おっかなびっくり臨んだ慣らし運転が結果オーライだったので、もう少し気合を入れた練習に行ってきました。怪我をかばいながらの練習であることは言うまでもありません。「制限時間内打ち放題」といわれると、ついつい貧乏人根性が頭をもたげるんですかねぇ、今日もまた430球打ってしまったのは。
今日のテーマは、痛めた左手の負担を少しでも軽くするためにバックスイングを小さくすることでした。感覚的にはグリップが右腰ベルトあたりに来たらおしまい。時計の3時の位置ですね。勿論手で持ち上げず、身体の回転でこの位置に持って行くのです。サンドウエッジからドライバーまですべてのクラブでこの感じで打ってみました。初めのうちは小さすぎて消化不良気味のスイングと感じましたが、とんでもない、これで充分だったのです。クラブの惰性でグリップは更に引き上げられ、この写真のようなトップになるのが体感できるのです。(因みに、これは他人の写真です。間違われてもナンですから念のため。)
このスイングの良いところは、オーバースイングにならないので下半身がより安定し、切りかえしからダウンスイング始動にかけての体重移動がよりスムーズに出来ること、その結果、力いっぱい「ワーっ!と」体が回転されるのが体感できることです。これまでバックスイングで浪費されていたエネルギーが無駄なくボールに伝わってるのが実感できるのです。手で打たず身体で打っている感覚が身に着くのです。
「可哀想に、あいつのゴルフ生命もこれでおしまいだな。ドヒヒヒヒ・・・」と心からご心配いただいた向きも意識してちょっと大袈裟になりましたが、まさに「怪我の功名」を絵に描いたような・・・、変身振りなんです。
何気なくつけたテレビには、ブッチ・ハーモンをコーチとしてスイング改造中のミケルソンが優勝したシーンが流れていました。怪我をコーチにスイング改造中の私の先々を暗示しているように感じたのは考えすぎでしょうか?
「よくそこまで前向きになれますねぇ!」「ポジティブですねぇ!」これは褒め言葉だとばかり思っていましたが、「能天気やねぇ!」「な~んも考えてへん、アホちゃう?」と言う意味だと最近気がつきました。
でも、こうとでも思わないとやってられへんというのが正直なところなんです。