写真左上 瀬戸本業窯 銅板転写あんどん
右下 本業タイルのレプリカ
やきもの、陶磁器を総称して「瀬戸物」(せともの)
と呼ばれるように、
瀬戸市は瀬戸焼の生産地として知られています。
「瀬戸焼」は、
源流は古代の官窯に遡り、
奈良時代末から平安時代にかけて
多くの須恵器が焼かれた猿投窯(さなげよう)も
前身と考えられるが、
鎌倉時代には、加藤藤四郎是正が中国の陶法をもたらし、
天目茶碗・茶入などを焼いたと伝えられるのが、
創始であるといいます。
その陶祖 加藤藤四郎是正の遺徳を偲ぶおまつりとして
先週の17、18日、瀬戸の陶祖まつり がありまして、
強行、無理をして日帰りで(先週の18日ですけれども)
瀬戸へ行ってきました!!!
(無理をしたせいで、只今、
風邪をこじらせております・・・)
一応、 (言い訳じみてますが)
土蔵再生工事で使うタイルを作って頂く方が、
瀬戸にいらっしゃるので、
その打ち合わせということで! (言い訳)
仕事も兼ねての (何度もくどい言い訳)
瀬戸へプチ旅行
瀬戸 陶祖まつりは3つのエリアに分かれており、
まずは市街地エリア 尾張瀬戸駅周辺へ行ってみました。
瀬戸川沿いをぶらぶら。
いきなり、陶器で出来た祠に遭遇。
さすが瀬戸ですね。
黄瀬戸釉と織部釉で出来ています。
瀬戸狛も居ますね。
おまつりのイベントの中に
せともの楽市があり、
そこには、若手陶芸家さんの作品もありました。
今回、ちょっと気に入ってしまったもの。
遠藤隆宣さんの器 ↓
遠藤さんのお話を聞けば、
古い韓国の焼き物を日本にも合うようにしているとのこと。
私自身、李朝の陶器に憧れつつ、
なかなか手を出せずにいるところで、
そんな私にとっては、
韓国の焼き物に魅せられて作陶している遠藤さんの器が、
とても気になるわけです。
足早に市街地エリアを見たところで
ちょうど ベロタクシーと呼ばれる三輪自転車が止まっていて
息子が乗りたいーーということで、
乗せてもらいました。
車を停めてある駐車場まで、市街地の中を通りながら
送ってもらいました。
ずっと陶器に釘付けだった私にとって
ベロタクシーに乗っている間だけ
旅行気分を味わった感じです。
瀬戸川にかかる橋には、染付の陶板が嵌められています。
至る所に焼き物が用いられてます。
さて、次は赤津焼エリアへ。
まずは赤津焼会館へ行きました。
こちら赤津焼会館では、赤津焼まつりとして
赤津焼の伝統工芸士の作品展及び頒布会等が
催されていました。
一通り見学した後、
この会館のすぐ近くにある赤津焼の窯元
喜多窯霞仙さんを訪れました。
すごい、歴史ある窯元です!
工房の横にギャラリーショップもあり、
素敵な器がいっぱい
この日は工房の当主加藤裕重さんは不在で、
スタッフの方が工房を案内して下さいました!
そこかしこに、気になる陶器がゴロゴロ。
いろいろ説明して頂きながら、
とても楽しく見学をさせてもらいました
そして、結果的には、(いや案の定)
うちで使う器達をいくつか連れて帰ってきました。
なんとか、うちの食器棚に納まり、
既に活躍しはじめてます。
そのうち料理を盛った写真をUPしたいです。
喜多窯霞仙さんのHPはこちら↓
http://www.kasen-web.com/ja/index.html
ところで肝心の仕事の打ち合わせの話はー?!
また次回といいますか、
タイルが出来あがった時に報告したいと思います☆
(k.m)