サモワールを囲んで

日本ユーラシア協会愛知県連ブログ

第17回 料理サークル「ペチカ」例会報告 ーウクライナ料理を作るー

2018年06月13日 | ペ-チカ
6月9日(土)に東生涯教育センターの料理室で 第17回ペチカの例会が開催されました。

今回はウクライナのジトーミル出身のウクライナ人 川口リュドミーラさんに ゴルプツィ(ロールキャベツ)、
じゃがいものバターあえ、キャベツのサラダの作り方を教えていただきました。

ロールキャベツはロシアでもよく作られるものでロシア語ではголубцы です。
ウクライナ語では голубцi、ほとんど同じですが よく見ると最後がロシア語にはない i になって
います。また最初のO はウクライナ語ではアクセントがなくてもOと発音するのだそうです。

1)まず 玉ねぎのみじん切りとニンジンの細切りをじっくり炒めます。


2)キャベツの葉は破れないようにそっとはがして塩を加えた熱湯でざっとゆでておきます。


3)1)が冷めたら ここにごはんとひき肉を加え、しっかり混ぜます。

塩で味付けします。コショウは多めに。

4) 3)をキャベツの葉で包みます。真ん中にフィリングをのせて 一度ぐっと握り片側を折り込んでから
   くるりと包み、もう一方の端は中にぐっと押し込みます。これで巻いたキャベツがほどけてきません。


4)鍋の底にあまったキャベツの葉を敷き、ロールキャベツを並べてトマトピュレーを加え、ひたひたになるまで水を加えて
  じっくり煮込みます。
  

5)じゃがいもは皮をむいて一口大に切り、ゆでます。ゆであがったら バターを加えてまぶし、さらにディルのみじん切りをまぶします。
  「スプーンで混ぜたりしないで、ほら、こういう風に!」とジャガイモとバターの入ったお鍋を豪快にゆすってまぜるリュドミーラさん。
   

6)千切りのキャベツと細く切ったサラミと缶詰のグリーンピースをたっぷりのマヨネーズであえてサラダもできあがり!


7)さあ、できました!Стол накрыт !

リュドミーラさんお手製のかわいい飾りや ウクライナの国旗やナプキンでテーブルは華やかになりました。
  ウクライナの国旗の鮮やかなブルーは空の色を、黄色は黄金に輝く小麦畑を表しているそうです。

8)先生を囲んで うれしい試食の時間! Приятного аппетита !



日本語も堪能、笑顔の素敵な美しいリュドミーラさんは東海市にお住まいで あちこちでウクライナ料理を教えていらっしゃるそうです。


この日はウクライナ語教室のダツェンコ先生(「今日はウクライナ料理が食べたくて、、作ったことないけど、」だそうでした)や
ウクライナ語の生徒さんも参加されて 日本語、ロシア語、ウクライナ語がキッチンを飛び交いました。

リュドミーラさんの差し入れのカシス入りのハーブティを飲みながら おいしく食べて、大急ぎで後片付けをして
解散しました。参加者は全部で17名でした。


第96回ロシア語サロン報告

2018年06月13日 | ロシア語サロン
ご報告が大変遅れましたが 3月25日(日)午後2時からロシア語教室で第96回ロシア語サロンが開かれました。

今回のゲストはウズベキスタン生まれのアルメニア人、ゴアール・シャイバジャーンさんです。ウズベキスタンから名古屋大学へ
留学生として来日、二人のお子さんを育てながら法律を学んで卒業され、現在は名古屋で働いている彼女、日本との出会いは
子供のころに夢中になった日本のアニメだったそうです。このアニメがきっかけとなって日本の文化や日本人に興味を持ち、
タシュケントで通っていた大学に日本語講座が開かれたことから日本語も勉強し、そこから日本への留学の道が開けました。


今回は来日中のゴアールさんのお母様、ワレンチーナさんも参加してくださいました。

アルメニア語は現在実際に使われている言葉の中で最も古い言語だそうです。
黒板にアルメニア語を書いていただきました。


ワレンチーナさんはゴアールさんの日本留学の話にびっくりして 最初は反対だったこと、でもご自分も日本に来てみたらとても気に入って
すっかり日本ファンになったこと、日本料理はなんでも大好きで日本は世界で一番安全ですばらしい国だと思うことなど楽しいお話を聞かせて
くださいました。

ティータイムの後にはタシケントには4000世帯くらいアルメニア人が住んでいること、保守的な家庭もあってお見合い結婚もあること、
オスマントルコの攻撃でアルメニアを離れた人たちが世界中にいて様々な分野で活躍していることなどをお話していただき、アララト山と
ノアの箱舟の話なども話題に出ました。

飛び入り参加のウクライナ人の青年を含めても参加者はわずかに6名でしたがじっくり話ができて充実したサロンでした。
最後にゲストのお二人を囲んで記念撮影。