星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

ケロウナ便り(156)受け取れ詐欺?(3)

2017年07月24日 09時10分42秒 | Weblog
今回のやり取りを時系列で追ってみて、何らかの悪巧みを図る詐欺集団の手口を暇に任せて分析してみましょう。

まず第1号の姐さんと第3号は同じグループであったのではないかと私は想像しています。

1号が先鋒として私に接近してしてこちらの感触を探る。それなりの食いつきをしてきたが、PayPalを嫌がったりちょっと面倒な条件を言い出したりしているので、とりあえず一歩引き下がって3号の出番を作る。

美味しい餌を蒔いてじっくり時間かければ必ず食いついてくると確信した3号がアプローチすると、予想以上にウブで純な相手が何の疑問も持たずに網にかかってきた。

「オンタリオの親戚」と「PayPal」へのこだわりという共通項がこちらの警戒心を呼び起こすことへの配慮に欠けた新人集団であったのは、こちらにとっては幸いでした。

1号の姐さんの名前がFelicia Taylor, 3号がTaylor Singerであったのは、なんか安易に「Taylorチーム」と名乗っているようで、こちらの注意力を試されているようで「おい、バカにすんなよ!」と言いたくなります。

一番やり取りの多かった3号のメールを分析すると、必ずしも同じフォントに統一されておらず、一つのメールの中でも異なった二種類のフォントが混在しているケースがあり、いわゆる「コピペ」で手抜きをしたと思われるフシがある。

こちらが出したメールの中身を熟読して反応することをせずに、自分の言いたいことだけを一方的にセッカチにまくし立てている風情があり、まともなコミュニケーションが成り立っていません。

振り込め詐欺とは逆に「とにかく早く振り込むから口座番号を教えろ!」「早く受け取れ!」と功を焦るこの集団を「受け取れ詐欺」と呼ぶことにしましたが、それにしても、何が狙いなのかは未だに謎です。なんでそんなに急いで振り込みたいのでしょうか?

マネーロンダリングに私を(私のPayPal口座を)利用するにしてはあまりに少額の金銭授受で納得がゆきません。

中古車の売買のサイトでありながら、肝心の車はそっちのけでPayPal口座へのアクセスばかりを性急に追い求める新人詐欺師に振り回された三日間でした。まだまだ注意力は衰えていないことを実感させていただきました。後期直前高齢者を舐めたらいかんぜよ!

カナダ人の友達に相談したら、私と同じ意見で「何を狙っているのか分からないが、まともな相手ではなさそうだからこれ以上深追いしないほうが賢明」との見立てです。

現車の確認ができる地元の買い主とだけに限定して商談することを明記して、一旦取り下げた広告を再度投稿して仕切り直しです。

「売ります買います」の原点である、売り手と買い手が対面して駆け引きすることで生まれるワクワク感を楽しませてもらえばお安くしとくよ!さ〜買った買ったあ!!

(追記)

ローカル限定で出した広告に、Thomas Jacksonと名乗る御仁から早速反応がありました。笑っちゃうことに、3号のTaylor Singerくんのメールと一言一句ソックリ同じ文面の内容でした。これで、動機は不明のままですが、受け取れ詐欺師の一団であることが証明されました。クワバラクワバラ!!

でも、先鋒としての1号姐さんの登場は今回はありませんでした。冤罪だったのならゴメンなさい。

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