Sakita Blog

1級建築士事務所Sakita Space Design主宰
崎田由紀のブログ。

夏至

2006-06-22 10:58:55 | 日記・エッセイ・コラム
昨日は夏至でした。キャンドルナイトをしようと思ったのですが、私の夕食準備と子どもの宿題がなかなか終わらず、8時50分から9時20分までの30分間だけ、キャンドルで夕食を食べる、というのをやりました。
ろうそくを4つ灯したのですが、暗い、、、。食事もよく見えません。子どもは最初、なんかワクワクすることかなー?と期待していたのが、なんだか寂しい感じになってしまって、思惑違いだったようで、「あんまり楽しくないねぇ?」、、、。笑。
宿題用に食卓に持って来ている蛍光灯のデスクランプをつけると、嘘のように明るい。

「でも昔の人は電気がなかったんだからねぇ。毎日こんな暗い生活だったんだよね。今、電気を消しているけど、冷蔵庫は電気で動いてるし、エアコンも、除湿器も、炊飯器も電気で動いてる。全く電気のない生活なんて、もう、無理だよねぇ?」
「昔の人はたき火で暮らしていたんでしょう?夜になったら寝たのかな?」
「昔って、いつ頃のことだと思う?」
「原始時代」
「江戸時代まで電気なかったんだよ?電気なんて、すごく最近の発明なんだよ?」
「えっー!そうなの?!誰が発明したの?」
「エジソン」
「へえ。エジソンてすごいねー。エジソンてどんな人?」
「なんか学校のお勉強がきらいだったらしいよ」
「えっー!それなのに大発明したの?」
「もちろん、自分でふしぎだなとか、おもしろいな、と思ったことは、自分でとことん調べて勉強する人だったんだよ。どんなすごい人でも、ゼロから発明することはできないからねぇ。いろんなこと調べていて、ああ、これとこれとこれを組み合わせたら、新しい何かができるかも?って発明になるわけだから。」
「きっとすごくたくさん、学校の勉強よりたくさん、調べたんだね。ひとりで?すごいなぁ。もし、エジソンが生まれていなかったら、僕たち今でも電気のない生活だったのかなぁ?」
「いや。そのうちに他の誰かがいつかは発明したとは思うけどね。」
「エジソンが一番最初に発明したってことか、、、。」
「そうね。」、、、。

夏至、自然の営みについてスローに考えようかと思っていたけど、意外にも、電気について考える日となりました、、、。

そういえば、午前中、子どもの学校の「まち探検」の引率ボランティアをして、児童センターに行ったのですが、そこでは、科学体験の一環として、風力発電と太陽光発電と自然光をLEDで室内の照明に導く?という試みがされているという説明を受け、実際に使われているダウンライトも見てきました。
風車は、それほど大きくないものが一つで、960kWがマックスで、それ以上になると危険なので停止装置が作動すること。今までで一番大きかったのは台風の時で940kW。その時、風を思い切り受けないように風車の首が曲がるように設計されていて、曲がっていたこと。など、教えていただきました。

もはや、私たちの生活に、なくてはならない「電気」。なるべくなら原子力発電はなくしたい。でも、水力発電をするにはダムの建設が必要になる。野田トモスケさんの本を読んでいると、ダムも川を殺してしまう。。。
節電仕様の家電も多くなってきているけど、それ以上に多機能になって電力をくう機械も増えている現実。
実際、我が家の電気代(消費電力量)はなぜか毎年少しずつではあるけど、増えている、、、。
環境共生しつつ便利な生活も手放さないというのは虫がよすぎる願望でしょうか?

そんなことを考える夏至の日でありました、、、。

今年も、はや半分が過ぎてしまったのか。今日からはまた、日が短くなってくるのか。
なんだかあっという間の6ヶ月です、、、。
去年は仕事がバタバタしていて、それなりに充実した12ヶ月だったけれど、今年はロクに仕事もせず、だらだら過ごしていても月日は流れて行く。光陰矢の如し。ここらでひとつ喝を入れていきましょうか。