次期「NHK大河ドラマ」の有力候補 北條早雲
戦国の魁 早雲と北條一族 新人物王来社
たしか、そろそろ次々年度の大河ドラマの制作発表があるんですよね。
10代のころ脚本家になりたかった私は、つい、ドラマの主人公とかのキャスティングを勝手にやってしまいます。北條早雲という人は54歳で初めて歴史に出てきたという人なので、メインキャストは役所さんかな、とか、ちょっと若作りして椎名くんかなとか、勝手に想像して楽しんでいます。
ドラマとしての早雲の魅力は、彼がまったくの無名時代に集めた6人の仲間たちが、30年から50年たった後でも、まったく仲間割れせず、それぞれが、家老級に出世して、ひとつのベンチャー物語としても、友情物語としても成立するところです。
また、早雲には前半生になぞの50年というとてつもない経歴があるため、あるいは京都の役人時代に家族がいたのではないか、とか、戦国武将なのに本気での出家経験があるという不思議な経歴をもっているということです。有名な四公六民政策も、ことばで表現するのは簡単ですが、貧乏が好きな野心家というのは、かなり矛盾する存在だと思います。
「早雲」とは嵐の前後の雲とか、朝焼けの雲という意味があるといわれますが、そういう言葉を堂々と名前に使ってしまう感性に、歴史に前例のない「革命家」としての魅力を感じてしまいます。
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