さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

防水シーツを購入し、使ってみることにしました

2020-10-21 23:53:27 | 僕の対策
敷布団とあわせて使う「防水シーツ」なるものがあることは、他の方のブログを読んだりして知ってはいました。
でも、まだまだ他人事のように思っていました。
ところが先々週にさっちゃんがおねしょをすると、どうしようもなく自分事になってしまいました。
先週、病院の売店で見てみたのですが、使い捨てタイプのが1点と比較的狭い範囲をカバーするタイプのが2点置いてあっただけでした。

もうちょっといろいろなタイプを見てから決めたいと思いましたから、介護用品の販売店に行ってみることにしたのです。
昨日の火曜日、毎週通っている天覧山での岩トレをキャンセルして、買い物へ出かけることにしました。
雲ひとつない快晴の秋晴れでしたが、前日の雨で岩場はまだ乾いていないでしょうから、中止にしたのです。

グーグルマップで介護用品販売店を調べ、病院の売店以外で比較的近い店を選びました。
運動も兼ねて自転車で行きます。
距離的にはいつも自転車で行っている立川の中心街よりも手前ですから、30分くらい漕げば行けるでしょう。
地図と睨めっこしながら近くまで来たのですが、お店らしきものは見当たりません。
介護用品を卸したりする事務所があったので、そこから出て来た方に聞いてみました。
「◎◎というお店を探してるんですけど」
すると、「その店はもうやめて、今はこの会社なんです」と言います。
じゃあ販売はしていないんだ、と思ったのですが、
「販売しているものも少しならありますよ」とこちらの気持ちを察して言ってくれました。

防水シーツでは今販売できる商品は1種類だけのようです。
とりあえずその商品の説明を受けましたが、どうしたもんでしょうね。
いろんな種類も見たくて販売店を訪れたのに、1点しか見ることが出来ないなんて。
まあ、それでもいいや・・・・
とりあえず、使ってみよう。


そういうわけで購入した防水シーツがウェルファンの「綿混パイル防水シーツ」。
サイズは90×145、表地は綿80%ポリエステル20%、裏地はポリウレタンフィルム。
2枚セットでしか販売していないと言うので、2枚を4000円で購入しました。
実際に手に取って見て驚いたのは、実に薄い生地だということ。
表地は吸水素材だと思っていたので、紙おむつほどの分厚さでなくても、それに近い生地をイメージしていました。
分厚さ的には普通の綿の敷布団シーツと変わりはありません。

家に帰って、さっそく敷いてみました。
本当は(普通は)一番上に敷いて、直接寝るようなんですが、それだとめくれてしまいそうですから、いま使っているシーツの下に敷くことにしました。
さっちゃんと僕が寝ている敷布団はセミダブルサイズですから、縦に敷くか横に敷くかでも悩みます。
それぞれに長短あるのですが、とりあえず縦に敷いてみることにしました。
さっちゃんがおねしょをしないと、この効果のほどは不明ですが、安心感だけは与えてくれますね。

この敷布団(マットと言った方がいいのかな?)にはさっちゃんのゲロや液状便などが少しずつですが含まれています。
おねしょも1回分含まれましたから、これが2回3回となると、さすがに使い続けることは出来ないでしょうね。
例え買い替えたとしても、防水シーツで守る必要があることには変わりません。
僕が今考えている理想のシステムはこうです。
敷布団全体を覆う防水主体のシーツ、そして吸水力抜群のシーツを腰部分に敷く。
今のところは、さっちゃんの次回のおねしょが何時になるのかも分かりません。
明日かもしれませんし、半年後かもしれません。
ですから、今のところは今回購入した防水シーツでいいと思っています。


ところで、便秘との戦いその後ですが、便秘が解消したのか否か、まだよく分かりません。
今朝のリハパンには便の汚れがほんの少しですが付いていました。
ですから、リハパンを交換しています。
便秘自体は解消したのだけれど、ほんの少し残った便があるのかもしれません。
明日も様子見ですが、公式見解(笑)としては昨日の20日目で便秘解消とみていいでしょうね。
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エアコンをつけてるのにさっちゃんは戸をすぐに開けてしまいます。それで、僕がとった対策は?

2020-09-05 23:56:54 | 僕の対策
一昨年の猛暑に懲りて、去年購入したエアコン。
去年の夏、続く冬、そして今年の夏と、使用して来ました。
そんな中で、困ったことがひとつありました。
さっちゃんがダイニングから玄関への戸を開けっ放しにしてしまうのです。


▲この戸の向こうが玄関になります。ごく普通の取っ手ですが、さっちゃんは最近この戸を開けるのが苦手になって来ました。取っ手を少し回すのと回したまま押す(玄関側からなら引く)という二つの動作を同時に行うのが上手く出来ないようです。でも、何回か繰り返すので、そのうち開けることが出来ます。


この夏はこれまで以上に開けっ放しにすることが多いようです。
閉めるのを忘れるのではなく、通らないので開ける必要がないのに、戸だけを開けっ放しにすることも多いんです。
そこで、僕も対策を考えました。
でも、開けた戸が自動的に閉まるようにするのはなかなかの難題でした。
我が家にはいろんなものが雑然と置かれていますから、何か使えそうなものはないかと、探してみました。
すると、ひょっとしたら使えるかもしれない物がありました。
それがエクササイズポールです。
昔、さっちゃんが購入したもの。
でも、使ってるのほとんど見たことがないなぁ。


▲薄紫色のエクササイズポール。玄関側のこの写真の位置あたりに置いてみました。


▲すると戸は、最後まで最大限に開くことはありません。エクササイズポールに邪魔されるんです。途中までしか開かなかった戸はそのまま戻って閉まります。


▲しかし、エクササイズポールの置く位置を変えると、戸は最大限まで開けることが出来るので、戻ることなく開いたままになります。


認知症のさっちゃんにはこの理屈がよく分かりません。
もし分かったとしても、次の時までには忘れていると思います。
この作戦は大成功。
さっちゃんに戸を開けっ放しにされることはなくなりました。
いちいち閉めに行く手間が不必要になりましたし、さっちゃんに「なんで開けっ放しにするの!」と怒鳴る必要もなくなりました。

とは言え、さっちゃんもエクササイズポールのせいで戸を開けたままに出来ないことは何となく分かってるようです。
エクササイズポールを何度か触っていましたから、今後は偶然に開けっ放しになることもあるかもしれません。
とりあえず、今のところは大丈夫です。

ちょうどエクササイズポールが目に留まったので、これを使いましたが、戸が全開になるのを邪魔するだけですから、他の物でも良かったんですね。
こんなに長いものでなくても良かったんです。
でも、この長いエクササイズポールを使ってみたことで、もうひとつの用途が幸運にも加わりました。


▲玄関に置いてあるスチール製収納ボックスと戸の間にエクササイズポールを置くと、戸がダイニング側からは開かなくなります。僕がトイレで大をしたい時など、こうしておくととても気が楽です。何もしないと、トイレの戸のすぐ外で、ガタガタガタガタと取っ手が壊れそうになるくらい動かすんです。ちょっとの隙間があるので、軍手を挟んであります。


これは一日に1回は使いますね。
小用の際にも、さっちゃんがすぐ僕の後から付いて来そうな場合は急いでエクササイズポールを倒します。
他にも、月に1回くらいはさっちゃんを家に残して僕だけ出かけるようなことがあります。
さっちゃんが買い物に一緒に来てくれなかったような時ですね。
そんな際にも、この戸のエクササイズポールと玄関を内側から開けられなくしておくことで僕の安心感は倍増しました。
最初の写真の説明でも書きましたが、さっちゃんはこの戸の取っ手で上手く開けられません。
普段でもそうですから、エクササイズポールでほぼ開けられなく細工しておいても、戸が開かないことにほとんどストレスは感じないようですね。

僕が布団で横になっていて、さっちゃんが家の中をうろうろしている時など、バタン、バタンとこの戸が閉まる音がするのは心地いいですね。
この細工を施す前は、「いま開けっ放しだよなぁ」と気になって、時々閉めに行かなければなりませんでした。
僕がイライラする要素をひとつ減らすことが出来ただけでも、この細工は大成功ですよね。

最後にご報告です。
昨日0回だったおしっこですが、今日は2回でした。
まだ少ないですが、少しだけホッ。
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洗面所の洪水問題が本質的に解決されたように思います

2020-08-27 23:13:29 | 僕の対策
さっちゃんが洗面所の蛇口を開けっぱなしにすることで発生する洪水問題。
その対策として、水の出る蛇口にカバーを被せることでとりあえずの解決を得られたことは8月23日のブログに書きました。
でも、どうにも納得できない気持ちが残っていたんですよね。
いくら安アパートだからと言って、水の蛇口を全開すれば洗面台から水が溢れ出るようなミスをするはずがないと思いますよね。
そんな騒動が起きたとの噂も聞いたことがありませんし。

ですから、僕は実験をしてみました。
洗面台への水の溜まり方や溢れ出るのにかかる時間などを調べてみたんです。
ひとまず蛇口を開けて、水を出します。
ある程度溜まったので、一旦蛇口を閉めてみます。

あれっ?
さっちゃんが洪水を起こした時よりも排水が遅いような気がします。
全部の水が流れ落ちるのに結構な時間がかかりました。
同様のことをもう一度やってみました。
やっぱり排水に時間がかかります。

さっちゃんが洪水を越した時は排水はそれなりにスムーズでした。
でも、今日は明らかに遅いんです。
えっ? これって、どこか詰まってる?

そこで僕は細くてつつける棒を探しました。
太めの針金が1mほどあったので、それを使います。


▲洗面台の下です。2回ヘアピンカーブしている太いパイプが排水用のパイプです。黄色の☆印の箇所が詰まってるのではと思ったのです。

針金を洗面台の排水口につっこんでみました。
何度か上下させます。
そして、水を出し、洗面台に溜めます。
さっきと同じです。
もう一度針金をつっこんで何度も上下させます。
針金は太いのですが少しは曲がりますから、力いっぱい突っ込みました。
そしてまた、水を洗面台に溜めます。

あれれ?
水がぜんぜん流れて行きません。
あ~なるほど、これは完全に詰まってるな。
洪水の原因は分かりましたが、いったいこの状況はどうすれば突破できるんでしょう。
水が流れて行かなければ、洗面台は使えなくなります。

もう一回、針金を入れて上下させてみました。
すると、突然、ゴゴゴゴ、ゴキュゴキュゴキュ、と大きな音がして、水が凄い勢いで排水口に吸い込まれていきました。
やったね!
上の写真の☆印の場所に詰まっていた何かが(多分髪の毛とか)外れたんですね。
一瞬で洗面台に溜まっていた水が消えてなくなりました。

水の蛇口を全開にしてみます。
すごい勢いで大量の水が蛇口から飛び出していきます。
でも、洗面台にほんの少しの水も溜まることなく排水口から流れ落ちて行きます。

毎年、年に1回、台所、お風呂場、トイレ、洗面台のチェックがあります。
高圧のかかった水流でパイプのつまりとかを点検・改善するんだと思います。
前回は洗面台に詰まっていた髪の毛を取ってくれました。
そんなこともあったので、パイプが詰まっている可能性はまったく考慮しなかったんです。

とにかく本当にこれで一件落着でしょう。
洪水にならなくても水を出しっ放しにされるのはよくありませんから、蛇口カバーは有効活用したいと思います。
排水が少しでも可笑しくなったら、☆印の箇所が詰まっている可能性をまず第一に考えようと思います。
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8月14日に発生した大洪水、その防止策に一定の効果が確認できました

2020-08-23 23:24:37 | 僕の対策
6月14日、8月14日と、第1次洪水、第2次洪水が発生しました。
階下の部屋にも被害が出ましたので、何らかの対策を施さなければと考えました。

洗面所の蛇口は水用とお湯用があるんですが、水用の蛇口から出る水量がとても多いんです。
流れ口が詰まったりしていなくても、ちょっと多く出すだけですぐに洗面台の縁を越えてしまうんです。
水量を減らすのは水道屋さんに聞かなければ分かりそうにありませんし、蛇口を回らなくするのも大変そう。
それで、僕が考えた対策は、「蛇口を見えなく分からなくする」ことでした。
結果的に「蛇口が回らなく」もなりましたから、なかなかの妙手だったと思います。


▲左からはお湯が出ます。水量は少ないのでこちらが原因で洪水になることはありません。右が水の出る蛇口。凄くたくさんの水が出ます。
僕は決して掃除好きでも熱心でもありませんが、この蛇口周辺の黒い汚れは僕たちが引っ越してきた時からこんな感じでした。

さっちゃんは認知症の影響で論理的思考が苦手になっています。
ですから、僕は水の蛇口を隠してしまえば、その存在が分からなくなるのでは、と考えました。
つまり、蛇口を何かで覆ってしまえばいいのです。
瓶、缶、コップ、・・・・家にある手頃そうなものを試してみました。
でも、なかなかピッタリくるのはないものですね。

そして、次に試してみたのが、いつも言語リハビリの朝に買っている「飲むヨーグルト220cc」の容器です。
ハサミでほぼ半分あたりで切断しました。
蛇口に被せてみました。
ピッタシ! です。
ピッタシ過ぎて、被せたまま蛇口を回すと普通に水が出ます。


▲「飲むヨーグルト220cc」の容器の半分を被せてみました。この写真の容器にはもうひと工夫が施されています。見て、分かりますか?

あまりにもピッタシと嵌り過ぎて、回すと普通に水が出てしまいました。
そこで、ひと工夫。
容器に切れ目を入れたんです。
そうすることで、蛇口との密着状態が解除され、その容器を回しても空回りするだけになりました。

そして、昨日の土曜日、さっちゃんが一人洗面所で何やらやっていました。
しばらくして、洗面所へ行ってみると、お湯が出っ放しになっていたんです。
水の方の蛇口は閉まったままでした。
お湯はいくら出しっ放しでも洗面台から越えてこぼれることはありません。

大成功ですね。
3回目の洪水を阻止できました。
でも、さっちゃんは僕の予想を超えることをしてきますから、まだまだ安心は出来ないと思います。
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