いよいよもって手持ちが底をつきつつありますが、今回はえらく安く購入した品を紹介したいと思います
「色絵山水舟文五寸皿」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/72/8faad41df8b6471ac508bd72693fdf1b.jpg)
江戸中期末~後期といった感じの色絵小皿で、柴コレのⅣ-386に似たような品が掲載されています
柴コレの品は黄色が使われいますが、ウチの品は見込み周囲に赤で連続文が描かれてはいるものの、より地味な印象です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/0d/34d51b5a895de2a7314aee999c1dce15.jpg)
縁の周囲には白抜きで文様が描かれていますが、柴コレの品はこの部分が墨弾きになっており、ウチの品は1ランク下の品かも知れません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/c3/d5ccb681c78032c01248dccc12e6751a.jpg)
落款も裏文様もない裏白の品は、天明~化政あたりの時代によく見られるようです
この品、一応200年以上前の古伊万里には違いないんですが、私が入手した値段はたったの1500円でした
古伊万里としてはそういったレベルの品なのかも知れませんが、古伊万里好きには複雑な心境ではあります。
最期に、古伊万里の師匠であるDr.kさんのブログで話題になっている、栗田美術館所蔵の染付角徳利の画像を勝手に貼っておきます
(無断転載ゴメンナサイ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/c3/113d782bbc3768837574d3b4a9b58a65.jpg)
中国風の山水が生きています。
外周の花びらと貝模様も気がきいていて、小品ながらも小粋な品だと思います。
栗田美術館所蔵の染付角徳利の画像を貼ってもらって、よくわかりました。いずれ劣らぬ名品ですが、わたしとしては、Drの方をとります。理由は、窯傷の色絵補修の魅力。
柴コレⅣー386と遜色ありませんね(^_^)
このようなものを1,500円で買ったのは、掘り出しでしょうね(^-^*)
いくら古伊万里が安くなったとはいえ、そうは安く手に入らないと思います。
これまでと、日頃の研鑽のたまものですね(^-^*)
栗田美術館所蔵の染付角徳利の画像の紹介をありがとうございます。
3年ほど前にも実物を観ているのですが、自分の持ち物を褒め、他人の持ち物を貶すようで恐縮ですが、その時、それほど魅力を感じませんでした(~_~;)
その理由は、まず、色絵と染付の差ですかね。
いかんせん全体に評価が低いように感じます。(昔は幕末の雑器としてひとくくりだったとか)
200年の歴史が1500円では本当はいけないように思います
栗田美術館の収蔵品と比べるにつけ、ドクターさんの収集品がいかに優れているかを感じます。
中には極めて出来の良い品もあるようですが、ウチのは普通の品のようです
とはいえ、それなりに手が掛かっている点はやはり江戸期の伊万里としての良さでしょうか。