朝食を食べている時だった。飲食店さまから電話。(今日はチョット長いヨ)
『ブレーカが落ちてシャッターが開かない、店が営業できない助けてくれ』と。
普段からごひいきにしてくれる飲食店さま。 私は茶ワンのご飯をかき込んで朝食を済ませ、お客様の所へ向かった。
10時30分には別の約束のお客様があるが、まぁ朝イチでいけば予定通りでいけるだろうと思った。
飲食店のお客様へ到着。従業員はランチの仕込みを続けていた。
電動シャッターは、手動でチェーンを巻き上げて開けることは出来た。
チェーンを巻き上げている最中に、いろいろ推測する。
電動シャッター、トイレ、レジ、防水コンセントがこの回路につながっている。
この回路のブレーカを上げると、漏電ブレーカが瞬断する。
セオリー通りにコンセントにつながっている機器を全て外してみたが状況は変わらなかった。
そして一番あやしい防水コンセントも外してみた。
それでも、改善しなかった。
次は電動シャッターだ。 経験的に電動シャッターが巻き上げるとき、付近の電線を噛んだりするのを見た事がある。
しかし、電動シャッターを見るには天井を開口しないと確認できない。
小さい点検口は、シャッターのモータのメンテナンス用なので、私の頭しか入らない。
刻々と時間は過ぎていく、約束の時間が近づく、予定のお客へは店に電話して遅れるという事を伝えてもらった。
トイレの上にも点検口があったが、同様に小さい開口で調査作業は出来なかった。
さぁどうする? もう時間が無い。
天井裏が怪しいというのは間違いないと思うのだが・・・
この調査は諦める事にした。電気屋として恥ずかしい事だけど、他の電気工事屋さんを手配してもらうよに、お客様に告げた。
その工事屋さんが来るまで私は、とにかくランチに間に合うよう仮配線で、レジとトイレを使えるようにした。
電気工事業者が来たので、今までの経緯を説明しその場を離れ、当初予定のお客様の所へ向かった。
自分の技量不足に挫折感を味わった。
次のお客様は、10日前からの約束で、特定のチャンネルにブロックノイズが出るというアンテナ関連のトラブル対応だ。
TV端子で測定すると、特定チャンネルどころか、全てのチャンネルがエラーだらけとなっていた。
アンテナ直下で測定すると、問題ない。 ちょっと向きを変え、ベストポジションにしておいた。
原因は建物の中のどこかだ! 午前中の挫折感がよみがえる。 冷静に!
BSアンテナがある、どこかにブースターがあるはずだ。
お客様に、『どこか天井裏を覗ける所はありますか』とたずねる。
『押入れとか、お風呂の天井は覗けませんか?』
『そこにアンテナの増幅器があると思うのですが。。』
お風呂はユニットバス、点検口があった。
ユニットバスの点検口を開けると、そこにブースターが置いてあった。
『凄い!何でそこに隠してあるの分かったの?』とお客様は驚いていた。
ブースターを調べると、UHFの電波がブースターを通過すると、電波がエラーだらけになってしまう。 ブースターの故障と判断した。
倉庫からブースタを持ってきて交換した。
一連の作業の流れが的確にスマートに行うことに出来た。
それを見ていたお客様は、『家のお医者さんみたい』と言ってくれた。
朝イチの挫折感が和らぐ。
店に戻ると、コタツの配達があった。
電話での依頼。始めてのお客様だ。なんでも、どこの電気屋に電話してもコタツの配達と設置はやらないと言われたそうです。 当店の電話番号は、知人に聞いたそうです。
コタツの足を組立てるとき、時々ネジを締め増しするようなアドバイスをした。
『オタクのような、電気屋がないと我々のような弱い人間は困るんだよな』
と感謝され、お礼の駄賃も頂いた。
夕刻、朝イチの飲食店さまから、連絡があった。
『おかげ様で、ランチの営業は出来た』
『配線は電気工事屋が直していった』と報告してくれた。
修理内容は、スイッチ周りのようだった。 スイッチは漏電とは関係ないと思うのだけど、工事業者はスイッチを交換したらしいので、それ以上は追及しない事にした。
お客さとしては、復旧すれば良いので、原因がどうのは関係ない。
仮配線した部材をお客様は持ってきてくれた。 本来なら私が取りに行くべきだ。
行って漏電箇所を調べるべきだった。
でも、なんとなく、そこに向う気力が出てこない。原因追求しようとする気持ちが出てこない。 逃げ出した自分がそこにいるからだ。
『おかげさまで、安心して営業できるよ』そう言ってくれたお客様の言葉で、さらに
私の気持ちは落ち込んだ。
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『ブレーカが落ちてシャッターが開かない、店が営業できない助けてくれ』と。
普段からごひいきにしてくれる飲食店さま。 私は茶ワンのご飯をかき込んで朝食を済ませ、お客様の所へ向かった。
10時30分には別の約束のお客様があるが、まぁ朝イチでいけば予定通りでいけるだろうと思った。
飲食店のお客様へ到着。従業員はランチの仕込みを続けていた。
電動シャッターは、手動でチェーンを巻き上げて開けることは出来た。
チェーンを巻き上げている最中に、いろいろ推測する。
電動シャッター、トイレ、レジ、防水コンセントがこの回路につながっている。
この回路のブレーカを上げると、漏電ブレーカが瞬断する。
セオリー通りにコンセントにつながっている機器を全て外してみたが状況は変わらなかった。
そして一番あやしい防水コンセントも外してみた。
それでも、改善しなかった。
次は電動シャッターだ。 経験的に電動シャッターが巻き上げるとき、付近の電線を噛んだりするのを見た事がある。
しかし、電動シャッターを見るには天井を開口しないと確認できない。
小さい点検口は、シャッターのモータのメンテナンス用なので、私の頭しか入らない。
刻々と時間は過ぎていく、約束の時間が近づく、予定のお客へは店に電話して遅れるという事を伝えてもらった。
トイレの上にも点検口があったが、同様に小さい開口で調査作業は出来なかった。
さぁどうする? もう時間が無い。
天井裏が怪しいというのは間違いないと思うのだが・・・
この調査は諦める事にした。電気屋として恥ずかしい事だけど、他の電気工事屋さんを手配してもらうよに、お客様に告げた。
その工事屋さんが来るまで私は、とにかくランチに間に合うよう仮配線で、レジとトイレを使えるようにした。
電気工事業者が来たので、今までの経緯を説明しその場を離れ、当初予定のお客様の所へ向かった。
自分の技量不足に挫折感を味わった。
次のお客様は、10日前からの約束で、特定のチャンネルにブロックノイズが出るというアンテナ関連のトラブル対応だ。
TV端子で測定すると、特定チャンネルどころか、全てのチャンネルがエラーだらけとなっていた。
アンテナ直下で測定すると、問題ない。 ちょっと向きを変え、ベストポジションにしておいた。
原因は建物の中のどこかだ! 午前中の挫折感がよみがえる。 冷静に!
BSアンテナがある、どこかにブースターがあるはずだ。
お客様に、『どこか天井裏を覗ける所はありますか』とたずねる。
『押入れとか、お風呂の天井は覗けませんか?』
『そこにアンテナの増幅器があると思うのですが。。』
お風呂はユニットバス、点検口があった。
ユニットバスの点検口を開けると、そこにブースターが置いてあった。
『凄い!何でそこに隠してあるの分かったの?』とお客様は驚いていた。
ブースターを調べると、UHFの電波がブースターを通過すると、電波がエラーだらけになってしまう。 ブースターの故障と判断した。
倉庫からブースタを持ってきて交換した。
一連の作業の流れが的確にスマートに行うことに出来た。
それを見ていたお客様は、『家のお医者さんみたい』と言ってくれた。
朝イチの挫折感が和らぐ。
店に戻ると、コタツの配達があった。
電話での依頼。始めてのお客様だ。なんでも、どこの電気屋に電話してもコタツの配達と設置はやらないと言われたそうです。 当店の電話番号は、知人に聞いたそうです。
コタツの足を組立てるとき、時々ネジを締め増しするようなアドバイスをした。
『オタクのような、電気屋がないと我々のような弱い人間は困るんだよな』
と感謝され、お礼の駄賃も頂いた。
夕刻、朝イチの飲食店さまから、連絡があった。
『おかげ様で、ランチの営業は出来た』
『配線は電気工事屋が直していった』と報告してくれた。
修理内容は、スイッチ周りのようだった。 スイッチは漏電とは関係ないと思うのだけど、工事業者はスイッチを交換したらしいので、それ以上は追及しない事にした。
お客さとしては、復旧すれば良いので、原因がどうのは関係ない。
仮配線した部材をお客様は持ってきてくれた。 本来なら私が取りに行くべきだ。
行って漏電箇所を調べるべきだった。
でも、なんとなく、そこに向う気力が出てこない。原因追求しようとする気持ちが出てこない。 逃げ出した自分がそこにいるからだ。
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