年末年始の期間はI老健も休日体制です。
面会も出来なくなります。
新しい2024年の最初の面会は1月9日(火)でした。
クリスマスの日に面会して以来ですから、15日ぶりの面会ですね。
エレベーターの扉が開き、車椅子でこちらに向かって来たさっちゃんの様子は昨年と変わらないようです。
「さっちゃ~ん、こんにちわ~」
「もう2024年だよ。明けましておめでとう!」
「さっちゃんは元気でしたか~」
僕から一方的に話しかけ続けます。
さっちゃんも少しかすれた小さな声で「あ~~、ヴ~~」と喋ってくれます。
「そうそう、もっと喋ってごらん。あ~あ~」
「今日はね青空がとっても綺麗だよ」
「もうすぐ水仙とか花が咲くよ~。来月には梅も咲き始めるよ~」
「一緒に見たいね~」
すると、さっちゃんは「あ~~、う~~」と小さな声で喋ってくれます。
まるで「そうだね。一緒に見に行こうよ」と返事しているみたい。
僕にはそう聞こえる、否、そう聞こえたいんです。
15分間、一人でさっちゃんに喋りかけ続けるのはそれなりには大変です。
でも、係の人が近づいて来て、「もう時間ですから」と終了を告げられると、もっと時間が欲しい気持ちが強くなります。
僕はさっちゃんがエレベーターに乗る後ろ姿を見送りました。
▲15:09。この日も目を開けたり閉じたり、半々くらいでした。目を開けてもこの写真くらいがMAXでしたね。何やら小声で喋ろうとするので、もぞもぞ動く口のせいで、マスクがだんだん下がって来ます。散切りぽかった髪の毛も少し長くなって来て、女性らしい髪になってきましたね。
面会の後は、月に一度の相談員S田さんとの面談です。
最近のさっちゃんの様子や今後の介護方針などの提示がありました。
以下、その内容を箇条書きにして記しておきます。
一般的な事柄は書き留めず、少し注目する箇所だけを抜き書きします。
・体重:29.0kg(僅かですが、増えたようです)
・筋緊張は落ち着いていて、動かすことに抵抗も減ってきた
・右膝関節の拘縮も少しずつ改善している
・体調を見ながら、離床時間を設けていきます
・1日800Kcal提供
・離床時間を設け、リトミックなどの活動に参加し、少しずつ刺激がある生活が送れるよう取り組む
・経管栄養の前と必要時に痰吸引を行なう
・オムツ交換や着替え、移乗などは2名で行なう
・車椅子での離床時間を増やす
そして、最後に特記事項として、以下のように書かれていました。
《身体機能面》
・入所時の筋肉のつっぱった状態は改善され、ベッド上では穏やかな表情でいることが増えました
・右下肢の可動域も少しずつ広がっています
《口腔機能面》
・入所時は口腔内不衛生でしたが、現在は清潔を保てております
・今後もプログラム継続にて機能維持や誤嚥予防につなげていきます
S田さんからの報告終了後、今度は僕からS田さんに報告しました。
もちろん、僕の病気のことです。
手術日等、概要だけですが伝えました。