」と、すぐに僕は謝りましたけれど、そんな言葉の効果はありません。
さっちゃんは僕の頭をポカポカと叩きます。
そんな揉み合いの中でも、僕はさっちゃんを便座に座らせました。
僕も叩かれっ放しは嫌なので防いだりはするのですが、悪かったなと思ったりもしますから、無防備に叩かれたりもしました。
少し落ち着いて来たさっちゃんの顔を見ました。
上唇の中央部のすぐ上と下唇の左部分から2ヶ所血が出ていました。
米粒大の血の塊りです。
流血はしていませんから、僕の右手薬指の爪の縁が皮膚を切ったのでしょう。
でも、あれだけさっちゃんが怒るんですから、瞬間的に凄く痛かったんでしょうね。
そんなショックがあったせいか、便座に座ってもすぐにはおしっこは出ません。
パッドを見ると、ずっしりと重くなっていました。
便座に座る前に、おしっこを漏らしてしまっていたのかもしれませんね。
パッドを外しましたが、新しいパッドに替えることはしませんでした。
リハパンは金曜日に替えていますから、もう替えてもいいですし、それよりも何よりも、今はそれどころではありません。
さっちゃんの怒りは収まりそうになく、便座から立ち上がろうとしています。
それを押さえて、トレペで拭きます。
ちょっとだけ濡れていました。
僕は急いでリハパンやズボンを上げて、さっちゃんを布団まで連れ戻しました。
こんな事件もあったので、今日は争いごとだらけでした。
でも、朝食(ブランチと言うよりほとんど昼食でしたが)も夕食もきちんと食べてくれました。
さっちゃんの心理状態が悪い時間帯を避けたので、食事できた面もあるのでしょうね。
散歩もいつものように出来ました
散歩から帰って来てからは、また朝レベルのひと悶着があって、玄関で僕とぶつかったさっちゃんが尻もちをつく場面もありました。
頭を打ったかな? と一瞬ヒヤッとしましたが、大丈夫でした。
さっちゃんは怒りの感情を意味の分からない、でも感情は伝わってくる、言葉を僕のすぐ横で浴びせ続けるのです。
それが僕にとっては精神的にとても苦痛なんです。
テレビを観ていても、新聞を読んでいても、パソコン画面を観ていても、ずう~~~っと横で僕への怒りを喋り続けるのですよ。
たまったものではありません。
我慢するしかありません。
我慢できなくなって、さっちゃんを布団の中に追いやって、寝室の戸を閉めても、すぐに再び僕の横にやって来ます。
その前よりもっと怒りのパワーを増して。
さっちゃんの怒りの感情は喜びの感情などよりも長くしつこく続くように感じます。
でも、認知症のいいところでもありますが、時間が経てばケロッと忘れてしまいます。
確かに、今日のさっちゃんの底辺に流れる心理状態には、明らかに僕への怒りがありました。
それが時々噴出していたのですが、忘れてしまう時間帯もあったのです。
僕が「さっきはご免ね」と謝ると、優しい雰囲気で赦してくれていると分かる時もあったりしました。
散歩にも3時ころ、まだ暖かい時間帯に出かけようとしたのですが、理由は忘れましたが、怒り始めていました。
それで、しばらく待って4時ころから散歩に出かけたのですが、散歩中は穏やかで楽しそうでした。
夕食の準備もいつもより早く出来ていたのですが、さっちゃんの機嫌が悪く、いつもより遅い8時過ぎからの夕食になりました。
夕食が終わってからは、僕がさっちゃんを布団に寝かせると、すぐに起き出して来る、そんなことを夜中近くまで繰り返しています。
10回近くも繰り返すと、僕も無力感に包まれてしまって、もうさっちゃんの好きなようにさせよう、となってしまいます。
今、11時半ですが、さっちゃんは食卓の椅子に座って何やら僕に喋り続けています。
僕はそれを無視して、ブログを書いています。
でも、時々無視できないことをやらかしたりもしますから、そんな時は自分がやっていることを中断せざるを得ません。
実は僕は昨日からちょっと具合が悪いんです。
熱もありませんし(いま計ったら36.5度でした)、頭痛も大したことはありません。
倦怠感と言っても、さほどではありません。
昨晩は夕食を作りませんでした。
さっちゃんには食べてもらえませんでしたが、僕は夜遅くレンジで焼き芋を作って食べました。
何故かやる気が減退しているというか、ストレスの影響なんでしょうかね。
昨晩もですが、今晩もアルコールは飲みませんでした。
体調が良くないということもありますが、何よりそんな気分になれないからです。
さっちゃんとの衝突も僕の余裕のなさに起因しているのかもしれませんね。
まずは自分の体調を戻すことを優先した方がいいかもしれません。
それにしても、さっちゃんは何時まで僕の目の前で喋り続けるつもりなんでしょうかね?
でも、今は喋りの中に僕への怒気は含まれていません。
それだけでも心理的重圧はすごく軽くなりますね。
ただ、すごく煩わしいのには違いありませんが。
いま夜中の12時です。
さっちゃんは目の前に座っていますけれど、喋ることがなくなったのか、今は無言です。
そろそろ布団の中に連れて行ったら寝てくれるかな?
その後、布団へ連れて行くと、それ以降は起き出て来ません。
ようやく眠りに就いたようですね。
手で股の辺りを押さえています。
僕はさっちゃんをトイレに連れて行きました。
ここまで明らかにおしっこが出そうな身振りを示すことは、最近ほとんどありません。
トイレのドアを開け、僕は低い椅子(牛乳パックで自分で作った椅子)に座ります。
そして、さっちゃんのズボンから脱がそうとしました。
(少し前に寝巻きを室内着に着替えていました)
ところが、さっちゃんはズボンを掴んで、僕に下ろさせてくれません。
すぐには下ろさせてくれないのはよくあることなんですが、今回はさっちゃんのズボンを掴んでいる力がいつもより強く感じます。
とはいえ、僕の引き下ろす力の方が圧倒的に強いですから、ズボンは下ろすことが出来ました。
続いて、ズボン下とリハパンを一緒に下ろすのですが、同時にさっちゃんを便器の前、座る場所まで50cmほど移動させるんです。
この時、さっちゃんは左手をトイレの入り口に掛けて動こうとしません。
その左手を外そうとするのですが、簡単には外れません。
さっちゃんの空いている右手で、僕を邪魔します。
早く便座に座ってもらいたいですから、ごくごく短い時間なんですが、こんな攻防が繰り返されます。
そんな揉み合いの中で、僕は自分の右手を上に向けて振り上げるように動かしました。
僕は自分の右手の薬指が何かに触れた感触がありました。
さっちゃんが「あっ!」と叫びます。
どうやら僕の右手がさっちゃんの顔に当たったようです。
さっちゃんが猛烈に怒っています。
僕に厳しい怒りの表情を向けています。
「ご免、ご免」と、すぐに僕は謝りましたけれど、そんな言葉の効果はありません。
さっちゃんは僕の頭をポカポカと叩きます。
そんな揉み合いの中でも、僕はさっちゃんを便座に座らせました。
僕も叩かれっ放しは嫌なので防いだりはするのですが、悪かったなと思ったりもしますから、無防備に叩かれたりもしました。
少し落ち着いて来たさっちゃんの顔を見ました。
上唇の中央部のすぐ上と下唇の左部分から2ヶ所血が出ていました。
米粒大の血の塊りです。
流血はしていませんから、僕の右手薬指の爪の縁が皮膚を切ったのでしょう。
でも、あれだけさっちゃんが怒るんですから、瞬間的に凄く痛かったんでしょうね。
そんなショックがあったせいか、便座に座ってもすぐにはおしっこは出ません。
パッドを見ると、ずっしりと重くなっていました。
便座に座る前に、おしっこを漏らしてしまっていたのかもしれませんね。
パッドを外しましたが、新しいパッドに替えることはしませんでした。
リハパンは金曜日に替えていますから、もう替えてもいいですし、それよりも何よりも、今はそれどころではありません。
さっちゃんの怒りは収まりそうになく、便座から立ち上がろうとしています。
それを押さえて、トレペで拭きます。
ちょっとだけ濡れていました。
僕は急いでリハパンやズボンを上げて、さっちゃんを布団まで連れ戻しました。
こんな事件もあったので、今日は争いごとだらけでした。
でも、朝食(ブランチと言うよりほとんど昼食でしたが)も夕食もきちんと食べてくれました。
さっちゃんの心理状態が悪い時間帯を避けたので、食事できた面もあるのでしょうね。
散歩もいつものように出来ました
散歩から帰って来てからは、また朝レベルのひと悶着があって、玄関で僕とぶつかったさっちゃんが尻もちをつく場面もありました。
頭を打ったかな? と一瞬ヒヤッとしましたが、大丈夫でした。
さっちゃんは怒りの感情を意味の分からない、でも感情は伝わってくる、言葉を僕のすぐ横で浴びせ続けるのです。
それが僕にとっては精神的にとても苦痛なんです。
テレビを観ていても、新聞を読んでいても、パソコン画面を観ていても、ずう~~~っと横で僕への怒りを喋り続けるのですよ。
たまったものではありません。
我慢するしかありません。
我慢できなくなって、さっちゃんを布団の中に追いやって、寝室の戸を閉めても、すぐに再び僕の横にやって来ます。
その前よりもっと怒りのパワーを増して。
さっちゃんの怒りの感情は喜びの感情などよりも長くしつこく続くように感じます。
でも、認知症のいいところでもありますが、時間が経てばケロッと忘れてしまいます。
確かに、今日のさっちゃんの底辺に流れる心理状態には、明らかに僕への怒りがありました。
それが時々噴出していたのですが、忘れてしまう時間帯もあったのです。
僕が「さっきはご免ね」と謝ると、優しい雰囲気で赦してくれていると分かる時もあったりしました。
散歩にも3時ころ、まだ暖かい時間帯に出かけようとしたのですが、理由は忘れましたが、怒り始めていました。
それで、しばらく待って4時ころから散歩に出かけたのですが、散歩中は穏やかで楽しそうでした。
夕食の準備もいつもより早く出来ていたのですが、さっちゃんの機嫌が悪く、いつもより遅い8時過ぎからの夕食になりました。
夕食が終わってからは、僕がさっちゃんを布団に寝かせると、すぐに起き出して来る、そんなことを夜中近くまで繰り返しています。
10回近くも繰り返すと、僕も無力感に包まれてしまって、もうさっちゃんの好きなようにさせよう、となってしまいます。
今、11時半ですが、さっちゃんは食卓の椅子に座って何やら僕に喋り続けています。
僕はそれを無視して、ブログを書いています。
でも、時々無視できないことをやらかしたりもしますから、そんな時は自分がやっていることを中断せざるを得ません。
実は僕は昨日からちょっと具合が悪いんです。
熱もありませんし(いま計ったら36.5度でした)、頭痛も大したことはありません。
倦怠感と言っても、さほどではありません。
昨晩は夕食を作りませんでした。
さっちゃんには食べてもらえませんでしたが、僕は夜遅くレンジで焼き芋を作って食べました。
何故かやる気が減退しているというか、ストレスの影響なんでしょうかね。
昨晩もですが、今晩もアルコールは飲みませんでした。
体調が良くないということもありますが、何よりそんな気分になれないからです。
さっちゃんとの衝突も僕の余裕のなさに起因しているのかもしれませんね。
まずは自分の体調を戻すことを優先した方がいいかもしれません。
それにしても、さっちゃんは何時まで僕の目の前で喋り続けるつもりなんでしょうかね?
でも、今は喋りの中に僕への怒気は含まれていません。
それだけでも心理的重圧はすごく軽くなりますね。
ただ、すごく煩わしいのには違いありませんが。
いま夜中の12時です。
さっちゃんは目の前に座っていますけれど、喋ることがなくなったのか、今は無言です。
そろそろ布団の中に連れて行ったら寝てくれるかな?
その後、布団へ連れて行くと、それ以降は起き出て来ません。
ようやく眠りに就いたようですね。