サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

第15回ユーラシアフェスティバルに参加して(新入会員の感想)

2013年03月26日 | ユーラシアフェスティバル
先日のユーラシアフェスティバルに参加された新入会員の方に感想を書いていただきましたのでご紹介します。この方は去年の10月から初級クラスでロシア語を勉強されています。

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3月11日フェスティバルに参加しました。カザフスタンの演奏が聞けるということでとっても楽しみにしていました。
初めに新しい会員ということで紹介してもらい、自分の名前をロシア語で書きました。ロシア語を習い始めて半年・・・そう言えば自分の名前ってロシア語で書いたことがなかった!自分の名前をロシア語で書くと何だか自分の名前じゃないみたい。そんな事を思いながら午前中が終わりました。

午後の始まりは先生達の劇「のはらのおうち」でした。手作りのセットや先生達の声の演出に感激しながら子供たちと同じように見入ってしまいました。
合唱も一つの曲をロシア語と日本語を交互に歌うなど、こんなコラボレーションの方法があるんだと驚きました。

最後に私の楽しみにしていたカザフスタンの演奏は本当に素敵でした。ドンブラというかわいい名前の楽器は2つの弦で素敵な音色を奏でていました。自分が遊牧民になって草原を走っているような、青空の下でゆっくりした時を過ごしているような気分になり、カザフスタンの青空の下で聴きてみたい!と思いました。ちょっと夢心地のひとときでした。

会員になって半年、ロシア語はとても難しいです。でもいろいろなイベントに参加してロシアはもちろん、その周辺諸国がとても身近に感じるようになりました。もっとロシア語を勉強して来年のフェスティバルではロシアの方と話が出来たらいいな、と思っています。

第15回ユーラシアフェスティバル報告

2013年03月17日 | ユーラシアフェスティバル
3月10日(日)午前11時から愛知民主会館で第15回ユーラシアフェスティバルが開催されました。
一階のロビーではバザールが開かれました。会員から出品されたリサイクル品の他に今年はいろいろな食品が販売されました。
ラトビア産のオイルサーディンやニシンの缶詰。

ウクライナのお菓子いろいろ。

秋田県からお取り寄せ、ずっしり重いロシア風のパンです。

毎年人気のグルジアのワインの他、ギリシャのワインもありました。


11時からの歓迎会で新入会員の紹介があった後は軽食タイム。ロゴスキー製のピロシキ、ジャムを添えたロシア風の黒パン、紅茶が販売されました。難波先生からは お茶に添えて飲むためのお手製のはっさくジャムの差し入れがありました。



午後からの司会を担当してくださったのは山森理子さん。美術史紀行ジャーナリストの彼女はカイロのロシア大使館の講座でロシア語を勉強されたとのことですが、現在は愛知県連の講座でロシア語を磨いておられます。実は新入会員なのですが 司会者を引き受けてくださいました。ロシアで買ってこられたというこの衣裳が決まっています!


いよいよロシア語講座の山崎先生、ブレンコーワ先生、それに伊藤エレーナさんによる人形劇「のはらのおうち」が始まりました。

この日は日本人と結婚しているロシア人、ウクライナ人の女性が大勢子供連れで来てくれました。お人形はとてもかわいく、三人の声色もおもしろいので子供たちは夢中。特に伊藤エレーナさんのカエルの熱演には拍手喝さいでした。どうしたらあんな声が出せるのでしょう!



今年はカザフスタンの楽器「ドンブラ」のミニコンサートがありました。リュートの胴体部分をちょっと小さくしたような形、玄は2本しかありませんが多彩な音が出せます。演奏はカザフ人のイナーラ・セリクパエヴァさんです。淡い紫色の美しい衣裳で登場。

カザフスタン民謡研究者の高橋直己さんは楽器の説明をしてくださいました。また このドンブラを弾きながらカザフスタンの民謡をカザフ語で聞かせてくださったのですが、これがすばらしい声!現地に留学して学ばれたそうでした。おとなりにかわいいお客様登場。


ドンブラの他に口琴や笛の紹介もありました。実はこのお二人はご夫婦で現在は福井県に住んでいらっしゃるそうです。息の合った共演です。イナーラさんの美しいお帽子、先端についている羽は梟の羽です。


最後はいよいよお楽しみ抽選会です。入場者が名前を書いた紙が箱に入っています。アリビーナ先生はそこからその紙を選んで取り出す係です。
青いルバーシカを着た中森事務局長が当選した人の名前を読み上げています。



レストラン「ロゴスキー」のお食事券、映画や宗次ホールのコンサートの招待券、ロシアの民芸品など なかなか豪華な賞品でした。中森さんのお言葉に寄りますと最後まで残っていた人の約半分くらいにはなにかが当るはず、だそうでした。

参加者は120名(うち日本人以外が37名)、+小さな子供が10人くらいでした。






多治見でヨガセミナー開催のお知らせ

2013年03月17日 | イヴェント
多治見に住むロシア人で ヨガの先生でもある鍵谷アレフチーナさんからのお知らせです。
彼女はシベリア出身で 民族舞踊団のダンサーでもありました。日本ユーラシア協会の行事(ヨールカ祭やユーラシアフェスティバル)でもダンスを踊ってくださったことがあります。

この度、ロシアからヨガの講師を招いて一泊二日のヨガセミナーを開催されるとのことです。
彼女は日本語堪能ですが、講師のロシア語のレクチャーなどを通訳するためにロシア語のできる日本人の方を探しています。彼女も手伝うので必ずしもプロレベルでなくてもよいのですが、いっしょにヨガもしながらボランティア通訳をしていただける方を募集しています。
引き受けてもよいと思われる方は kokoshka2011@gmai.com までメールをお送りください。

ロシア人ヨガ講師によるセミナー

時:2013年4月13日(土)、14日(日)
場所:多治見市三の倉市民の里 地球村
参加費:15,000円
参加定員:30名
申し込み締め切り:3月31日(日)
詳しいお問い合わせは 090-2685-1710 鍵谷さんまで

ロシア語能力検定試験対策講座開催のお知らせ

2013年03月14日 | ロシア語検定試験
今年も5月26日(日)にロシア語能力検定試験(3・4級のみ)が行われます。これに備えて日本ユーラシア協会愛知県連ではロシア語検定試験対策講座を開きます。今回は4級レベルでは文法の徹底復習を、そして3級レベルではリスニングの練習に特に重点を置いて、ベテランの講師陣が指導します。試験の直前にポイントを押さえた授業を受けて合格を目指しましょう!

日時:5月12日(日)

時間:午前10時ー12時 4級受験クラス(講師 市川春季)

   午後 1時ー3時  3級受験クラス(講師 山崎タチアナ)

場所:愛知民主会館3F ロシア語教室
   (名古屋市東区葵一丁目22-26 TEL 052-526-1150
    地下鉄東山線「新栄町」下車、2番出口から徒歩2分)

受講料:愛知県連ロシア語講座の受講生は(一クラス受講につき)
1,000円、それ以外の方は2,000円


お申し込みはこちらまで:
日本ユーラシア協会愛知県連事務所
      TEL 052-526-1150  

mail:kokoshka2011@gmail.com
(できるだけメールでお願いします)
お申し込み締め切り:5月8日(水)午後5時


基本の文法復習講座のお知らせ

2013年03月14日 | ロシア語講座
基本の文法復習講座のお知らせ
               
昨年10月に開講した第173期のロシア語講座も終わりに近づいています。よくわからないままのこと、進級する前にもう一度復習しておきたいことはありませんか?
講座が終了した後に、基本文法のおさらいをする講座を設けます。
講習生の方はもちろん、それ以外の方にも効率よく文法の復習、整理をするチャンスです。ぜひご参加ください。



初級レベル(前置格、対格、名詞の複数、所有の表現、曜日、数詞、動詞の過去、未来など)

日時:3月21日(木)午後6時45分ー8時45分
講師: 服部和


中級レベル(与格、生格、造格、関係代名詞、無人称文、形容詞短語尾、比較級など)

日時:3月29日(金)午後6時45分ー8時45分
講師:市川春季

受講料:(1クラスあたり)2000円(日本ユーラシア協会員は1500円)

お申し込み締め切り: 初級レベル:3月18日(月)
中級レベル:3月26日(火)
お申し込みはこちらまで:
mail:kokoshka2011@gmail.com

日本ユーラシア協会愛知県連事務所
      TEL 052-526-1150  

イギリス製!映画「アンナ・カレーニナ」

2013年03月08日 | 映画
3月29日から名古屋でもイギリス映画「アンナ・カレーニナ」の上映が始まります。2012年の製作、全編英語で演じられるこの映画でアンナを演じるのはキーラ・ナイトレイです。彼女の夫カレーニン役にはなんと!ジュード・ロウ!
オフィシャルサイトはこちら

ユーラシア協会愛知県連では隔週土曜日の午前中に「アンナ・カレーニナ」の講読の講座が開かれています。このクラスで教えておられるのが市川春季先生です。今回新作映画「アンナ・カレーニナ」の上映に先立ち、読売新聞から市川先生に取材の申し込みがありました。長年「アンナ・カレーニナ」を愛読しておられ、先日この映画の試写を見てこられた先生にインタビューしたいとのことでした。

今日午後5時からロシア語教室でインタビューが行われました。聞き手はライターの村田裕三子さん。
(左側が市川先生、右側の女性が村田さん。)


ロシアで作られた「アンナ・カレーニナ」としては1967年製作のソ連映画「アンナ・カレーニナ」(主演はタチアナ・サモイロワ)が有名です。今回市川先生はこの映画も見て比較されたそうです。新作のイギリス映画「アンナ・カレーニナ」の印象については「ロシア色がほとんどない」ことと 「キーラ・ナイトレイが美人ではあるけれど ご自身のアンナのイメージとはかなり違う」ことを指摘しておられました。長年この長編を愛読してこられた先生としては映画の最後に原作にはない場面が付け加えられたいたことも納得できないご様子。

原作を読んだ人がその映画化を見ると 自分のイメージとは違うことがあってがっかりするのはよくあることですが。。

映画はシャネルの協力で宝石やドレスは豪華です。衣裳は先日アカデミー賞の衣裳デザイン賞を受賞したのだそうです。

このインタビュー記事は3月29日の読売新聞に掲載されるとのことです。

今日は市川先生のクラスで「アンナ・カレーニナ」を読んでおられる生徒さんも来てくださいましたが 「難しいけれど トルストイが書いた言葉をそのまま読めることはすばらしい!」と話していらしゃいました。トルストイが書いたロシア語をそのまま読めるということは ロシア語を学ぶ者だけが味わえる贅沢ですよね!

市川先生のクラスでは 文法の復習をしながらゆっくりと文章を読んでいるそうです。4月からもこの講座は続きますのでぜひご参加ください。