とうとうめぐり逢いました、カナダの秘湯に。
温泉・マツタケ三昧ツアーと銘打って友達三夫婦で出かけたBC州の奥座敷、クートニーロッキーへの二泊三日の急ぎ足ドライブ旅行でめぐり逢ったLussier温泉は期待を上回る名湯でした。
渓流沿いの野天に湯壷だけが上から下まで三つあり、別府の泥湯温泉というよりも、、会津高原の木賊温泉に近いたたずまいでした。泉質も透明ながらハッキリとした硫黄臭があり、湯の花が浮かび、肌をさすると柔らかなヌメリもあって、いかにも温泉らしい温泉で私の一番好きなタイプの温泉であったので大満足でした。できれば乳白色とは言わないけれど、もう少し白濁していれば言うことなしでしたが・・・・。無い物ねだりでしょうね。
女性軍は駐車場にあるトイレで水着に着替えましたが、駐車場から300メートルほど歩いて川べりの湯壷の脇の岩陰で着替えてもOKです。われわれが着いた時は一組のカップルが足湯を使い終わって帰るところでしたので、実質的な貸し切り状態。岩陰で水着に着替えるのももどかしくドボン。
泉温は一番上段の湯壷で42~3度と丁度入りごろ、真ん中が35度、一番下は渓流の水が流れ込んでいてほとんど冷水状態。サウナの後に冷水に飛び込む感覚で最下段の湯壷に身を浸すカナダ人はいても、42度の温泉をさほど熱いと感じない日本人には冷たすぎるので、これはパスしました。最上段の湯壷の底面から源泉が湧き出して来る、正真正銘の「源泉かけ流し」の名湯です。
BC州の州立公園White Swan Provincial Parkの一角にあり、キャンプ場も近くにあるので、チャンスがあれば泊りがけで湯治に訪れたい所ですが、ケロウナから500キロ以上離れていて6時間のドライブが必要とあっては、そうそう頻繁には来られそうにもありません。
切り出した大きな材木を積んだ大型トラックが行き交う、未舗装の悪路を30分ほど走ってたどり着くこのLussier Hot Springs、実は「カナダの秘湯10選」の中で一番交通アクセスの良い所だそうだから驚きです。
秘湯大好き人間の先達が紹介してくれているサイトを見つけたので、次なる名湯・秘湯巡りの目標を立てて、来年以降の挑戦課題としたいと思っています。
http://www.v-shinpo.com/07special/17special/special.html
ああ、たかが温泉、されど温泉!!