星さんぞう異文化きまぐれ雑記帳

異文化に接しての雑感を気ままに、気まぐれに

洞爺湖便り (1) 「ちょっと暮らし」お試しステイ

2014年08月03日 13時52分55秒 | Weblog
       

その昔高校時代の修学旅行で訪れ、サラリーマン時代に何度かゴルフでお邪魔した他はこれまで北海道とは縁遠かったわれわれですが、このたび縁あって洞爺湖町で二週間生活できる機会に恵まれました。

夏の北海道でのロングステイを体験したかったのですが、ここ10年ほどは夏季のケロウナ往復が続いたため実現できませんでした。いろいろ事情あってケロウナ行きを見合わせた今年の夏こそチャンスです。飛行機まで使ってせっかく遠くに出かけて二泊か三泊で帰ってしまうのではあまりにもったいない。短くとも一週間、できれば2~3週間は滞在して、単なる物見遊山に終わらない「行き先での生活を体験できる旅行」が私の理想です。普通の観光旅行ではないため、「上げ膳据え膳」ではなく、「自炊・掃除・洗濯付き」が基本であるためカミさんは顔をしかめますが。

気力・体力・資力的にカナダ往復が難しくなる時期が早晩訪れることは必至です。日本の酷暑・猛暑を遠ざけて逃げ出し、カナダの乾燥した夏にスポイルされ続けた身には、特に日本の夏に弱いカミさんには「カナダのあとは北海道」とかなんとか言って、またお付き合い願い、単身赴任はなんとか回避できることになりました。

「北海道でのロングステイ」を謳い文句にするホテル・旅館・ペンションも数多くありますが、そのほとんどが一週間で数万円。「安く長期に」を目論む私にはいずれも高嶺の花。ベッドと小さな椅子だけが備わった小さな部屋で一週間も寝起きすることを想像しただけでもウンザリで、こちらから願い下げです。いや、負け惜しみではなくて。「いかに安く長く滞在できるか」のスタンスにブレはありません!

生活体験型旅行のためには、ベッドだけではなくて、我が家同様にゆっくりくつろげるリビングがあり、ゴロリとできるスペースが無くてはなりません。「一ヶ月単位で借りられる家賃5万円前後の物件」を探す中で巡りあったのが「洞爺湖町ちょっと暮らしお試しハウス」。こちらの希望に120%合致した理想的な施設です。「これだっ」とひらめきました。

長期ステイではあっても「移住」ではないので、バカ正直な私としてはやや気後れしつつ申し込んだら「OKですよ」との回答でした。さすがに8月のピーク期間は予約で満杯でしたが一部のキャンセルも出たとかで9月中旬の二週間の予約ができました。首都圏での残暑が厳しいことを期待しながら(?)いろいろと準備するのがまた楽しい。

  

あんなこともしたいし、こんなものも食べてみたい・・・・・ロングステイならではの楽しみの数々を思い描いてワクワクしています。(写真は洞爺湖町からお借りしました。)

洞爺湖町の他にも北海道内の各自治体が、移住を視野に入れた「ちょっと暮らし」体験のための施設を各地で提供しているようです。このスキームを利用しての北海道各地でのロングステイが「カナダの次」として浮上してきました。

まだまだ寝込んでる暇はありません!!