間が空きましたけれども、
長野市 古民家再生の竣工写真の続きです。
今日は台所編デス
再生後の台所 ↓
再生前はこのような土間でした ↓
大きな室(ムロ)が掘られていた部分の
ちょうど真上に台所を計画しました。
間取りのプランニングでは
台所が住まいの中心となるような
そして
家の中をぐるぐる回れるような
そんなプランにしました
台所の南側には
玄関から続く土間を設け
直接居間や台所へ
出入りできるようにしています。
(スーパーの買い物から帰ってきて
すぐに台所に荷物を下ろせるというのが
いいところです☆)
台所のタイル割もバッチリ綺麗に納まりました
タイルも好評でしたし
ボーダータイルも
タイル割の調整のために入れているのですが
キッチンカウンターのバックガード代わりにもなり
また意匠的にアクセントにもなりまして
素敵に仕上がりました
キッチン背面の収納スペースもいい感じになりました
23角のモザイクタイル
可愛いです
キッチン背面の収納の天板は
贅沢にも(←でもお手頃な価格で仕入れたので贅沢ではありませどもネ)
地杉の無垢板 厚40㎜☆
(工事中 塗装する前の様子↑)
そしてシステムキッチンはトーヨーキッチン♪
扉の面材はモスグリーン。
お施主さんのご希望の
昭和レトロの雰囲気にとってもよく似合いました~
(よかったー)
シンク上の照明器具も
本当は別のガラスシェードを予定していたのですが
廃番になってしまっており、
急遽、別のシェードをお施主さんと選び直したのですが、
墨絵のような模様が描かれていて
これまたとても素敵でした。
(奥さま ナイスチョイスです~)
ただ、寸法が小さめの電灯笠でしたので
普通のサイズの電球(E26)が入らず
小さいサイズの電球(E17)になってしまいました。
(ちなみに、こちらにはLEDの電球を使っています。)
さて建物のお引き渡し後、お施主さんからは
この台所が一番暖かい
というお声を頂いております。
ほほぅ~
断熱材もしっかり入っていることと、
床暖房のお陰ももちろんあるのですが
一番のポイントは
熱損失の大きい外壁に台所が面していない
つまり
間取り的に建物の中心付近に位置していることに拠るものものと思われます。
古い家では
台所は位置的に北側に追いやられていることが多く
寒い台所で朝早くから
食事の支度をする辛い役目を果たしてきたお母さん達。
とてもじゃないけども
そんな忍耐強い古民家生活をこれからはさせたくない
(自分だったら耐えられない!)
という私自身の考えもありまして、
家族みんなの台所として
奥さまだけでなく
御主人さまも、
子供達も
皆が日常的になんとなく集まる台所
であって欲しいし
台所って本当は意外と
家族のコミュニケーションの場だったりするものです。
ということも含め
出来ることなら
(もちろん条件によりますけども)
台所が家の中心にくるように
プランニングをすることが多くなってきています。
さて次回は
子供部屋の竣工写真をUPしたいと思います♪
我が家は手洗いまわりに細かいタイルを使いましたが、そのモザイクタイルはレトロな趣きがあっていいです。
改修部分において、柱や床、天井、構造材、造作材に至るまで新材を用いた部分は、その白木が最初は美しく感じるので、塗装をするのはもったいないなぁと、特に大工さんによく言われるのですが、新築ならともかくも、古い家の改修の場合は、既存との取り合いの関係で色調を合わせた方がやっぱり最終的には美しく雰囲気もよいので、えーい!と思いきって塗ってしまいます(笑)
もったいなーい と思いつつも塗り終えた時は、塗って良かったね~ と、古民家好きな方は皆さん、そう仰って下さいます☆
塗装については、いろんな意見もあるところなのですが、汚れ防止の面でも施した方がよいかな、とも考えています♪
あとモザイクタイルも、あの目地のカビのお掃除が大変だと、年配の方からは経験的に敬遠されがちなのですが、最近の目地は、汚れのつきにくい、カビが付きにくい物、更に目地のカラーも色々ありますので、その点を配慮しながら細かいモザイクタイルをご提案するようにしています♪