先日、「庄内三ケヤキ」というのがあるのを知りました
いずれもここ2~3か月内に当ブログで取り上げた大ケヤキばかりなんですが
まずは、狩川八幡神社にある「阿古屋のケヤキ」(神社の地名に由来する)
旧藤島町(現在は鶴岡市)にある「六車神社のケヤキ」
そしてつい先日紹介した鶴岡市にある「山王日枝神社のケヤキ」です
誰が選定したのかは不明ですが、いずれも幹回り6mを超える比較的に姿の良いケヤキで
いずれも神社に鎮座しているという共通点があります。
これはこれで納得できなくはないんですが、折角なのでワタシなりに「庄内三ケヤキ」を選んでみました。(異論は多々あるでしょうが)
まずは、庄内町の深川地区の村はずれに生えている「深川のツキ」です
ご覧の通り大きな空洞がありますが、その異形故に地域をずっと守って来た大魔神のごとき存在感があります。
続いては旧藤島町の古郡地区にある池神社に鎮座する「池神社のケヤキ」です
こちらも「深川のツキ」同様に異形で、今にも動き出しそうな迫力を感じます
年月を経て霊力が宿ったと言っても信じてしまいそうな存在感です。
個人的にはあまり姿の良い樹木よりも、存在感のある樹木の方が好きなんですが
最後の一本は、国の天然記念物に敬意を表して「文下(ほうだし)のケヤキ」を選ぼうと思います。
幹回り9mを超える巨樹で、個人宅に生えているという点も驚きです
ケヤキの内部に耳のある白いヘビが棲んでいるという伝説も樹齢900年の古木ならではでしょうか。
来年も巨木巡りができればと思っています。
いずれも洞があって、迫力に満ちています。それぞれ、民話に出てきそうな風貌です。
宮崎駿さんにとりあげて、アニメをつくってもらったらどうでしょうか(^.^)
迫力もあり、どこか、見所がありますよね。
酒田の人さんの古伊万里コレクションにも通じますね(^-^*)
やはり地域の中で大きな存在感と歴史を感じさせる樹木に魅力を感じます。
どれも結構な老木ですので、いつまで残せるかは判りませんが
いずれ伝説のようになって欲しいものです。
完成度が高く美しいですが、初期や藍九谷のような奔放さ力強さは感じません。
意識はしないものの、古伊万里に対する好みと同じ傾向が出るようです。
不完全なものを「景色」として見るのは日本人の感性なんでしょうね。