サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

ロシア料理サークルペチカ第7回例会報告その2-フィッシュバーグをこんがり焼いて

2012年02月26日 | ペ-チカ
さて今度は魚の切り身を使ってフィッシュバーグ(ロシア語ではрыбные котлеты)
を作ります。

材料(5人分)

魚の切り身 450g
じゃがいも 大1個
玉ねぎ   1/4 個
小麦粉   約100g
サラダオイル 大匙2
塩、こしょう

1)魚の切り身は骨と皮を取り除いてミンチ状態に刻みます。今回は鮭(лосось)を使いましたが 鮭に限らずどんな魚でもよいとのこと。



ああ、しかしここの包丁は切れない!(Этот нож плохо режет !)

2)じゃがいもは皮をむいてすりおろし、ざっと水分を切ります。


つなぎはジャガイモなんですね!ちょっと驚き。

3)ボウルに魚のミンチと水切りしたジャガイモを入れ、強めに塩をふります。コショウもお好みで。


4)これをよくこねて5等分し、だいたい丸めたら 小麦粉をふったまな板の上で前回のスィールニキのように包丁を使って側面が垂直になるようにきれいに形を整えます。


5)フライパンにサラダオイル大匙2を熱して 4)を並べ 中火でじっくり火を通します。


ところで 材料に書いてある玉ねぎはどこに使ったのでしょう?
いつも沈着冷静なアリビーナ先生が あんまり忙しかったせいか、忘れてしまったのでそうです!
玉ねぎはジャガイモ同様すりおろしてミンチに混ぜるはずだったとのことです。まあ、玉ねぎなしでも十分おいしかったですけれどね。

さてそれではお楽しみの試食の時間!

具たくさんのスープ、ラッソーリニックです。


フィッシュバーグやパンも並べて Стол накрыт !(食卓の支度ができました)


このフィッシュバーグですがお好みでソースをかけて食べても。マヨネーズやとんかつソース(!)、あるいはホワイトソースをかけてもおいしいそうです。

今回の参加者は14名でした。ユーラシア協会愛知県連から紅白のグルジアワインの差し入れがあり、テーブルはいつもに増して和やかに。夏ミカンやケーキやドライマンゴーなどデザートの差し入れもあり 紅茶を飲みながらゆっくりしました。

3月4日のユーラシアフェスティバルではこのスープが販売されます。
ぜひ お味見にお出かけください。




お料理サークル「ペーチカ」第7回例会報告

2012年02月26日 | ペ-チカ
2月25日(土)午後5時半から東生涯教育センターの料理室でお料理サークル「ペーチカ」の第7回例会が開かれました。今日は ラッソーリニク(рассольник・ピクルスの漬け汁のスープ)と魚のハンバーグ(рыбные котлеты)を作ります。ラッソーリニクの名前は рассол(ピクルスの漬け汁)から来ています。この漬け汁は塩と酢とハーブで作られ、漬けこんだ野菜の風味もあってスープのかくし味としてよく使われます。

ラッソーリニクの材料(5人分)
牛肉 350g
じゃがいも 大2個
ニンジン  1本
玉ねぎ   半分
大麦    大匙 2
ケチャップ
塩、こしょう
イタリアンパセリ

1)牛肉は一口大に切り、鍋に肉と水1.5Lを入れて火にかけ、煮立ったら灰汁を取って弱火  で煮ます。

2)じゃがいもは1.5センチ角、玉ねぎはそれより薄く切ります。

今回も指導はアリビーナ・ブレンコーワ先生です。カフェエプロンでさっそうと。



3)ニンジンは細く切ります。1本は多すぎるかもということで控えめに。


4)きゅうりのピクルスは大きめのもの2本を縦に四ツ割にし、さらに小口切りに薄く切って水150ccを加え、ほとんど水がなくなるまで弱火で煮詰めます。

ピクルスをこんなにグツグツ煮てしまってよいものでしょうか??? びっくりです!


5)フライパンのサラダオイル大匙2を熱し、まず玉ねぎを炒めます。火が通ったらニンジンも投入、弱火でじっくり炒めます。


6)こんな色になったところでケチャップ大匙2強を加えて火を止めます。


7)約25分煮たところで1)の鍋に大麦を入れます。


8)さらに15分後にジャガイモと塩小さじ1強を加えます。

9)4)の鍋にピクルスの漬け汁をおたま一杯分加え、煮たてます。

10)じゃがいもが柔らかくなったら8)の鍋に6)と9)を加え、ロリエの葉一枚を入れてさらに15分煮て、塩コショウで味を調えます。


11)できあがり際に イタリアンパセリを刻んで加えます。

これでスープができました!漬け汁がたくさん入っているのですが よく煮てあるせいか、ぜんぜん酸っぱい味はしないのです。ここでは大麦を使いましたがスープに入れるのはご飯に混ぜて炊く押し麦やお米でもよいとのことでした。




基本の文法徹底復習講座!

2012年02月22日 | ロシア語講座
昨年10月に開講した第171期のロシア語講座も終わりに近づいていますが、今期はこの講座が終了した後に基本文法のおさらいをする講座を設けます。
講習生の方はもちろん、それ以外の方にも効率よく文法の復習、整理をするチャンスです。
ぜひご参加ください。


初級レベル(前置格、対格、名詞の複数、所有の表現、曜日、数詞、動詞の過去、未来など)

日時:3月22日(木)午後6時45分ー8時45分
講師: 服部和


中級レベル(与格、生格、造格、関係代名詞、無人称文、形容詞短語尾、比較級など)

日時:3月28日(水)午後6時45分ー8時45分
講師:市川春季

受講料は(1クラスあたり)2000円(日本ユーラシア協会員は1500円)です。

お申し込みはこちらまで:
mail:kokoshka2011@gmail.com

日本ユーラシア協会愛知県連事務所
      TEL 052-526-1150  






ロシア語検定試験対策講座

2012年02月22日 | ロシア語検定試験
今年も5月27日(日)にロシア語能力検定試験が行われます。ただし今回は3級と4級のみです。この申し込みは4月に入ってからということですが これに先立って愛知県連ではロシア語検定試験対策講座を開きます。

日時:4月7日(土)

時間:午後1時ー3時 3級受験クラス(講師 難波忠清)
   午後3時30分ー5時30分 4級受験クラス(講師 市川春季)

場所:愛知民主会館3F ロシア語教室
   (名古屋市東区葵一丁目22-26 TEL 052-526-1150
    地下鉄東山線「新栄町」下車、2番出口から徒歩2分)

受講料:現在の愛知県連ロシア語講座の受講生及び来期の講座を申し込まれてい
る方は(一クラス受講につき)1,000円、それ以外の方は2,000円

申し込み先:日本ユーラシア協会愛知県連事務所
      TEL 052-526-1150  
      Mail: kokoshka2011@gmail.com
(できるだけメールでお願いします。)





テルミンー不思議な調べ

2012年02月20日 | ユーラシアフェスティバル
テルミンという不思議な楽器を御存知でしょうか?
1919年にロシアの物理学者レフ・テルミンによって発明されたこの楽器にはいろいろな形がありますが 普通は箱型の本体の上と横にアンテナが一本ずつついています。


まずどんな音がするのかお聞きください

映像を見るとわかりますが 本体にはまったく手を触れずに演奏していますね。

このテルミンの本体をマトリョーシカの中に入れたものがマトリョーミンです。
こちらはこんな感じ。

3月4日(日)のユーラシアフェスティバルで13時30分からの「日本とロシアの文化交流」の一環としてこの不思議な楽器のミニコンサートが行われます。演奏は大島留奈さん。(ピアノ伴奏つき)

モスクワ郊外の夕べ
赤いサラファン
チェブラーシカの歌 空色の列車
さくら

の演奏の他、テルミン演奏体験コーナーもあるそうです。


第14回ユーラシアフェスティバル開催

2012年02月20日 | ユーラシアフェスティバル

3月4日(日)11時より愛知民主会館1-2階で「第14回ユーラシアフェスティバル」が開催されます。

地下鉄東山線「新栄町」下車、2番出口から南西へ徒歩2分です。参加費は 200円です。
会員以外の方も大歓迎です。

1階では
11:00ー16:00 リサイクル品、掘り出し物などのバザー
           ワイン、ウオッカ、ロシアの黒パン、民芸品、本などの販売

2階ホールでは
11:00-11:40 新入会員歓迎会

12:00-13:00 お料理サークル「ペーチカ」メンバーによるロシア風のスープ、
            ロゴスキーのピロシキ、黒パン、紅茶などの販売

13:30-15:30 日本とロシアの文化交流

            合唱団「ミール」による歌
            テルミンとマトリョーミンのミニコンサート 演奏:大島留奈
            ロシア語人形劇「マーシェンカと熊」

15:30       お楽しみ抽選会


お問い合わせはこちらまで:

 名古屋市東区葵一丁目22-26 愛知民主会館3階 
日本ユーラシア協会愛知県連   TEL 052-526-1150  
           

講演会 「可愛い女」が「かわいい」になったわけ

2012年02月12日 | イヴェント
日本ロシア文学会中部支部講演会が開催されます。

日時:2月18日(土)14時ー15時30分

講演者:沼野充義氏(東京大学教授 日本ロシア文学会会長)

題目:「可愛い女」が「かわいい」になったわけ
   -チェーホフ新訳から見えてきたものー

場所:中京大学名古屋学舎
   0号館(センタービル)6階 0602教室
   名古屋市昭和区八事本町 101-2
   地下鉄鶴舞線・名城線 「八事」駅5番出口 徒歩0分

参加費、事前の申し込みは不要とのことです。

ロシアのティータイム:ブリヌィとジャムと紅茶

2012年02月11日 | イヴェント
2月11日午後1時から犬山国際交流会の主催で「世界のティータイム」というイベントが行われました。会場は犬山市にある犬山国際観光センター「フロイデ」4階フロイデホール。
日本ユーラシア協会もこれに参加し、ペーチカのメンバーのご協力をいただいてロシアのティータイムを紹介しました。

犬山の近くのお住まいの中野ゾーヤさんが50人分のブリヌィ(クレープ)をその場で焼いてくださいました。おいしいブリヌィは大好評!


会場ではイギリス、中国、モンゴル、ブラジルなど数カ国のブースがありましたが、わがロシアチームのテーブルはEnglish tea に続いて2番目の人気ブースになり、次々とお客様が。テーブルの真ん中に飾ってあるのはサモワールです。うしろに写っているのはモンゴルのブースで「塩ミルクティー」を出していました。


ロシアの民芸品やジャムなども販売しこちらも好評でした。


「ロシアのジャム茶」と書かれていますが これは主催者側が作られたものだそうです。「紅茶にジャムを混ぜて飲むのがロシア紅茶」という風に思っておられたのでしょうね。日本の某ロシア料理店で考案されたこの飲み方が「ロシアンティー」として有名になってしまったという話もあります。この日のお客様からも「ロシアンティーって 紅茶にジャムを溶かして飲むものだと思い込んでた」という声があったそうです。そういう飲み方をするロシア人が皆無であるとは断言できませんが 紅茶とは別に小皿にとったジャム(果物の形が残っているヴァレーニエというタイプのジャム)をお茶菓子にして紅茶を飲む人が多いのです。

日露戦争のロシア人捕虜たちー名古屋ハリストス正教会の講演会

2012年02月08日 | イヴェント
名古屋に唯一のロシア正教の教会がハリストス正教会です。
長い歴史のある教会ですが、昨年移転して建てかえられ、
真新しい建物です。地下鉄鶴舞線「荒畑」駅のそばにあります。




ここで日露戦争の時のロシア人捕虜たちと日本人と交流をテーマに
講演会が開かれますのでご紹介します。
日露戦争後日本各地の捕虜収容所で暮らしたロシア人捕虜はなんと
8万人もいたそうです!そのうちの4000人弱が名古屋にいて
地元の日本人たちと様々な交流があり写真も残されています。


日時 3月20日(火・祝) 午後1時から(開場12:30)

場所 名古屋ハリストス正教会

   466-0063 名古屋市昭和区山脇町1-3-3

   電話:52-734-9000

   mail:nagoya@orthodox-jp.com


入場無料。お申し込みは上記まで。(先着80名)


詳しくはこちらをご覧ください。
教会へのアクセス

ロシアのティータイムをどうぞ!

2012年02月05日 | イヴェント
2月11日午後1時から犬山国際交流会の主催で「世界のティータイム」というイベントが行われます。日本ユーラシア協会もこれに参加し、ペーチカのメンバーのご協力をいただいてロシアのティータイムのブースを出します。当日は中野ゾーヤさんがお茶菓子にブリヌィ(ロシア風のクレープ)を焼いてくださることになりました。お休みの日の午後、ブリヌィと紅茶でゆったりとティータイムを楽しみにおでかけください。

日  時 平成24年2月11日(祝)午後1時~午後3時30分
        ※各ブースの整理券は午後0時30分から4階受付で配布

◆場  所 犬山国際観光センター「フロイデ」4階フロイデホール
        愛知県犬山市松本町四丁目21番地


詳しくは犬山国際交流会のホームページをごらんください。前売り券、当日券の購入方法などお間違えのないようご確認ください。