星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

ケロウナ便り(7) JYSK

2006年05月30日 02時04分26秒 | Weblog

JYSKと書かれた看板を見て、妙に懐かしい気持ちに襲われました。去年の6月初めてケロウナを訪れたときのことです。ケロウナ市内中心部を通り抜ける国道97号線沿いに多くの店が立ち並んでいますが、道がカーブにさしかかったショッピングモールの正面に白く大きな字でJYSKの看板が目に入るのです。

私がそれまでの6年間お世話になってきた会社の名前に酷似していることもあって、ある種の懐かしさを禁じ得ず、野次馬根性丸出しに早速店の中を覗いてみました。

名前は「ジースク」と発音するらしいのですが、名前の由来を店員に聞いても I don't know! と「なんでそんなこと聞くの?」の反応。どうやら北欧系の名前のようです。扱う商品が北欧系の無垢材の家具であるとか、ベッドルーム用の家具寝具類、小じゃれた家庭雑貨品等からの私の推測ですが。なかなか洗練されている品揃えで、お気に入りの店の一つに早速登録しました。

電化製品、衣料品を含めて日用雑貨品なら殆どなんでも揃う店としてケロウナにもWalMartがあります。もちろん食料品も揃っています。WalMartよりやや食料品に比重を置いた店でSuperstoreという大型スーパーもあり、この両者が価格面では他を抜いているようです。贅沢いわなければこの両店で充分です。ただ、買ってしまってから他店の品物を見て「あれっ!少しの値段の差だったらこれにすりゃ良かった」と反省、後悔することがけっこうあるのです。

同じような品物でもこの両店より高級志向の、値段もそれなりに上の店ももちろんあります。JYSKは品揃え、価格設定が両者の丁度中間的な位置にあり、店の雰囲気も北欧風のカジュアルさ(ってどうして分かるの?)、清潔感が漂っていて好感が持てるのです。

我々のケロウナ生活はあくまでも永住でなく長期滞在ですから、買い物は極力安い物にとどめようと努めていますが、日常手にしたり目にしたりするものですからついつい良品も欲しくなります。そんなときの味方がJYSKなんです。

我が家の日用雑貨品購入の方程式:
先ずWalMartと高級店で価格調査。しかる後にJYSKで同じようなものがあればJYSKでお買い上げ!

JYSKもこんな客にはJSKY割引ぐらい考えたらどうですかねぇ!

 


ケロウナ便り(6) 異常気象

2006年05月29日 00時43分26秒 | Weblog

各地で梅雨入りが宣言されている日本。日本の梅雨が厭で逃げてきたはずのケロウナ。ところがこちらでも梅雨とは違いますが、連日降ったり止んだりの不順な天候が続いています。こちらの人は「異常気象」だと言っています。私の「雨男」ぶりがここでも立派に通用しているのでしょうか?

シアトルからバンクーバーにかけての太平洋沿岸は雨が多いことで知られていますが、砂漠性気候を謳うケロウナでは平年に比べて今年の雨量は異常に多いとのことです。尤も、他のアメリカ各地では雨が降っても傘をさす人は珍しいのですが、ケロウナでは傘をさしている人を多く見かけます。シャワーがいつ降るか分からないので準備しているということなのでしょう。こちらの雨は一日中ざんざん降りに続くのは珍しく、晴れては降り、降っては止んで青空と陽光がもどる、あっという間にまた黒い雲に覆われてざっと降り出すという、まさに「シャワー」の繰り返しなのです。

因みに、現在の天気予報は↓を見てください。
http://www.weatheroffice.ec.gc.ca/city/pages/bc-48_metric_e.html

初めから降っていればゴルフもあきらめるのですが、青空が出たからとスタートすると、途中で何度もシャワーに見舞われるという調子です。暑い日にはこのシャワーも捨てたものでなく、まさにシャワーを浴びたように気持ちよく、止めばすぐ乾燥してしまうので気にもなりませんが、気温の上がらない日は惨めなものです。

一昨日はシャワーではなくラウンド途中で雷雨となりました。気温も15℃前後と悪条件です。プレー中止の警報にしたがって中断して残り数ホールを歩いて家に帰り着いたときにはグッショリと濡れ鼠状態でした。疲れと冷えから風邪気味の症状が出たため、本日は風邪薬飲んで終日布団の中で完全休養日でした。健康のためにと始めた健康ゴルフも度が過ぎると不健康の源だということをまさに身をもって体験したことでした。本当にアホですね。

晴耕雨読ならぬ、「晴ゴルフ雨読」を生活の基本パターンとする私は、ここ数日の好天に調子に乗りすぎて突っ走り過ぎた感がありややバテ気味です。いい加減に一休みして身体を休めろとの天の声が恵みの雨を降らせて呉れたものと思っています。

アホはアホでも物事を前向きにとらえるポジティブなアホなんです、私は。


きょうの一言(13) Back to back victory

2006年05月28日 10時14分16秒 | Weblog

face-to-face discussions 、bumper-to-bumper traffic。会議室のテーブルの両側で互いに向き合って口角泡を飛ばしている姿が目に浮かんだり、帰省Uターンラッシュの車が数珠つなぎ、一寸刻みでしか動かない高速道路出口の大渋滞にうんざりしているシーンを具体的に思い描くことができます。

これと似たような表現のback-to-back victory。どんなイメージが湧きますか?背中と背中をくっつけて勝つのは何?子供の遊びの「おしくらまんじゅう」??

ゴルフ・ファンならずとも名前を知っているスーパースター・プロゴルファーTiger Woods。ゴルフの祭典マスターズ(The Masters Championship) の2001年度 Champion でしたが、2002年度大会を前にして新聞の見出しが早くも躍りました。

Tiger all set for a back-to-back victory at the Augusta National.
Back-to-back victory for Tiger woods?  A piece of cake.
The youngest super hero aiming at a back-to-back championship

そうです、連勝、連続優勝、V2です。同じことを2回連続で繰り返すことをback-to-back と言うのです。

新聞の予想のとおりTiger Woodsは2002年度も強豪をなぎ倒しチャンピオンに輝きました。絵に描いたようなBack-to-back victoryでした。たいしたものですが彼にしてみればまさに"a piece of cake"だったのかもしれません。

絶好調のシーズン幕開けを果たした阪神タイガース、宿敵巨人を2タテ。
The Osaka Tigers slammed the Tokyo Giants back-to-back in the season opener games.

back-to-backは「2連続」までで、3連続以上には使いません。3連続以上となると別の表現になります。

バリーボンズ3連続敬遠にうんざり
Barry Bonds annoyed at three intentional walks in a row.

藍ちゃんの5連続バーディー
Amazing Ai-chan's  five consecutive birdies.

シアトルマリナーズ7連敗
Seattle Mariners' seven losing streaks.
 

 


ケロウナ便り(5) 季節感

2006年05月27日 00時55分41秒 | Weblog

カナダで砂漠性気候を有する唯一の町ケロウナです。この時期でも日中は30℃近くに上昇する気温も夜は7~9度に下がります。真夏は35℃以上になる日も珍しくないとのことです。炎天下でやるゴルフには日焼け止めが必須アイテムです。肌が焼けるというか焦げるというか、文字通り「ジリジリ」と表現するのが適当との印象を受けます。しかし、空気が乾燥しているため体感温度はそれほど高く感じず、日陰に入ればひんやりと涼しく感じられてまことに快適です。

一日に春と秋と真夏が同時にやってくるような、一種独特の季節感が漂います。

学生仲間でやっている句会へはケロウナ滞在中もインターネット経由で投稿する約束になっているのですが、歳時記に見る日本の風物・季節感と当地の季節感とは大分開きがあって戸惑います。因みに、5月の兼題は「春の波」「春塵」「蝶」でしたが、ケロウナでの季節感ではイメージが湧かず、またまた締め切り間際のやっつけ仕事となってしまいました。宿題の出来の悪さの言い訳がまた一つ増えたというものです。

去年6月に初めてケロウナを訪れた時も投稿締め切りと重なり苦労したことを思い出します。当時の兼題は「さくらんぼ」「虹」「郭公(かっこう)」でした。ケロウナを含むオカナガン地方は「カナダの果樹園」と言われるほど果樹の栽培が盛んな所です。ケロウナから一時間半ほどのドライブで行けるオリバー(Oliver, BC)まで、俳句のイメージを湧かせるためにCherry orchardにサクランボを見に出かけたものでした。あいにくの雨で、「虹よ出てくれ!」との願いもむなしく、その日は終日しとしと降り続き虹にはとうとうお目にかかれませんでした。

先日、午後6時過ぎのにわか雨の切れ間に、これまで見たこともないような素晴らしく大きくてハッキリした虹に出会い、思わず車を停めてシャッターを押しました。何事にもスケールの大きさはいかにもカナダらしいなとつくづく思い、この虹を去年見ていればきっと素晴らしい句が出来たことだったろうにと悔しい思いが募りました。

この虹に限ったことではなく、考えてみれば自然の素晴らしいカナダには俳句の材料は無限にあり、それを感動として感じ取る感性が備わっているかどうかの問題のようです。季節感の違いを言い訳にしようとしたわが身を恥じ、もっともっと物事に感動する感性を磨く必要を痛感した次第です。

 

 

 

 


きょうの一言(12) put your foot in your mouth

2006年05月26日 00時39分12秒 | Weblog

サンフランシスコに本社を置く、ある世界企業(global company)に私が出向していた時のことです。

提携先のその会社を「探検」した内容を東京の本社に報告したところ、いろいろと予想もしなかったような細かな質問が山ほど返ってきました。内心「やぶ蛇だったかな?こんなことならあまり細かく報告するんじゃなかったな」と、後悔しつつも、質問への回答をつくるため社長の意向を確認しに行ったときのことです。

私:社長、次の組織改正で日本企業向けのカスタマーサービスは誰の担当にします?
社長:さんぞう、それは君に決まっているじゃないか。何で今ごろそんなことを?
私:いやぁ、実は東京の本社が・・・。っていうか、つまり、あのー・・。

社長:Oh, Sanzo, you must have
put your foot in your mouth, eh?
私:はぁ?「足を口に入れる」だぁ?赤ん坊じゃあるまいし。????

なかなか勘の良い社長で、ニヤニヤといたずらっぽい眼差しをたたえ、右目でウインクしながら言うもので、こちらの質問の意図、背景を見透かされたような気がして冷や汗をかいた記憶があります。

「おまえ、余計なこと言って寝てる子の目を覚ましたんじゃないの?」
「きみぃ、自分で墓穴掘ってるんじゃないのぉ?やぶ蛇って言うやつ?」
「あんたぁ、自分で言い出したもので、後に引けなくなったんじゃない?」
「きみねぇ、一言多すぎると口は災いの元って言うよ。自縄自縛とも言うけどね。」

と言ったニュアンスの表現であったと思います。たった一度だけ耳にした表現ですが、なぜか妙に「英語的」な感じがして、強く印象に残っています。


ケロウナ便り(4) 朝飯前の一仕事

2006年05月25日 02時07分04秒 | Weblog

ひごろ運動らしい運動をしない私ですが、一年前から毎朝やっているのが階段昇りです。佐倉の自宅はマンションの11階の部屋で、新聞は1階の玄関ホールの郵便受けまでしか届きません。新聞を取りに11階の部屋から玄関まで階段を歩いて降り、新聞を持って11階を昇るのです。私の朝飯前の一仕事です。

初めのうちは4階ほど昇ると膝が笑い出し、もうこれで止めにしようかという誘惑にかられたものですが、一月ほどで体重が3キロ減り、胴回りが3センチ細くなったことを励みにして続け、いまや昇り降りしないと忘れ物でもしたような気分になり、休刊日でも一日に一回は玄関ホールとの往復をするまでに定着しました。一つの事に長続きしない私には珍しい現象です。

ところがケロウナの部屋は1階なのでこの階段昇りが出来ません。抜群の散歩環境が整っているので朝飯前に散歩でもしようと思い立ち、隣のゴルフコース沿いの散歩道をテクテク歩いていて、ふと思い当たりました。「ゴルフコースを横目に見ながら歩くだけなんて、なんて俺はアホなんだ!」「ゴルフやりゃいいじゃん!」と。

そこで始めることにしました。「散歩ゴルフ」です。スコアを気にしながら、フルセット背負って歩いたら疲れるだけで逆効果です。階段昇りに代わる朝の運動としての散歩ゴルフです。朝飯前の一仕事です。2時間半以内に18ホールを早足で回ることを目標にして持つクラブは5本に制限することにしました。混んでいるようなら9ホールで打ち切るのも散歩のルールにしました。あまり長引くと朝飯を食いはぐれます。

過日、朝6時過ぎにゴルフ場に行ったら、6時半スタートの最初の4人組がいるけど「あんた一人なら先に出るか?」とスタッフが聞くので、Sure! Why not?とばかりに、6時半チョット前に一人で駆け足ゴルフ散歩に、文字通り飛び出したものです。

その朝のクラブセッティングはドライバー、ユーティリティー、7番アイアン、ピッチングウエッジそしてパターの5本です。散歩とは言いつつも一応スコアにはこだわってみてパターもしっかりと持ちました。一番ホールはナイスショットでフェアウエイキープ。第二打ショートしてスリーオンツーパットのボギー。以降、ダボ、パー、ボギーと続き、前半終了は7時34分。ほぼ一時間で走った勘定で、第一目標達成です。

芝刈り機に乗ってコースを縦横無尽に走り回る作業員、昨日のピンの位置から今日のピンポジションに移して回るグリーンキーパーたちと競争するように早足で歩きながら、お互いの早朝勤務に対しエールを交換し合いながら、額にうっすらと汗しながら、後半も前半と同じようなペースで回って家に帰り着いたのが8時50分。散歩ゴルフの目標は完全クリアーです!!

散歩ゴルフでの減量分よりはるかに多い朝飯を食べてしまっては元も子もないかと思いながらも、一仕事を終えた後の美味しい朝飯をたっぷりいただきました。

それにしても5本のクラブでも、フルセットでも大してスコアに違いが出ないのは喜ぶべきことなのか、悲しむべきことなのか、複雑な気持ちが残りました。

さて、次はどのクラブもって朝飯前の仕事にでかけるか悩みは尽きません。


きょうの一言(11) A piece of cake

2006年05月24日 00時05分30秒 | Weblog

A slice of toast.  A cup of tea. A spoonful of sugar. 等々。数量の数えられないもの(物質名詞って言いましたっけ?)の数え方には、頭に「一切れの」とか「一匙の」とかを付けて表現することは中学校の英語で習います。ケーキも同様で「一切れのケーキ」A piece of cake、「ケーキふた切れ」Two pieces of cakeという風に数えることはご存知のとおりです。

ところが会話の中に良く出てくるんです。That's a piece of cake! って。ケーキの話どころか、食べ物がまったく話題になっていない場面です。

ボス: Hey Sanzo, your first putt looks like an awfully tough one. It's a down hill to start with and zig-zag in the middle, and finally a little bit of up hill slice line, you know.

私:  Thast's a piece of cake, Boss.  If the putting line is zig-zag, all I have to do is just to hit straight. I have no problem in down hill, as I know how to kill the speed.

そうです。「朝飯前」「全然問題ない」「お茶の子さいさい」「ノープロブレム(これは英語でした)」等、物事がきわめて簡単でまったく問題ないことを強調する時に使われる表現です。

相手が心配して「おい本当に大丈夫?相当やばいよ!」なんて言ったら、一言。That's a piece of cake! と景気よく言い放ちましょう!!

 

 

 


きょうの一言(10) Passing the buck

2006年05月21日 03時16分34秒 | Weblog

ボス:How much did you say you had paid for this set of golf clubs?

私: Five hundred
bucks, Boss.

ボス:My,my,my!!  You must be kidding me. As much as 500
bucks,  Sanzo?


私:  Yeah.But it’s been sold at 700
bucks elsewhere,though.        

アメリカでは上の会話でのやり取りのように、「ドル dollar」のことを、buck(s) と表現することがしばしばあります。 

ボス:How come this computer has not been fixed yet?

私: Hasn't it?  That’s funny. I have told John to take care of it before he goes home. Some thing must have happened to John.

ボス:Oh come on, Sanzo. Don't
pass the buck around.  I have told you to fix it, right?

私: Don’t misunderstand me, Boss. I’m not
passing the buck.  John really wanted to fix the computer as he was the one who originally made it.

ボス:Are you sure about that? 

私: Positive, boss. The
buck stops here, always. 

ここで使われるbuckとは、「ドル」の意味ではなく、ポーカーゲーム等のカードゲームで用いられる親(ディーラー)を示すために目印として使う「目印札」なんです。英語ってヤヤコシイですよね。

親としての責任が重荷でイヤなディーラーが、目印札を「タライ回し」にして逃げ廻る姿が語源のようです。転じて、「責任逃れを言う」とか「責任をタライ回しする」を意味します。

逆に「私、逃げも隠れもいたしません!」「私が全責任を負います!」とカッコ良く見栄を切る場合は、「無責任なヤツならpass するbuck、私の所じゃ止まります」との気概をこめて The buck stops here.とか The buck stays with me.とか表現します。

いまやどこに行っても開店ブームでスッカリ日本にも定着した、あのシアトルに本社を置くStarbucks CoffeeのStarbucksとはどんな意味なのでしょうか?


ケロウナ便り(3) インターネット

2006年05月18日 15時39分30秒 | Weblog

海外長期ステイのための三種の神器「自動車、電話、インターネット」。
今回はインターネット、ケーブルテレビの話です。

当地のSHAWというケーブルテレビ会社がインターネット接続サービスも提供しており、Basic Cable TV と高速インターネットのパック月額68ドルを契約しました。料金レベルは日本のケーブルテレビ会社のサービスとほぼ同じようなものですね。
ケロウナのローカル情報も出てきますのでSHAWのホームページも覗いて見てください。http://start.shaw.ca/start/enCA/

ハイビジョン(こちらではHigh Definition TV, HD TVと称します)放送はまだ数局に限られており、殆どが隣のアメリカ、ワシントン州シアトルからの番組です。この面ではカナダは遅れているようです。徐々に増えるとの話ではありますが。

早速テレビをつけてニュース番組を見はするのですが、久しぶりに聞くスピード感あふれる英語に翻弄され、消化不良のままパソコンに向かい、インターネットで日本の新聞を呼び出して再確認する体たらくです。でも、便利になりましたよね。これが出来るんですから。

シアトルから飛行機で一時間半の所にいながら、イチローを追っかけるのに難儀しています。NHKBSでは殆ど全ての試合を放映していたのに、こちらではOne of Games という扱いなのでしょうか、マリナーズの試合もテレビではなかなか見られません。これまたインターネット経由で日本のニュースソースから最新情報を仕入れています。インターネットさま様ですね。

インターネットといえば、私の理解能力を超えていて、分からない不思議なことが一つあります。カナダでも日本で使っていたメールアドレスをそのまま利用できる仕組みが理解できません。

私は日本で使っていたパソコンをカナダに持ち込みました。そしてカナダのSHAWというケーブルネットワークの回線(?)と接続してインターネットに繋がったわけですよね。いわゆるプロバイダーがSHAWなわけでしょう?(洒落じゃありません)プロバイダーたるSHAWが呉れるカナダでのアドレスを使わざるを得ないのだとばかり思い込んでいたのです。「いくつもアドレス持つのいやだなぁ」と心配していたのですが、嬉しい誤算でした。日本のアドレスがそのままカナダでも使えるのです。

「どうして?」と聞くと「インターネットだから」と答えになっちゃいない答えが来るのですが、その道に詳しい人から一度じっくり説明してもらおうと思っています。

これで三種の神器はすべて揃いました。ライフライン敷設完了です。あとは、いかにソフトウエアを充実させてケロウナでの長期ステイを有意義なものにさせるかです。ソフトウエアなんて気取ってみても、ゴルフしかないでしょう!そのために来たんでしょう!ぶっちゃけた話。

5月中旬が過ぎてようやくケロウナらしいカラッとした天気が続くようになりました。今日は日中の気温は28度に上昇して一気に猛暑に突入した感があります。

いよいよ次の便りからはソフトウエアの話になること必至です。


ケロウナ便り(2) 携帯電話

2006年05月17日 08時31分33秒 | Weblog

カナダでの長期ステイで車の次に重要なライフラインは電話、インターネット等の通信インフラでしょう。今回は電話のお話です。

当地でも携帯電話が充分に普及しています。高齢者は別にして、普通の大人は大体一台ずつ持っているのではないかと思われます。ただ、電車がないので日本で見られるような乗るや否や猫も杓子も携帯広げて没頭するという光景は勿論見られません。

公衆電話も殆ど見あたらないし(注意して探してもいませんが)小銭を用意するのも億劫なので、我々も携帯電話で暮らすことにしました。家に固定電話を設置すると月額40ドルほどの固定費も発生するし、なにしろかかってくる電話なんて無いに等しい生活なので固定電話の必要性はきわめて低いと判断したものです。

日本でも最近は家に固定電話を持たず(まだ電話債券なんてあるんでしたっけ?)携帯電話だけで生活している若者は多いし、われわれもこの年になって若者と同じライフスタイルに切り替えたわけです、言ってみれば。

携帯電話会社は複数あるようですがカナダでの最大手はTelus Mobilityという会社で、サービス内容にいろいろのオプションがあります。夏場の数ヶ月だけの利用で年間通しては使わない者には、プリペイド式のPay and Talkという商品が合理的と判断して、これを購入しました。

韓国Samsung社製の携帯電話機と50ドルのプリペイドカードが付いたパックが130ドル。50ドルのカードの有効期限は2ヶ月。市内通話は一分一律25セントと割高ですが、余計な固定費の発生する他の商品よりはお得のようでした。アメリカや日本への長距離電話をかけても2ヶ月に50ドル分は使い切れないでしょう。この商品の味噌は、同じ電話番号をキープしたかったら有効期限の切れる前に次のカードを購入して有効期限を延ばす必要のあることです。追加カードと有効期限の関係は10ドル→1ヶ月、25ドル→2ヶ月、50ドル→2ヶ月。前のカードを使い切っていなくて残度数がある場合は、買い足し部分はどんどん残度数の上積みとして貯金できるとのことでした。

最初の2ヶ月を50ドルカードでスタートし、残る10ヶ月を毎月10ドルずつ買い足していけば最初の年は150ドルで同じ番号がキープできる計算だし、2年目以降は毎月10ドルずつ買い足せば良い計算だから年間120ドルで同じ電話番号がキープできる理屈です。同じ番号を維持するために長期契約すると毎月最低45ドルかかる長期ベース方式に比べても有利であること間違い無しです。ただ、毎月買い足しの手続きが面倒だと躊躇したら、事前手続きにより自動引き落としが可能とのことなのですんなりと購入した次第です。

日本ではプリペイド携帯電話というと犯罪に利用され易く、暗いイメージも付いて廻りますが、同じ番号をキープしながら長期間使うためにはどのくらいのコストがかかるのでしょうかねぇ?多分うんと高そうな気がしますね。

もっと詳しく知りたい方はhttp://www.telusmobility.com/を覗いて勉強することをお勧めします。