かつて家電の花形商品はテレビでした。
リビングにドーンと鎮座し薄型テレビになってからは大画面で楽しめるようになりました。
ただ最近はテレビ離れが進んでいます。テレビを見ないどころか、テレビ自体が家にない家庭も増えてきました。
春先に入学、転勤で引っ越し需要があります。テレビ、冷蔵庫、洗濯機。その中でテレビは要らないという方も増えてます。
需要が減った日本の大手メーカーはテレビ事業の不振に頭を抱えています。
日立、三菱はテレビの生産をやめました。
さらに拍車をかけるのが海外メーカーや新規参入メーカーのテレビ事業の進出です。低価格で大手メーカとの価格差でさらに不振にあえいでいます。
そんな状況下で販売して気になっているが、品質の低下です。大手メーカーと言えども故障が多いのです。大手メーカーでも製造は海外メーカーと同じです。いろいろな部品メーカーから部品を調達して組み立ててるだけなのです。
特にコロナや戦争による物資不足で部品自体の品質も落ちているようで2~3年で故障するテレビが出てきています。
お客様としたら怒り爆発です。
販売店としては辛いところです。製造メーカの商品をお客様に提供する仕事、自店で作っている商品ではないけど、怒りの矛先をもろに受けます。
苦情を受けそれに対応する労力。もうこの商品は売りたく無い!そう思ってしまう程です。販売店の努力としてはテレビが見れるようになるまで、貸出しテレビを無料で提供すること。
こんなサービスは量販店やネットで購入したら無いと思います。
栄電気の貸出しテレビの稼働率は高い、それ程よく壊れているのです。
ただ残念な事に2~3年で故障してしまうと製造メーカーどころか、販売店まで信用を失ってしまいます。
先に書いたように当店で製造した商品でないのに、そんなトラブルを受け顧客を失うという被害を販売側も受けてしまうのです。
これを防ぐにはどうしたら良いか?延長保証という制度です。
これは損保会社に加入することで受けることができます。
これからはテレビに関しては延長保証が必須ではないかと思うのです。(小型テレビは保証料金の関係でお客様の判断に委ねます)