ウチにある古伊万里はわりとキズ物が多いんですが、今回の品も「立派な傷物」です
色絵桐文長皿
一般的には色絵柿右衛門様式に分類されるようですが、タテ10cmXヨコ21cmというサイズの長皿です
文様的には至ってシンプルで、左半分に端正な桐文を描き、右半分は余白です
このバランスの絶妙さはやはり柿右衛門様式と呼んでいいように思われます。
この品、見て判るように桐文の左側が割れたのを焼継ぎされ、そこからニュウがのびています
さらに見込みにあるフリモノは明らかに焼継ぎの時に出来たもののようです。
落款はウチにある唯一の「大明嘉靖年製」、側面は雷文が描かれています。
貧乏サラリーマンには完品はまずもって購入不能な品ですが、購入価格はなんと8000円でした。
というのも、この品を扱っていたのは古陶磁の専門業者ではなく、普通のリサイクル業者だったんであります
立派なキズ物で参考品とはいえ、安く買えたことを喜ぶべき品のようです。
色絵桐文長皿
一般的には色絵柿右衛門様式に分類されるようですが、タテ10cmXヨコ21cmというサイズの長皿です
文様的には至ってシンプルで、左半分に端正な桐文を描き、右半分は余白です
このバランスの絶妙さはやはり柿右衛門様式と呼んでいいように思われます。
この品、見て判るように桐文の左側が割れたのを焼継ぎされ、そこからニュウがのびています
さらに見込みにあるフリモノは明らかに焼継ぎの時に出来たもののようです。
落款はウチにある唯一の「大明嘉靖年製」、側面は雷文が描かれています。
貧乏サラリーマンには完品はまずもって購入不能な品ですが、購入価格はなんと8000円でした。
というのも、この品を扱っていたのは古陶磁の専門業者ではなく、普通のリサイクル業者だったんであります
立派なキズ物で参考品とはいえ、安く買えたことを喜ぶべき品のようです。
現在では十分に観賞になる品ですから
8,000円はお買い得でしたね。
ま~、当時も直すだけの価値のある品として認識されていたということかも知れません。
盛期の柿右衛門で長皿は少ないようですから、参考品とはいえラッキーだったかも知れません。
惜しむらくは焼継ぎ。当時は、専門の焼継ぎ屋がいっぱいいて、彼らに頼むのが普通だったのですが、ひょっとしたら近年に素人継ぎをしたのかも知れませんね。鎹継ぎなどは、最近のものも見かけますから。
焼継ぎに関しては、確かに時代のある焼継ぎという雰囲気はないように感じます。
ワタシだったらこのクラスの品なら専門業者に直しに出しますが・・・
大胆な構図、大胆な色使い、文様と余白の絶妙なバランス、おもわず唸ります。
こうなると、少々の疵など目に入りませんね(^O^)
ウチの疵物の中でも明らかにキズよりも魅力の方が勝った品であるkとは間違いありませんが
やはり、この値段で買えたことが最大の驚き(当時は)だったように思います。