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日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

第32回ロシア語特別講座報告 その3

2024年09月13日 | ロシア語特別講座
短い休憩を挟んで14時50分からはみんなで2階のホールに集まり、
「おしゃべりタイム」です。

今回は難波先生のご提案で簡単なロシア語クイズが行われました。一年の12ヶ月
を当てるクイズです。配られた用紙にはロシア語で問題が書かれています。
例えば

В __________ начитается учебный год в школах в России.

(~~~月に ロシアの学校では新学期が始まります。)

これは 前置詞 в がついていますので この月名の格変化も必要ですね。

用紙を配ってから5分後に答え合わせです。ブレンコーワ先生が進行役で答えが
分った方に手を挙げていただいて指名します。初級の方もいらっしゃるので
「答えは分ったけど スペルがわからない」という声も聞こえました。

ロシアの学校では9月(сентябрь)に新学期が始まりますので答えは
В сентябре начинается учебный год в школах в России.

この後は自由なおしゃべりの時間になり、いろいろな質問が出ました。今日は
エレーナさんの大学受験の話を聞いたのですが、10年生、11年生になると
将来の仕事を意識してどの学部に行くかを決めている人が多いそうです。
大学に行かずに職業学校に行くという選択肢もあり、この場合は9年生まで
学校に通ってそれから工業学校などに行くのだそうでした。

今回は台湾の方(Lさん)も参加されたのですが、日本の大学院で勉強中、歯医者を
目指しておられるとのことでした。英語とのバイリンガル教育を受け、日本語も堪能
です。外国語の習得の話も出ましたが、今では文法をほとんど習わず、いきなりロシア
に行ってロシア語でロシア語を習うという人もあります。3カ国語がネイティブ
スピーカーレベルで話せるLさんや文字もろくに読めないままロシアの大学に
入学して卒業された難波先生の体験談なども出ましたが、やはりよく分って
いる母語でじっくり文法の勉強をするのが外国語習得の近道ではないか、
という話になりました。

このほかにムラヴィンスキー(ソ連時代の有名は指揮者 1903-1988)の大ファン
という参加者のSJさんから彼の東京公演の際の面白いエピソードが紹介され、
その後はロシアのアネクドートとロシア人のユーモアについて参加者のみな
さんとロシア人の先生方、ゲストのニキータさんとの間でいろいろとお話が
はずみました。

最後に 今日の初級のテキストに使われたソ連時代の歌「Пусть всегда 
будет солнце」を聞き、歌を口ずさみながら今回の講座が終わりました。




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