GoGoマクロのブログ

初心者向けマクロ講座「Go!Go!マクロ」の筆者三太郎の公式ブログです。

小さい帳票の印刷に便利な段組み出力の方法

2016-05-22 08:37:04 | マクロ作成のコツ


◆読者事例の紹介

私、マクロ作ってこんなに楽になりました!

[ タイトル ] 領収証と控の2名分をA4用紙1枚に差込印刷する方法

[ 投稿者 ] ポリネシア さん

年度初めに、徴収した負担金の領収証書(とその控)を生徒数分作成し、
印刷後配布しなければなりません。

領収証書ですから「学年・クラス・出席番号・生徒氏名」は一人一人
違います。指定のフォーマットに差し込めばいいのですが、A4用紙に
2名分を以下のように配置するため、Wordの差込印刷も使えません。

前任者はVLOOKUP関数で転記していたようですが「検索値の入力と印刷
は手動」のため、1000人以上の生徒数分を印刷するには、かなりの時間
(数時間)と手間がかかります。

 -------------------------------
|領収証書   |領収証書(控)  | 
|1年A組    |1年A組    | 
|1番 田中   |1番 田中   | 
|              |              | 
|              |              | 
|   [1]     |   [2]     | 
|              |              | 
|              |              | 
|----------------------------- | 
|領収証書   |領収証書(控)  | 
|1年A組    |1年A組    | 
|2番 鈴木   |2番 鈴木   | 
|              |              | 
|              |              | 
|    [3]     |   [4]     | 
|              |              | 
|              |              | 
 -------------------------------


そこで、Excelでリストを作成し、1件目のデータ→[1][2]の領域に
2件目のデータ→[3][4]の領域に差し込むにはどうすればいいか、
苦労しながらなんとかマクロを作成しました。

完成後は「ボタンを1クリック」するだけで、後はすべて自動で転記し、
印刷されるようになり、不毛な繰り返しによるストレスもなくなり、
大幅に効率化ができるようになりました。

 *******

ポリネシアさん、ご投稿ありがとうございます。
きれいな図まで書いていただけて、大変分かりやすいですね。

今回の成功事例ですが、
実務的に言うと上記の領収書以外にも、特に小さめの帳票を印刷する

給与明細票(一人分が細長いヤツ)とか、
宛名ラベル(横2列の8段組み等で出して封筒に貼るヤツ)とか、

の場合にですね。
用途は色々あるかと思いますので、今回はこれをご紹介していきます。

ご本人も言っているように、今回のポイントは

「1件目のデータ→[1][2]の領域に
 2件目のデータ→[3][4]の領域に
 差し込むにはどうすればいいか?」

という点になります。


これ以前、それで仕方なくだと思いますけど同じデータを2件並べて印刷
やってる人を目にしたことがありますが、、

当然それだと印刷元の一覧のデータが2倍の量になってしまいますので、
決してウマイやり方とは言えませんね。

あと、2名分づつ出せないということで、でわざわざプリンターに紙逆さ
に入れ直して2度印刷してる・・・という人も見たことがありますが、、

それやるとプリンターって壊れやすくもなりますから、2度目はよく紙
乾かしてから印刷するようにしてくださいね。(笑)

で、今回はそんな面倒を解決する為のマクロ作りです。

印刷が1000人分以上にもなりますと、これ手作業でやる言うのはほんと
大変だと思いますから、これはぜひともマクロ化(自動化)するべき
事案と言えますね。

ただ、プログラムでこういった2段組み等の出力というのは、一見簡単
なようでやってみると結構難しいものの定番と言えますので、今回のは
ベテランの方でも勉強になる思いますので、しっかり勉強して置いてく
ださい。

このマクロ作成手順は本日発行の メルマガ にて紹介しています。

 

コメント    この記事についてブログを書く
« 労働時間を減らしても仕事が... | トップ | 最近のマイブーム »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

マクロ作成のコツ」カテゴリの最新記事