さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

最後の介護トレーニングを済ませました。自宅への帰還に向けて動いています

2023-02-10 22:54:02 | 介護トレーニング

今週もすでに金曜日です。

さっちゃんが帰って来る来週のバレンタインデーに向けて準備を進める週です。

日曜日は哲さんに誘われて奥多摩を歩いて来ました。

久し振りに僕としては長い距離を歩きました。

 

月曜日には午前10時にケアマネのT口さんが来て、サービス利用票を持って来てくれました。

見積もりのようなものですね。

ショートステイ3週に1週(2週自宅で1週ショートステイ)で行ないたいのですが、月に2週ショートステイが入ると、ちょっと大変です。

つまり、介護サービスの支給限度額を超えてしまうのです。

超えた部分は実費になってしまいます。

超過分が数万円になりますから、ちょっと痛いですね。

 

月曜日の午後は箪笥の移動をするつもりでしたが、急遽火曜日天覧山へ行くことになりました。

ですから、もともと火曜日に行くつもりだった眼科には月曜日の午後、行きました

僕の緑内障は現状維持ですね。

 

で、火曜日は天覧山で岩トレ。

HTさんは順調に成長しています。

 

水曜日も昼まで何かと用事があって、午後は最後の介護トレーニングへ。

ここ最近と同様のことを行ないました。

唾液の吸引、栄養補給、薬の投与です。

 

訪問看護で我が家に来てくださることになったM木さんとの顔合わせもありました。

火曜日と木曜日訪問看護してくださいます。

そうそう、デイケアも日程が決まりました、月曜日と金曜日です。

1週間の内、月火木金と専門の方の目が入るので安心感が大きいですね。

バレンタインデーのさっちゃんが戻ってくる日の午後にも来てくださいます。

その日はお医者さんも来てくださって、訪問診療してくださいます。

訪問診療月に2回のようです。

 

▲16:03。最後の介護トレーニングでしたが、この日のさっちゃんはあまり目を開けてくれませんでした。

 

相談員のS田さんがさっちゃんのお腹の検査結果を教えてくれました。

さっちゃんの便秘状況の検査だったのかなと思います。

横行結腸にガスなどが溜まっていて、それが横隔膜や胃を圧迫しているので、吐いたりし易いのだそうです。

胃の内容物を吐くと、それが誤嚥されて肺炎になる可能性が高まります。

 

そして、昨日の木曜日。

やっと箪笥の隣りの部屋への移動を終了しました。

月曜日の予定が今日になってしまいました。

 

▲15:26。この背の低い箪笥は介護道具を置く台として使用するので、残しておきます。今ある場所からは真向かいに移動させます。さっちゃんが使う衣服やタオル、オムツなどを入れるようにしたいですね。

 

今日の金曜日はI老健で医師との面談が朝の10時に行なわれました。

が降っていましたから、久し振りに徒歩で訪れました。

自転車なら25分ほどで行けますが、電車と徒歩では1時間かかってしまいます。

お医者さんからは先日のさっちゃんの検診についての報告でした。

全体的には落ち着いた状態ではあるようですが、前述したように横行結腸にガスが溜まっているのが心配だとのこと。

栄養補給中に様子が可笑しいようなら、栄養補給を止めた方がいいようです。

そして、さっちゃんのお腹を触ることを多くして、お腹の張りがあるかどうかを常にチェックして欲しいとのことです。

排便の記録を取っておき、医師や看護師に見てもらうようにして欲しいようですね。

以前も排便の記録は取っていましたから、そうしようと思います。

胃瘻の交換は自宅に戻った以降になりそうですね。

 

いったん終了し、窓口で支払いをしていた時、S田さんが来られて「もう一度戻って来て」と言われました。

栄養士の方との面談でした。

帰宅してからのさっちゃんの食事についてです。

さっちゃんがこれまで摂って来たメイバランスを今後も続けた方がいいだろうとのことです。

これまでは朝はそのまま吊り下げて使えるタイプで、夕方のは紙パックでした。

それを両方とも紙パックのにして、栄養容器に入れて使うようにするとのこと。

紙パックは200ccで400Kcalですから、朝は全量、夕方は半量なので特に問題はありません。

以前、お医者さんから経腸栄養剤ラコールを出されたことがあったので、メイバランスも医師を通じて出されるものと思っていました。

でも、違うみたいですね。

メイバランスは薬用ではなく食用なので、普通に購入するのだそうです。

最初の2ケース(1ケース24パック)だけは栄養士さんを通じて購入してもらうことにしました。

来週の月曜日には届くでしょう。

それ以降は僕が電話かFAXなどで注文することになるようですね。

 

帰る時もは降り続いていました。

午後、上の写真の箪笥を移動させました。

明日、箪笥の中身を置き替えようと思います。

 

月曜日には車椅子と介護ベッドが搬入されることになっています。

(車椅子はI老健へ届けることになりそうです)

車椅子はリクライニング式で、ベッドに載せるマットは自動で体交できるタイプです。

吸引器も置いておくことになると思いますし、それで使うカテーテルも用意しておかなければなりません。

消毒用のアルコール脱脂綿も必要です。

おそらく細々した幾つかのモノがまだ必要なんだと思います。

早く揃えておかなければならないもの、おいおい揃えれば大丈夫なもの、しばらくは体制作りに注力しなければならないでしょうね。

そうそう、オムツとパッドをケアマネさんが市役所に申し込んでくれました。

市の方で補助してくれるので、市価の1割の値段で購入できます。

有難いです!

でも、最初に届くのが月末(?)くらいになりそうなので、それまでの分を購入しておかねばなりません。

手元にあるもので使えるのもありそうですが、たくさん使うでしょうから、充分に揃えておこうと思います。

 

そんな中、12日の日曜日には日和田で岩トレします。

僕にとっての元気に介護が出来ているバロメーターは、山の自然の中で充分過ごせているか否かなんだと思います。

それなりに山へ行けていれば、肉体的にも健康で、精神的にも満たされている証拠なんだと思いますから。

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さっちゃんの自宅に戻る話が具合的に動き始めそうです

2023-02-01 23:29:18 | 介護トレーニング

昨日の夕方5時29分、I老健から電話が入り、木曜日にケアマネさんも含めて会うことが決まりました。

当然、さっちゃんが自宅に戻る件の話し合いがもたれるわけでしょうから、さっちゃんの自宅復帰が突然現実味を帯びて来ました。

 

そんな想いの中で行なわれた今日の介護トレーニング。

やることは先週と同じ。

吸引、栄養補給、薬の投与。

だんだん慣れて来て、胃瘻のボタンへの着脱もこれまでよりはスムーズに出来るようになりました。

看護師さんと胃瘻の取り換えのことも話しました。

7月に胃瘻造設をしましたから、そろそろ胃瘻を取り替えなければなりません。

看護師さんがおっしゃるにはさっちゃんの胃瘻のタイプはバルーン・ボタン型だそうです。

器具の進歩等、あるとは思いますが、もっと早く交換しなければならなかったのではないでしょうか?

でも、さっちゃんの胃瘻の状態はまったく問題はないそうです。

 

▲16:26。今日のさっちゃんは目を開けていることが多かったです。S田さんが来られて、S田さんの呼びかけに「は~い」と明確に答えていましたね。一度だけでしたけど。

 

相談員のS田さんも最後の方で来てくださって、いろいろと今後のことを少しですが話すことが出来ました。

さっちゃんの退所ですが、2月中旬を考えているようです。

ケアマネさんによる様々な手続きが2週間くらいはかかると考えているようですね。

ところで明日の話し合いの後に、S田さんが我が家を見に来るのだそうです。

しかも、「どこも片付けないで、そのままを見せてください」と言うんです。

さっちゃんを受け入れる何の準備も出来ていないことは、ありのままに見せるしかないとは思います。

でも、掃除をほとんどしていませんでしたから、最低限の掃除くらいはしなければと思います。

 

自宅介護に際して、僕はスーパーに買い物に行って、1時間弱ほどさっちゃんから離れなければならないことがある、

それくらいの時間なら、さっちゃんのそばから離れても大丈夫かどうかを聞いてみました。

すると、それは避けた方がいいとの答え。

デイケアを利用して、その日にいろんな用事を済ますようにすればいいとの返答でした。

他にも、入浴のサービス中に出かけるとか、誰かが来てくれている時を利用するんだそうですね。

自宅介護の具体的イメージを少しずつ確立していかなければと思いました。

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今日も吸引と栄養補給を行ないました

2023-01-25 23:20:40 | 介護トレーニング

東京は大寒波のピークです。
自転車でI老健へ向かいましたが、身体の表面が冷え切ってしまったようです。
入館する前に体温を測るのですが、肌に数センチ近づけて計るタイプの体温計が測定不能になってしまったんです。
額に向けてもLOWの表示、手首でもLOW、首筋でもLOW、腕をまくって肘の近くで計ってもLOWでした。
僕自身は自転車を漕いでいたのですから、それほど寒い感覚はないのですが、体表面は想像以上に冷えてしまったみたいですね。

そして、毎度の抗原検査。
看護師さんが「もう慣れました?」と聞くんですが、僕の返答は「慣れません」。
最初の頃のように痛いほどではなくなりましたが、嫌なものは嫌ですね。
玄関ホールは館内と外部との中間ですから、外ほどではありませんが、暖房は効いていなくて寒いです。
陰性との結果が出ると、館内に入ることが出来ます。
暖かい!

今日は面談室で行ないました。
最初は吸引です。
吸引機を電源に繋ぎ、ONにします。
その状態で目盛りは20ちょっと。
カテーテルを水に浸けて吸い込むと目盛りは上昇します。
水に長くは浸けていませんから、どれくらいまで目盛りが上がるかは分かりませんでしたが、60くらいまでは上がっていました。
つまり、口腔内に入れて吸わせっぱなしにしておくと、強い力で吸い続けるので、口腔内の粘膜が傷むんだそうです。
ですから、強い力で長い時間吸引し続けることは危険なんです。
さっちゃんは自分で溜まっている唾液も飲み込んだり出来ているようですから、涎が溜まっている時などに吸引すればいいのだそうです。

栄養補給は手順が何も言われなくてもほぼ大丈夫になりました。

ただ、栄養剤の色が薄いので、管の先端にまで栄養剤を落とすときにどこまで流れて来ているのかがよく見えません。

前回は少しこぼしてしまいました。

今日は先端から30センチほど手前を見ていて、「来た!」と思ったら、管をすぐに折り曲げました。

先端の直前で栄養剤が止まりました。

あっという間に流れて来るんですね。
苦手な胃瘻のボタンへの接続や、その逆の外すことも今日はわりと上手に出来ました。
上手くいくと、カチッと小さく音がするんです。

シリンジに薬を入れた微温水を吸い取ったり、フラッシュ用の微温水を吸い取ったりする際に、シリンジを両手で使わないと出来ません。
微温水の入った容器やシリンジの目盛りが、自分の手が邪魔になってよく見えません。
看護師さんはそれを片手で出来てしまいます。
「片手で出来るんですね」と僕が言うと、「これでお金をもらっていますからね」と看護師さんは笑います。

今日は最後に胃瘻のボタン周辺に巻いておくティッシュで実際に巻かせてもらいました。
強く締め過ぎず、弱くもなく、外れにくいように巻き付けるのにも、コツがありそうですね。

これでさっちゃんともお別れです。
今日のさっちゃんは目をつむっていることが多かったですね。
あまりお喋りでもありませんでした。
でも、1回だけ、僕の「さっちゃ~ん」の呼びかけに対して、明瞭に「は~い」と答えてくれました。
この1回だけでしたけれど、こんなに嬉しいことはありません。

▲16:15。看護師さんが吸引機を返却している間にパチリ。さっちゃんはほとんど目を開けてくれませんでした。

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栄養補給のほか、吸引も行ないました

2023-01-20 19:24:06 | 介護トレーニング

今週の介護トレーニングは昨日の木曜日に行なわれました。

入所者のおひと方がお正月に自宅へ戻って新型コロナウイルスに感染した影響で、先週は介護トレーニングが中止になってしまいました。

今週も水曜日には行なうことが出来ず、翌日の木曜日へずれ込んでしまいました。

その影響も受けてか、洗濯物も家族には任せない措置が取られ、所内で洗濯してくださってるようです。

どうやら所内ではその後感染が広がってはいないみたいですから、そろそろ平常に戻るのでしょうね。

 

第8波では感染者数の実態は発表されている数よりもかなり多いと言われています。

それに1日あたりの死者数が第7波と比べても多くなっているので、とりわけ高齢者にとっては心配ですよね。

亡くなっている方のほとんどが高齢者だと言われていますし。

 

この日のトレーニング自体は通常通り行なわれました。

新たに加わったことと言えば、口腔内に溜まった唾等を吸引することくらいでしょうか。

吸引機自体や繋がっている管の扱い方に慣れなければなりません。

カテーテル先端を溜めた水の中に浸けて吸引されているかどうかをチェックしました。

口腔内に入れる前にカテーテルの先端を濡らしておくこともちょっとした気配りとして大切なようですね。

さっちゃんの場合、今では喉の奥までカテーテルを入れる必要はないそうですから、口腔内だけで十分で、さほど負担ではありません。

実際にやってみました。

思いの外、よく吸い付くんですね。

カテーテル先端には横穴もあるのですが、それも使う感じで滑らせるように使わないと、いつまでも吸い付いてしまって傷つけてしまいそうです。

終了後は水を吸引させて、管の中を洗い、カテーテル先端は消毒しておくのですね。

 

次は栄養補給です。

これに関しては、その手順にはもうほとんど手こずることはありません。

ただ、胃瘻に管の先端を嵌め込んだり外したりの作業にまだ慣れることが出来ていません。

胃瘻のボタン本体が小さいので、それをしっかりと指で持つことがなかなか出来ないのです。

それ以外は心配なさそうです。

 

▲16:24。看護師さんが吸引機を戻しに行きました。その間を利用して、さっちゃんをパチリ。目を開けてくれた瞬間を撮影できました。

 

昨日は2本の管がすでに連結されていました。

栄養がすべて入って行った後、捩じって連結されているふたつの管を外すのですが、あまりにもきつく締まっていて外れませんでした。

力持ちの男性が繋いだんだそうです。

と言う訳で、昨日はシリンジを用いずに、栄養容器から薬や管洗浄用の水を流し込むことになりました。

 

胃瘻のボタンから管を外すのですが、僕が手間取っていると、看護師さんがやってくれました。

ボタンとお腹の皮膚の間には、柔かいしおりのようなが巻き付けられています。

お腹の皮膚を守っているのでしょうか?

看護師さんがそれを作っているところを見せてくれました。

ティッシュ半分ほどで作っているようですね。

日本製のティッシュはいろんな用途に使えると、言ってました。

 

昨日は、何となくですが、さっちゃんの介護トレーニングの後も、看護師さんは用事が迫っているようでした。

僕としては、口腔ケアもさせて欲しかったですね。

マスクをしていますから、見てすぐには分からないのですが、さっちゃんはが結構出ています。

喉の下の窪みにほんの少しですが、涎が溜まっていたりしていました。

吸引した際もそうでしたが、唾がよく出ているようです。

 

S田さんも看護師さんも、所内の皆さんがそうのようですが、さっちゃんにはいろいろと話しかけてくださいます。

今日もさっちゃんはよくお喋りしていたそうです。

もちろん、意味不明な、言葉にはなっていないお喋りなんですけどね。

僕もいろいろと喋りかけ、「さっちゃん」と呼びかけます。

呼びかけると、ごくごくたまになんですが、「は~い」みたいな返事をしてくれます。

昨日も2、3回はそのようなことがありました。

「さっちゃん」と呼びかける時以外で、「は~い」と言うことはありませんから、明らかに呼びかけに対する返答なんですね。

嬉しくなってしまいます。

 

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

 

昨晩は2日前に作って冷凍しておいたクリームシチューとパンを食べただけでした。

もちろん、ワインも少し。

その後、横になると寝てしまって、目覚めると夜中でした。

それから、マンガ『キングダム』66巻を読みます。

『キングダム』は歴史上初めて統一中華を創った秦の始皇帝の物語です。

昨日、67巻が発刊されたので購入したんです。

3~4ヶ月おきに発刊されますから、前巻から読み直さないと、ストーリーの繋がりが分からなくなってしまうんです。

1巻読了するのに2時間はかかります。

66巻を夜中に読み終え、今日の午前中の朝食前に67巻を読みました。

67巻も出ているのに、秦はまだ一国も滅ぼしていません。

中華統一の第一歩もまだなんです。

以前、作者の原泰久氏が全話終了するのに80巻ほどかかりそうだと言っていましたが、到底無理そうですね。

100巻ほどかかるのではないでしょうか。

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今日の介護トレーニングは中止になってしまいました

2023-01-11 23:15:59 | 介護トレーニング

今日は水曜日、1月からの介護トレーニングのある日です。

自転車でI老健へ行く途中、老健から電話が入りました。

それには気付かなかったのですが、老健へ到着すると、その理由が分かりました。

お正月に自宅に戻った入所者のお一人が新型コロナウイルス陽性になったんだそうです。

さっちゃんには問題はないのですが、施設としては念のために介護トレーニングを中止にするとのこと。

まあ、仕様がないですね。

でも、介護トレーニングが中止になるということは、さっちゃんの自宅復帰が1週間遅れるということですよね。

 

     *   *   *   *   *   *   *   *   *   *

 

介護トレーニングとは関係のない話題をひとつ。

自宅にはさっちゃんが撮影した山の写真が何枚か飾ってあります。

その中の一枚に、三ノ窓から見下ろした三ノ窓雪渓が朝陽に輝く写真があるのです。

その写真の雪渓がこの冬の一時期、本当に太陽で光り輝くんです。

その写真がこれ。

▲2023年1月9日13:50。この写真は1988年8月にさっちゃんと僕の二人で三ノ窓にテントを張ってチンネを登攀した時のものです。遠くに見えている山は鹿島槍や五竜でしょうか。光が当たっていないと、雪渓はこれほど白くは見えていません。

 

太陽が低い冬ですから、窓から入る陽光が隣りの部屋のフローリングの床で反射して、床から2mほどの位置にある写真に当たるのです。

写真自体も朝陽に輝く三ノ窓雪渓を撮ったものなんですが、印刷物ですから実際に光っている訳ではありません。

でも、この時季の午後1時半過ぎには陽光が当たって実際にも光り輝くんです。

偶然、この位置に写真を飾って、その事実に遭遇した時は驚き感動してしまいました。

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栄養と水分補給、薬剤投与を行ないました。口腔ケアは見学だけで、吸引は機械の説明を受けました

2023-01-07 23:33:42 | 介護トレーニング

今日、自転車でスーパーに買い物へ行った帰り道でのこと。

赤信号で待っていると、足元に見覚えのある元気そうな小さな葉っぱの草がびっしりと生えていました。

「花が咲いてるかも」と思って、探してみると、ありました。

小さな青い星の輝きのような花、オオイヌノフグリです。

まだ綺羅星のごとくとまではいきませんが、さしずめ一番星のようにひとつだけ青く輝く星が見つかりました。

まだ冬の寒さが支配している季節にでも、春が近づいていることを教えてくれる可憐な花。

これからの季節、僕は無意識にこの花を探すんです、毎年。

今年はとりわけさっちゃんの自宅帰還の知らせと重なっているように感じられて、信号待ちしながら嬉しくて微笑んでしまいました。

 

昨日介護トレーニングがありました。

新年からは介護トレーニングは火曜日から水曜日に変更されたんです。

でも、第一週は4日の水曜日が仕事始めと重なって、何かと忙しいとのことで、6日の金曜日だったのです。

 

抗原検査の陰性が判明して、面談室に通されると、そこにはすでにさっちゃんがいました。

「さっちゃん、僕だよ、来たよ」と話しかけます。

お風呂にはお昼ころに入ったとのことで、これまでとは違って、目を開けていることが多いさっちゃんです。

何やら喋っていて、僕の方を見てくれたり、看護師さんを見たり、相談員のS田さんが来ると、彼女の方を見たりします。

目が開いていると、心も少しは感じられるように思えて、嬉しいですね。

どうやら今日のさっちゃんはいつもと比べても周りをよく見たり、喋ったりしているそうですね。

S田さんもさっちゃんのことが大好きなようです。

「にこっと笑顔を浮かべるのを見ると、たまらなくなるのよね」と言ってくれます。

「マスクをしていると、(笑顔が見えないので)もったいないわよね」とも。

 

さ~て、今日の介護トレーニングは栄養と水分補給からです。

前の週にやった手順に沿って、管を繋ぎ、栄養と微温水を栄養容器に入れ、胃瘻のボタンに管を接続します。

胃瘻から漏れていないことを確認し、ローラークランプで補給のスピードを調整します。

▲16:02。さっちゃん、栄養補給中。見えている管は胃瘻に繋がっています。今日の栄養はバニラ味だそうです。口からではないので、味は分からないのですが、もしもゲップとかすると、バニラの香りがするのだそうです。人によっては「今日はイチゴ味がいい」とかの要望があるのだとか。

 

栄養補給中に吸引の機械の説明を受けました。

圧力は20前後(単位は不明)がいい、とのことです。

あまり長く吸引し続けると、皮膚から血が出ることもあるので、せいぜい10秒程度で終えるようにするそうです。

肺炎治療をしていたころや、I老健に入所した最初のころは、夜中でも2時間おきに痰の吸引をしていたと聞いていました。

だんだんと状態は改善されていたことは聞いていましたが、まだ少しは痰の吸引が必要だと思っていました。

でも、今は痰の吸引はしていないそうです。

吸引も喉の奥までカテーテルを入れるのではなくて、口の中だけ、数センチ入れて唾液等を吸引するだけなんだそうです。

僕がいる間にもさっちゃんは唾を飲み込むような様子を一度見せてくれました。

自力でそんなこともかなり出来ているそうです。

 

栄養と水分補給ですが、栄養容器が空になると、管を持ち上げて、胃瘻に流し込みます。

シリンジ(大きな針のない注射器のようなもの)に30ccの微温水と液体の便秘薬を7滴入れて、管から注入します。

さらに、微温水だけ30ccを注入し、最後に空気を注入して、水滴等も流し込むのです。

胃瘻のボタンのキャップをカチッと閉めれば終了。

 

その後、看護師さんがスポンジブラシを使っての口腔ケアをやって見せてくれました。

歯、歯茎、舌をそれほど長い時間ではありませんが、しっかりと擦るんです。

スポンジは少し湿らせて使いますから、最後には水気を絞ったスポンジで口の中の水分を吸い取るようにします。

昨日は吸引するほどではなかったようですね。

 

看護師さんやS田さんの口ぶりからは、さっちゃんの退所が近いことが感じられます。

自宅での受け入れ態勢を整えなければと、焦るような気持ちに僕もなって来ました。

さっちゃんの介護ベッドを入れる部屋を機能的に整備しなければなりません。

そのためには、今置いている箪笥3つのうち2つを隣りの部屋に移す必要があるのです。

さっちゃんの介護がし易いように、シンプルな部屋にしなければならないのです。

 

僕はS田さんに退所後のショートステイについて聞いてみました。

「退所後しばらくはショートステイを密に利用した方がいいと、ケアマネさんとも一致した考えです」とS田さん。

それは僕も同感で、同じように考えていました。

「土日とかはショートステイの利用者は多いのですか?」と聞くと、

「I老健では1週間単位で受けているんですよ。木曜から翌週の木曜日までとか」と言います。

そういうシステムなんですね。

最初は隔週くらいでショートステイを利用できれば安心かもしれません。

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栄養補給と薬の投与を行ないました

2022-12-27 23:39:12 | 介護トレーニング

正午過ぎにI老健から電話が入りました。

一瞬いやな予感が。

さっちゃんの具合が悪くて「今日の介護トレーニングは中止です」と言われるかもしれないと思ったのです。

でも、違いました。

「開始時間をいつもより30分遅くします」との連絡でした。

 

今日の介護トレーニングでは栄養補給と薬の投与を実践する予定です。

可能な限り自分一人で行なおうと、僕自身も心に決めていました。

面談室には必要なものはすでにだいたい揃っています。

しばらくすると、さっちゃんがエレベーターで降りて来ました。

「さっちゃん、お風呂入ったの? これから夕食だよ」と話しかけます。

手を握ります。

さっちゃんが目を見開いて、何やら声を発しました。

僕の姿を見て、何かしら感じたような様子でした。

そうは思うのですが、確信は持てませんし、証明も出来ません。

 

簡単な確認を看護師さんと交わして、さっそく栄養補給をスタートさせます。

時々、看護師さんがアドバイスしてくれますが、ほとんど自分の考えで実践することが出来ます。

 

2本の管と栄養容器を繋ぎます。

ひとつは押し込むだけで、もうひとつはねじ込みます。

2つの管についている2つのストッパーを閉じます。

栄養容器についているフックに管を止めておきます。

紙パックの口をハサミで切って、栄養容器に100cc注ぎます。

続いて、微温水を200cc、栄養容器に注ぎます。

栄養容器に繋がっている管にある膨らんだ箇所を2、3回押すと栄養容器からその管に流れ込んで来ます。

栄養容器に繋いだ管のストッパー(ローラークランプ)を開けてさらに下に栄養を流します。

その先の管のストッパーを開放するのですが、そのままにすると先端から栄養が流れ出してしまいます。

ですから、先端付近の管を手に持ちながら、ストッパーを開放するんです。

栄養の流れる先端を見ながら、管の先から流れ出そうになる直前で管を折り曲げて流れを止めるんです。

管を曲げている間に、ストッパーを閉めます。

(2つともだったか、胃瘻側のストッパーだけだったか、確信がありません)

さっちゃんの手をお腹の近くから優しく移動させます。

さっちゃんの胃瘻を見えるようにして、ボタンのキャップを外します。

胃瘻カテーテルの口に管の先端をカチッと嵌めます。

(この作業がけっこう細かな作業となり、まだ僕は苦手ですね)

ローラークランプを調節して、適量が流れ落ちるようにします。

これで、さっちゃんの胃の中に栄養が流れ込むようになりますけれど、胃瘻カテーテルと完全に接続できていないと、漏れ出してしまいます。

漏れ出ていないかどうか確認します。

(もし、漏れ出ていたら、すぐにストッパーを閉めて、やり直します)

栄養が全量流れ落ちるまで待ちます。

栄養容器から全量流れ落ちたなら、管を持ち上げながら、管の中に残っている栄養液を残さずに胃の中に流し込みます。

管と管の接続を外します。

(外す前に、2つのストッパーを閉めたと思います)

 

そして、ここからは薬の投与です。

夕方は液体の便秘の薬だけでした。

看護師さんが何滴かシリンジ(太い注射のようなもの)の中に薬を垂らし、微温水を吸い取りました。

それを受け取った僕が胃瘻側に残された管の口にシリンジの先端をねじ込みます。

シリンジから薬の溶液を押し入れます。

 

続いて、最後のフラッシュ(洗浄)です。

シリンジに微温水を30cc吸い込んで、それを管から流し込みます。

それで、管の中が洗浄されるんです。

さらに、シリンジを1回外して、空気だけを吸い込ませ、再度管に繋いで、空気だけを管に注ぎ込みます。

これで管の中に付着した水滴なども流されるという訳です。

(微温水や空気を流し込むたびに、ストッパーを閉めたり開放したりしたと思います)

 

全ての最後に、胃瘻カテーテルに接続された管を抜きます。

ボタンの土台をしっかり持って、管を引き抜かなければなりません。

(細かな作業なので、僕は苦手です)

そして、ボタンのキャップを閉じます。

(これも細かな作業で、僕は苦手です)

看護師さんは「何度もやって、ちゃんと出来るようになるしかない」と厳しく言ってくれました。

 

これで全て終了。

ほとんどを自分で実践することが出来ました。

次回は栄養補給をする直前に行なう口腔ケアと吸引も実践することになりそうです。

「鼻からの吸引もやるんですか?」と聞くと、「今はやっていません」との答え。

I老健に入所し始めたころに比べると、痰の出方は相当に収まって来ているそうです。

弱いとは言え、さっちゃんは咳をして痰を上げるようなこともするみたいですね。

 

来週の火曜日は1月3日でまだ三が日ですから、この日は介護トレーニングは出来ないみたいです。

火曜日はいつも入浴直後になってしまうので、曜日も変えた方がいいのではとの考えもあるようですね。

すぐには決まることでもありませんから、電話で相談することになりました。

 

今日はどうした訳だか、カメラを持って行くのを忘れてしまいました。

スマホで写し慣れていないので、シャッターは押してみたのですが、保存されていないみたいでした。

ですから、今日のさっちゃんの姿はありません。

 

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夕方の栄養補給を最後までしました

2022-12-20 23:18:08 | 介護トレーニング

今日の介護トレーニングでは栄養剤を投与するためのセットを僕がすることになっていました。

栄養剤にはそのまま吊るして容器として使えるタイプのものと容器とは別の小さな牛乳パックのようなものとの2種類あるようですね。

I老健で使っているのは両方とも200cc400kcalのものなんですが、紙パックの方は一回開けても冷蔵庫で24時間は大丈夫なんだそうです。

今日はその紙パックの方を使います、とのこと。

あれっ? と思って、「1日に800とか1000kcalじゃあないんですか?」と聞くと、

「あっ、間違えてました。まだ1日に600kcalです」とのこと、残念。

体重の推移など見ながら、600kcalで大丈夫そうとの判断のようですね。

400kcal補給して、夕方は紙パックの半分200kcalを補給するんだそうです。

 

先週に引き続き経腸栄養セットの用具の説明を受けました。

そして、実践。

栄養容器と2本の管を2ヶ所で連結します。

それぞれの管についているストッパーで管を締めておきます。

栄養容器に近いストッパーは栄養注入のスピードを調整する機能もありますから、ローラークランプと呼ばれているようですね。

2本の管は長いですから、栄養容器の横にあるフックみたいなものに掛けておきます。

 

紙パックの一部をハサミで切って、栄養容器に100cc(200kcal)注ぎます。

栄養容器に目盛りがありますから、それを見ながらゆっくりと。

次に、微温湯200cc注ぎます。

これも栄養容器の目盛りが300ccになるように注ぎました。

栄養容器とローラークランプの間には、少し膨らみのある、液体がポタポタと落ちるようすが見える箇所があります。

その膨らんだ箇所を2、3回つまんで押すと、栄養容器から栄養剤がその膨らみに入って来るのです。

そして、2つのストッパーを開放して、栄養剤が管の先端まで来るようにします。

管の先に来たら、直前でストッパーを閉めて、栄養剤の流れを止めておきます。

 

そこまでしておいて、さっちゃんのお腹のボタン(胃瘻)の外部ストッパーを外すんです。

ストッパーを外したボタンに管の先端のコネクタを嵌めるのですが、これがなかなか大変。

直径が1cmとなく、小さいので細かな作業なんです。

ボタンの土台は持てたのですが、コネクタがなかなかボタンの穴に入らずカチッと止まりません。

それでも、カチッと音はしませんでしたけれど、ちゃんと入ったようです。

看護師さんがチェックしてくださって、どうやらOKなようです。

 

それから2ヶ所のストッパーを開けてさっちゃんの胃の中に栄養剤が注がれていくんです。

最初はボタン周辺に栄養剤の漏れがないかどうか、確認しなければなりません。

漏れてるようならば、ストッパーをかけて、いったん止めなければなりません。

そして、再度のやり直し。

でも、今日は大丈夫でした。

看護師さんは「これくらいでは1時間かかりそうだ」とか「これくらいなら30分くらいで終わるでしょう」とか言います。

ローラークランプの閉め具合で栄養剤の流量をコントロールするんですね。

栄養剤と水分の合計300ccですから、30分くらいがいいようです。

 

さっちゃんに話しかけたり、看護師さんといろいろ話したりしながら、栄養剤が流れて行くのを待ちました。

さっちゃんはほとんど目をつむったままですが、時々は目を開けてくれます。

僕はさっちゃんの車椅子の横に跪いて、さっちゃんと手を繋ぎあっています。

 

時間は瞬く間に過ぎ、栄養剤は全部胃の中に流れて行きました。

大きな針がない注射器のようなもの(シリンジというそうです)で微温湯を30ccほど吸い取って入れます。

そして、ボタンに近い方の管の先端に嵌めて、微温湯を注入するんです。

つまり、管の中を微温湯で漱いで、綺麗にするんですね。

そしてもう一回、シリンジをいったん管から外して、再度嵌めると、空気だけを押し入れます。

管の中の水を空気の圧力で押し流すんですね。

 

最後にボタンから管のコネクタを外して、ボタンの外部ストッパーを嵌めるんです。

外す時もそうでしたが、今度は嵌める時もなかなかに厄介なんです。

簡単には嵌りません。

小さなボタンはかなり動きますから、「さっちゃんは痛くないのかな」と僕は心配なんです。

外部ストッパーを穴に入れようとするんですが、なかなかカチッと嵌ってくれません。

悪戦苦闘の末、カチッ。

やっと出来ました。

 

今日の僕のトレーニングはここまでです。

来週は栄養補給の後の薬の投与までをするんだそうです。

手順をしっかりと覚えて、器具の扱いに慣れれば、思いのほか早く習得できる気がしました。

 

▲16:45。栄養補給が終了して、カメラを向けたんですが、さっちゃんは目を開けてくれません。お風呂に入って、すぐにお腹も膨らんだので、眠くなるのかもしれませんね。

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胃瘻を通じての栄養と水分補給のトレーニングに入りました

2022-12-14 21:56:23 | 介護トレーニング

昨日の12月13日(火)から僕の介護トレーニングが新しい段階に入りました。

いよいよ胃瘻を通じての栄養と水分補給をすることになったのです。

とは言え、初回ですから必要な器具等を見たり触ったり程度でトレーニングは終了。

器具同士の接続の仕方やストッパーの使い方や注入手順や器具の洗い方等々、全般にわたって大まかに教わりました。

でも、まだ器具名もきちんとは覚えていませんから、ブログでも自信を持っては書けません。

以前いただいた『PEG(胃ろう)ケアハンドブック』が家にありますから、それを精読したいと思います。

 

昨日は最後に胃瘻にセットしてみることまでさせてもらいました。

名称は正しくないかもしれませんが、胃瘻のボタンのキャップを外して、栄養等の注入口をボタンに嵌めるのです。

カチッと音がするまで嵌めるのですが、ボタン自体がさほど大きなものではないので、細かな手作業になります。

まだ、ボタンのどこを持てばいいのかよく分かりません。

変なところを持ったり、どこも持たなかったりでは、何かしら不具合や不都合が起きそうで、怖いですよね。

それに、さっちゃんはお腹の前に手を置く癖があって、しかも手を動かそうとすると抵抗するんです。

なので、手を少し動かしてもらって、手の間からボタンへの作業をしなければなりません。

あまりよく見えない状態で、自分の手のせいでも尚更ボタンが見えませんし、結局昨日は僕には出来ませんでした。

来週は実際にセットするまでのことを実践する予定だそうです。

 

教えてくださった看護師さん(多分)がおっしゃるには、さっちゃんは朝の10時と夕方4時ころに栄養補給しているそうです。

胃瘻造設前は1日に800kcal摂取していました。

胃瘻造設直後は400kcalになってしまいました。

手術が負担だったのか、胃瘻に体が慣れていなかったのか、以前と同様のカロリー数では吐いてしまったのだそうです。

しばらく400kcalの状態が続き、少し増やして600kcalになったところまでは報告を受けていました。

昨日、看護師さんに聞いてみました。

「今は1日に何キロカロリーなんですか?」と。

すると、思いもかけなかった返答が返って来ました。

「800から1000kcalくらいですよ」

だいぶん栄養を摂ることが出来るようになっているようですね。

 

水分補給ですが、通常は1日に5回ほど行なっているようです。

体調や気候によっても、微妙に調整はするみたいですね。

栄養補給の際には栄養剤の容器に微温湯を200cc加えるのだそうです。

栄養補給の1日2回の他に、朝6時、昼2時、夜8時ころに水分補給をするんだそうです。

 

あと、薬の与え方も教えてもらいました。

固形の錠剤は潰して粉にして、液体の薬と混ぜて胃瘻から注入するんですね。

 

「胃の音を聴診器で聴いて、状態を把握した上で栄養補給等を行なう、と聞いたんですが」と、僕は質問しました。

看護師さんが答えてくれました。

「それは経鼻経管の時のことだと思いますよ」

「経鼻経管の管が胃に届いていないと、逆流したりしますから」

「胃瘻では直接胃に送り込むわけですから、そのような心配はしなくても大丈夫なんです」

 

胃瘻の扱い方が理解できるようになったら、その後は口腔ケアや吸引を行なうようですね。

完全マスターは日数がかかると思いますけれど、自宅に戻れるレベルにまでは早くマスターしたいものです。

▲16:30。昨日のさっちゃんはずうっと目をつむったままでした。この写真を撮った後に一瞬だけ目を開けてくれましたが、その時だけでした。僕のトレーニングが長引いたので、いつもの食事時刻を30分以上過ぎてしまいましたね。

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さっちゃんは年内には自宅に戻れないことが確定しました

2022-12-06 22:35:56 | 介護トレーニング

「お正月を自宅で過ごせればいいね」とS田さんがおっしゃってた言葉に僕は希望を託していました。

でも、12月の介護トレーニングは4回しかありません。

これまでの移乗とオムツ交換のトレーニングにも5回を費やしています。

それよりも困難度が増す胃瘻を通じての栄養と水分の補給、口腔ケアや吸引などにはもっと多くの回数がかかりそうです。

よくよく考えると、年内に自宅に戻ることは無理そうだなとは、薄々分かっていました。

そのことを今日、S田さんからはっきりと言われました。

当り前のことですから、改めてがっかりとかはないですけれどね。

 

今日から新しいトレーニングが始まるのかなと思っていましたが、同じメニューでした。

移乗とオムツ交換です。

施設側の理由によるものなのか、僕自身の介護力がまだ不足していると判断されたのか、それは分かりません。

100点満点で合格点が60点だとすると、甘い自己判断をしても僕の点数は60点台前半くらいだと思います。

シビアに採点すれば・・・・

とりわけオムツ交換は注意点が多過ぎて、実際に毎日何度も行なう中で次第に熟練していくものだと思います。

現時点では上手く出来ないことだらけです。

 

今日のさっちゃんは僕がI老健に到着したころには入浴中だったみたいですね。

ですから、眠たそうでしたし、オムツ交換も本来ならする必要のない時間帯だったんです。

さっちゃんとは意思の疎通はまったく出来ませんし、そもそもその意志自体を感じることが出来ません。

でも、さっちゃんを目の前に見ることができ、手に触れ、手をつなぎ、手をさすり、声を掛けることが出来る、それだけで嬉しいですね。

 

▲16:23。僕のトレーニングが終わって、「さっちゃん、眼を開けてごらん」と何度も声を掛けました。眼を開けても、一瞬でまた閉じてしまいますから、なかなか写真には撮れません。この写真は幸運の一枚です。さっちゃんの眼にはまだ目力(めぢから)がありますよね。

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