午前中、晴天に誘われて、坊守(母)と龍くんのお散歩に出かけました。
工事が中断している新中原街道をテクテク歩き、勝田町内をトコトコ歩いていると…。
ぬけるような青空に映える白梅の美しさに、思わず足を止めて見惚れてしまいました。
生かさるる
よろこびにほふ
春の梅
中村久子
最乗寺の掲示板に貼られている1月の法語です。
冬から春への移ろいを、最初に教えてくれる梅の花。
厳しい寒さの中で、花を咲かせるその姿に、どんなにつらくとも「今」「生きている」ということを純粋に喜ぶ心を覚えます。
そして、私を包み込む温かな陽射しが、私を見守り支えてくれている優しい眼差しの存在に気づかせてくれると同時に、「生かされている」という実感を教えてくれます。
匂い立つ梅の香りに、人生の足も少しだけ止めたお散歩でした。