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MS-Office参考書選びのコツ

2010-04-02 08:59:16 | マクロ作成のコツ
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最近また「何かよい参考書があったら紹介してくれませんか?」
といったご質問をいただく機会が増えてきましたので、


今日はちょっと
一般的な参考書選びのコツについて一つ
お話ししたいと思います。



ところで、
みなさんは自分の得意分野で本を選ぶときの基準って
いったい何でしょうか?


たとえば、銀行や証券会社にお勤めの人だったら経済誌、
食べ歩きが趣味の人だったらグルメ雑誌、
ゲーム好きな人だったら攻略本、
私のようなSEだったらIT系の雑誌やプログラムの技術書、
etc、


といった具合に、
人それぞれに自分がよく買う本の分野っていうのが
あるかと思います。


それで、
たとえば、食べ歩きが趣味の人で、
今度おいしいラーメン屋を開拓しよう!
と思ったときに


本屋さんへ行って、
「一流ホテルのシェフが選ぶ、おいしいラーメン屋100選」
という本と、

「一流ホテルのシェフが選ぶ、おいしいカレー屋&ラーメン屋100選」
とう本が並んでいたとします。


あなたなら、どちらを選びますか?


あたり前の話ですが、
ちょっと舌の肥えたグルメな人なら、必ず
これは前者の「ラーメン屋100選」の方を選ぶだろう
と思います。


当然ながら、
前者には100店の「ラーメン屋」の情報が載っているわけですが、
後者の「カレー屋&ラーメン屋」の場合は、載っている情報の
半分はカレー屋です。


「カレー屋&ラーメン屋」のグルメ本では
今、自分が必要としている「ラーメン屋」探しのための情報は
半分の50店分しかないということになりますよね。


なので、結果は明白です。


50店の中から選ぶより100店の中から選んだ方が
2倍の確率でよりおいしいお店にたどり着ける、
ということになります。



それで、ここからが今日の本題ですが、


このように、
グルメみたいな日常的な事に関して考えてみると
至って単純であたり前のような話ですが、

これが、いざIT系の参考書選びとなると、このような
単純、あたり前の話に気付かずに、誤った選択をして
失敗してしまう人が実に多いわけです。


「ラーメン」と「カレー」を同時に食べる人というのは
めったに居ないわけですから、

この2つの情報が混じった本というのは
ほとんど意味がないわけです。


これをエクセルの場合に当てはめて考えてみますと、

同様に
「Excel2003(MS-Office2003)」と「Excel2007(MS-Office2007)」を
同時に使うという人は居ないわけですから、

「Excel2003&Excel2007の両対応の参考書」というものは
ほとんど意味がないわけです。


ご承知のように、
「Excel2007(MS-Office2007)」ではユーザーインターフェイスが
それ以前のバージョンのメニュー形式からリボンと呼ばれる形式へと
大きく変わりました。(Excel2007を初めて使った人には
Excel2003とは別のソフトか?!と思えるほど、戸惑います。)


なので、
この「Excel2003&Excel2007両対応の参考書」というのは、
自分に必要な情報は全体の半分、

しかも、まったくインターフェイスの違う
「Excel2003」と「Excel2007」の操作方法が交互に載っていて
非常に見づらく、且つ、大変使いづらい 

となってしまうのは当然の話です。


まぁ、インターフェイスが違うとはいっても同じExcelですので
「ラーメン」と「カレー」ほどの違いではないにせよ、

同じ麺でも「ラーメン」と「うどん」ほどの違いがある。
と言えると思います。


そう考えると、
「Excel2003&Excel2007両対応の参考書」というものは、
「ラーメン&うどん屋100選」のグルメ本に匹敵するだろう
と思います。



おいしい「ラーメン屋」を探したいのであれば
当然、「ラーメン屋100店」のグルメ本を選ぶように、
の方を選ぶ人はいないように
(「カレー屋&ラーメン屋100店」の方を選ぶ人は
まず居ないというように。。。)


「Excel2003&Excel2007両対応」という本は選んではいけない!!
という事が、ごくごく常識的な参考書の選び方だと
思います。


この事は、
ワードやパワーポイントやアクセスといった
Officeソフト全般に言えることですので、

Office関係の参考書選びでは「2003&2007両対応」
と書いてある方の本を

「両方載っている方が得だ!」
と誤った選択をしないよう、くれぐれもご注意ください。
実際に必要な情報が2倍載っている本なのではなく
半分しか載っていない本なのです。


大きな書店や、インターネットのアマゾンなどで
色々なOffice関連の参考書を注意深く見てみると、

良心的と思える出版社が出しているOffice関連の
参考書というのは、
必ずこの2つ(2003と2007)は、別々の本になって出版されている
ということが分かると思います。

本当に良心的で読者想いの出版社や筆者であれば、
決して楽して倍売ろう的な発想の

「カレー屋&ラーメン屋100選」なんていうグルメ本は
出しません。



で、斯く言う私の書いた当講座の公式テキストでも、
「Excel2003版」と「Excel2007版」を別々に分けて
作っています。


元来はExcel2003ベースで書いているメルマガ講座の内容
ですので、

Excel2007版の制作というのはすこぶる大変な作業ではありましたが、
Office2007ユーザーのみなさんの期待にお応えすべく、
(制作開始から約1年、大変長らくお待たせしてしまいましたが、m(__)m )


『Excel2003版(Excel2003/2002/2000/97対応)』と
『Excel2007対応版』の2種類を
ご用意いたしました。





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