斉藤ももランチタイムコンサートに行ってきました。
お客の入りは70%くらいだったでしょうか。
ロシアの”とき”を巡って、、のはずでしたが最初はおなじみのショパンの
幻想即興曲Op.66からコンサートが始まりました。
これは斉藤さんが宗次ホールの方にこれまでのお客さんに人気のあった
曲をリサーチされて、選ばれた曲だそうです。
11時半から始まったコンサートは1時間ほどのものでしたがチャイコフ
スキーの「四季」から 「1月 炉端にて」「6月 舟歌」「11月
トロイカ」が演奏されました。一曲ごとに曲や作曲家や時代の背景などの
丁寧な説明がありました。この「四季」は作曲家と詩人の「コラボレー
ション」だったそうで、それぞれテーマになった詩も日本語で紹介して
いただきました。
その他にラフマニノフとメトネルの素敵な曲の演奏がありました。メトネル
はチャイコフスキーやラフマニノフに比べて知名度が低いのですが 斉藤
さんのお話ではこの三人はほぼ同時代に活躍した仲間で いずれもピアノ
の名手でもあったとのことです。
ロシアに留学され ロシアの四季を体験された斉藤さんならではの説明も
あり、楽しいコンサートでした。
コロナウイルスの感染者が多くなっていますので コンサート後に楽屋を
訪ねたり、ご本人がロビーで挨拶したりすることは禁止とのことで、
アンコールの前に写真撮影の時間が設けられたので写真を撮ってきました。
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不鮮明ですみません。会場のリクエストに応えて別のポーズを取る
斉藤さん。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/02/b3fa8a8977b0211fbf831c56658fc178.jpg)
アンコールはなんと!「エリーゼのために」でした!
8月13日(土)午前10時30分から東文化小劇場でウクライナ人道支援
チャリティコンサートが行われました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/65/15af53046f77471e7801cd74a477d09a.jpg)
まず最初は日本ユーラシア協会愛知県連の合唱団「ミール」の合唱です。
ウクライナの民謡を中心に。おなじみのメロディーもありましたが
ウクライナ人の先生に指導を受けたウクライナ語の歌詞の歌のいろいろ
も聞くことができました。続いて日ユ協会理事の松坂仁さんのフルート
です。ラフマニノフのヴォカリーズや彼の恩師の寺原伸夫さんの曲など
美しいフルートの音を満喫して 最後に聞いたのはパブロ・カザルスの
チェロで知られている「カタロニアの鳥の歌」でした。カタロニアでは
鳥たちは「ピース、ピース」と鳴きながら飛ぶのです。
そして最後にウクライナのソプラノ、ナターリア・コズローヴァさんが
華やかな花の刺繍付きの真っ白なドレスで登場!
日本に住んで20年以上になるという彼女から日本語で挨拶がありました。
「私はウクライナで育ったウクライナ人ですが ルーツはロシアにあって
家ではロシア語で話していました。母はロシア文学を教えていましたし、、
ウクライナとロシアが戦争になってしまい、もうどうしてよいかわかり
ません。心から悲しんでいます。みんな平和で普通の生活ができる方が
いいですよね、、」
艶やかに笑いながら明るく呼びかける歌、戦死した恋人を思って歌う悲痛な
歌、その声は深く優しく、メロディーは美しく心に響きました。
会場からはアンコールを求める拍手が沸き起こりましたが 時間がなく
アンコールなしで残念でした。
コンサートを聞きに来られた方は175名、会場の募金箱に集まった寄付金は
112,870円でした。この寄付金は名古屋市「ウクライナ避難民支援
事業」にお届けします。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
8月17日(水)11時30分 宗次ホールで斉藤ももさんのピアノのコンサートが
開かれます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/85/52b74d1e7353f3700266b9ac89c18a9d.jpg)
斉藤さんは愛知県出身、愛知県立芸術大学卒業後モスクワ音楽院
ピアノ科終了のピアニストですが 現在はモスクワ大学院大学院で
音楽史の研究を続けながらピアノの指導もしておられます。
今回はラフマニノフやチャイコフスキーなどを中心にロシアの
”とき”をテーマとしたコンサートです。
ランチタイムコンサートのチケットはなんと1000円!
ぜひロシアの音楽を楽しみにお出かけください。