詩篇103:2
『わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。』
認知症になって自分の子どものことも忘れてしまう人がいます。
認知症になって自分の息子のことを、亡くなった自分の旦那と思い、息子の嫁のことを自分の旦那を奪い取った悪い女だと思って、嫁に何度も暴力を振るうので、困り果てた息子夫婦が、仕方なくお母さんを施設に送ったという話を聞きました。
私たちが神から受けた恵みを忘れて『いつ私によくして下さいましたか』と聞くならば、それは霊的認知症の症状です。
誰もが認知症にはなりたくないです。
嫌な記憶は忘れたいものですが、良い記憶はいつまでも覚えたいからです。
神様も私たちが神の恵みを一つも忘れないことを願っています。
恵みを覚えている人は神への感謝が絶えないです。
しかし忘れると神へのつぶやきと不満が出てきます。
『よくして下さったことがありましたか?』と。
荒野でイスラエルの民は、まるで集団認知症にかかった人のように神の恵みを忘れて、エジプトでの奴隷生活を懐かしいと思っていました。
とんでもないことでした。
ですから恵みを忘れた人たちを、神様は祝福の地には入れませんでした。
入れても感謝せず文句を言うからです。
恵みを忘れずに覚えていますか?
【関連聖句】
マラキ書1:9
『さあ、今、恵みを受けるために神に願ってみよ。これはあなたがたの手によることだ。神はあなたがたのうちだれかを、受け入れてくださるだろうか。──万軍の主は仰せられる──』
【聖書通読】
-キリスト者として生きる方法-
- ローマ6:1-23
《 3分バイブルボイス 》