ようやく、うちの庭の梅の花が咲き始めました。
チョキンと 一枝切りまして
生けることに。
花を生けることで
家の中で季節を感じることが出来ます。
ほんわかと
春の気分 で、昨日は現場へ向かいました。
土蔵再生の現場。
こちらの現場をやって頂くことになった大工さんとは、
もう10年以上前からのお付き合い。
職人気質という言葉がピッタリの
ちょっとクセのある(?!)大工さん。
安心して仕事をお任せできる腕のいい職人さんです。
いい職人さんだなーと感じる方の共通点は、
仕事に文句を言わない
面倒くさいなどと言わない
そして、何よりも、
設計者の意図を聞いて下さるっ
そして、こちらの意図を聞いた上で、
ここはどうする?
こうした方がいいのでは?
ああしよう、こうしよう、
どうしたい?
こんなん、どうだい?
と、こんなやりとりになります。
設計者である私達は、現場には“監理”という立場で行きますが、
決して、そこでは、設計図通りに作られているかどうか、
というような指導・監視役ばかりではないのです。
改修・再生工事では特に。
むしろ、
設計図通りに作ることが本当に妥当なのかどうか、
職人達を含め施工サイドと
現場で最終確認しながら進めます。
ですから、
監理あっての設計 なのだと考えています。
さて、現場では、解体の方が進んでおり、
今まで見ることの出来なかった部分が
露わに なってきました。
天井裏に隠れていた梁
皮の付いたままの丸太梁が出てきました。
皮付きの丸太は、皮と木の間に虫がつくらしく、
実際、こちらの梁にも虫が入っていたようです。
「皮 剥いだ方がいいな、剥ぐよ。そうしないと塗装もできないしなっ」
と大工さん、この皮を剥いでくれることになりました。
組まれている梁のまま、皮を剥ぐという作業は
とても大変。
でも、嫌な顔一つしません。
「その方がいいだろう?」(大工さん)
「はい!よろしくお願いします!!!」 (私)
やっぱり、何度か一緒に仕事させてもらっている大工さんだけあって
話がはやーい。
とても頼りになります
(k.m)