meikai EL
メイカイEL
10年以上前 私がカメラが好きだと知って
知人が 家に転がってる古いカメラをくれました
何やらプラスチックのオモチャカメラを手にして
唖然とし そのまま乾燥庫に放っておいたのが これ
こうして写真で見ても ”ナニコレ”の様相
ファインダーの左右に 人をバカにした様な
露出計採光装置を真似た イクラ状プラスチック板
これ 只黒い板がイボイボしてるだけ
実際は何の仕掛けもありません
露出は お天気マーク三段階
ピントも固定ですから 手ブレしない様にシッカリ構え
息を止めて シャッター押す
レンズは50ミリですから 構図次第で 作画が容易
ファインダー上のはホットシューじゃありません
ちゃんとレンズ脇にソケットが空いてます
子供用にしては しっかりした装備
ストロボ撮影も夢じゃない
フィルム入れて 撮って 巻き上げて 巻き戻す
光と構図だけ考える
iPhoneフォトと同じです
(フィルムの作業以外)
このカメラ 使ったら結構ハマる道具かもしれない
いやらしいけど 面白がってトイカメラをもてあそぶノリ
ロシアのカメラ ロモ をイジルあれです
同じにして欲しくないけど
なんたって こっちは当時の日本製
超一流
当時としては 子供用カメラだったでしょうけど
フジペットよりちょっと本格的
そして このカメラの出生は名門中の名門
知る人ぞ知る 東郷カメラの 東郷堂
昭和一桁時代から 少年用カメラを造ってたメーカーです
1963年頃 この写真のメイカイカメラが造られました
やはりこれも少年用
主に教材としての扱い もしくはオモチャ屋の店頭に並んだカメラ
このカメラのバックグラウンドを知らずに
只 放って置きました
せめて捨てずに良かった
現存する個体は極めて少ないそうです
子供が遊んで壊したか
捨てられたのがほとんど
やっぱりオモチャ扱い
せめて捨てずに 私に手渡してくれたのが幸いです
カメラは絶対捨てませんから
コンタックスにフィルムいれても
これにフィルム入れても
かかるコストは同じなんですよね
このカメラでも一人前の主張が在るって事
何と言っていいか 微妙です
ポルシェでもスクーターでも
同じガソリンで走ります って事ですね
こういう物って お金になるワケじゃないから
きっと方々でゾンザイにされますけど
折角ここに居るんだから 捨てずにおきましょう
珍品らしいから
しかし 見るからに 切ない様子のカメラです
中国製コピー製品のそれの様
因みに 東郷堂もメイカイカメラも 現存しません
新橋 冬枯れ
夕方 交差点付近の街路樹と空
小さくて視えないかもしれないけど
左下の枝に 小鳥用水飲み もしくはエサの容器
都心でも粋人が居る様です
このプラスチック容器
ハチドリの蜜入れにも似てます
この辺りは外堀ですが
江戸の頃だったら 桜 松 柳あたりが植わってた筈らしいです
この写真みたいな ヒラヒラした葉っぱの木じゃなかったんですね
空の色は多分同じでしょうけど
当時は放射能は含まれて無かった筈
まあ これはこれで 今のお堀端
道路端ですけど
トヨタ・プログレ
トヨタの地味な高級車
カーマニアも子供も相手にしない処がよろしい
新車から10年以上乗ってる方が結構多い様です
もう他の車に乗れないって
これに3000ccのがあるんですけど
恐ろしく速いそうです
チンピラがアヤを付けたら 追い回されます
何しろ 運転してるのは 昔かなり車で遊んだ世代
だからこその 渋い車種選び
オトボケなスタイルが又いい
ハッキリ言って ゾッとしないスタイル
仏具の様
でも 手間暇とお金がかかってるって
一目で判ります
採算割れで 生産終了だったそうです
本気で造ったオーナー向け高級車
中古は かなり買得な値段で出てるそうです
オシャレじゃないからか
随分前から 気になってた車がこれです
乗ったら 普通にオッサンがオッサン用の車に乗ってる事になります
でも クラウンとかレクサスより上品
物欲しげ じゃないんですね