今日の酒田は結構な量の雨が降り、最高気温も23度そこらということで、急に秋がやって来たような感じです。
秋ということで、前回、鹿紅葉文の六寸皿を紹介しましたが、ウチにもう一枚鹿文の品があったのを思い出し
とりあえず、引っ張り出してきました。
「染付鹿文深皿」
見込み中央に鹿文を描き、その周囲に七宝文を描いた四寸半ほどの深皿です
土も白く、染付も清麗な発色ですので、絵付けはそれ程ではないものの、一般的には「藍柿」として売られている品でしょうか。
この品のちょっと良い点は、裏面が全面花唐草である点で、この点は一般的な品より点数が高いように感じますが
この手の裏文様に手のかかった品は中期でも享保あたりに多く見られますので、元禄藍柿というには微妙な感じではあります。
落款は元禄を中心とする中期に見られるものでしょうか。
深皿の場合は普通の平皿と違い鑑賞用に飾るという点で一段劣ることもあって、安く購入できるケースがあるのは確かでしょうか。
秋ということで、前回、鹿紅葉文の六寸皿を紹介しましたが、ウチにもう一枚鹿文の品があったのを思い出し
とりあえず、引っ張り出してきました。
「染付鹿文深皿」
見込み中央に鹿文を描き、その周囲に七宝文を描いた四寸半ほどの深皿です
土も白く、染付も清麗な発色ですので、絵付けはそれ程ではないものの、一般的には「藍柿」として売られている品でしょうか。
この品のちょっと良い点は、裏面が全面花唐草である点で、この点は一般的な品より点数が高いように感じますが
この手の裏文様に手のかかった品は中期でも享保あたりに多く見られますので、元禄藍柿というには微妙な感じではあります。
落款は元禄を中心とする中期に見られるものでしょうか。
深皿の場合は普通の平皿と違い鑑賞用に飾るという点で一段劣ることもあって、安く購入できるケースがあるのは確かでしょうか。
高台も高く、上手の品格を十分に備えています。
柴田コレクションに出てきそうな皿ですね。
手描きでバランス良く絵付けするのはまさに職人技で、あらためてこの時代の職人の技術を感じる部分ではあります。
ほんと、裏面が出色の出来ですね。
高台も高く、高台側面には櫛目(?)文まで描かれていますし、銘も、しっかりした二重角福ですものね。
昔は上手の藍柿としてそれなりのお値段で売られていたように思いますが
近年は昔日の面影がないような値段になってたりするようです・・・。
とはいえ、中期のレベルの高い品ですんで、ずっと持ち続けたい品ではあります。