サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

第25回ロシア語特別講座開催のお知らせ

2014年06月20日 | ロシア語特別講座
名古屋の夏を彩る素敵な企画「ロシア語特別講座」が今年も開催されます!
朝から晩までみっちりロシア語に取組み、実力アップを目指しましょう!


今年の特別講師はイーゴリ・ダツェンコ先生です。
ウクライナのポルタワに生まれ、言語学を専攻、キエフ言語大学を卒業後
ウィーン大学で研究をしておられましたが、縁あって名古屋に来られ、
現在はロシア語と英語の教師をしておられます。
日本ユーラシア協会の会員で ロシア語と日本語を駆使して会の活動に
協力してくださっていますが、今までに2回ロシア語サロンでもお話を
うかがっています。お話のテーマの面白さとわかりやすいロシア語には
定評があります。まさに この講座の先生にぴったりな方です。

午前中は 参加者各自が自分のレベルに合ったテキストを選んで練習し 参加者全員の
前でひとりずつ朗読する朗読大会です。
本番までに1時間、それぞれ先生の指導を受けながら練習します。慣れた方でも
自分では気が付かない発音の間違いや癖があるものです。丁寧な指導がとても
好評です。

午後のプログラムは30分間のロシア語の講演から始まります。逐語通訳付きのこの講演の
テーマは「ロシア語の方言」です。

その後は三つのグループに分かれて授業を受けます。
初級はブレンコーワ先生のやさしいロシア語だけを使った授業です。今年のテーマは
「時間」。ベテランのブレンコーワ先生による楽しい授業です。初心者の方も
気軽にチャレンジしてみてください。

中級者レベルの授業は難波先生による文法復習講座です。今年のテーマは「接頭辞のついた
運動の動詞」。この講座も 「長年勉強していても いまひとつはっきりしたなかったことが
やっとわかった。」「初めて文法に自信が持てた」などとうれしい感想をいただいております。

上級者の方はぜひ ダツェンコ先生のクラスへ。
今年のテーマは「人間の性格を表す表現」です。参考テキストはゴーゴリの名作「外套」です。
こちらはしっかり予習することが必要ですが よりロシア語らしいロシア語の表現を学ぶ
またとない機会となることでしょう。

みなさまのご参加をお待ちしております。

スケジュールは以下の通りです。

  
1.日 時  7月27日(日) 受付開始午前9時30分、講座開始10時
        2.会 場  愛知民主会館2Fホール(名古屋市東区葵一丁目22-26 電話052-932-7211)
        3.参加費  一般:2,500円、 会員:2,000円、 ロシア語講座第176期受講生:2,000円
        4.日 程   9:30~10:00  受付
                10:00~10:10 開会あいさつ、スケジュール説明
                10:10~11:10 朗読練習・指導(初級:市川先生、中級:ブレンコーワ先生、上級:山崎先生)
                11:10~12:30 朗読大会、講評、優秀賞(級別)・特別賞授与               
                12:30~13:30 昼食休憩
                13:30~14:30 特別講演  「ロシア語の方言」 イーゴリ・ダツェンコ先生
                14:30~14:40 小休憩
                14:40~16:10 特別授業(初級者対象)  アリビーナ・ブレンコーワ先生
                       特別授業(中級者対象)  難波忠清先生、
                       特別授業 (上級者対象) イーゴリ・ダツェンコ先生  
                       (テキストあり。予習が必要です。)     
                16:10~17:00 閉会あいさつ 、懇親会

   
 ☆ 申込は日本ユーラシア協会愛知県連合会(℡052-932-7211 mail :kokoshka2011@gmail.com
 ☆ 申込み期限:7月24日(木)
 ☆ 朗読用テキストは申し込み時にお渡ししますので、自宅でも練習してください。
 ☆ 朗読用テキストを録音したCDを300円で販売します。
☆ テキスト・CDは郵送も受け付けますが、郵送の場合は、7月17日(月)までにお申し込みください。
 ☆ 参加費は申し込み時にご入金下さい。
 ☆ 講座終了後、会場で懇親会(お茶とお菓子)を予定しています。会費:300円

☆ 午後のみ参加(講演と授業のみ)も受け付けます。 

行ってみたい国 魅惑のウズベキスタン、しかし、

2014年06月06日 | ロシア語サロン
6月1日(日)午後2時にロシア語サロン番外編が開催されました。
ゲストは日本語教師として約10か月 ウズベキスタンのサマルカンドに滞在された
天野香寿美さんです。

まずたくさんの写真を見せていただきました。素晴らしいブルーのタイルのモスクや
メドレセ(神学校)などの遺跡の写真、ただただ その美しさに感動です。

町の通りやバザール、アイスクリーム屋さん、レストラン、、様々な写真がありました。
中でも 果物が豊富なこと、おいしそうなこと!
スイカ、すもも、ブドウ、メロン、、日本の果物は「味が薄い!」と言われてしまいました。
その値段の安さにもびっくりです。

ウズベキスタンの通貨はスム。


こちらは結婚式の招待状。

親戚中からお金を集めてのド派手な結婚式、多数の招待客の他に通りすがりの人も呼び込んでご馳走を振舞い
ます。ただ男性は25歳、女性は23歳までに結婚しなければならず、恋愛結婚はご法度で親の決めた人と
結婚するしかない、女性の地位は低く、男性にしたがうものとされている、、などまるで戦前の日本のような
話もありました。

また近代的な都市生活の基盤が整っているのは首都のタシケントだけで 第2の都市であるサマルカンドでは
町にはバスや自動車と共にろばの引く車が走っていて、停電や断水、ガスが出ないということが当たり前、
写真ではおいしそうに見えるウズベク料理ですが かなり塩辛く、オイルたっぷりで天野さんは食べる気に
ならず しばらくは果物でしのいでいたとか、、 ホテルに泊まり、観光客向けの高級なレストランだけで
食事をする観光客には見えない現実の話もありました。

会場には ウズベキスタンを旅行された方たちも来ておられましたが「物価が安く、食べ物がおいしく、
人も温かかった」とよい印象をお持ちのようでした。

「商人はしたたかで 現地の物価や事情のわからない観光客には (にこにこしながら)法外な値段で
物を売ることもある。見くびられてはならない。現地では必ず 値段の交渉はすべき、値切るべし!」と力説する天野さん。
交渉の際に必要となる言葉を書いてくれました。

「私をだますな!」「恥ずかしくないのか!」だそうです。。。
みなさん メモされていましたが、、

ちなみに天野さんの衣装はサマルカンドで 注文したドレス。
縫い物が盛んで 注文するとすべて手縫いで仕上げてもらえるそうです。