星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

ケロウナ便り(43) 100が切れました!

2007年01月30日 15時31分45秒 | Weblog

28日に行ったSilverStarでH師匠にこわごわながら思い切って訊いてみました。

「今年のスキーはゴルフで言えば100を切るのが目標なんですけど、どんな按配でしょうかね?いま110前後ってとこでしょうかね?」。

H師匠は生粋の江戸っ子で、多言を弄すことなく一言一言が簡にして潔、お世辞言ったり人に媚びたりしない気風の良さは、昔ながらの江戸っ子気質そのものの持ち主です。そんな師匠が一言、「もう100切ってるよ」って言ってくれたんですから、きっと本物です。「使用前」のこわごわスキーと比較してもらうように「使用中」で100を切った滑りの写真を載せてみました。「使用後」はまだまだ先のお楽しみです。

H師匠のファミリー6人と、H師匠のスキー友達4人(いずれもインストラクター級のExtreme skiers)に合流させてもらい、贅沢にもそのうちの一人S師範に今日一日面倒見てもらうようにとのH師匠のご配慮です。リフトで隣に座って初対面の挨拶代わりに、こちらのスキー歴をS師範にグダグダと説明したのです。初めての医者にこれまでの病歴を説明して少しでも診断・処方の足しにしてもらいたいと願うのと同じ気持ちでした。優しいS師範はうなずきながらじっと聞いてくれました。患者としても安心してお任せできそうな先生です。

こんなやり取りをH師匠に説明して、生徒としての真摯な姿勢を自慢しようと思ったら、「こいつは一目見れば全部分かるよ」ですって。江戸っ子なんですねH師匠は!

S師範のご指摘

①下半身はターンする方向に向けるが上半身は常に正面の谷に向かっているように。上半身もターン方向に回してしまうから回りすぎてスキーの尻が谷に向いてしまい、巧くターンできないばかりでなく、失速して転倒の原因となる。

②ターンの直前に息を吐きながら膝を折って靴ベラに体重を乗せて加重減速し(ダウン)、ほっと息を抜いて立ち上がるようにして(アップ)谷に正対し、しかる後にダウンに移ること。吐いてダウン、吸ってアップと呼吸に合わせるように意識するように。

③ターンに際して怖がらずに谷に正対できているのは、初心者にしては上出来である。(先日のK師匠の教えを忠実に守ったお陰です。K師匠に深謝!)

④言われたことを守ろう守ろうとあまり意識せずに、楽しくやればすぐ上達しますよ。貴方のセンスはなかなかのもんですよ。

やはりこの先生、患者の気持ちをよく察してくれる優しい先生でした。病気を治すだけでなく、おだてに弱い性格までも見抜いていました。冒頭に病歴をくどい位に説明した患者としての正直な真摯な姿勢あったればこその診断・処方だと思っています。

S師範の診断・処方を私からH師匠には敢えて説明しませんでした。「へぇ~」でおしまいになることがわかっているからです。なんせ江戸っ子ですから、H師匠は。

 


ケロウナ便り(42) 広い裾野

2007年01月28日 01時25分27秒 | Weblog

25日は滑るのを休んで、ケロウナの街から近いCrystal Mountain Ski ResortにあるTelemark Cross Country Trailsでクロスカントリーを体験してみました。滑降用のスキーとは異なる細く軽いスキーと、運動靴に毛の生えた程度の楽な靴で林間のコースを歩き、登り、滑る、ダウンヒルスキーに比べたら一見楽そうに見えたのですが、とんでもなく体力を消耗する激しいスポーツでした。なまじ滑降の初心者であるがゆえに、クロスカントリー用スキーの扱いがかえって難しく感じたのかもしれません。

コースの難易度に応じて緑、青、黒、黒2つの4種類に分かれているのは同じです。
緑で一番易しいのは高低差の殆ど無い一周1.3キロほどのコースですが、これが馬鹿に出来ません。コースの両端に掘り込まれたスキー跡に沿ってスキーを滑らせながら小走りに進むのですが、途中でバランスを崩したり、斜面でのスキーコントロールに難儀したりで、半周するうちに体が火照ってきて太腿が張り始めます。緑のコースでもアップダウンががきつくなり、もたもたしているとスキーが逆走して前に進めないような場所もあるようです。

ダウンヒルとクロスカントリー。同じスキーでもコンセプトの全く違う両方を追うと二匹とも取り逃がしそうなので、当面はダウンヒルに集中しようと言うのが私の本日の結論です。

街の中心部から近いコースでありながら、オリンピックのノルディック種目の競技にそのまま使えるコースもあるそうです。(勿論黒2つですね)。さすがにウインタースポーツ先進国のカナダですね。間口も広いし、奥行きの深さも実感します。

スキー人口の裾野の広さ、層の厚さを実感するいくつかの場面に遭遇しました。

その①
体育の授業の一環でしょうか、小学生がスクールバスで乗りつけてクロスカントリーを楽しんでいました。難易度の高い方の緑のコースに嬉々として走り出して行きました。少数の例外を除いて殆んどの生徒はマイスキーです。彼等はダウンヒルも滑るのでしょうから、運動靴を二足持つ感覚でスキーに馴染んでいることと想像します。

その②
若い夫婦が幼児を橇に乗せて引っ張りながらクロスカントリーをしていました。乳幼児を背中におんぶして、または胸元にくくりつけてやっている姿も珍しくはありません。そこまでやるか?とも思いましたが「クロスカントリー命」なのでしょうね。橇の中の子、おんぶされた子が長じてオリンピックに出てきたら、ものごころつく前からの経験が物を言いそうで、わがチームジャパンには勝ち目はなさそうです。

その③
60代後半から70代前半のシニア・ペアが頭から湯気出して戻ってきました。一日おきに2時間ほど走る(滑る?)のを日課としているそうです。ダウンヒルはこの年になると危険が伴うし、滑って降りるだけの単調さに比べて自然と触れる時間が圧倒的に長いクロスカントリーの方が楽しいし、終生続けられるスポーツだと断言していました。

まさに「ゆりかごから墓場まで」のあらゆる年齢層のスキーヤーが裾野を形成しているんですね。(写真のおじさんには内緒です!)

 


ケロウナ便り(41) 楽しさ発見!

2007年01月27日 05時35分17秒 | Weblog

これまでの3回のスキーでは、初心者未満の技量と悪天候とが災いして、スキーが楽しいものとは正直言って感じられませんでした。明日のスキーを楽しみにしながら寝に就くなんてことはあり得ませんでした。何が楽しくてスキーをするのかがイマイチ理解できず、なによりも足がロボット状態に陥るあの忌まわしい靴で歩くことを想像するだけで気持ちが暗くなると言ったところが本音でした。

ところが、24日に行ったBigWhiteで、楽しさの一部を発見した気がします。

先ず第一に天気が素晴らしかったので2300メートルの山頂からの眺望やらコースの樹氷が絵に描いたように素晴らしかったことです。カメラを持ち歩くゆとりが無かったのでスキー場の出来合いの写真を載せました。実物はこんな物ではなかったのです。こんな天気でこんな景色が毎回見られるなら確かにスキーは気持ちよく、楽しいものだとろうと理解できました。

第二に、この日は師匠格の参加が無く、中級スキーヤーのUさんとビギナーのKちゃんとの3人で、これまで習ったことをおさらいしながら滑る、いわば楽しく「遊ぶ」一日と心に余裕があったからでしょうか、これまでとは違ってスムースな滑りが出来たのです。師匠のお陰で最低限の技術が身につき、「初心者未満」から「初心者」に昇格したことが実感できて自信が出てきたのを感じます。途中で2~3回休みながらも緑のコースを一度も転倒せずに滑りきったとき、次に一度の休みも挟まずに途中転倒もせずに一気に滑り降りたとき、なんとも爽快な気分、ちょっと大袈裟に言えば充実した達成感を感じたものです。ゲームプランを立て、プランどおりのショットが出て思い通りのスコアが出た時のゴルフと同じように気持ちのいいものでした。

第三に、実力もわきまえずに調子に乗って青のコースに挑戦したときに実感したことですが、緑に比べたら格段に傾斜がきつく、それなりの技術が無ければ転倒せずに一気に滑り降りるのは至難の技と言う当たり前の事実でした。緑→青→黒と難度の上がるコースに対応した技術を身につけ、そのときの自然環境に合わせてのゲームプランを立て、それなりに目標達成できれば、気持ちよく楽しいだろうなと思います。「スキーの楽しさはスキーの難しさにこそある」なんて悟った気もしますが・・・・。

スキーやっていて一番楽しい瞬間はロボット靴からスニーカーに履き替える時なんていう今の状況から抜け出すのが当面の最優先課題です。先が思いやられますね。


ケロウナ便り(40) グリーンなりの技術論

2007年01月26日 16時20分22秒 | Weblog

ケロウナのゴルフ仲間(と呼んでは失礼ですが)にはインストラクターの免許を持った方が3人います。今日はそのうちの一人、K師匠に手ほどきを受けたのです。

BigWhiteでもSilverStarでもコースは初級・中級・上級に分かれています。ゲレンデの地図にはEasier (初級で緑色)、More difficult (中級で青色)とMost difficult (上級で黒色)と三色分けされていて、更に上のExtreme Skiing, Expert onlyの4種類のコースがあります。嬉しいのは上級者も初級者も同じリフトで山頂まで行け、同じ山頂から降りてくる緑・青・黒の3コースがあることです。頂上では初級者も上級者と同じ景色が眺められるのです。同行してくれて指導していただく当地のエキスパートスキーヤーと肩を並べてリフトに乗れるのです。

逆に言えば、初級者と言えども上級者と同じリフトで頂上まで連れて行かれるのです。リフトに乗ること約10分、上級者が滑り降りてくる急斜面、樹氷の間を駆け抜けるエキスパートボーダーを眼下に見ながらだんだん緊張が高まります。巧くリフトから降りられるか不安になります。格好よく滑る自習はしたけど、格好よく転げる練習はしていないのです。リフトから降りるときに自分が転んだら後続組みはどうなっちゃうんだろうと、責任感の強い、臆病者の私には心配の種がつきません。

でもすべて杞憂でした。リフトからは格好よく降りられました。その降り方の格好よさから、中級者と勘違いされ師匠に青いコースに引っ張り込まれるところでした。ゴルフで言えば、素振りの音がいいからとレギュラーティーから打たされるようなものです。素振りの音だけはよくても、ヘッドスピードが小さい私はフロントティーが実力なのです。中身より形が先行する私は、往々にして実力以上に過大評価される傾向があります。尤もそれを狙うからこそ形から入っているのですが。

命にかかわる重大な事項だからと師匠と仲間を何とか説得し、青コースをやめて緑コースで指導を仰ぐことで了解をいただきました。「青でもいけると思うけどなぁ」との師匠の囁きは無視したのです。冗談じゃない。40年間で5回目だよ、今日が。

前日の「初心者未満脱皮自主トレ」が奏功して緩斜面の滑りはかなりイケてるほうだと自分でも思います。両足揃えてのスケーティングまがいの動きなんかするものだからまたまた過大評価されるのです。尤もそれも狙いの一つですが。くどいか?

でもでも、自己流の哀しさ、急斜面に来ると見事に化けの皮がはがれるのです。緩斜面ではスケートのエッジを立てる要領で急停止が出来ることを子供達に自慢していた昔を思い出した私は、それを急斜面でもやろうとしたからたまりません。軸足に体重を乗せ切れないうちにスキーはドンドン加速して目の前には新雪の壁!あわてて右から一気に左に方向転換しようとして体ごと左側に捻って・・・、もうその先は何をやったのか訳も分からず、頭から新雪に突っ込んでいました。

片足のスキーはかろうじて目の前にありますが、もう一方のスキーが見当たりません。ストックも3メートルくらい先にすっ飛んでいます。斜面の先の方を見ても片方のスキーの影も形もありません。倒れた周辺の新雪の中に潜った形跡も無いのです。狐につままれたような気持ちになりながらストックで周りの新雪をつつきまわしたら、ストックの先に何やら硬い物が当たります。驚いたことに片方のスキーは表面から50センチほども潜っていたのです。潜った跡はパウダースノーが何事も無かったように綺麗に塞いでいたのでした。こんなこともあるのですね。人間の一人や二人飲み込んでも簡単にその姿を見えなくてしまいそうな、新雪・深雪の恐ろしさを思い知った気がします。新雪の深みに嵌らないように、急斜面での方向転換技術の習得が緊急課題です。

師匠のたまわく「ターンする場合は一旦スキーの先を揃えて傾斜の真下に向けて一呼吸おき、しかる後に曲がりたい方向にスキーの先端を出すんだよ」と。急斜面でスキーを真下に向けて一呼吸なんかおいたら直滑降で落っこちて行っちゃうじゃん!あんたは急斜面を降りるときの恐怖心を知っているのか?と反抗したい言葉を飲み込んで、素直に「はあ、そうですか」と師匠の言葉に従います。従うしかないのです、この場合は。

いや~、目からうろこです。レントゲンの時みたいに「大きく息を吸って~」なんて深呼吸してたら数メートル滑り落ちますが、「一呼吸」とは「一瞬」なんですね。スキーの先端を一瞬だけでも意識的に真下に向けることによって左右のターンがずいぶんと楽に出来るようになるのです。

ターン前に身体を沈めて体重をかけ(down)、曲がる直前に体を起こして(up)ターンに入る。ターンするたびに「ダウン、アップ、ダウン、アップ」と声に出してリズムを取れ。これが師匠のレッスンその②です。ターンの始動のタイミングを少し早めればもっとスムーズに曲がれるだろうとの仲間からのアドバイスもあり、一日で大分進歩した気がします。

もつべきものは良き師匠、良き仲間、そして、なによりも生徒の素直な学習態度ですね。

 


ケロウナ便り(39) 使用前・使用後

2007年01月25日 14時32分23秒 | Weblog

19日にSilverStar にて初滑りをしてきましたぁ! と言えば聞こえはいいのですが、なんとも不甲斐無い体たらく。この写真では良く見えないでしょうがズボンの周りは粉雪だらけ。新雪に突入した後に自力で立ち上がり、滑り出したところを一緒に行ってくれたTさんが撮ってくれたスナップです。左右ばらばらなスキーと新雪に怯えたへっぴり腰とで、「滑る」というより「倒れないように頑張ってる」姿です。これは「使用前」として見なかったことにしておいてください。いずれ近い将来に「使用後」のスナップが載せられるようになりますから。なると思いますから。なれればいいんだけど・・・・。

言い訳するわけではありませんが、スキー場は降雪に加えてガスがかかり、夕方のような暗さなのです。白内障の手術をした我が「まなこ」は、暗くなると視力が落ちるのです。深いパウダースノーの下はどうなっているのかと不安になり、さなきだに急斜面を滑り降りる技とて無く、ふくらはぎも太腿もパンパン。40年間で3回ほどゲレンデに立ったことがあるだけの人間が、スキースクールに入るでもなく人の滑るのを傍で見て見よう見まねで滑れたと勘違いしていた人間が、不遜にも不埒にも、ウイスラーに次ぐケロウナの名門スキー場に来てしまったのです。ゴルフで言えば、買ったばかりの道具を携えて、河川敷のコースで練習するでもなく、いきなり川奈でプレーするみたいなものです。

でも、有り難いのは、当地で知己を得た仲間の方々が「いけるいける」と励ましてくれることと、倒れている私の傍を通り過ぎるスキーヤーがAre you OK?と声をかけてくれ、「ここでプレーするなら他所で練習してからにしろよ!」なんて厳しい眼差しの人が一人としていないことです。道具買っちゃったからには、貧乏人根性に鞭打って頑張るっきゃないと自分に言い聞かせたことでした。

昼食後は中級者コースを回る他の3人の許しを得て単独行動させてもらい、初心者未満の私は自習・独習の自主トレを2時間ほどこなし、「初心者レベル」にまでは到達したのではないかと自負しています。形から入る私は、ここでも「如何に格好よく見える」かを念頭において自習したことは言うまでもありません。

この自習の成果は21日のSilverStar、22日のBigWhiteで確認する段取りです。
この続きはまた後で。


ケロウナ便り(38) マイナス10℃

2007年01月24日 16時43分19秒 | Weblog

到着した17日は陽もさしていたのに、翌18日からまた雪が降り始め、最低気温が零下10℃前後にまで下がる日が続きました。ここ2~3日は2℃~マイナス5℃と落ち着いています。ずいぶんと寒そうでしょ?でも室内は20℃前後に暖房されているし、外に出る時は車だし、寒さを体感することが殆どありません。空気が乾燥していることも影響しているようです。家の中はポカポカだし、風呂に入らずにシャワーだけですませられるのは夏と同じで有難い限りです。

気温が0℃以上に上がらないため、降った雪が溶けて水にならないのです。脱いでおもてに出してあった靴に付いた雪片も、いつまでも雪のままの状態で残り、中にしまう時には息を吹きかけるだけで粉雪が飛び散り、タオルでサット拭くと「雪って?」というくらいの勢いで綺麗になります。「ドライな雪」というのも変な話ですが、乾燥した雪(これも変?)、パウダースノーを初体験しました。雪ダルマは作れません。

17日のうちに自動車保険の更新手続きを済ませ、食料品の買出しがてらバッテリーの上がりきったサイドキックちゃんを一時間ほど乗り回して充電し、ケーブルテレビ・インターネットの接続を確認してインフラ整備完了です。

今冬のケロウナは例年に比べ降雪量が多いそうですが、幹線道路の除雪は済んでいるし曲がりなりにも四輪駆動のサイドキックちゃんは冬も健気に活躍してくれそうです。雪道での運転経験の少ない私がブレーキを踏んでしまって、車がスキッドした時には一瞬ヒヤッとしましたが、交通量の少ない所でやれやれでした。今日は5℃近くに気温が上がり雪が溶け始めたので泥にまみれた車がハイウエイを往来しています。埃にまみれていたサイドキックちゃんもこの時期には洗車の褒美は無しですね。

18日に初心者用のスキーも買い込み、19日からスタートです。その話はまた後で。

写真は雪に埋もれた中庭のプール、ジャグージです。せめて42℃くらいのお湯をたたえたジャグージだけでも動かしてくれると温泉気分にひたれるのに・・・・ねぇ。


ケロウナ便り(37) 冬バージョン

2007年01月09日 18時02分29秒 | Weblog

食べ切れなかった松茸を冷凍してあるので、これを食しながらスキーでもやってみようかと思い立ち、冬のケロウナに挑戦することにしました。またまた暴挙です。

大学時代に体育の授業で妙高に二泊三日のスキーには行きましたが、出席すれば単位はもらえたので、現地では「おい、外は雪降ってるから今日は麻雀だぁ!」とサボり、ボーゲンだけを身に着けて帰ってきた記憶があります。以後、あの大きなスキーを持ち歩くのが嫌いでスキーには馴染めず、真面目にスキーに取り組まずに今日に至っています。サラリーマン時代にサンフランシスコに在勤したとき、子供たちに引かれてLake TahoeとSquaw Valleyで二度ほど滑ったことがあるので全くの未経験ではありませんが、ゴルフで言えばハンデ36以上、スコアは120前後といったところです。今回の挑戦での目標は100の壁を破るまでは無理としても、100~105くらいの安定したスコアで回れるようになることです。どうなることやら。

形から入る私は早速スキーシューズとスキーウエア、ゴーグル、帽子、手袋を買い込み、現地でスキーを買うか借りるかすればすぐに滑降可能な状態になっています。それにしても、ビックリしたのはスキーウエアにもブランド品があって値段がピンからキリまでバラエティーに富んでいることです。一流ブランドだと上着だけで4~5万円、隣に上下で3万円を切るブランド品があったので尋ねてみると去年の売れ残りモデルとのこと。Why not?!とばかりに即断即決、即お買い上げです。

スキーが好きになれなかったもう一つの要因は、幅広の足に貸し靴のサイズがしっくり合わずに難儀した経験があったからです。これまた玄人筋には定評のあるといわれる(裏を返せばブランド志向のスキーヤーは見向きもしない)日本のとあるメーカーの値ごろ感あふれる靴をお買い上げ。幅、甲の高さなどがピッタリで、これなら道具のせいでスキーが嫌いになるということはなさそうで一安心です。

日本のスキー場に比べると平日のゲレンデはがらすきだし、空気が乾燥しているため雪質がパウダースノーだし、初心者にはもってこいの環境だとの話しを真に受けての暴挙となった次第です。ケロウナから車で一時間以内に二つの立派なスキー場があるそうです。連れて行って教えてくれる友達に合わせて、いずれのコースにも行けるように両コースに共通のシーズンチケットだけは、夏のうちにしっかりと買い込んであったのです。夏のゴルフがそうであったように、スキーでも前払いしたチケット代の元を取るのが目的のようなスキーとなりそうです。最低10回は滑らないと元が取れないので、10日間は間違いなく通うことになります。ひょっとすると100を切るかな?

日本のスキー場との比較が出来ませんが、私が挑戦するコースの概要は↓のサイトをご覧ください。

http://www.bigwhite.com/
http://www.skisilverstar.com/

1月17日から約一ヶ月の挑戦に行ってきま~す!! 冬バージョンのケロウナ便りを書くだけの気力と体力が残っているかどうか・・・・・・?